農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成19年11月26日発行 第2731号  
     
   
     
   
  バイオ燃料開発を加速化/産官学で協議会を設置  
     
  有効なバイオ燃料原料として期待される稲わらや木質系などセルロース系原料からバイオ燃料等を効率的に生産する画期的な技術革新の実現にむけて産官学共同のプロジェクトが動き出した。農林水産省と経済産業省は21日、「バイオ燃料技術革新協議会」(鮫島正浩委員長)を立ち上げ、セルロース系バイオマスからバイオ燃料等を効率的に生産するため、今年度中に「バイオ燃料技術革新計画」を策定、研究開発を加速化させるための道すじを示すこととした。協議会にはヤンマー農機、三菱農機の農機メーカーも参加し、稲わらの収集・運搬技術の分野で、効率的生産システムへの応用技術を検討する。  
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  食品の廃棄物発生量は1135万t/農林水産省・食品資源再生利用調査  
     
  農林水産省は20日、平成19年食品循環資源の再生利用等実態調査結果の概要を発表した。それによると、食品産業における平成18年度の食品廃棄物等の年間発生量は1135万2000tで、前年度と比べ1万t減少した。食品循環資源の再生利用率は食品産業全体では59%で前年度並みとなり、再生利用用途は「肥料化」が39%、「飼料化」が37%を占めている。  
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  温暖化に強い警鐘/気候変動の第4次報告書  
     
  スペイン・バレンシアで開かれていた気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第27回総会で、第4次評価報告書統合報告書の政策決定者向け要約(SPM)が承認されるとともに、統合報告書本編が受諾された。統合報告書では、1.気候変化とその影響に関する観測結果、2.変化の原因、3.予測される気候変化とその影響、4.適応と緩和のオプション、5.長期的な展望―の5つの主題の下、干ばつや洪水、熱波などの極端な気象リスクの増加、地域的・社会的な弱者に大きな影響が表れる等の懸念がますます強まっているとし、今後20〜30年間の努力が鍵だとした。  
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  18年の農業総産出額は8兆2900億円/農林水産省まとめ  
     
  農林水産省大臣官房統計部は16日、平成18年農業総産出額(概算)・全国推計値をまとめ、公表した。それによると、平成18年の農業総産出額は、前年に比べ2.6%減少して8兆2900億円となった。これは、野菜、果実の産出額は価格の上昇などから増加したものの、それ以上に、米、乳用牛などの畜産の産出額が価格の低下などにより減少したため。農業産出額の内訳は、野菜が2兆574億円で3年連続して第1位の座を確保。全体の24.8%を占めており、昨年に引き続き米を上回った。米は1兆8146億円となり、構成比21.9%。  
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  農研機構・産学官連携センターが果物でセミナー  
     
  農研機構の産学官連携センターは13日、都内の生研センター東京事務所でセミナー「果物のフロンティア」を開催、果樹研究の最前線情報を提供し、連携推進を呼びかけた。同セミナーは果樹研究所の長谷川美典企画管理部長が「果樹研究最前線」と題して、研究体制、研究内容、主な成果などを紹介。引き続き、果樹研究所健康機能性研究チーム長の小川一紀氏の「果物に含まれる機能性成分―健康とのかかわり―」についての講演など、最新の技術情報を提供した。  
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  自走コンポキャスタを新発売/タカキタ  
     
  タカキタはこのほど、複数の肥料の簡易混合散布が行える「自走コンポキャスタ・SC-200」を開発、新発売した。含水率45%以下のコンポスト、米ぬか、鶏ふんなどの有機質の肥料や土壌改良剤の散布が行えるうえ、独自の攪拌用アジテーターにより、様々な肥料を簡易混合できるのが特徴。ホッパー容量は200Lで、シャッター開口部が大きく、有機質肥料や土壌改良剤の散布に最適なうえ、粒状の化成肥料の散布にも適応する。  
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  丸山製作所が新型SSを3機種発売  
     
  丸山製作所は20日、初の上下2列配列の5連式動噴を搭載したステレオスプレーヤ3機種を発表した。パワー防除の決定版SSA-α1003、(薬剤タンク容量1000L)果樹防除のベーシックタイプSSA-S610(同600L)、コンパクトタイプSSA-α520(同500L)で、発売は12月の予定。今年のSS市場は比較的堅調に推移しており、来シーズンに向け同社では新機種による需要掘り起こしに力を入れる。  
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  スチーム発芽器に部材連結部品を採用/タイショー  
     
  タイショーはこのほど、“スチーム発芽器”「NTシリーズ」(サーモスタットコンロール方式)と「NTXシリーズ」(マイコンコントロール方式)の全ての型式に、アーチ・台枠・レールなどの部品を、それぞれの部品ごとに連結できる新設計の「部材連結部品」を採用、収納や移動、また、組立て時の作業を簡便化した。部品ごとに連結でき、コンパクトにまとめて収納することができる。それぞれの部品がセットごとに収納できるため、移動も便利。  
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  0.2kmの超低速クローラ運搬車/筑水キャニコムが発売  
     
