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農経しんぽう |
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平成18年5月22日発行 第2659号 |
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非食用での農薬使用で通知/農林水産省がポジティブリスト対策で |
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農林水産省は4月28日、消費・安全局長、生産局長、経営局長の連名で「非食用農作物等の農薬使用による周辺食用農作物への影響防止対策について」関連団体に通知し、ポジティブリスト制度の施行を目前に控え、対策の周知徹底を要請した。「無風または風の弱い時に行うなど、近隣に影響の少ない天候の日や時間帯を選ぶとともに、風向き、散布器具のノズルの向き等に注意する」ことなどと併せ、収穫時期が近い場合は、飛散の少ない形状の農薬の選択及び飛散の少ない散布方法や散布器具に変更するよう求めている。
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241店舗で不適正/精米表示の特別調査 |
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農林水産省はこのほど、精米及び加工米飯の特別調査の実施結果を発表した。精米の表示については、3526店舗等の4万5373点の商品を対象に調査を実施した結果、241店舗等(調査店舗の6.8%)の758点(調査商品の1.7%)の商品に、不適正な表示が認められた。品種判別調査については、小売店舗において買い上げた精米及び加工米飯を対象にDNA分析を活用した調査を実施した結果、精米については、610点の商品のうち110点(18.0%)の商品に、表示と異なる品種の混入の疑義が認められた。
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サタケが移動式色選ユニット6機種をシリーズ化 |
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サタケはこのほど、今年2月に発売した「低コストで」「必要な時に」「必要な場所で」利用できる「移動式色選ユニット」のシリーズ化を行い、小型・大型ユニットの全6機種をラインアップし5月15日より全国発売に踏み切ったことを明らかにした。同社では担い手農家、集落営農組織からCE、RC等の大型施設分野まで幅広い導入を見込んでいる。「移動式色選ユニット」は、色彩選別機の設備を1〜4つのユニットに分割し積み木方式で簡単に組み立てるユニット。
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ササキコーポレーションの小型マニュアスプレッダーが好調 |
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ササキコーポレーションが先に発売した小型マニュアスプレッダーの2シリーズ(エコノミーマニュアスプレッダーSM-870、小型マルチスプレッダーSMS-1000R)が好調だ。新製品は、小型ながら高機能のターボ機構を搭載、価格面でもユーザーの要望を重視したものとなっている。SM-870は、13〜22馬力の小型トラクタに適応。小回りがきき、ハウスや果樹園、田畑で手軽に使えるコンパクト、エコノミータイプ。SMS-1000Rは、30〜50馬力トラクタに適応する半直装タイプの小型マルチスプレッダー。堆肥散布から土壌改良剤まで多様な散布物に対応し、安定した作業ができるのが特徴。
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マルマス機械が新型の無洗米製造精米機 |
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マルマス機械はこのほど、乾式無洗米製造精米機「マルマスターNXP-33EA型」(2.2kWモートル内蔵)と「同55EA型」(3.7kWモートル内蔵)の2機種を新発売した。搗精室のメンテナンスが工具不要でできるほか、作業環境を常に清潔に保ち続けるために新たに精米中の圧送吸引ファンへの新鮮な外気取り入れ吸引口を設けたのが特徴だ。また、コイン対応の「NXP-C1A型」も合わせて新発売した。
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オギハラ工業が長芋の保存袋発売 |
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オギハラ工業はこのほど、自然薯、長芋などの保存袋「じねんじょ元気」を新発売した。収穫時期(11月頃)から翌春3月くらいまでこの「じねんじょ元気」に入れておけば新鮮さを保つことができる。これは、野菜を「休眠」状態にして鮮度保持を狙ったものだ。同社では、成熟ホルモンの一種であるエチレンが多くの野菜の品質を左右するガスであることに注目し、「じねんじょ元気」を開発した。使い方は、収穫後すぐに洗わずに「じねんじょ元気」に芋を入れ風通しのいい場所で常温(0〜15度C)でそのまま保存する。
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野菜や果物を鮮度保持する冷蔵庫制御システム/ワールドテクノ |
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ワールドテクノはこのほど、野菜や果実など農産物の鮮度を長期間保存できるシステム「キープ・フレッシュ」(特許出願中)を開発、発売した。保存用冷蔵庫に取り付けて使う。品目別に冷蔵庫内を最も適した温度に制御し、食物の細胞を凍らせず“冬眠状態”に保つことで細胞の消費エネルギーを抑える仕組み。独自開発したコンピュータソフトを使い、生鮮物の長期保存を実現した。同社はイチゴや柿、梨、メロン、ユズ、レタスなど計24種の食材データを8年あまりかけて集積。葉野菜や果実を新鮮なまま3カ月から半年まで保存可能という。
