農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成21年9月7日発行 第2814号  
     
   
     
   
  農業所得の増大などで2兆9480億円を要求/22年度農林水産予算概算要求  
     
  農林水産省は8月31日、平成22年度農林水産予算概算要求をまとめた。要求額は2兆9480億円、前年予算額に比べ115.1%の要求とした。来年度事業の柱は、1.コミュニティを維持し地域資源を活かす農山漁村活性化対策、2.農業所得増大に向けた戦略的取組の推進、3.我が国農業を支える担い手の育成・確保、4.食の安全・消費者の信頼確保、5.農林水産業・食品産業の潜在力を活かした新たな分野への挑戦、6.多様で健全な森林の整備の推進と林業・木材産業・山村の再生など。  
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  農機担当の農業環境資材課を新設/農林水産省の組織・定員要求  
     
  農林水産省は、平成22年度の組織・定員要求をまとめた。総合食料局、生産局を廃止し、新たに「食料生産局」を設置。また、農林水産技術会議を廃止、これに伴い農林水産技術会議事務局も廃止。大臣官房に「技術・環境政策部」を設置し、ここで技術政策、普及、環境政策を所管する。「食料生産局」には、農業機械、肥料など生産資材対策を所管する「農業環境資材課」を新設する。実施は来年9月の予定。局・部関係ではこのほか、農商工連携、バイオマス、知的財産、食品産業の振興などを所管する「資源産業局」を新設する。  
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  「平年並み」から「やや不良」/8月15日現在の水稲作柄  
     
  農林水産省が8月28日発表した平成21年産水稲の8月15日現在における作柄概況によると、早場地帯(19道県)の作柄は「平年並み」ないし「やや不良」と見込まれる。これは、北海道において、7月中〜下旬の低温・日照不足による稔実への影響が見込まれ、その他の県においては、5月下旬から6月上旬及び7月以降が日照不足等で推移したことから、全もみ数が「平年並み」ないし「やや少ない」で推移しているため。遅場地帯(沖縄県第二期稲を除く27都府県)の生育も、「平年並み」ないし「やや不良」と見込まれる。  
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  低コスト色彩選別機を発売/井関農機  
     
  井関農機はこのほど、白米(玄米)の中に混入している着色米や異物を自動的に取り除く5チャンネルタイプの一般農家向け低コスト機として、小型コンパクト色彩選別機「AK-M350」を新発売した。メーカー希望小売価格は110万円(税別)。同社では「求めやすく、さらなる省エネ・低コスト農業を応援する」としている。主な特徴は、1.高精度選別を実現=シラタやヤケ及び異物を選別し、高品質な米に仕上げる、2.場所を選ばないコンパクトサイズ、3.省エネ設計=消費電力はわずか180Wの省エネ設計でコストを抑える―など。  
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  電動オフセットモアを発表/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションはこのほど、電動仕様(エレクトリック)、簡単操作(イージー)、経済的(エコノミー)の三拍子揃った「e-スタイルオフセットモア」KZX120、KZS120の2タイプを発表、先に開かれた岩手農機展の会場で初お披露目した。適応トラクタは25馬力からで、水田用に数多く普及していながらも外部油圧を装備していない中型クラストラクタに対応する製品として、今後の拡販に期待がかかる。  
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  電動式フルイ機を発表/丸七製作所  
     
  丸七製作所はこのほど、米粉・ソバ粉・小麦粉などを均一な粉粒に仕上げる電動式フルイ機「MF3」(毎時能率20〜25kg)を完成、10月中旬以降より本格的な発売を開始することを明らかにした。同機は同社独自の横振動方式(自然落下の原理に、横の動きが加わるユニークな振動方式)と上下2段のフルイ網により、極めて効率よく粒度選別が行うことができる。上網はソバ殻などのゴミの選別除去や、粗挽き粉と、細かい粉に選別。下網は仕上げ用としてメッシュの均一な粉粒に揃える。同社「3号製粉機」の組み合せにより、より実用的な製粉作業が行える。  
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  ハウス栽培用の除湿空調を今秋発売/イーズ  
     
  イーズは、今秋より「除湿COP17・3」のハウス栽培用顕熱交換方式除湿空調「アグリmoぐっぴードライFAN」の販売を開始する。今回の新製品は、同社の「エネルギー有効利用のアイデアをかたちに」の理念のもと、様々な生産者の新しいニーズを具現化し、既存機種にはない、全く新しい独自発想の除湿器を開発したもの。基本となる除湿性能が優れていることをはじめ、圧倒的な省エネ性能、低価格を実現。病害虫対策、農薬減栽培、ハウス密閉時のCO2不足対策など環境制御で、収量と品質の改善を幅広く提案し、期待を集めている。  
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  ヤンマーの家庭菜園ショップを「ガイアの夜明け」で紹介  
     
  テレビ東京の人気番組・日経スペシャル「ガイアの夜明け」(9月1日放送分)で、昨年大阪府箕面市にオープンしたヤンマーの「家庭菜園ショップ」が紹介され、話題を呼んでいる。番組ではまず、ショップ屋上の栽培圃場で、ミニ耕うん機の使い方を店員に教わる主婦を紹介。使用するミニ耕うん機は、9月より新発売するバッテリー充電タイプの新商品「QT10e」だ。続いてカメラは来店客で賑わう店内へ。清潔で明るい店内には900以上もの商品アイテムが並ぶ。  
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  ヰセキトラクタが東北一周へ/自給率向上へ啓蒙活動  
     
  井関農機は、「FOOD ACTION NIPPON(フード・アクション・ニッポン)」推進パートナーとして、グループをあげて食料自給率向上への活動に取り組んでいるが、2日、日本の食料基地として重要な役割を担っている東北農業をアピールするとともに、農家の人を応援し元気の出るイベントを行うために、トラクタで東北6県を一周する「応援隊」が福島県白河市からスタートした。  
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  ホンダが除雪機の盗難補償サービスを開始  
     
