農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成21年11月2日発行 第2822号  
     
   
     
   
  農業の6次産業化で雇用創出/緊急雇用対策  
     
  政府の緊急雇用対策本部は10月23日、緊急雇用対策を決定した。緊急雇用創造プログラムの中の3つの重点分野のひとつとして「グリーン(農林、環境、エネルギー、観光)」が盛り込まれ、農山漁村の6次産業化や農商工連携の人材育成などで雇用創造を図ることとした。グリーン分野は、1.「働きながら職業能力を高める」グリーン雇用プログラム、2.森林・林業再生の推進の2本立て。農林水産分野については、同分野での雇用創出・就業促進の積極的展開、農山漁村の6次産業化を図る。  
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  農林水産省に温暖化対策本部を設置  
     
  農林水産省は農林水産省地球温暖化対策本部を設置し10月22日、農林水産省内で第1回会合を開いた。森林や農地土壌における吸収対策や木質利用推進対策などを検討し、11月下旬をメドに中間取りまとめを行う。2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比25%削減―という地球温暖化対策の中期目標の達成に向け、赤松農林水産大臣を本部長とする農林水産省地球温暖化対策本部を設置し、各局庁の連携を図りつつ、農林水産分野の地球温暖化対策を総合的に推進することとした。  
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  10月15日現在水稲作況は98のやや不良  
     
  農林水産省は10月30日、平成21年産水稲の作付面積および予想収穫量(10月15日現在)を公表した。それによると、全国の作況指数は98で、やや不良となった。北海道は不稔もみの発生に加え、低温傾向で推移し登熟不良となり、作況指数89の不良となった。宮崎が104、鹿児島、沖縄が103、東北はほぼ平年並みだった。  
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  7条刈りコンバイン「ジャパン」お披露目/井関農機  
     
  井関農機は10月26日、埼玉県児玉郡美里町の圃場で、初の7条刈り自脱型コンバイン「ジャパンHJ7120」の記者発表会を行った。併せてヰセキ関東は26、27の両日、同所に管内の農家を集め、同機および6条刈りのHJ6120の新型発表実演試乗会を開催した。26日は強い雨が降り続くあいにくの天候となったが、高精度、高能率、高耐久の機能を発揮しながらかつ価格を抑えた“新生ジャパン”の普及に向け、熱いヰセキ魂をみせた。  
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  新型背負式ブロワを発売/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは10月から、国内最大風量(同社)をもつビッグパワーの背負式エンジンブロワ「EBZ8001」を発売した。造園・緑化分野、ゴルフ場などの需要を主ターゲットにしている。圧倒的なパワーでこびりついたゴミや落ち葉を吹き飛ばし、人間工学を駆使した設計で背負心地を向上、風通りのよい背当てパッド、肩の負担を分散するウエストベルト―など、プロの長時間作業にも対応する本格プロ仕様機。大容量エアクリーナは2重構造フィルターを装備し、ホコリの多い現場でも安心して作業できる。  
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  大型ラジコン草刈機/筑水キャニコムが発売  
     
  筑水キャニコムは、刈幅が1850mmと大型のラジコン草刈機「遠くはなれて ブッシュカッター・ジョージCG670」を11月から本格発売する。オペレータが約100m離れた所から遠隔操作ができるため、騒音・振動・ホコリなどの影響が少なく、急斜面で転倒時の危険が回避できる。無線操縦装置は産業ラジコン用周波数を使用し、ホビー用電波との混信を防止している。離れていても作業状況を確認できるように、車体上に警告ランプを設置した。「草刈装置回転中」「傾斜地の転倒警告(35度超)」をランプが知らせる。  
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  マルナカがゴルフ場向けにスプレーヤーとグリーンローラーを発売  
     
  マルナカは、ゴルフ場向けに「スプレーヤーGFT800」、「グリーンローラーGR50」を新発売した。スプレーヤーGFT800は、殺菌剤、生長抑制剤の少量散布に適しており、1.重心が低く、安定性の高いデザインである、2.軽トラック搭載により小回りが効く―などの特徴がある。グリーンローラーGR50は、重量バランスが良く、安定した作業がこなせるほか、HST駆動により、登坂性能が格段に向上した。  
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  電動オフセット仕様のリターン畦塗機「LZRシリーズ」/松山が発売  
     