  筑水キャニコムは、12月から時速0.2kmの超低速走行ができるクローラ運搬車「ピンクレディ」BP419(4.3馬力、最大作業能力400kg)を発売する。同社に多くの運搬車ユーザーから「ゆっくり歩く速度で作業がしたい、危険な傾斜地で安全に使いたい」という要望が寄せられたことから、HST(油圧無段変速)では実現できない超低速走行を可能にするため、立ち乗り運搬車ヒラリーで大好評のナガラミッションを搭載。これにより副変速内蔵前進6段、後進2段と小型クローラとしては画期的なスピードレンジを実現した。  
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  電動わら打ち機を日進機械が発売  
     
  日進機械は、しめ縄やわら草履などわらを使った加工品作りに便利な「電動藁(わら)打ち機」を開発、発売している。同機を使えば女性でも簡単にわら打ち作業が行え、音が静かな点も利用者から喜ばれている。木づちによる1時間の手作業が同機を使用すれば10分ほどで完了する。またローラー台が上下するため任意の部分をなめすことができるなど操作性も高い。  
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  はしご・脚立に簡単装着できる踏み板「かけ丸」/ミタカ発売  
     
  ミタカは、市販されているアルミ製はしごや脚立、二連式はしごなどへ簡単に装着できる幅広の踏み板を開発、昨年から売り出している。安全性や作業性が高まるなど安定した作業を実現した。仕事中の疲労軽減にもなる。東大阪ブランド認定製品。商品名は「かけ丸」。スチール製で、踏み板部分は網仕様のため滑りにくい。シンプル構造のため耐久性に優れ、好きな高さの踏み段にワンタッチで引っ掛けるだけで使える。  
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  軟弱野菜の根切り機「ラクラク君」/三晃精機  
     
  三晃精機はこのほど、軟弱野菜の根切り機「ラクラク君」の販売を始めた。前輪の右側に切断刃が装着してあり、作業者はこの刃が野菜の根元に当るように土中に入れ、畝に沿って支持棒を前方に押していくという仕組みで、奈良県農業総合センター・高原農業総合センターと共同開発した。対象作物は、ホウレンソウ(ハウス植え用)をはじめ、小松菜、チンゲン菜、ミズナ、奈良県の伝統野菜「大和まな」など。白菜、キャベツ用の切断刃もある。  
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  新生グループ逞しく船出/マキタ沼津が20年度特約店会議  
     
  マキタ沼津は21日、東京・台場のホテル日航東京において全国の特約店200名を招き「平成20年度マキタ沼津特約店会議」を開催。今年8月に富士ロビンからマキタ沼津となり、今回、第1回目となる特約店会議では、渡邉社長が「お客様第一主義を徹底し、マキタグループとして最大のシナジー効果を生み出す」とした基本方針を打ち出すとともに、ラビット電子制御“デジタルエンジン”を搭載、世界最軽量の背負式刈払機「NB-K200H」、新型刈払機「60シリーズ」、“ハッピースタート”を採用した新型管理機「PRシリーズ」などの新製品を発表。併せて、“ラビット”ブランドの浸透施策として各キャンペーンを展開することを明らかにした。  
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  ヰセキ九州・福岡、長崎支社が「農家とヰセキの秋祭り」開催  
     
  ヰセキ九州は16〜18の3日間、甘木水の文化村内特設会場(福岡県朝倉市)で福岡支社と長崎支社の合同展示会「農家とヰセキの秋祭り」を開催した。主要3機種90台のほか各種農業資材、小物商品を出品。ジアスATK九州スペシャル機を新登場させたほか、07年秋新商品を発表した。“疎植ガール”による37株疎植稲作講演会も行われた。会場入り口には、芯金レスの新型クローラを採用したトラクタを展示。テント内では管理機と野菜移植機を実演。また大規模対応コーナーを設けて95馬力トラクタ、8条植田植機、6条刈コンバイン等をアピールした。  
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  JAグループ滋賀が第19回農機大展示会開く  
     
  JAグループ滋賀は16〜18日、滋賀県長浜市の県立長浜ドームで第19回農業機械大展示会を開いた。約7500人が会場に詰めかけ、大いににぎわった。会場では最新型のトラクタや田植機、コンバインなど主要機をはじめ管理機や刈払機など大型から小型まで多彩な農業機械や関連製品を多数展示。チップソーや剪定鋸など各種小物資材の即売も活発に行われた。会場中央の管理機実演コーナーでは、実演が始まると人だかりができて注目を集めていた。約100点を並べた中古農機コーナーや、動噴などが次々とセリにかけられるセリ市も人気だった。  
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  大看板で除雪機商戦本番始動/小出農機  
     
  いよいよ除雪機の本格商戦が11月中旬からスタートした。小出農機の店頭にはこの時期に合わせ、例年にない大看板が掲げられ、道ゆく人々の目に留まり、話題を呼んでいる。今年の冬の降雪は平年並みとの予報もあり、万全のシフトが必要だ。そこで同社では店頭に「さあ来い冬将軍・快適な除雪機/楽しい雪国」「この冬!ラニーニャ現象(気象庁発表)」「冬の朝、あと30分寝てられる」「除雪は人力より馬力で」―などを大書した大看板を店頭に掲げた。  
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  スーパーロングリーチマンを林業機械展で披露/丸順エンジニアリング  
     
