農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成21年6月1日発行 第2802号  
     
   
     
   
  国民運動として推進/21年版食育白書  
     
  内閣府はこのほど、平成21年版食育白書を公表した。今回の白書ではテーマに“国民運動としての食育の推進”を掲げ、民間における食育推進の取り組みやその事例を大きく紹介。家庭や学校、保育所などの地域における食育推進策の状況などについて解説記事やコラムなどでわかりやすく示している。食育を国民運動として推進する重要性などを掲げ、「国や地方公共団体による取り組みとともに学校や保育所、農林漁業者、食品関連事業者、ボランティアなどの様々な立場の関係者の緊密な連携協力が極めて重要である」と位置付けた。  
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  バーク堆肥など増/土壌改良資材の平成20年供給量  
     
  農林水産省生産局農業環境対策課はこのほど、政令指定土壌改良資材の平成20年の供給量をまとめ発表した。それによると、前年に比べ、バーク堆肥、腐植酸質資材、バーミキュライト、ベントナイト、ポリビニルアルコール系資材は増加、泥炭、木炭、けいそう土焼成粒、ゼオライト、パーライト、VA菌根菌資材は減少、ポリエチレンイミン系資材は横ばいとなった。  
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  乗用管理機にHSTとブーム水平装置仕様/やまびこグループ・共立  
     
  やまびこグループの共立は、乗用管理機(RV)シリーズの新仕様を発表した。薬液タンク600Lから1000Lまでの豊富なRVシリーズのラインアップに今回、HST(油圧式無段変速機)搭載とブーム水平装置モデルの新機構を加え、より作業能率と作業負担軽減を図った。HST仕様はノークラッチのハンド操作で前後進の切り換えと車速変更がワンレバーで操作でき、従来機に比べ圃場での切り換え作業時間が短縮できる。また、水平装置仕様は、ブームに設置されたセンサーが車体の傾きを素早く感知。均一な散布とオペレータの負担軽減につながるものとなっている。  
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  野菜用播種機「ひとつぶだね」発売/コンマ製作所  
     
  コンマ製作所は、かねてより研究・開発を進めていた、野菜用の播種機“ひとつぶだね”「SP-V21」を完成、5月より本格的な発売を開始することを明らかにした。同機は、これまで水稲用播種機として培ってきた同社独自の技術をいかし、特殊鎮圧装置の採用により、野菜種子をポット中央部に、正確に1粒ずつ播種する。1株1粒ずつ播種でき、その後の間引き作業が不要のため、大幅に作業時間が省力化できる。また、コーティング種子に合った理想の播種ロールを採用しているため、確実に精度の高い播種作業が行える。  
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  ササオカが新型揚土爪「カット飛爪」発売  
     
  ササオカはこのほど、土質を選ばず揚土作業が行える管理機用の新型揚土爪「カット飛爪」を開発、新発売した。爪のストレート部に切り欠きを入れることで、食い込み性を向上、硬い土質の土でも容易に砕土でき、先端のひねり形状と合わせて土の飛びを良くしている。また同時にこの切り欠きがあることで、振動が少なくなり、作業負担も軽減される。あらゆる野菜畝に適用できるが、特に白ネギの揚土作業などに最適。  
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  二刀流チップソー/フジ鋼業が改良型  
     
  鬼の爪チップソーで著名なフジ鋼業はこのほど、1枚のチップソーで、作業場所に合わせてナイロンコードとチップソーの使い分けができる「改良型二刀流チップソー」(特許出願中)を発売した。チップソーの台金上部2カ所に設けた差込口からナイロンコードを簡単に装着できる新構造を採用し、障害物周辺でのキワ刈りや石の多い場所などナイロンコードでの作業が適している場合には、その場でナイロンコードに早変わりでき、コードを差込口から引き抜けば元通り、作業性に優れたチップソーとして作業できる。  
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  プロ用のナイロンコード「ゴールデンバイソン」を新発売/カルエンタープライズ  
     