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ムード好転へ奮起/今年の春需最前線 |
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注目の春商戦がほぼ終了した。「担い手」「品目横断的経営所得安定対策」「集落営農組織」など、自給率向上の目標達成に向けての新たな農業政策を受け、市場がどう動くか注目されたが、本紙の調べでは、1〜4月は各銘柄とも実販ベースで前年対比で3〜8%減と、手強い市場環境となっている。とくに主力のトラクタが鈍いようだ。作物別では野菜作地帯、また農家の経営階層別では兼業層が多いところが「比較的踏ん張っている」(大手系販社長)ものの、水田中心、専業層は「ムード的に模様ながめの展開」(同)となっている。しかし一方で、生乳の生産調整や畑作物の価格低迷という厳しい環境にある北海道、また純水田の新潟県でも前年比2ケタ近い増販を見せる系販もある。
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売上高1兆円を突破/クボタの18年3月期決算 |
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クボタは12日、平成18年3月期の連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は前期比6.9%増(678億円増)の1兆510億円。うち、国内売上高は前期比1.1%減の6308億円、海外売上高は前期比21.7%増の4202億円で、国内外とも農機・エンジン・建機を主力とする内燃機器部門が前期に続いて売上げを伸ばし、全社の成長を牽引した。利益面では営業利益が1135億円と初めて大台を突破、91%を内燃機器部門が占めた。税引き前利益は10.0%減の1404億円、純利益は31.3%減の810億円で、年間配当は1株2円増配し10円。
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富士ロビンの新社長に渡邉光則氏 |
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富士ロビンは、6月28日付で代表取締役社長に渡邉光則常務取締役を内定した。岡上社長は相談役に就任する。渡邉氏は、昭和27年9月生まれの53歳。昭和50年3月、日本大学生産工学部を卒業、同年4月、同社入社。同60年10月、技術部実験課主任。平成3年7月、技術部第一部実験グループ主査。同12年4月、技術部担当部長。同16年6月取締役技術部長。同17年1月常務取締役に就任。
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ホンダ汎用製品が生産累計7000万台を達成 |
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本田技研工業は5月12日、汎用製品の累計生産台数が7000万台に達した、と発表した。1953年に汎用製品第1号「H型エンジン」を開発以来53年目の壮挙で、とくに5000万台からはわずか3年7カ月という短日月で到達した。内訳は、汎用エンジン約4400万台、発電機や耕うん機などの完成機が約2600万台。圧倒的な環境性能を誇る4ストロークエンジン技術の進化と熟成により、世界最軽量4ストロークエンジン「GX25」、また高い価格競争力を備えたホームユースの「GC/GCVエンジン」の投入など、とくに、海外における汎用エンジンの好調な販売により、汎用製品の生産・販売はますます拡大している。
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売上高1617億円、増収増益達成/井関農機の18年3月期連結決算 |
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井関農機は18日、本社で記者会見し、前期(平成18年3月期)の連結決算(対象子会社34社)を発表するとともに、今期(19年3月期)を起点とする中期3カ年経営計画の概要を明らかにした。それによると、前期は売上高1617億4400万円(前年同期比102.7%)、経常利益68億6000万円(同129.8%)、当期純利益37億5600万円(同126.7%)の増収増益となった。新中期計画では最終年度(21年3月期)売上高1750億円、営業利益100億円、当期利益50億円を計画、海外売上比率15%、国内シェア20%などを重点目標に掲げた。
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筑水キャニコムが創立50周年で記念祝賀会 |
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筑水キャニコムは5月9日、取引先および地元政財界関係者、株主など約140名を招いて創立50年周年記念祝賀会をホテルバーレンス小野屋(朝倉郡杷木町)で開催した。祝賀会はVTRによる50年の歩み紹介から開始。包行均社長は開式にあたり「創立以来50年を迎えることができたのは皆様とのパートナーシップのおかげであり、累計60万台を生産し世界30カ国に愛されています。これからも生活価値創造草地機械および運搬産業を目指すことを誓います」と挨拶した。
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売上高107億6200万円/タカキタ決算 |
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タカキタは5月17日、決算取締役会を開き、平成18年3月期の業績(非連結)を決めた。売上高は前期比6.4%減の107億6200万円、経常利益は19.7%減の2億1500万円、当期利益は8.9%減の1億1700万円。農業機械部門では、良質・安価・安全な飼料の安定的供給を推進する「ロールベーラ」「ラップマシーン」や飼料イネの収集・梱包作業機「ホールクロップ収穫機」の拡販、画期的商品「細断型ロールベーラ」の販売に注力。それらの結果、同部門の売上高は47億6700万円(前期比0.1%増)となった。
