農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成17年12月12日発行 第2639号  
     
   
     
   
  特殊自動車の排ガス規制を強化/国土交通省が保安基準を告示  
     
  国土交通省は2日、「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」等を改正し、大型特殊自動車及び小型特殊自動車の排出ガス規制を強化した。これは、15年6月に出された中央環境審議会第6次答申に基づくもの。内容は、1.ディーゼル特殊自動車の排出ガス規制の強化と新たにガソリンまたは液化石油ガス(LPG)を燃料とする特殊自動車に対して規制、2.ガソリン・LPG特殊自動車について、「ガソリン・LPG特殊自動車7モード法」の測定法を制定、3.ディーゼル特殊自動車には無負荷急加速黒煙試験による黒煙検査を実施など。  
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  「進化する施設栽培」の研究成果レポート/農林水産技術会議事務局  
     
  農林水産省農林水産技術会議事務局はこのほど、農林水産研究開発レポートのナンバー14として「進化する施設栽培―大規模施設から植物工場まで―」を発行した。内容は、園芸作物生産における施設栽培の発展、大規模施設と植物工場の実用化事例、施設栽培を支える技術開発、今後の課題と展望。大規模施設の導入事例を紹介。また、コラムでは、新しい構造の栽培施設やロボットによる収穫と選果などのテーマを設け、最新技術をわかりやすく説明している。  
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  カニ走行のSSなど/共立の新製品  
     
  共立は先に開催した18年度の地区別代理店会議で、各種の新製品を発表した。今回はその中から、SS、乗用水田溝切機、高所作業機、高圧洗浄機の特徴などをみる。スピードスプレーヤSSV1077FSC・1088FSCは、新四輪操舵システムを採用し、いわゆるカニ走行(同位相方式)を実現、難しい幅寄せや車庫入れ、軟弱地からの脱出や斜面走行時の姿勢変化の修正に役立つ機構となっている。頑強なフレーム構造キャビンのためオペレータはがっちりガード、独自の等速高効率大径ファンと整流機構の組み合わせで低騒音、環境にやさしい大風量―を実現した。  
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  日本ニューホランドがTVTトラクター発売  
     
  日本ニューホランドは、スタイリッシュに洗練された外形で、オートコマンドトランスミッションの採用により操作が簡単な「TVTトラクター」を発売、注目を集めている。「TVTトラクター」の最大の特徴は、操作のしやすさ。無段変速のオートコマンドトランスミッションの採用により、簡単な操作で高い性能をフルに活用し、大きな経済性を得ることが可能。137〜192PSの馬力帯に5つのモデルをそろえ、サポート体制も万全。主な特徴として、斬新なスタイル、使いやすいオートコマンドトランスミッションなどがある。  
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  ケース付き消火シートをノムラテックが発売  
     
  防災・防犯用品の専門メーカー・ノムラテックが新発売した家庭用キッチン専用の収納ケース付消化シート「消火くん」が火災の多い冬場を迎えて人気を呼んでいる。キッチン火災時に、とっさの時にも、誰でも即対応できる初期消火法はないものか―こうした要望に応えて開発されたのがこの「消火くん」。厚さ4cm弱、縦横27cmほどの収納ケースに入った消火シートで、いざという時、タッチボタンを押すだけでフタが開き、消火シートをワンタッチで取り出せる。あとはシートのコーナにあるポケットに手を入れ、火元にシートをかぶせ、空気を遮断するだけで消火できる。  
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  楽にソーチェンの目立てができるキマルK-01/北川原技研  
     
  北川原技研のチェンソー用目立て装置「キマルK-01」は、難しいといわれる目立て作業を一気に解決する新製品。ヤスリホルダー、左右のゲージ、刃先ストッパー、スライドベアリングなどから構成され、一見不思議な形をした同製品は、目立てを理想的にかつ簡単にすることを徹底的に追求し、刃先を最高の切れ味にする角度理論から生まれた形状となった。ヤスリホルダーを支持するバー左右の「キマルゲージ」は、全てのヤスリ案内角度が設定されているため、ヤスリが全ての刃先に機械的に均一に当たり、常に新品同様の切れ味に目立てできる。  
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  富士ロビンが18年度合同ロビン会開く  
     
  富士ロビンは6日、熱海後楽園ホテルに東日本の特約店180名を招き「平成18年度東日本地区拡大合同ロビン会」を開催。席上、岡上社長は「ワンダー4・省エネ&クリーン、お客様と共に先進農業」のスローガンの下、1.ミニ4イクルエンジンの拡販を一段と強化する、2.自主防災用品を新しい事業として積極的に展開する、3.市場の変化に対応した販売支援体制とCS向上をより強化する−とした具体的な施策を打ち出すとともに、ロビンデジタルエンジンを搭載した新型刈払機、高出力・高耐久性のプロ用新型刈払機、ガスエンジン発電機などの新製品を発表した。  
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  ゆかりの地・滋賀で来年1月、ヤンマー農機全国大会  
     