  カルエンタープライズはこのほど、プロ用草刈りナイロンコード「ゴールデンバイソン」を新発売した。強化アルミを基本素材としたビッグサイズナイロンコードで、「切断力、耐摩耗性の向上を極めた、驚愕の切れ味」(同社)とし、繊維質の強い草、径の太い草も安全に刈り取ることができる。同時に、コード差し替え式の専用カッターヘッドとスペアコード「あんぜんロータプロ」も発売した。中型以上の刈払機で対応する。  
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  育苗箱底敷きシート用洗浄機「スカット洗浄・太陽2号」を発売/オカモト機器産業  
     
  オカモト機器産業は、農業・園芸用育苗箱底敷きシートを1分間に6〜7枚洗浄できる「スカット洗浄・太陽2号」を発売した。紙シートでもビニールシートでも洗浄できる。100Lタンクとポンプを装備し、循環洗浄で2分の1に節水する。消毒用に使うこともできる。洗浄処理速度は、長さ57cmのシートで1時間に400〜450枚、作業者が慣れてくれば、1日(8時間)で3000〜3500枚の処理ができる。  
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  第20回の募集を開始/ヤンマー学生懸賞論文・作文  
     
  ヤンマーはこのほど、「第20回ヤンマー学生懸賞論文・作文募集」(後援=農林水産省、都市農山漁村交流活性化機構、全国農村青少年教育振興会)の募集要項を発表した。テーマは、『農が変わる 農が応える 今 未来への布石を』。サブテーマは『生命を育む「食」、食を生み出す「農」、環境を守る「農山漁村」』。応募期間は平成21年6月1日〜10月31日。厳正な審査を経て入選者は平成22年1月下旬、東京で開催する入選発表会で表彰される。論文の大賞には賞金100万円、作文の金賞には賞金30万円などが贈られる。  
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  大豆で現地研修会/新潟クボタ  
     
  新潟クボタは5月23日長岡市、25日新発田市、29日上越市で、それぞれ大豆研究会の第1回現地研修会を実施、同会加盟の農家を中心に、砕土、播種、除草剤散布に関する新しい機械化技術を紹介した。23日の長岡市会場では、バーチカルハロー、アップカットロータリ、ブームスプレヤーの実作業を行い、その機能、特徴を説明。「クボタパワクロ+作業機で高品質大豆を作ろう」を掲げ、単収300kgの安定多収技術の確立に力を込めた。  
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  サタケがエコ番組を制作  
     
  サタケと東広島ケーブルメディアは、小学生を対象としたエコ番組「カモン!エコロじん」を共同制作、今年5月〜12月にかけて8回のシリーズで身近な様々の環境をテーマに放映している。初回放送は去る5月13日から「バイオマスって何?」をテーマにオンエアされ、小学生の視点でわかりやすく、楽しく仕上げられた番組に早くも大きな反響が寄せられている。児童のみならず地域住民に地球環境の現状と課題を理解してもらうことを目的に、環境保全技術の開発にも力を注ぐサタケと地元ケーブル局の東広島ケーブルメディアが共同制作した。  
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  ラジコン草刈機で新製品発表・実演会/筑水キャニコム  
     
  筑水キャニコムは5月26日、久留米市内の筑後川河川敷でラジコン型ハンマーナイフモアCG670Rの新商品発表・実演会を開催した。ラジコン操作により、最大100m離れても安全に動かせる。最大40度の傾斜地での作業を可能とし、これまで人手に頼っていた地形でも、草刈りを省力的に安全にできる。67馬力エンジンとワイドな1850mmの刈幅で、1haを約3時間で作業する高能率などを示し、集まった緑地管理関係者から注目を浴びた。  
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  上田農機の乗用型コンニャク掘取集積機が産地で好評  
     
  上田農機が開発・製造しているコンニャク関連機械は、一部の機種に品薄感が出るなど好調な動きを見せている。なかでもコンテナに収納できる乗用型コンニャク掘取集積機が産地で好評だ。同機には、UTD-582H/682H/052H/1252Hの4型式があり、適応トラクタは16〜40PS、装着方法はトラクタ直装。主な特徴は、1.掘取作業の省力化を目指し設定した製品、2.前部コンベアより後部コンベアの回転数が遅いので作業が大変に楽、3.本機の両側にイスを装備したので作業が楽―など。  
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  野菜農家への訪問商材に最適な田中産業の「ゴアテックス・サロペット」  
     