  松山はこのほど、電動オフセット仕様のリターン畦塗り機「LZRシリーズ」12型式を新発売した。クローラトラクタなどにも対応できるオフセット量を確保したほか、作業姿勢を変えることなく土量調節ができる新たな耕深調節機構を採用した。トラクタ適応馬力は34〜60PS、作業能率は7.5〜30分/100m。上面ローラーに段差をつけ、さらにひねりを加えたスパイラルローラーを採用、段差とラセンで土を締め込み畦上部がより固く崩れにくい畦を作る。  
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  米粉など均一に仕上げる電動式フルイ機/丸七製作所  
     
  丸七製作所はこのほど、電動式フルイ機「MF3」(毎時能力20〜25kg)に続き、米粉・ソバ粉・小麦粉などを均一な粉粒に仕上げる、高能率タイプの電動式フルイ機「MF2」(同30〜35kg)を完成、MF3と併せて、今秋より本格的な発売を開始することを明らかにした。同機は、同社独自の横振動方式(自然落下の原理に、横の動きが加わるユニークな振動方式)と上下2段のフルイ網により、極めて効率よく粒度選別が行うことができる。上網はソバ殻などのゴミの選別除去や粗挽き粉と、細かい粉に選別。下網は仕上げ用としてメッシュの均一な粉粒に揃える。  
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  ハウスの燃料代「節約くん」/エス・エス・ティー  
     
  エス・エス・ティーは、園芸ハウス用の加温機やボイラーに取り付けて、燃料消費を節約できる装置「節約くん」の本格販売を開始した。07年に開発、08年より西日本各地の園芸ハウス農家を対象に試験販売を行い、多様な作物でテストを実施して、燃料費節約のデータを揃えた。同機は重油や灯油に対応。直径1cmの特殊加工を施したセラミック粒と、独自の容器構造が、燃油のイオン化と粒子の細分化を促進。燃焼が早まり、設定温度へ速く到達することで燃料の節約となる。  
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  感謝市に4000名/ヰセキ信越が展示会  
     
  ヰセキ信越は10月23〜25日の3日間、本社特設会場で「ヰセキふれ愛感謝市2009秋」を開催した。「来年に向けては予断を許さない展開が予想される。このため感謝市でどう道筋をつけるか、重要な展示会になる」(坂本社長)と位置づけ取り組み、3日間で4000人を動員、成約高は計画の4億円を達成した。会場には、大規模層向けで国内最大の6条刈りコンバイン「ジャパンHJ6120」が初めて雄姿を披露したのをはじめ、ミニ電動耕うん機「エレ菜」「あすか」も実演コーナーに登場し、総合農機メーカー・ヰセキブランドをアピールした。  
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  ターフショーに新型シンプリシティ・HST付乗用ライダーなど出展/ブリッグス・アンド・ストラットン・ジャパン  
     
  ブリッグス・アンド・ストラットン・ジャパンは、2009年ジャパンターフショーに、新たにラインアップしたスナッパー並びにシンプリシティ芝管理機械や、今回、国内初披露となる新型の「シンプリシティ・HST付乗用ライダー」などを出展する。また最新の「B&Sエンジン」を展示するほか、フクダ電子アリーナのメイン競技場で予定されている出品各社のデモンストレーションにも参加する。さらに今回は「B&Sエンジン」を搭載した国内外各メーカーの作業機も多数展示される。  
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  22年度内見・研修会開く/昭和ブリッジ販売  
     
  昭和ブリッジ販売は10月29日午後、同社大池工場(掛川市大池)で来春に向けての22年度内見会並びに研修会を開催した。これには販売代理店など約40名が出席した。内山社長は、「不況が長引く中で業種によっては順調に業績を伸ばす企業も多くみられる一方、同業間における格差が広がってきている。おそらく来年は激戦になり、シェア争いが相当きつきなる。それを見越して今回他社に先駆けて苗箱収納棚の戦略商品、折り畳み式台車などを新発売した」と述べ、とくに目玉商品として投入した「NS-80(収納枚数80枚)/96(同96枚)」の拡販を訴えた。  
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  国内生産さらに低下/陸内協が21年度中間見通し  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)はこのほど、21年度陸用内燃機関の生産・輸出の中間見通しをまとめ発表した。今年2月に調査した当初見通しを見直したもので、それによると、国内生産は当初見通しの落ち込み幅がさらに拡大、海外生産台数は、ガソリン、ディーゼルとも当初見通しを下回る予想。国内・海外を合わせた生産台数は、ガソリンが前年度比14.8%減の990万9000台で7年振りに1000万台を割り込む見通し。ディーゼルは同35.1%減の101万5000台を見込んでいる。  
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  農機安全対策を検討/生研センターが日韓研究交流セミナー  
     
