農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成19年5月7日発行 第2704号  
     
   
     
   
  農機装備の最適化など/農林水産省が技術指針を通知  
     
  農林水産省はこのほど、平成19年農業技術の基本指針を通知した。通知では、農政の重要課題に即した技術的対応の基本方向として、1.食品の安全の確保等、2.担い手を中心とした国内農業の体質強化、3.農業の自然循環機能の維持増進―を掲げ、次いで営農類型別に技術的対応の方向を示した。この中で、担い手を中心とした国内農業の体質強化では、低コスト・安定生産の推進をあげ、規模や機械装備に見合った作付作物、品種の選択、汎用機の導入等農業機械・施設の装備の最適化などを促している。  
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  5月14日から改正「消費生活用製品安全法」施行  
     
  5月14日から、改正された「消費生活用製品安全法」が施行される。この法律のポイントは、1.消費生活用製品の製造事業者又は輸入事業者は、重大製品事故が生じたことを知ったときは、その消費生活用製品の名称、事故の内容等を主務大臣に報告する義務を負う、2.主務大臣は、重大製品事故の報告を受けた場合等はその消費生活用製品の名称、事故の内容等を公表する。また、消費生活用製品の製造事業者又は輸入事業者は、事故原因を調査し、必要があると認めるときは、その消費生活用製品の回収等の措置をとるよう努めなければならない―というもの。  
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  新型の可変径ロールベーラをタカキタが新発売  
     
  タカキタはこのほど、ロールベーラの新鋭機として、1台でロールベールの大きさを直径90〜100cmの範囲で自在に変えることができる「可変径ロールベーラVC-980WX/VR-980WX」を新発売した。直径100〜115cmの範囲に適応できる好評の可変径ロールベーラシリーズを充実強化したもので、給餌量や粗飼料の種類に応じた、一段小さなベールサイズが選べるほか、結束装置もネットとトワインどちらでも選択できる。  
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  スター農機がパワーハローを発売  
     
  スター農機は、パワーハロー「ユーロクラス21」FECLシリーズを発売した。今回の新製品は、垂直方向に回転するナイフタインは、播種床や移植床の成形に最適で、作業幅が1.8から2.5mまでフルラインアップされ、ローラも3種類用意されている。主な特徴は、1.後部ローラには、湿った土でも問題ない「カゴローラ」、鎮圧効果の高い「スパイラルローラ」と「パッカローラ」の3種類がある、2.縦軸高速回転するナイフタインにより、すき込んだ有機物をかき出すことがなく、硬盤ができにくい、3.衝撃を緩和して動力伝達系を保護する可動式サイドカバーを採用―など。  
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  新ダイワ工業が乗用草刈機を発売  
     
  新ダイワ工業はこのほど、広い場所も傾斜地も乗って楽に、効率よく、しかも安全に草刈り作業が行える乗用ロータリーモアを新発売した。最上位モデルのBRM210-4WDS(21馬力、刈幅900mm)、同220-2WD(22馬力、刈幅1000mm)、普及タイプの同210-2WD(21馬力、刈幅900mm)の3タイプがある。刈払機メーカーとして、「草刈り作業の効率化」を求める市場のニーズに応え、安全性、作業性、操作性、耐久性に優れた乗用ロータリーモアの販売を始めるもので、広域緑地や公園、河川敷や堤防、果樹園、遊休地など広範囲での草刈りや傾斜地、凸凹地での作業が効率よく快適に行える。  
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  デリカが大型ハイドロプッシュマニアスプレッダ発売  
     
  デリカはこのほど、ハイドロプッシュマニアスプレッダの最上級機として「DMY-8500」(横型ビータ)と「DMT-8500」(縦型ビータ)を新発売した。適応トラクタは70PS以上で、最大積載容量8.5立方mの大型ながら船底型荷箱を採用、車幅がスリムで重心が低く安定性も抜群だ。搬送ゲートは2段プッシュ式の油圧ゲートで、堆肥を確実に送ることができる。併せて自走マニアスプレッダと、トラックに搭載して自走マニアとして使用する搭載型に、それぞれ排ガス規制対応のクリーンエンジンを搭載し新発売した。  
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  クラフト紙製米袋「ユニクラ」に黒色タイプ/旭紙工社  
     
