農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
生産・販売・技術まで、アグリビジネス全般の最新ニュースを掲載 
2万5000部発行 定期購読のお申込みは03-3815-0211
ホーム | 関連リンク集 | バックナンバー---
     
  農経しんぽう  
  平成18年2月20日発行 第2647号  
     
   
     
   
  65万haで微減/17年度の中山間直接支払  
     
  農林水産省は13日、平成17年度中山間地域等直接支払いの実施状況(見込み)を発表した。それによると、交付見込み面積は65万4000haで、前年の66万5000haより1万1000ha(1.7%)減少した。対象となる面積80万7000haに対し交付見込み面積割合は81%で、前年の85%より4ポイントダウンした。交付見込み市町村は1161で、対象の90%に交付。協定数は集落協定2万7483、個別協定422の2万7905。低コスト化に向け、大型機械の共同利用(三重県伊賀市)などが取り組まれている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  富士ロビンが新型刈払機「デジタル2」と管理機を発売  
     
  富士ロビンは15日、本社において記者会見を行い、排気量アップとマイコン制御により、全ての回転域で最適点火を実現した新型刈払機“デジタル2”「NB2750H」・「NB2550H」(排気量25.4cc)の2機種と、フロントロータリタイプの新型管理機「こまどりFRC3」(最大出力3馬力)を発表、本格的な発売を開始したことを明らかにした。新型刈払機は、電子制御のロビン2サイクルデジタルエンジンを搭載。高出力、耐久性、快適性、保守性を追及した農林兼用本格プロモデル機。新型管理機は、操作性、安全性、作業性をアップし、家庭菜園にも最適な、手軽に扱えるコンパクト機。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  金子農機が担い手対応の乾燥機25型式発売  
     
  金子農機は10日、本社で会見し、18年度型穀物用循環型乾燥機としてプロ仕様タイプの遠赤乾燥機「レボリューション21」シリーズ13型式、低コストタイプの熱風型循環乾燥機「熱風スーパエイト」シリーズ12型式を新発売した、と発表した。国の新たな食料・農業・農村基本計画、経営所得安定対策等大綱の決定により、農政改革が具体的な実行段階に入ったことを受けて、「コンセプトが明快でメリハリのある新商品を投入した」(金子社長)としている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ヤマハが3月からスノーモビル9種予約受付開始  
     
  ヤマハ発動機は14日、2007年モデルのスノーモビル全9機種の予約受付けを3月から開始、11月から発売することを明らかにした。このうちニューモデルは、「フェイザー」「フェイザーマウンテンライト」「ベンチャーマルチパーパス」の3機種で、新設計の水冷4ストローク2気筒499立方cmエンジンを搭載した軽量・コンパクト製品。加速・レスポンスに優れたエンジンと軽量・コンパクトなボディーをベースに、それぞれ個性的な機能・性能を付加、購入しやすい価格も魅力だ。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  三菱重工業が2サイクルエンジン・TBシリーズ  
     
  三菱重工業汎用機・特車事業本部は、業界クラス最軽量を実現し、長時間でも作業者への負担が少ない2サイクル汎用ガソリンエンジン「TBシリーズ」を発売、注目を集めている。「TBシリーズ」は、始動性をアップし、より軽量・コンパクト化を図った「人にやさしく使いやすいエンジン」を基本コンセプトに開発された。外装部品の耐熱樹脂化、各部品の軽量化とともに、点火コイルの最適設計やロータの材質変更などを進め、同社従来機に比べ、一層の軽量化を実現している。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  8条の多目的田植機/ヤンマー農機の新商品  
     
  ヤンマー農機は1月に滋賀県で開催した平成18年ヤンマー農機全国大会においてコンバイン、田植機、野菜移植機、野菜収穫機、運搬車など10機種36型式に及ぶ新商品を発表した。今回はその中から、田植え・湛水直播・除草・溝切りの4つの作業をこなす乗用8条植えタイプの「VP8D多目的田植機」、アタッチメントなしで畝盛り・畝立て作業が行える「ミニ耕うん機・うねたてポチ」を紹介する。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  マルナカから軽量セット動噴、扱いやすいキャリー型も  
     