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工進が本社展示室を新装 |
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工進はこのほど、本社ビルのショールームをリニューアルオープンした。ショールームのテーマは、『コーシン ミュージアム』。そのテーマ通り、同社の58年の歴史と現在の工進を語れる空間を目指す。展示内容は、1.ハイデルスポンプパーツの出来るまで=金型3Dキャド・金型、2.歴代のポンプ展示、3.現行商品の展示=水中ポンプ・油業関連商品・船舶関連商品・ハイデルスポンプ・噴霧器、4.実演コーナー、5.シミュレーションルーム。
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タイワ精機の新社長に高井良一氏 |
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精米機の専門メーカー・タイワ精機は、4月27日開催の定時株主総会並びに取締役会において役員異動を行った。創業以来、30年にわたって社長に在任した高井芳樹氏が代表取締役会長に就任、後任の社長には高井良一氏(常務取締役製造部長)が就任した。また、長谷二三男営業本部長と成川栄一製造本部長兼研究部長がそれぞれ常務取締役に昇任した。なお、非常勤監査役・針木昭夫氏は一身上の都合で退任した。
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合併で自動車の技術活用/TI・ウォルブロー・ジャパン |
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世界で毎年約2400万台の生産実績とみられるハンドヘルドエンジンの半数以上に採用されている気化器“ウォルブローキャブレター”の日本法人である日本ウォルブローは5月8日、ティアイオートモーティブジャパンと合併、新たにTI・Walbro・Japan(関治範社長)が発足した。そして同社はこのほど、合併メリットとして、ウォルブローが保有する先進の気化器技術、イグニッション技術に加え、ティアイオートモーティブが保有する自動車エンジンのフューエルインジェクション技術、燃料タンク技術をハンドヘルドエンジンへ積極的に応用していくことを明らかにした。
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食料生産工学の新展開/農業工学会シンポジウム |
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日本農業工学会は12日、都内の農業土木会館で第22回シンポジウム「食料生産エンジニアリングの新展開」を開催した。最初に前会長の中野政詩氏が挨拶。新進気鋭の方に発表してもらい、さらに議論を深めたいと述べた。話題提供は、「フィールドサーバー」(中央農研センター・平藤雅之氏)、「ユビキタス環境制御によるインテリジェント低コスト温室」(東海大学開発工学部・星岳彦氏)、「カオス・複雑系の生態情報学」(東京農工大学農学部・酒井憲司氏)など。
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5月23日から2006NEW環境展 |
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「2006NEW環境展・東京会場」が、23から26の4日間、東京都江東区有明にある東京ビッグサイト東ホールにおいて開催される。昨年に引き続き、来場者にわかりやすいゾーンを設置。1.NEW環境(地球温暖化対策など)、2.サマール、3.環境測定分析・計量・IT・ソリューション、4.水環境・土壌、5.環境安全、6.収集・搬送、7.有機性廃棄物処理関連、8.バイオマスプロダクツ&環境対応の包装材・容器・新素材・再生品、9.廃棄物処理・リサイクル、10.屋外展示――の10区分に分けて展示を行う。
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ハスクバーナがメールマガジン発行 |
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スウェーデンに本社のあるハスクバーナAB社の100%子会社であり、チェンソー、芝刈機などの緑化管理機器と建設用機械を販売するハスクバーナ・ジャパンのハスクバーナ事業部マーケティング部は、5月1日から「ハスクバーナ・メール・マガジン」を立ち上げ、第1号を発行した。同マガジンは、ハスクバーナ・ジャパンの最新情報やコラムなどで構成されており、様々な情報を発信。5月15日発行の第2号では、この17日から開催する「フォレスト・デモ」を紹介している。
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2005年は2562億円/スチールグループの連結売上げ |
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スチールはこのほど、スチールグループの2005年連結売上げを発表した。それによると売上高は、前年比11.8%増(為替レート調整後は10.1%増)の18億1200万ユーロ(約2562億円)を達成した。販売台数が増加したのが伸びた主な要因。年次記者会見でドイツ・スチール本社のB・カンツィオーラ取締役会会長は「私たちは世界市場での地位を増強することができました。2005年に25の新製品及び新モデルを発売した結果、世界の技術リーダーとしての地位は強固なものとなり、さらに新しい顧客を引き付けました」と発表した
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過去最高益を達成/コマツゼノア決算 |