  旭紙工社は、高級米の販売や贈答米用などで発売以来順調な荷動きをみせている紙紐付きクラフト紙製米袋「ユニクラ」の2kg用に黒色タイプを追加投入した。同袋の銘柄などのデザインは小ロット・多品種ニーズに応えるためすべてシールで対応。従来の藍や桃、からし色も人気を博していたが、ラベルシールがさらに引き立つ黒を採用した。「ユニクラ」は、コメを底側から詰め込んで簡単に封入できる独自の方式を導入した見た目にもおしゃれな米袋。内側にラミネート加工を施しているためにおいやほこり、湿気が防げる。  
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  土壌改良剤「土将軍」を発売/中村産業開発  
     
  中村産業開発は1日、ジャガイモ栽培用とホウレンソウ栽培用の微生物土壌改良剤「土将軍」を発売した。ジャガイモ栽培用「土将軍」は、1g当たり3億7000万個のBT菌(バチルスチューリンジエンシス)を含む。このBT菌(A324)は、ジャガイモのそうか病菌に強い拮抗作用を持つ。土中の有機物を速やかに分解し、土壌の理化学性を改善するとともに、土壌病害菌を抑制し微生物相を健全にする。ホウレンソウ栽培用の「土将軍」は、1g当たり70万個のBT菌を含む。エヌケイ52の特性に、ホウレンソウ栽培に有効なBT菌(B1020)を添加した。  
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  新しい虫よけバンド/鈴木油脂工業が発売  
     
  鈴木油脂工業は1日、手足などに巻いておくだけで蚊を周囲に寄せつけない腕時計感覚の虫よけバンド「くるピタ!虫よけバンド」(実用新案申請中)を発売した。ゼンマイのバネの性質を応用し、バンドを腕などにパチっとあてると手品のようにくるっと巻きついてとまるため装着しやすい。ワンタッチ式の装着法は国内初という。虫よけバンドは、同社のヒット商品「虫よけリング」シリーズの最新作。バンドの幅は2.5cmで長さ28cm。ゼンマイ式フリーサイズのため子どもから大人まで利用でき、ベビーカーやカバンなどに巻きつけて使用することも可能だ。  
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  東洋農機の新社長に山田政功氏  
     
  東洋農機は4月18日開催の定時株主総会並びに取締役会において、役員、執行役員を選任した。それによると、新社長には副社長の山田政功氏が昇格、渡邉純夫社長は代表取締役会長に就任した。また、代表取締役副社長には太田耕二氏が昇任。常務執行役員に大橋敏伸、高橋洋一氏、執行役員に光澤英雄氏が就任した。  
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  ホンダの汎用事業が過去最多の642万台  
     
  本田技研工業は4月25日、06年度連結決算概況および07年度業績見通しを発表した。それによると、06年度業績はすべての事業で増収となり、連結売上高は11兆871億円(前年度比11.9%増)と、7年連続で過去最高を更新した。連結売上台数は、4輪事業、汎用事業で過去最高を更新、汎用事業は主に北米、欧州での売上が増加したことにより、642万1000台(9.3%増)となった。07年度(08年3月期)業績見通しは、売上高11兆7500億円(6.6%増)。売上台数は汎用事業650万5000台を計画。  
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  日工タナカエンジニアリングが発足  
     
  株式会社日工タナカエンジニアリングの発足式が1日午後3時から、千葉県の同社白子工場で開催された。同社は、日立工機の100%出資会社として4月16日に設立され、代表取締役社長には日立工機の専務取締役(CTO)、加藤清氏が就任した。本社は千葉県習志野市津田沼(旧タナカ工業本社と同)におき、資本金は4億9000万円。従業員数200人で新たなスタートを切った。  
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  山田機械工業の民事再生手続きが終結  
     