  本田技研工業は9月1日から、業界で初めて除雪機の購入日から1年間限定で掛け金無償による盗難補償制度「安心プラス」を開始した。このサービスは、除雪機を購入してから1カ月以内に「お客様登録カード」にて登録したユーザーを対象とし、万一盗難に遭った場合に購入機種ごとに設定された自己負担金を支払うことで同等の「代替補償機」を提供する業界初の制度で、任意保険による盗難保険商品が未整備な除雪機において、万一の盗難事故発生時の利用者の負担を軽減するもの。  
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  チェンソー販売50周年でキャンペーン/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは9月から、スウェーデン・ハスクバーナ社がチェンソーを製造・販売して以来、今年で50周年を迎えるのを記念し、エンドユーザーを対象とする「ハスクバーナチェンソー・秋のキャンペーン」をスタートさせた。期間は12月21日まで。対象モデルは、339XP、346XP、同XPG、346XP/同XPGニューエディション、357XP、同XPG、440e、445e。期間中に購入したユーザには、ニット帽、教則DVDをプレゼントする。また、キャンペーンに参加する販売店は特別価格で対象機を販売する。  
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  名古屋支店が市からエコ事業所の認定受ける/バンドー化学  
     
  バンドー化学はこのほど、名古屋支店が名古屋市よりエコ事業所に認定されたことを明らかにした。名古屋市のエコ認定事業所認定制度は、事業活動における環境に配慮した取り組みを自主的かつ積極的に実施している事業所を、名古屋市が「エコ事業所」として認定する制度。名古屋支店が取り組んだ主な内容は、1.エコドライブマイスターを設置し、業務における自動車の効率利用、2.ペーパーレス化の推進、3.廃棄物の分別回収、リサイクル、4.日常管理における省エネルギーの推進、5.グリーン購入の実践。  
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  DIYショウに電動四輪カートを貸与/エスコ  
     
  エスコは、8月27〜29日に幕張メッセで開催された「JAPAN DIY HOMECENTER2009」に、電動四輪カート“ノアモバイル”5台を貸与。同ショウに参観に訪れた、高齢者や身体の不自由など方々の足代わりとなり、会期中、フル稼働した。会場を見て回るには相当な時間を有することから、高齢者や身体の不自由な人でも、楽に参観できるようにと用意したもの。フル充電で約16kmの走行が可能のため、1人でゆっくり会場内を参観する人が多く見受けられた。  
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  コンバイン拡販に全力/岩手農機展から  
     
  岩手県農業機械協会(高橋豊会長)は8月28〜30の3日間、滝沢村の岩手産業文化センターで、第64回岩手県全国農業機械実演展示会を開催した。最終日が衆院選に当たったことから、各出展者のブースでは政治に関する話題も多く取り上げられ、政権交代による農政変化はどうか、農家に対する支援策が変わることで農家が元気になるのか―など、期待感が出るとともに、農家では農機購入についてさらに模様見の姿勢が強まるのではないかとする懸念の声もあった。出展各社は、コンバインなど秋商品に全力で取り組むとしている。  
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  機械化で築く山形農協/第86回山形農機ショー  
     
  第59回山形県農林水産祭の一環として、「第86回山形農業まつり農機ショー」が、5〜7の3日間、東村山郡中山町長崎の最上川中山緑地公園内で、山形県農機協会、山形市、中山町の主催、山形県の後援により開催される。屋外で活動するのに最適な時期に開かれることから、収穫シーズンを大いに盛り上げ、豊穣の秋を期待する農家が多数来場することが予想されている。今回のテーマは、昨年に引き続いて「未来への架橋 主役は農業」。関係者は厳しい環境にある日本の農業を大いに盛り上げ、例年以上に情報を発信して農家に貢献したいと意気込んでいる。  
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  「やさいの日」でイベント・トークショーなど/JA全農など  
     
  JA全農グループとNPO法人青果物健康推進協会は8月29日、千葉県船橋市内で「やさいの日」をテーマにトークイベントを開き、国産野菜をはじめとした国内農産物のおいしさに関するホットな話題を提案した。会場となった千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAY北館1階の中央広場は夏休み最後の週末ということもあって子供たちを中心とした家族づれなどで大賑わい。午前中は特別ゲストに女優の片瀬那奈さんを招きオープニングセレモニーが行われ、片瀬さんは野菜や果物を食べることがいかに健康づくりに大切かを自身の体験などをもとにトークした。  
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  秋の需要に手応え/山形県農機市場の動向  
     
  山形県では、新しい知事が1月に誕生したが、これまでと同じように県産農作物に関して、流通関係者に役立つ産地情報や産地に役立つ消費地情報の受発信を積極的に行うなど、「農」と「食」に力を入れている。高いレベルの栽培技術とともに、農作業の効率化、省力化は不可欠なテーマとなり、機械化の重要度は高く、各種農業機械が貢献している。市場の動向は今年、これまでのところ、リース事業の影響もあり例年と少し違う傾向も見られるが、前年以上の数字で推移している。  
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  優れた技術力で信頼を確保する山形県農家  
     
  山形県は、豊かな土地と水資源などの自然条件を生かして、力強い農業を展開。来年秋の本格的なデビューへ向けて水稲新品種「つや姫」への注目が集まる状況下、「はえぬき」に代表される米をはじめ、サクランボ、ラ・フランスなど全国上位の生産量を誇る果樹、「米沢牛」で有名な畜産、野菜と幅広い展開が行われている。そういった山形県の農業を支えているのが、活力にあふれ、経営感覚に富み、優れた技術力の積極的で真摯な農家だ。  
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