  田中産業発売の高機能作業衣「ゴアテックス・サロペット」が、農産物直売所に朝穫り野菜を出品する生産農家に着用され人気を呼んでいる。朝露に濡れながら膝をついての作業やしゃがんだ姿勢での作業が多い野菜農家だが、濡れない、蒸れない、冷えないという高機能性と動きやすさが、特に野菜農家の主婦層に喜ばれている。シンプルでモダンなデザインも好評なため、農機ディーラーには「野菜農家への訪問商材にぴったり」として活用が活発化している。  
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  軽トラック用の補助輪「楽輪」拡販/カムサー  
     
  カムサー開発・発売の軽トラック用補助輪「楽輪(らくりん)」が、ダイコンなど重量野菜の収穫・搬出・運送をはじめ、堆肥の散布や防除など農作業に幅広く活用され、重宝されている。同社では地域密着型の販売代理店を募集中だ。楽輪は軽トラックによる圃場への直接乗り入れを可能にするシステム。トラクタ仕様のタイヤを軽トラックのタイヤ外側に装着して使う、例えて言えば“軽トラックの長ぐつ”で、雨上がりのぬかるんだ軟弱地盤でも安定した走行が見込める。  
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  微生物資材コフナ推進/ニチモウ  
     
  ニチモウ環境資材営業部農畜資材チームが普及を図っている好嫌気性複合微生物資材「コフナ」。農業先進国であるフランスのパスツール研究所で開発されたもので、100種類以上の微生物を天然の有機物の中にバランスよく含有しており、色々の条件下で活発に活動できる菌種を科学的に選んだものだ。その普及組織ともなるコフナ農法普及協議会では、今年度のキーワードとしてコフナ使用による農産物の「販売強化」を掲げ、生産現場と実需者、消費者とのパイプを一層太く強いものとし、ニーズに適う農産物を提供すべく各地で活動を展開している。  
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  環境シフトを一層強化/日本陸用内燃機関協会が総会  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)は5月27日、東京都港区赤坂の明治記念館で第44回通常総会を開催し、平成20年度事業報告、同決算報告、平成21年度事業計画、同予算を事務局原案通り可決するとともに、会員代表者変更に伴う役員の選任及び常勤理事の増員を行い、8名の新理事就任を了承、互選の結果、新副会長に上野充(小松製作所執行役員)、菱川明(三菱重工業執行役員)の両氏を選任した。最初に挨拶に立った林会長は、世界のエンジン需要は中長期的には再び成長に転じるとの見方を示し、特に排ガス規制などの環境問題への対応を重視、ビジネス拡大のチャンスであるとし、積極的な対応を要請した。  
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  ヒートポンプを普及推進/農業電化協会が総会  
     
  農業電化協会(木村滋会長)は5月22日、都内の東京ガーデンパレスで第65回通常総会を開催した。また、会議に先立ち平成20年度の農業電化推進コンクール受賞者の表彰式も執り行い、農林水産省生産局長表彰に輝いた椎名洋ラン園(千葉県)、文化花園(石川県)、あわじ島農協レタス部会(兵庫県)、農業電化協会長表彰を受けた33の受賞者を表彰した。議事では、木村会長を議長に21年度事業計画・同収支予算などを審議、いずれも事務局原案通り可決した。21年度事業ではヒートポンプ普及促進の一環として、手引書の作成検討を推進する。  
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  生分解マルチを普及拡大/農業用生分解性資材研究会が総会  
     
  農業用生分解性資材研究会(坂井久純会長)は5月22日、都内東日本橋の日本施設園芸協会会議室において「平成21年度総会」を開き、平成20年度事業報告並びに決算、平成21年度事業計画・予算案などについて審議し、可決・了承した。平成21年度事業では、生分解性マルチ製品の普及推進活動として、生分解性マルチについてのセミナー講演会を11月5日に東京都江戸川区船堀のタワーホール船堀において開催するほか、日本施設園芸協会主催のセミナー・機器資材展に出展する予定。  
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  小関理事長を再選/千葉商組が総会  
     