  ビーバー刈払機で知られる山田機械工業に対して、神戸地方裁判所第3民事部(水上敏裁判長)はこのほど、平成19年4月18日付をもって、民事再生手続を終結する決定を行った旨、明らかにした。同社・田中稔社長はこの決定について「今回の終結決定は、ひとえに弊社に対するお取引先様各位のご協力の賜物であると厚くお礼申し上げます」としつつ、「弊社の未来は順風満帆とはいかないまでも、明るい光が見えはじめてまいりました。この光明を実現すべく一層努力いたしますことをお誓い申し上げます」と語っている。  
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  バンドー化学がバンドー技術塾開講  
     
  バンドー化学はこのほど、「バンドー技術塾(BIT)」を4月に開講したことを明らかにした。会社の成長の鍵を握るのは人材であり、「人材育成の強化」は重要な経営課題とし、創業の挑戦者魂を忘れず、次の100年に向けた「技術立社」への変革の原動力となる技術者の能力向上を目的としたもの。BITでは、基礎技術からアプリケーション技術まで、各ステップを踏んだ技術教育を行う。これらの教育は、座学を実習と自己啓発を組み合わせて連動させながら、知識の詰め込みではなく、知識と経験を知恵(創造力)に変えることができる人材育成を狙いとする。  
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  サタケ技術振興財団が7大学14名に研究助成  
     
  財団法人サタケ技術振興財団(佐竹利子理事長)はこのほど、平成19年度事業として、広島県内の7大学14名の大学研究者に研究助成金の支給を、さらに県内の大学より推薦を受けた2名の海外留学生に対し奨学金の支給を行うことを決定した。本年度の研究助成金の支給大学は、広島大学、県立広島大学、広島市立大学、広島工業大学、広島国際学院大学、福山大学、近畿大学工学部の7大学。奨学金の支給は広島大学、県立広島女子大学の海外留学生。  
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  歩行型トラクタの安全鑑定基準を強化/生研センター  
     
  歩行型トラクタによる挟まれ事故の防止に向けて、平成22年度から安全鑑定基準が改正されることになった。改正の概要は、歩行型トラクタについて、1.車軸耕うんロータリを標準とするものについては、エンジンで後進できない構造にするかデッドマンクラッチを装備する、2.後進の最高速度を現行の半分の時速1.8kmとする。ただし、畝立てマルチなど後進で作業を行うのものは2.5kmを超えないこと―というもの。日農機協が4月20日、さいたま市の生研センターで開いた平成19年度農機具型式検査および農業機械安全鑑定等に関する説明会で、生研センターが説明した。  
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  農畜産業振興機構が「中国のバイオ燃料化の動き」で講演会  
     
  農畜産業振興機構は4月20日、同機構大会議室で講演会「中国における穀物需給とバイオ燃料化の動き」を開催した。講師は農林中金総合研究所基礎研究部の阮蔚主任研究員。同氏は、需給の両面から中国における穀物事情、トウモロコシエタノール生産事情などを説明した。中国はトウモロコシエタノールを製造し、現在、黒竜江、安徽省、河南等9つの省では、8〜12%の比率でガソリンに添加。2006年12月、発展計画委員会はトウモロコシエタノールの新規施設にストップをかけ、今後はサツマイモやキャッサバ、トウモロコシの茎等の利用を奨励する。  
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  高密路網と高性能林業機械とを組み合わせた低コスト作業システム  
     
  目下、最重要課題としてクローズアップされている高密路網と高性能林業機械とを組み合わせた低コスト作業システムの構築。林野庁としてどんな施策を軸に取り組み確立しようとしているのか。先の平成18年度林業機械化推進シンポジウムと九州大学での森林利用学会シンポジウムという2つのイベントで話題提供した林野庁研究・保全課森林保全専門官である立岩久松氏の報告からみてみる。  
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  スイングヤーダの安全作業教育用テキストとDVD/林災防が作成  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(庄司橙太郎会長)はこのほど、スイングヤーダ・タワーヤーダの安全作業についての安全衛生教育用テキストとDVDを作成した。テキスト「スイングヤーダ・タワーヤーダによる安全な作業」では、スイングヤーダとタワーヤーダの種類と構造、索張り方式などの基本的な事柄とともに、安全な作業、点検整備、作業を行う上で必要な基礎知識、関係法令などをイラストを使って分かりやすく解説した構成となっている。また、DVDでは、機械の据え付け、索張りから作業に至るまでの工程を映像で解説した視聴覚教材。  
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  低コストの作業システムを国有林で実証/林野庁  
     