  マルナカはこのほど、ポータブルセット動噴AE150ER、同キャリータイプの同AE150P、同150PMを新発売した。AE150ERは、動噴部に樹脂を多く採用したことにより、クラス最軽量の16.5kgという軽さを実現した。また、両手ハンドルタイプのフレームにしたので持ち上げるのも簡単。キャリータイプのAE150P(ロビンエンジン搭載)、同150PM(三菱エンジン搭載)は、小型軽量、水平対向4連ピストンポンプ、圧力調整はダイヤル式で無段階に近い圧力設定ができるなどの特徴を持つ。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  佐藤農機鋳造が大型ドラム式自動選果機を新発売  
     
  佐藤農機鋳造はこのほど、986系大型ドラム式五連自動選果機(ドラムワンタッチ交換方式)を新発売した。今まで、大型の選果装置は特注品として製造・販売していたが、今回、梅用に大型選果機を納入することになり、新機種として発売したもの。選果機の付属設備は、レイアウト・据付スペースに応じ、ユーザーの要望に合わせて設計する。ドラム長さ85cmの大型機で、梅、ミカン、キンカン、スダチ、カボスなどの選果に威力を発揮する。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  アイデックが草取りカッター「うね草取りまーミニ」発売  
     
  アイデックはこのほど、作物と作物の間など狭い場所でも安心して除草できる遠心式草取りカッター「うね草取りまーミニ」を発売した。手持ちの刈払機に取り付けて使う。新製品は、同社が昨年3月発売以来好評の「うね草とりまー」の姉妹品。サイズがコンパクトで畑の株間や条間が小さな場所でも使える。刃数が少ないため抵抗が少なく、女性や高齢者でも取り扱いが容易。ユーザーの要望を受けて開発した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  クボタの米国インプルメント工場が竣工  
     
  クボタは、好調な北米トラクタ市場に対応するために、04年11月からローダーやバックホーなどトラクタ装着用作業機器(インプルメント)の製造拠点として建設を進めていた「クボタ・インダストリアル・イクイップメント(KIE)」が2月10日に竣工したことを明らかにした。KIEは、小型トラクタやトラクタ用インプルメントの製造・開発拠点として1988年に設立したクボタ・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ(KMA)に次ぐ北米第2の生産拠点。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  「V40」へ総前進/福岡クボタが決起大会  
     
  福岡クボタは2月9日、福岡県粕谷町のサンレイクかすやに全社員460名を集め、「特別優秀ディーラー賞通算39回受賞記念・平成18年度社員総決起大会」を開催した。大会では、厳しい市場環境を克服して過去最高売上げを達成、栄えある「日本一」に輝いた前年の健闘を讃えるとともに、本年度の諸方針を示し、前人未踏の大記録となる通算受賞「V40」へ向け、一丸となって新たな挑戦を開始することを誓い合った。クボタからは植田取締役・機械営業本部長はじめ十河九州支社長、宮崎機械営業副本部長らが激励に駆けつけた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  魚沼コシを支える熊谷農機の回転式混合機  
     
  育苗用培土づくりに回転式混合機が注目を集めている。健苗づくりにつながり、また、市販の専用培土を購入するより、大幅に経費が削減できる機械として、需要が拡大している。日本一のコメどころ、新潟県の中魚沼郡の農機店・松葉の石田社長に、回転式混合機の人気の要因を取材した。同社では、かねてから多機種混合機を製造している熊谷農機「NEW混合機シリーズ」を取り扱い、農家の幅広いニーズに対してキメ細かな対応を進めている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  進化した「アグリプロ21」/ヤンマー農機北陸が開催  
     
  ヤンマー農機北陸は2月9、10の両日、大型農業経営に対応した機械化システムを提案する「ヤンマールネッサンス・アグリプロ21」(協賛=トンボ会・みずほ会・各県ヤンマー会・JAグループ)を、石川県産業展示館3号館で開催した。3回目となる今回は、いよいよ体感から契約へ力点を移し、展示も過去最高の300点に増加、「実のある進化したアグリプロ」としたのが特徴。期間中、昨年を大幅に上回る1600名のプロ農家・集団関係者が来場。「今後の担い手農業政策の方向」と題した講演会は立ち見がでるほどの盛況ぶりを示した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  循環社会作りへ間伐材有効活用を提案/森下機械  
     