  ヤンマー農機は、「平成18年ヤンマー農機全国大会」を明年1月24、25の両日、ヤンマーゆかりの地である滋賀県で開催する。創立45周年という節目の年を迎え、今回は、「農家の皆様への“お役立ち”」をテーマに、ヤンマーグループの総合力を、「モノづくりの現場を通して感じてもらおう」との趣旨から、2日目の25日は工場見学を実施。ヤンマー農機製造本社(伊吹)工場と、ヤンマー小形エンジン事業本部びわ工場を視察する。  
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  全国コマツゼノア会開き新製品など発表  
     
  コマツゼノアは2日、本社に特約店52社(会員70社)を招き「2006年度全国コマツゼノア会総会」並びに「販売店会議及び新製品発表会」を開催した。席上、青柳社長は経営方針として、1.パートナーシップ21をスローガンに、メーカー・販売店が共存共栄の精神で信頼性を重視する、2.お客様第一に考え、スピードと小回りを効かせた対応を進める、3.高い技術力を持ち、特徴のある商品を提供し続ける―などの重点施策を打ち出し、2006年度には1000億円企業を目指すと発表。また、ボタン1つで始動できるハイブリッドスタート刈払機の市場販売状況を発表した。  
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  小出農機が第23回の合同入魂式を挙行  
     
  小出農機は4日、年の瀬恒例の行事となった「ヤンマー・三菱農業機械合同入魂式」を今年も同社テクノサイドKOIDEを会場に盛大に挙行した。昭和58年に第1回がスタート、以来毎年継続して実施され、今回で23回目を数える。今回の合同入魂機はトラクタ32台、コンバイン22台、田植機33台、遠赤乾燥機14台、ホイールローダ1台の計102台。全品を入魂式終了後の一両日中に納品する。厳しい市場環境を撥ね返す年末の大きな成果で、今年も小出軍団の力強さを見せつけた。  
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  注目のバイオトイレ・バイオラックス/エナジオ  
     
  エナジオ発売の水を使わず汲み取りも不要の、環境にやさしいバイオトイレ「バイオラックス」が注目を集めている。同製品はバイオテクノロジーを導入した発酵装置により、水や薬品を一切使わず、し尿を微生物発酵させる無公害トイレ。便槽のおが屑の中にあるバクテリアが繁殖、60度C以上の温度で発酵、有害な菌を死滅させ、水分を蒸発させてさらさらした無臭のコンポストに変える。酸素を多く含む好気性発酵のため、臭いがまったく気にならないのが特徴。  
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  18年度事業は50周年記念式典など/全農機商連が役員会開く  
     
  全農機商連(田中直行会長)は7日、都内のメルパルク東京で平成17年度第3回役員会を開き、17年度事業と収支決算の見通し、18度の事業計画、予算案の検討、50周年記念式典など一連の行事の日程・運営などを審議した。このうち、18年度の事業については、1.組織体制と組織運営の強化、2.創意工夫ある農作業安全対策の取り組み、3.共同購買事業の取り組み強化―の3点を重点事項とし、50周年の節目を飾る。記念式典は2月23日、都内のホテルパシフィック東京で開かれる。  
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  稲わらの利用向上でシンポジウム  
     
  全国稲作経営者会議と全国農業経営者協会、全国農業会議所は8日、東京都大田区蒲田の大田区民ホールにおいて第24回全国稲作経営研究会・第5回国産稲わら粗飼料利用率向上シンポジウムを開き、これには関係者ら多数が参集、国産稲わらの積極活用や耕畜連携をテーマにホットな話題が提供された。稲わらや稲発酵粗飼料の生産利用について講演した農林水産省生産局畜産部畜産振興課の作田竜一課長補佐は、今後は「鋤き込みや焼却されている国産稲わらの一層の飼料活用が不可欠」と強調した。  
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  全農が改善計画を発表  
     
  JA全農(柳澤武治会長)は8日、都内のコープビルで記者会見し、全農改善計画を発表した。会見には、経営管理委員会会長の柳澤武治氏と代表理事理事長の関水賢司氏が出席、先に農林水産省より出されていたパールライス秋田の米取引に関する業務改善命令に基づく改善計画を報告した。改善計画は、単にパールライス秋田の米取引に関する業務改善命令への対応に止まらず、「全農の体質から問題が出た」(柳澤会長)との認識の下、各事業全般にわたるものとなっている。  
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  「耕うん同時畝立て」の研究会開く/北陸研究センター  
     
