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農経しんぽう |
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平成20年4月14日発行 第2748号 |
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新規緊プロに11機/農業資材審議会農業機械化分科会が開発、導入の基本指針を答申 |
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農林水産省は9日、省内で農業資材審議会農業機械化分科会(笹尾彰分科会長)を開き、中間整理後の農業機械化対策の進捗状況を報告するとともに、「高性能農業機械等の試験研究、実用化の促進及び導入に関する基本方針」と「平成20年度において型式検査を行う農機具の種類」について諮問し、原案通りとの答申を得た。これにより、20年度から新たな緊プロ事業としていちご収穫ロボットや加工・業務用キャベツ収穫機など11機種の開発を開始する。
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ロールクリエートがベールカッター発売 |
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ロールクリエートは、道外の和牛農家などを対象とした、稲ワラ向けの切断機械「ベールカッター BC-100(最大ベールサイズ径φ1200mm×幅1000mm)」を開発、各地域で実演を行い、好評を得ている。同機は、稲ワラの切断長さ2cmのタイプへのニーズが高かったことから開発されたもので、2cmから30cmまで5段階に切り替えができる。電動モーターを採用しているため、トラクタがない農家でもすぐに使え、音も静かでほこりも出ないため、周囲の環境にも配慮されている。
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ヤマハが携帯インバータ発電機を発売 |
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ヤマハモーターパワープロダクツは業務用電源、バックアップ電源、レジャー用電源まで幅広く対応する定格出力4kVAの携帯インバータ発電機「EF4000iSE」を4月10日より新発売した。同発電機は、無負荷、低負荷、定格負荷時で回転数を一定の2600rpmに保ちながら発電を行うことが可能なエンジンや大容量マフラーの採用などにより、4kVAクラス最高レベルとなる58dBA(1/4負荷時)/60dBA(定格負荷時)の静粛性を達成。さらに、低燃費のエンジンと大容量燃料タンクの相乗効果で、長時間運転を実現した。
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井関農機が知財功労賞・特許庁長官賞を受賞 |
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特許庁の平成20年度知財功労賞で、井関農機が特許庁長官表彰の「産業財産権制度活用優良企業等表彰」を受賞した。同庁では受賞理由について「知的財産の重要性に対する認識が高く、事業戦略、研究開発戦略、特許戦略を三位一体として展開し、知的財産重視の経営が同社の柱の一つとなっている」と指摘したうえで、「効率的な特許管理の徹底により06年には、特許査定率90.4%(全出願人の平均48.5%)も達成し、3年連続特許査定率日本一であることを、営業部門のセールストークの一つとして積極的に活用している」などをあげている。
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新社長披露と新製品発表会/スチールが開催 |
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スチールは、4月1日より新社長スピッツァー・マリオ氏の就任に伴い、7日、東京ガーデンパレスホテルに関東・甲信越・中部東海の特約店50名を招き「社長交代披露及び2008年スチール新製品の発表会」を開催。席上、新社長は、1.エコフレンドリー製品の販売強化、2.B2B/B・NETの強化、3.より優れたコストパフォーマンスの提供、4.世界最高水準の品質と性能の保証、5.STIHLブランドの認知度向上―の5項目の営業方針を打ち出すとともに、新製品としてソーチェーン、カービング専用ソーチェーン、ヘッジトリマー、ターボブロワー、森林作業用防護服を発表した。
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芝管理機、内外で期待/IHIシバウラ |
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IHIシバウラは、昨年、米国の芝刈機メーカーであるExcel Industries,Inc.(エクセル インダストリーズ社)と業務提携し、今年に入り「2008ゴルフインダストリーショー(フロリダ州)」に出展するなど、「ハスラー・シバウラ」ブランドの芝管理機械を幅広くアピール。国内においても、「乗用フェアウェイモア SR525」など、安全性、作業性、メンテナンス性などが評価され、ゴルフ場、公園緑地、河川の芝草地などの整備・管理の業界から大きな期待が寄せられている。