  森下機械は9日、大阪市の大阪産業創造館で開かれた「きのくにマッチングプラザ」(わかやま産業振興財団主催)に参加した。業務用生ごみ処理機と関連商品などをブース展示して注目を集めたほか、「未来に残そう 美しい地球」と題するプレゼンテーションを行った。プレゼンは「森林の荒廃、ダイオキシン類排出による大気汚染、遊休農地増加という3つの大きな社会問題をつながりを持たせて解決していく循環社会形成の提案」(森下社長)。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  内需3418億円、微増/17年生産動態統計から  
     
  日農工(中野弘之会長)がまとめた平成17年1〜12月の農業機械生産出荷実績(生産動態統計)によると、出荷実績は5222億800万円となった。ここから輸出額を引き、輸入額を足して推計した内需額は3418億1900万円、前年比0.2%増となり、減少傾向にあった内需がわずかながらも増加に転じた。出荷額は、輸出の増加などを背景に好調を維持しているが、一方で輸入も6年連続の増加を続けるなど内需が回復傾向にあるものとみられる。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  巨大市場BIRCs/陸内協講演会  
     
  日本陸用内燃機関協会(吉野浩行会長)は15日、東京都新宿区市ヶ谷の同協会会議室で平成17年度講演会を開催した。講師の丸紅経済研究所のシニア・エコノミストである榎本裕洋氏が「BRICsの持続的成長可能性を検討する―BRICs概説」について話題を提供した。講師の榎本氏は、BIRCsの置かれているポジションを先進国、とりわけ日米欧との比較から示すとともに、マーケットしての現状と今後の可能性などをそれぞれ指標を用いて展望した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  地域農業活性化で実証/農業システム化研究会が検討会  
     
  全国農業改良普及支援協会(鈴木信毅会長)は16、17の両日、都内の虎ノ門パストラルで約300名の参加のもと、全国農業システム化研究会の17年度最終成績検討会を開催した。1日目は、開会式と全体会議、参考資機材の展示・説明と分科会、2日目は分科会が行われ、17年度に実施した実証調査の結果を検討した。開会式で挨拶した鈴木会長は、17年度は地域農業の活性化に向けた営農システムの構築に関する実証をメーンテーマに全国44地区で実証試験を実施したと述べ、18年度は地域農業の担い手支援を目指した実証をテーマに行いたいと語り、協力を求めた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  安全・環境などに注力/モノレール工業協会が新年総会  
     
  モノレール工業協会(中山孝史会長)は、9日午後に、東京都中央区にある馬事畜産会館で「新年総会」を開催した。同協会が推進しているモノレール技士に関しては、登録が1228人に達し、新しくモノレールを販売する人も必ず受講して資格を取得するようになってきており、定着してきている。また、具体的な活動について、中山会長は、「工事などの安全性を高めいくとともに、環境問題にも対応していきたい」と話していた。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  高度な技術研修実施/林野庁・緑の雇用担い手対策  
     
  林野庁は、これまで緊急雇用対策の一環として実施され「雇用対策」としての側面が強かった「緑の雇用担い手対策事業」を平成18年度から林業の新たな担い手を育てていくという色彩をより鮮明にした事業として展開し、林業就業に意欲ある新規・若手参入者を育てていく。従来の内容に加え「安全で効率的な林業に必要不可欠な技術と技能の修得」(林野庁)を重視し、風倒木やかかり木処理など、より高度な伐出技術に関する研修を実施していく。林野庁では、林業就業者の高齢化を補っていく新たな林業の担い手を育てる主要事業と意気込んでおり、平成22年度までの5カ年事業として取り組んでいく。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ゴルフ場防除技術研究会が総会と研究会開く  
     
  ゴルフ場防除技術研究会は15日、「平成18年度・第1回総会及び研究会」を都内の虎ノ門パストラルで、会員など94人の参加のもと開催した。午前中は、総会において、「平成17年度事業計画並びに決算報告」、「平成18年度事業計画並びに収支予算」を承認。新規会員として、東洋メンテナンスと上坂商事が紹介された。次に、会員相互の情報交換会が行われ、この中では、請負単価や薬剤などの単価は下げ止まったという声が多かったが、一部の地域では相変わらず低下が見られた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  山村・林業の振興を実現/チェンソーアートの挑戦  
     