  松山が来年に市販する「畝立播種用アッパーロータリー」を利用し、大豆などの安定・多収を獲得する新技術「耕うん同時畝立て」に関する研究会が8日、新潟県上越市の農業・生研機構中央農業総合研究センター(北陸研究センター)で開催された。転換畑作付比率の高い大豆作で、湿害などの解決策として期待がもたれているのが耕うん・畝立てと同時に播種を行う同技術。北陸研究センター・作業技術研究室の細川寿室長が中心となり開発したもので、宮城県、新潟県、長野県で実施した実証試験の成果、来年から市販される作業機の概要などが報告された。  
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  九州農業のこれからを農政局長に聞く  
     
  全国の農業生産の2割を担う九州農業。優秀な経営体や競争力の高い農産物がある一方で、経営規模や高齢化、付加価値では条件が悪い。農政は担い手の育成確保、品目横断的対策など改革を進める中、農業関係者には地域の特性を踏まえた対応が求められる。九州農政局は「担い手タスクフォース」を設置、他産業と農業の連携・交流に着手した。「新たな食料・農業・農村基本計画」はどのように具体化されていくのか、南部明弘九州農政局長に伺った。  
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  電動刈払機を開発/林災防委託事業  
     
  林野庁が林業・木材製造業労働災害防止協会(飯塚昌男会長)に委託して行っている「平成17年度林業労働災害防止機械・器具等開発改良事業」での開発が進んでいる。今年度は、「ヤマヒル忌避による身体的・精神的負担軽減を目的とした安全作業環境の整備」(実施主体=ゼオテック、環境文化創造研究所、佐々木製作所)、「折畳式・丸鋸モーター部角度調整型バッテリー式電動刈払機」(同=林業機械化協会、コスモメカニクス)、「作業員位置無線管理システム」(同=スタンダード、NTTドコモ)、「マルチキャリーの開発」(同=谷沢製作所)の4課題。  
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  木質資源を様々に活かす/林業・環境機械展から  
     
  今年の林業機械展示会の第1の話題は、森林と環境の2文字を加え、「森林・林業・環境機械展示実演会」と名称を改めたことだろう。その功あって、出展企業数、参観者数とも過去最高の数字を記録し、場内では小学生を対象とした環境体験学習会も催された。ことに環境に対応しては、近年、樹木粉砕機など、木質資源を活かすための機器装置の出展が増え、屋外で使用するこの種機械の展示実演会では最も大規模のイベントにもなっている。  
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  17年度のきのこアドバイザーに34名登録/日本特用林産振興会  
     
  日本特用林産振興会(飯塚昌男会長)は1日、平成17年度きのこアドバイザーとして34名の新規登録者を発表した。これにより、きのこアドバイザーの登録者総数は231名となった。きのこアドバイザーは、林野庁の補助事業である「特用林産消費・流通等支援対策事業」の一環として平成9年度に発足、シイタケなどのきのこ類の森林との関わりや健康に良い食材・食品としての利用などについて指導・助言のできる専門家だ。きのこ類の消費拡大、市場拡大を図るため、普及・啓蒙の役割を果たす人材として、目下、きのこ教室や料理教室などの講師として活躍している。  
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  利便性アピールして拡販へ・トラクタ作業機  
     
  今年の作業機は前半は前年並みで推移していたが、後半は苦戦(日農工作業機部会長・福光康治氏)、来年は法人需要の掘り起こしに期待して101%が見込まれている。主力となるロータリ、ハロー、畦塗機では、新機能、利便性をさらにアピールして市場浸透図ることが課題。これから来年のシーズンに向けて、販売前線での展示・試乗などの積極拡販策が期待される。また、有機物散布など、土づくり関連も関心の高まりから拡大チャンスだ。  
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  訪問増やし沈滞ムード払拭する香川県  
     
  讃岐うどんブームに映画のロケ地など、何かと話題を集めている香川県。土地面積は47都道府県で1番小さいものの、温暖な気候と立地条件に恵まれ、複合的な経営や施設園芸などの集約的経営で生産性の高い農業を繰り広げている。レタスや玉ねぎなど全国有数の生産シェアを誇る農産物もあまただ。今年の県内農機市場は、風水害に見舞われた昨年の沈滞ムードを懸命に払拭。各社とも、点検訪問を中心とした顧客満足(CS)アップやこれまで以上に販売対象を明確にした実演・展示会などで需要を切り開いている。  
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