  千葉県農業機械商業協同組合(小関邦夫理事長)は5月28日、千葉市のオークラ千葉ホテルで第51回通常総会を開催し、平成20年度事業報告、平成21年度事業計画、同収支予算など一連の議案を審議し、事務局原案通り可決、了承するとともに、任期満了に伴う理事、監事の選任では、小関理事長を再任した。千葉県農業機械公正取引協議会、千葉県農業機械整備技能士会の通常総会に引き続き行われた商組総会では、最初に小関理事長が挨拶し、役立つ情報を提供して、お互いが良くなっていくを合言葉に頑張って参りたい旨語り、協力、支援を求めた。  
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  新事業分野確立へ、農林機メーカーも活発/2009NEW環境展  
     
  環境関連機器のイベントとしてはアジアで最大規模を誇る「2009 NEW環境展」が5月26〜29の4日間、東京ビッグサイトで開催された。「守ろう地球 創ろう共生社会」をテーマに559社が2023小間を展開。農機業界からも多数のメーカーが出展参加した。今年で18回目となる同展、特徴は環境機器自体に省エネに配慮したテクノロジーを採用し、とくにLED照明関連が活発。また、廃食用油、食品廃棄物、木材などのバイオマスエネルギー利用技術の出展が増えた。さらに、都市緑化、水処理、有害物質の無害化技術等の新たな環境経済・社会づくりを支える技術も目立った。  
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  A-PACK 2009 OSAKAを開催  
     
  西日本最大規模の包装展「A-PACK 2009 OSAKA」が5月20〜23日、「包装・物流・環境対応への最新技術/アジアで拓こう21世紀」をテーマに大阪・南港の「インテックス大阪」で開催され、延べ5万1013人の来場者で賑わった。同展は、アジア地域における包装・物流技術の向上と発展に貢献することを目的に開催。今回は、128社・436小間の規模で催された。包装資材や包装機械、環境対応機材から物流に至る最新の技術や情報、デザインなどが一堂に集まり、幅広い展示内容となった。  
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  機械化林業を更に推進/林業機械化協会が総会と60周年祝賀会開く  
     
  林業機械化協会(伴次雄会長)は5月25日、都内のホテルメトロポリタンエドモンドで平成21年度通常総会並びに創立60周年記念祝賀会を開催し、機械化林業の重要性を改めて確認し、引き続き活発に事業活動を展開、日本林業の活性化に貢献していく使命を共有した。記念式典で挨拶に立った伴会長は、現在の機械化林業による間伐推進や森林施業に「極めて重要な役割を果たし、稼働が広がっている」との認識を示しつつ、主伐が増えると見込まれる今後の森林資源の推移を踏まえ、機械化林業の開発・改善が一層必要だと強調し、更なる前進に強い決意を示した。  
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  飯塚会長を再任/日本特用林産振興会が総会  
     
  日本特用林産振興会は5月25日、東京・大手町のKKRホテル東京で、平成21年度(第25回)通常総会および特用林産功労者表彰式を行った。総会では、すべての議案を事務局原案通り承認。任期満了に伴う役員改選では、飯塚昌男会長を再選した。総会の冒頭、あいさつに立った飯塚会長は、「林業はスギ、ヒノキでうまく回らない半面、限界集落における高齢者や女性の頑張りで、特用林産物でそれらの半分を稼ぎ出している」と、特用林産の重要性を指摘。「どうすればヒットが打て、得点できるかを考えていきたい」と述べた。  
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  ユーザー層広がり、野菜・畑作関連機械市場が充実  
     
  野菜・畑作関連の機械が元気だ。野菜用には小型から大型まで機械化が進められ、地域対応が図られた機械ができてきている。一方、麦、大豆用では、作業適期を逃がさない高能率な機械が現場に導入されている。昨今、野菜については、自然志向、自らが作るという喜び、さらには新鮮志向などから家庭菜園がブームとなり、そうした場で手軽に利用できる簡便な耕うん機が人気を博している。野菜機械のユーザーに広がりが出ており、きめ細かな対応で実績を積み上げたい。  
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  変革期にある農業機械学/農機学会会長澁澤栄氏に聞く  
     
  農業機械学会の新たな会長に澁澤栄氏(東京農工大学大学院農学府教授)が就任した。澁澤氏は、今は農業、農業機械学ともに変革期にあり、新たな研究の展開が求められるとして、そのキーワードに「接続技術」を置き、これから求められる機械を展望した。単に機械を開発するのではなく、圃場全体を視野に入れた管理技術として、要素技術をつないで全体をシステムとしていく―それが強みであると語った。  
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