  生研センターは10月27日、埼玉県さいたま市北区の同センター花の木ホールで、第4回日韓研究交流セミナー「農業機械安全対策のフロンティア」を開催した。同セミナーは生研センターと韓国の農村振興庁国立農業科学院が協力し、農業機械の安全性向上のために実施しているもの。今回は我が国での開催となり、韓国から5名が出席し、研究の現状などを発表した。セッション1「農業機械安全研究における先端技術の応用」、セッション2「農業機械安全に関する調査研究」、セッション3「農作業分析を基盤とした技術開発」のテーマで講演が行われた。  
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  トマト栽培施設などを視察/農業電化協会・関東支部  
     
  農業電化協会・関東支部(花形将司支部長)は10月27日、37人が参加して、栃木県内で「平成21年度研修見学会」を開催した。今回は、約1万平方mの敷地でトマトを栽培、ヒートポンプを活用して成果を上げている「有限会社グリーンステージ大平(下都賀郡大平町)」と、「TEPCO塩原ランド(那須塩原市関谷)」を訪問、熱心に2施設の視察を行った。グリーンステージ大平では、コスト削減とともにCO2の削減ができる、ヒートポンプ利用の成果などを見た。  
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  都市と生物多様性/日本緑化センターがシンポジウム開く  
     
  日本緑化センターは10月29日、東京・赤坂の三会堂ビル石垣記念ホールで、第32回都市環境緑化推進研究会「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)支援シンポジウム―都市と生物多様性 その2」を開いた。来年10月18日、「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」が、愛知県名古屋市で開催される。これに向け同シンポジウムでは、生物多様性の意義の再確認とともに、生物多様性の推進における都市の役割や都市民の役割について考えた。  
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  環境問題にも力/日本芝草研究開発機構の事業活動  
     
  芝草管理技術者の認定をはじめとして、ゴルフ場の社会的役割をPRし啓蒙活動を進めるNPO日本芝草研究開発機構(高橋正孝理事長)。特に最近では、「ゴルフ場はエコパーク」を打ち出し、環境問題と絡めた普及活動に力を入れている。ここでは同機構の高橋理事長に登場願い、最近の活動とゴルフ場が率先すべき取り組みなどについて伺った。  
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  力込める建機企業/2009林業機械展から  
     
  今年の林業機械展に高性能林業機械を出展したのは、IHI建機、E-ビジョンエンジニアリング、イワフジ工業、キャタピラージャパン、コマツ、新宮商行、住友建機、双日マシナリー、南星機械、西日本コベルコ建機、日立建機、松本システムエンジニアリング、諸岡の各社。ほかにグラップルクレーン関係はヒアブ、古河ユニック、山商機械、ヤンマー建機が出品した。全体的に建機取り扱い企業の林業部門にかけるウエートが増してきているようで、これまで以上に建機のブランドが揃った展示会となった。  
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  逞しい芝づくり支える/芝管理・緑化資機材  
     
  快適な芝地空間を演出するとともに逞しい芝生育成を支える管理用機械、資材などが一堂に揃う「2009ジャパンターフショー」が全国ゴルフ場関連事業協会(折井利彦会長)の主催により11月5、6の両日、千葉市蘇我のジェフ千葉のホームスタジアムである「フクダ電子アリーナ」で開催される。前回の国営昭和記念公園に続いて屋外での展示・実演会となっており、2日間にわたるデモンストレーションや出展会員によるプライベートセミナーを通して最新情報を発信する。  
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  機械力を活かし快適な緑地空間創出  
     
  ゴルフ場をはじめとして、街場の公園、校庭に至るまで広がりをみせている芝地の管理作業。これに伴い機械の導入も多分野に及んでおり、ゴルフ場、グリーンメンテナンスなどそれぞれの用途で市場形成が進んでいる。特に最近は、効率、適切な管理を進めようと機械化対応が図られており、管理面積の拡大と良質な緑地空間を求める社会的な機運の盛り上がりとがあいまってマーケットを拡大している。関連の話題を交えて現状にスポットを当てた。  
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