  丸順エンジニアリングは、林野庁の18年度補助事業「環境負荷低減対応等機械緊急開発事業」で開発した林業作業用新機種「スーパーロングリーチマン」を先ごろ熊本県で開催された森林・林業・環境機械展示実演会に出展、参観者から高い関心を集めた。同機は、0.45立方mのベースマシンで水平方向18.5mという最長リーチを介してグラップル作業(木材のつかみ・引き寄せなど)を行うもの。傾斜地では山側・谷側ともに20mまでの距離をこなすことができるのが特徴だ。  
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  熊本でCAT林業セミナー/新キャタピラー三菱  
     
  新キャタピラー三菱は4日午後、熊本県熊本市のホテル日航で、CAT林業セミナー「森林バイオマスの有効利用に向けて〜100%再資源化への挑戦〜」を開催した。同セミナーは今回で3回目。販売店など同社の顧客と関係者を含めて約150人が参加。同社のジェイ・エイ・ファロウズ常務取締役が挨拶。続いて、NPO法人日本樹木リサイクル協会の板垣禮二代表理事会長が、「森林バイオマスの有効利用に向けて〜100%再資源化への挑戦〜」と題して、記念講演を行った。  
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  共栄社が林機展でベントラックPR  
     
  共栄社事業企画部ベントラックチームは、林秀訓部長を中心に多目的トラクタ「ベントラック」の普及推進活動を展開しており、先般熊本県で開かれた森林・林業・環境機械展示実演会では、同機の豊富なアタッチメントの中で、切り株の除去作業をこなす「KC180スタンプグラインダー」をアピールした。山の現場で作業路などを作設する場合、切り株を完全に除去すると谷側の路肩が崩れる可能性があるが、同機では切り株の表面に露出している部分を削り取り、その後チップを埋め戻すため、地盤の安定性は従前どおりというメリットがある。  
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  35の研究成果を報告/森林利用学会が学術発表会  
     
  森林利用学会(酒井秀夫会長)は17日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で第14回森林利用学会学術研究発表会を開催、AとBとに分かれた2会場で合計35の研究成果が報告された。今回の発表会では、ロングリーチグラップルを用いた集材作業や列状間伐、森林バイオマス収集・運搬やチップ化に関連した研究など、現在、現場で注目されているテーマが目立った。  
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  07林機展から/新たにフォワーダで講習会  
     
  今年の森林・林業・環境機械展示実演会では、林業機械化協会が例年実施してきた安全講習会が2機種に増やされ、これまでのスイングヤーダにフォワーダが加えられた。会場受付では、先着順となっているフォワーダ関連の配布資料について事前に問い合わせがあるなど、関心の高さを表した。初日、2日目とも午前スイングヤーダ、午後フォワーダの講習で、南星機械、イワフジ工業、新キャタピラー三菱、諸岡各社の協力を得、同協会の二元隆氏が講習に当たった。  
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  籾ガラ、稲ワラの資源としての利活用を機械が支援  
     
  稲作に伴い発生するワラ、籾ガラの有効活用の動きが広がっている。籾ガラについては、ケイ酸質の補給などの効果もあり、田へ還元する機械が活躍。稲ワラについては、飼料としての利用が飼料自給率向上の運動と連動し、取り組み強化が図られている。そうした動きの一方で、注目のバイオ燃料として、稲全体を利用してエタノールを生産する取り組みもあり、今後はこれまでやっかい者扱いされがちだったこうした未利用資源の有効活用が進みそうだ。  
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  攻めの営業で需要掘り起こす兵庫県農機流通  
     
  自然災害の復興事業も一段落し、農産物価格の低迷や新農政への過渡期など内的、外的要因も加わって厳しい市場環境が続く。プロ農家への積極的なアプローチ、若手の台頭などもあり、新たな取り組みで農機市場の活性化が図られている。各流通関係者は地域密着のスタンスを更に固め、地域に根の張った取り組みを見せる。この時期、展示会などを積極的に開催し、需要の掘り起こしに余念がない。今回は、来年への助走が始まった兵庫県の農機市場をルポした。  
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  有機資源循環利用グリーンフォーラム/日本有機資源協会  
     
  日本有機資源協会(兒玉徹会長)は10月24、25の2日間、都内で開かれたバイオマス総合展に併催しセミナーを開催した。24日は「有機資源循環利用グリーンフォーラム〜バイオマスタウン構築に向けて〜」が開かれ、農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課長の西郷正道氏が「わが国におけるバイオマス利活用の現状」と題して基調講演。引き続き報告発表として、日本大学教授・野池達也氏による「バイオガスエネルギーの展望」について、同協会専務理事の今井伸治氏による「バイオディーゼル燃料利用推進に向けた取組み」についてなどが行われた。  
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