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乗用草刈機まさおなど好評で草刈機の出荷増/筑水キャニコム |
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筑水キャニコムは、07年の乗用型および歩行型草刈機の出荷台数はともに増加した。出荷が好調だった主な要因は、業界初の「刈高さ0〜180mm」など特徴のある4輪駆動乗用草刈機まさおCMX222が高く評価されたため。4輪駆動乗用草刈機の出荷台数は昨年、国内外合わせて前年比300%と大きく伸びた。乗用草刈機のうち4輪駆動機の出荷比率は30%を超え、同社は「市場で4輪駆動乗用草刈機が定着してきた」としている。
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ヰセキ信越が合併記念大実演会開く |
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ヰセキ信越は3月7、8日の上越会場を皮切りに28、29日の長岡会場まで新潟県下4会場で、ヰセキ信越合併記念大実演会を開催した。4会場で約800人を動員し、105馬力超トラクタTJW、同セミクローラ仕様をはじめ、発売以来好評の乗用田植機PZ、PQZ、また各作業機メーカーの畦塗機の実演・試乗を行うとともに、新会社がスタートしたことを農家ユーザーにアピールした。同社は、今年1月1日に新潟ヰセキ販売と長野ヰセキが合併し発足、売上高約100億円(19年度合算実績)、従業員303人、営業拠点30カ所の大型販社。
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工進が創業60周年記念式典行う |
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工進は4日、京都市中京区の京都ホテルオークラで「60周年記念祝賀会」を盛大に挙行した。昭和23年、小原社長の父である小原甚一氏が京都市内で開業以来、今日までお客様第一主義を貫き、今ではエンジンポンプの国内シェア65%、世界シェア40%を占め、世界130カ国で愛用されている。さらに、エンジン式小型動噴などの噴霧機を開発し、ユーザーから高い信頼を得ている。「この式典の場を、ビジネスパートナーとして将来に向けた夢を語り合う決起大会の場としたい」(小原社長)とし、更なる飛躍を誓い合った。
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オギハラ工業の新工場が稼働 |
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オギハラ工業がかねてより上越市三和区柳林に建設中だった新工場がこのほど完成、4月10日から本格稼働した。新工場の概要は、敷地1700坪(約5610平方m)、建築面積は400坪(約1320平方m)で間口が29m、奥行45.5m。構造は、平屋建て鉄骨構造。鉄骨は自社の鉄骨加工部門で製造した。新工場はアッセンブリー(組立て)が主で、2tクレーン3基を備えている。建物の特徴は、壁面と屋根に東京ドームや新潟ビッグスワンで使われている東レのB種膜(TG3000=ガラス繊維系塩化ビニール樹脂膜)を採用したこと。
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鎖入り切創防止用手袋が1.6倍に/カミキ |
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安全保護具メーカーのカミキでは昨年、アラミド繊維に鎖を装着した切創防止用手袋の売上げが対前年比1.6倍と大幅に伸びた。引張り強度に優れるアラミド繊維には切創事故を減らす効果があるが、使用時間が長くなると劣化が始まり効果が薄れる。そこでアラミド繊維手袋に鎖を装着した同社製品が、切創災害を防ぐ効果が持続すると評価された。昨年、防振手袋の日本工業規格が改定されたが、同社の防振手袋「T-1」は国内メーカーで初めて評価試験に合格した。
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点検整備を促すチラシ/全農機商連が作成 |
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全農機商連(田中直行会長)はこのほど、農作業安全確保のための「点検・整備励行運動推進チラシ」を作成した。このチラシはA4判4ページで、「農作業の安全は農業機械の点検・整備から!」を表題に、2ページ目には全農機商連の紹介と安全のためのチェックリスト。3ページ目には「農業機械の点検・整備には十分な手間と確かな技術が必要です!」と訴え、認定工場、整備技能士をPR。4ページ目は作業上の注意点と万一のために加入しておきたい全農機商連が扱っている農機傷害補償保険について紹介している。