  林野庁は、路網と高性能林業機械を組み合わせた低コスト・高効率な作業システムの開発・普及の推進に本格的に取り組む。平成19年度における国有林野事業では、主要取組事項として民有林と国有林とが連携、技術研修会や現地検討会の開催などで技術者の養成を進めるとともに、全国に10カ所程度のモデル林を国有林内に設定して、開発したシステムモデルの実証などに乗り出す。国有林のフィールドを活かしながら、新たな森林・林業基本計画で示した低コスト作業路と高性能林業機械とを組み合わせた作業システムの確立を目指していく。  
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  農機需要に復活の兆しみえる佐賀県  
     
  佐賀県のムギ作付面積は全国2位で、担い手政策の影響が強く出る地域だ。06年度の農機市場は15%減少とかつてなく縮小した。農機販売に停滞感がある一方で、第1四半期の実績から新たな展望をつかむ農機ディーラーもあり、市場は移行期の様相を見せている。担い手政策に参加する地域はほぼ固まり、新たな農機需要も出始めた。昨年「品目横断的政策の影響は2年間は続く」と見込まれていたが、その2年目に入った今年、意欲的な農業者の取り組みもみられる佐賀県農機市場を取材した。  
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  潜在ニーズ捉え、需要喚起に注力/北海道畑作・酪農用機械  
     
  ここ数年勢いのあった畑作・酪農は、北海道の農業に占める割合が高く、まさに牽引的な存在として、安定的に推移してきたが、品目横断的経営安定対策、生乳の生産調整、海外農産物の問題など、今年は思わしくない要因が目立ち、活発な動きが見られない。しかし、道内の畑作・酪農には奥の深い底力があり、収穫の早い小麦の作柄によっては、農家心理に影響を与え、再び活性化することが予想される。それを支える農機市場も例年以上に積極的な展開を行っている。展示会には熱心な農家がつめかけ、来場者数は例年と変わりなく、潜在的なニーズが高いことは間違いない。  
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  SIMAの若者たち/欧州視察団員・福岡氏(本田技研工業)のレポート  
     
  欧州視察に参加して印象に残ったことは、ドイツ・フランクフルト郊外の農場に訪問したとき、農場主が楽しそうに語っていた様子とフランス・パリSIMA展を視察したとき、子供たちが面白そうにトラクタに乗る姿でした。展示会に高校生や大学生くらいの子が結構来ていて、トラクタやコンバインなどに乗り、真剣にハンドルやレバーを動かしながら親と話している様子や小さい子供たちが親に微笑みかけながらハンドルを握っている様子など、若年層の農業への関心の高さが感じられ、欧州農業においても後継者不足に悩んでいるとのことですが、そのような雰囲気が微塵も感じられなかったことでした。  
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  勝矢氏に旭日双光章、田崎、柳沼氏に瑞宝単光章/春の叙勲  
     
  政府は4月29日、平成19年春の叙勲を発令した。業界からは、勝矢一成氏(カーツ取締役会長・元岡山県労働委員会委員)が労働行政功労により旭日双光章を受章した。また、元井関農機熊本工場次長の田崎義光氏、福島クボタ技術部技術課兼サービスセンター課部長の柳沼克実氏が技能検定功労により瑞宝単光章を受章した。  
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  平野氏(マルマス機械社長)、狩野氏(ヤンマー・生産技術グループ)が黄綬褒章/春の褒章  
     
  政府は4月29日、平成19年春の褒章を発令した。業界からは、平野治親氏(マルマス機械社長)が考案改良により黄綬褒章を受章した。また、狩野治氏(ヤンマー小形エンジン事業本部生産統括部生産技術部生産技術グループ)が、「多年数値制御金属工作機械工としてよく職務に精励した」として黄綬褒章を受章した。  
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