  一本の丸太から様々な彫刻物を彫り上げるチェンソーアートの普及と山村・林業との振興をリンクさせようとの取り組みが各地で具体化しだしている。林野庁が平成17年度の新規事業としてスタートさせた国の補助事業である「森業(もりぎょう)・山業(やまぎょう)創出支援総合対策事業」で優良ビジネスプランに選定された和歌山県の龍神チェンソーカービング組合準備会の挑戦もそのひとつだ。間伐材の有効活用に焦点を当てている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  20万台目指し需要掘り起こすチェンソー  
     
  昨年、一昨年と盛り上がったチェンソー商戦。目標であった20万台を突破する勢いをみせたが、昨年の後半、とりわけ10月以降のシーズン本番に突入してから急速にトーンダウンし、思わぬ苦戦を強いられている。しかも書き入れ時に雪害、大雪のダブルパンチを受けて、年が明けても回復機運となっていないようだ。それだけに、当用シーズン末期とはいえ、これまでの出遅れムードを挽回すべく市場の活性化に再チャレンジし需要の掘り起こし、新規分野の開拓など、販売サイドからの積極的なアプローチが求められている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  需要高まる畦塗機  
     
  春の訪れが待ち遠しくなってきたこのごろ。田植えの準備に重要なのが畦畔の点検・管理だ。強く丈夫な畦づくりに畦塗機は欠かせない。圃場の大規模化に伴い、長く伸びた畦畔の畦塗り作業はますます重労働となり、機械化のニーズは一層高まっている。さらに最近では農薬等の圃場外への流出を防ぐために、漏水のないしっかりした畦作りが求められるようになっており、畦塗機の役割が高まっている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  注目の顧客拡大戦略商品  
     
  大規模な耕地を経営するプロ農家、集落営農が増える一方、小規模農家は高齢化や兼業化に拍車がかかり、農機市場は二極化が一段と進みつつある。こうしたなか、農機販売サイドでは、農家とのパイプをさらに太くする努力とともに、新たな顧客拡大戦略が求められている。農家に役立つ情報提供を通じての情報収集や顧客リストの洗い直しはいうまでもなく、顧客拡大につながる商品への取り組みも不可欠。消費者ニーズに対応した有機・環境保全型農業に役立つ資機材や団塊の世代を視野に入れた商品、話題性ある製品で差別化を図り、多様化するニーズに幅広く応えることが重要ポイントとなっている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  業界の活力アップに全力で/50周年迎えた全農機商連  
     
  全農機商連(田中直行会長)は今年、創立50周年を迎えたことから、23日に都内のホテルパシフィック東京で記念式典を開催する。創立以来、農業機械販売・整備業の唯一の全国団体として、業界の近代化・活性化に取り組むとともに、傘下組合である各県の商協、並びにその会員企業の活路を切り開いてきた。ここでは、そうしたこれまでの取り組みを振り返るとともに、全農機商連専務理事の海野亘氏に現状と展望をインタビューした。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  元福井商組理事長・鈴木栄氏が死去  
     
  旧福井ヤンマー農機社長で元福井県農業機械商業協同組合理事長の鈴木栄氏が2月7日午前4時37分、入院先の病院で心筋梗塞のため死去。享年88歳。通夜は2月8日午後6時半より、葬儀告別式は翌9日午前10時半より、いずれも福井市西谷1丁目の西谷合掌会館においてしめやかにとり行われた。喪主は長男で前ヤンマー農機北陸取締役の鈴木睦夫氏。故人は旧鈴木農機商会社長、福井県農機商組第2、5代理事長として、またヤンマー農機大阪地区商組初代副理事長として多年にわたり活躍。農機業界の近代化と流通正常化に貢献した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
     
お問合せ:株式会社 農経新報社 TEL:03-3815-0211 FAX:03-3815-0265  MAIL:info@n-simpo.co.jp
Copyright(c) 2003 Nokei-simpo CO.,Ltd. All Rights Reserved  当サイト内容の無断転載・引用を禁じます。