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コマツゼノアは15日、平成18年3月期の決算概要を発表した。それによると、当期売上高は919億5400万円(前期比23.6%増)、経常利益は68億5300万円(同54.6%増)となり、昨年達成した過去最高益を更新した。当期純利益は38億1300万円(同65.4%増)となった。部門別では、農林機械の売上高が163億5800万円で全体として前期比0.6%の売上げ増に留まった。新商品の刈払機「ハイブリッドスタータ押すだけ」が好調な売れ行きを示し対前期比で大きく伸ばしたものの、チェンソーが台風特需の反動もあって落ち込んだため。
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18年度は7課題で機械開発/林業機械化協会 |
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林業機械化協会(高橋勲会長)はこのほど、林野庁の補助事業として実施している「多面的機能高度発揮総合利用システム開発事業」の実施課題として平成18年度に取り組む7機種を選定した。小型軽量で森林環境への負荷低減に配慮した高性能林業機械やアタッチメント式汎用作業機とともに、台風などの被害木処理作業を効率的に実施できる遠隔操作型の林業機械の開発を目指す事業で、今回の実施課題として「軽量型ハーベスタヘッド」をはじめとして「不整地対応型運材トラック」「伸縮式フック搬出装置」などが選ばれた。
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安全な被害木処理/林業・木材製造業労働災害防止協会がテキストとDVD |
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林業・木材製造業労働災害防止協会(飯塚昌男会長)はこのほど、台風などの被害木処理を円滑かつ安全に行うためのテキストとして「被害木の安全な処理作業―台風等による風害木、雪害木―」を発刊するとともに、視聴覚教材としてDVD版「リスクアセスメントによる被害木の安全な処理―風害木・雪害木―」を作成、高性能林業機械を駆使した具体的な作業方法を例示しており、従業員研修などでの有効活用に期待をかけている。
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原見林業の取り組み/高密路網で生産性アップ |
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現在の林業、とりわけ機械化林業を実践していく上で林道、作業道は重要な役割を担う。高性能林業機械の導入効果を引き出すためにも、効率的な生産システムを構築する上でも必要不可欠な存在だ。平成17年度の林業機械化推進シンポジウムで話題提供した和歌山県日高川町の原見林業・原見浩樹氏は、「高密作業路網を活用した森林管理」と題し、機械化推進と作業道との密接な関わりを紹介した。
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ニーズ多様化に対応し、先端技術を導入する米関連機器 |
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米関連機器は、米流通の新たな展開を迎えて人気を博している。特に、消費者ニーズに応えるためには、最新の先端技術導入でアピールする必要もあり、無洗米対応や色彩選別など高機能な機械への関心が高い。また、低温で米の品質を保つ保冷庫も、農家の自家飯米利用のみならず、産直などのためにより大きなクラスを導入する動きもある。農業構造が変化し、農機の需要も多様化が進む中で、米関連機器は既に存在感のある一分野として定着している。
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柏木、管原氏に勲章伝達 |
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この春の叙勲で旭日双光章を受章した柏木外二氏(元全農機商連副会長、柏木農機会長=石川県)、瑞宝中綬章を受章した管原敏夫氏(元生研機構理事)、杉原昌樹氏(元木材利用技術研究組合理事長)、瑞宝小綬章を受章した草場緋紗夫氏(元東北農政局長)、佐野弘氏(元林野庁徳用林産対策室長)へ勲章の伝達が12日、農林水産省で行われた。柏木氏、管原氏は夫人とともに出席、中川農林水産大臣から喜びの伝達を受けた。
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喜びの春の褒章伝達式/中野、内山、土谷、中井氏に |
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18年春の褒章伝達式が17日午前、所轄官庁ごとに都内で挙行され、農機業界からは井関農機の中野弘之社長に藍綬褒章(経済産業省)、丸山製作所の内山治男社長に黄綬褒章(消防庁)、土谷特殊農機具製作所の土谷紀明社長に黄綬褒章(文部科学省)、中井機械工業の中井昭夫社長に黄綬褒章(同)が、それぞれ授与された。同日午後には皇居で天皇・皇后両陛下に拝謁した。
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FIMAに見る防除機器/欧州視察団印象記(共立・林智彦) |
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スペインFIMA2006展は、見上げるような大型農業機械から周辺機器まで、出展メーカーは1200社強。展示機器においては、大型トラクタ、収穫機が並ぶなか、ブドウ、オリーブの土地柄果樹関連の機器の展示も大小行われ、なかでも防除機メーカーに籍を置く者としてSS(スピードスプレーヤ)、ブームスプレーヤは関心高く見聞した。おりしも国内ではポジティブリスト制の導入による、ドリフトレス等が関心事であり、日本国内では見かけない機器についての個別の問い合わせは身振り手振り、ボディーランゲージを試みることになった。
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