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緑化市場で信頼高める/日本グリーンアンドガーデン・樫田社長インタビュー |
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ゴルフ場をはじめ緑化分野において着実に信頼を高めているのが、住友化学のグループ会社として、殺虫剤、殺菌剤といった農薬から、肥料、土壌改良資材などを取扱い、多角的な展開を行っている株式会社日本グリーンアンドガーデン。そこで、今回は、昨年6月に社長に就任した樫田雅好氏に、同社の昨年度の概況などに関して伺った。
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本格的に事業進める/東京の校庭芝生化 |
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校庭の芝生化が着実に前進している。昨年、都内の全小中学校の校庭を芝生化していく政策を打ち出した東京都では、日本芝草学会の「校庭芝生部会」(部会長・藤崎健一郎氏)の協力を得て作成した「ガイドライン」や、インターネット・ホームページでの情報発信などのソフト事業に加えて19年度に25校の芝生化を進めており、具体的な成果となって表れている。また、昨年の11月には「校庭芝生化事例集2007TOKYO」を作成し、芝生化推進事業をさらに加速させようとしている。
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緑豊かなフィールド目指し、拡大する芝管理・緑化管理機器 |
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快適で潤いある緑空間を維持し、管理していく上で欠かせない各種の緑化関連機器市場が着実に広がっている。最大の緑化機器のマーケットであるゴルフ場はこの数年、効率管理や作業の合理化の必要性などから機械作業が見直されて復調ムードを示し、堅調な需要を獲得している。また、芝生を使った都市公園やスポーツ施設さらには公共緑地まで管理を要する面積は年々増加し、ここにきて本格化・具体化している校庭芝生化の取り組みなどもあいまって右肩上がりでの推移をみせ、今後さらなる拡充が見込まれている。それに伴い、高い作業能力を誇る機械化対応が進められている。
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管理技術力高め良質な芝地空間広げる |
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緑地管理機器で最も大きなボリュームを持つのがゴルフ場市場。かつてのバブル期のような勢いこそ影を潜めたが、効率、省力、低コスト管理を実現していくために必要不可欠なものとして導入が進む。特に現場サイドの機械更新による作業能率のアップ、優れたグリーンの実現への意欲は根強く、底堅い需要を生んでいる。このため管理機器市場としては、一時期の低空飛行から抜け出し、明るさが戻り始めた、投資意欲が出てきているなど、手応えを指摘する声が聞かれ始めている。こうした機械管理で良質な芝地空間の創出を目指している。
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欧州農業のスケール/視察団員・家木氏(井関農機)のレポート |
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第61次農経しんぽう欧州農機事情視察団に参加させていただき、FIMAの展示会の他に農業機械メーカー・販売店・ユーザの農場を訪れる機会を得て、そのスケールの大きさの中にそれぞれの立場での農業に対する取組みに情熱を感じ、とても有意義であった。FIMAの展示会は活気に溢れまさにフェスティバルの様相を呈していた。35回目となる今回のテーマは“燃料の多様化、消費抑制に配慮した環境保全型の農業を目指す中で、経済性を実現する”であり環境問題・後継者の減少など我国と同様の問題を抱えながらも活気溢れる欧州農業の一端に触れることができた。
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オーレック創業60周年迎える/今村健二社長に聞く |
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オーレックは草刈機、管理機を主力製品とするメーカーで今年10月に創業60周年を迎える。「かつてのクワ、カマの分野で研究開発をきめ細かく行う」をモットーに乗用草刈機、2面畦草刈機、斜面用草刈機ほかの業界初製品を商品化してきた。事業の拡大も注目され、地域貢献製品の開発、新規事業への取り組みも強めて売上げ100億円を目指している。今村健二社長は「オリジナリティーで、常に業界の最先端を行く企業を目指したい」と語った。
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