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農経しんぽう |
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平成22年4月12日発行 第2842号 |
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研究基本計画を策定/農林水産技術会議 |
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農林水産省農林水産技術会議は3月30日付で、新たな「農林水産研究基本計画」を策定した。今後10年程度を見通した研究開発の重点目標と、これから5年後までの主要な研究達成目標を示している。農業機械関係では、ITやセンシング技術、ロボット、AI(アグリインフォマティクス=篤農家の技術を情報化し、営農に活かす技術)などの革新的技術の導入が重点目標とされ、ロボットトラクタなどによる人―機械協調作業体系の確立などが達成目標とされた。
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機械の共同利用が80%/2月現在の集落営農の実態 |
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農林水産省はこのほど、2月1日現在の集落営農実態調査結果の概要を発表した。それによると、集落営農数は1万3577で、前年に比べ141(1.0%)増加。平成17年調査(17年5月時点)からの推移をみると、5年間に3514(34.9%)増加している。また、法人数は2038で、前年に比べ236(13.1%)増加した。17年調査からは約3倍となり、法人の占める割合は15.0%となった。集落営農の活動をみると、農産物等の生産・販売以外の活動では、「機械の共同所有・共同利用を行う」が79.8%。
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100万円以上が対象/リース支援事業の産地収益力向上型 |
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今年度農林水産省が実施する「農畜産業機械等リース支援事業」(27億4200万円)の対象者、対象機械などが明らかになりつつある。産地収益力向上型では、対象者は、産地収益力向上協議会が定めた産地収益力向上プログラムに定める地域において農業生産活動を行い、プログラムに位置付けられた個人または団体等。対象機械は、産地収益力向上プログラムにおいて生産コストの縮減または品質の向上に資する性能を有するものとされ、トラクタ、田植機、コンバインと、乾燥機や選別機など施設に付随する機械、物件価格が100万円に満たない機械は対象外とされた。
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20年の農作業死亡事故は374件 |
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農林水産省はこのほど、平成20年の農作業死亡事故の概要をまとめ発表した。それによると、死亡事故件数は374件となり、前年より23件減少した。このうち、機械に係る事故は260件で70%を占め1件の増、農業用施設作業に係る事故は17件、5%、それ以外が97件、26%となっている。機械に係るものでは、「乗用型トラクタ」による事故が最も多く、129件。14件増えた。次いで「歩行型トラクタ」及び「農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック等)」がそれぞれ35件。歩行型トラクタは前年と同、運搬車は10件の減。
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ホンダが芝刈機を輸入販売 |
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本田技研工業は、米国の汎用製品生産拠点であるホンダ・パワー・イクイプメント・マニファクチャリング・インク(ノースカロライナ州)より自走式芝刈機「HRS536」を輸入、販売を開始する。同機は、走行と芝刈りの2つのレバーを同時に握るだけで簡単に芝刈り作業ができ、軽量で取り回しの良い機体とワイドな刈り幅(約530mm)に加え、芝の状態に合わせて刈り高さを6段階に選択できる刈り高さ調節機構の採用により、すばやく手軽な作業を実現している。
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低価格の集草機付き乗用芝刈機を発売/ハスクバーナ・ゼノア |
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ハスクバーナ・ゼノアは今月上旬から、造園業者や公園管理業者をユーザー対象とする乗用芝刈機「ライダー16C AWD」を発売する。とくに今回は、集草機「ローンスイーパー960」を標準装備、しかも価格を抑え、ユーザーの購買意欲を刺激する価格設定とした。同機は、刈り幅940mmのフロントモア・カッティングデッキを装備、後方排出やバイオクリップのカッティング方式を選択できる。また、従来からの「ライダーシリーズ」の特徴を引き継ぎ、操作性の高い関節式ステアリングやフロント部に位置するカッティングデッキにより、抜群の旋回性能を発揮する。
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ガスエンジン搭載の草刈機/オーレックが発売 |
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オーレックは家庭用カセットボンベで動く草刈機シャトルモアーSH40G(2.2馬力、刈幅400mm)の発売を4月から開始した。家庭用カセットボンベ1本で、約30分の作業ができる。ガソリンエンジンに比べて燃料の購入、交換、保管に気遣いがいらず、収納時の後始末やメンテナンスが簡単だ。 芝刈りや雑草刈りに対応し、刈高さは4段階調整がワンタッチで行える。車速は前進2段、後輪駆動。
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法面と畦畔用の草刈機/齋藤農機製作所が発売 |
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齋藤農機製作所は、かねてより発売を進めている法面草刈機「SGCシリーズ」(S300・S400・S500)と畦畔草刈機「同シリーズ」(602・702・702D)のシリーズ化をより拡充し、草刈りシーズンを前に本格的な発売を開始した。法面草刈機は4枚のフリー刃で草を細かくカットするため、刈り跡がキレイに仕上がる。畦畔草刈機は、上下2枚の回転ブレード式刈刃により、草を細かくカットし、中央に集草する。平面と法面の2面を同時に刈れるため、極めて効率的な作業が行える。
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タンク車バッテリ動噴を発売/麻場 |
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麻場はこのほど、家庭菜園や農家の庭回り向けに「業界初」とするマイコンにより噴霧圧力を一定にコントロールできる25Lタンク車バッテリ動噴「キング・ビートル」(型式は「AT-25BP8」)を本格発売した。薬液タンク、ポンプ、移動車輪をコンパクトに一体化した噴霧機で、正確な散布、安全のための最新設計を備え、女性やお年寄りでも安心して使うことができる。噴霧圧力を一定にコントロールすることで、同社では、正確な散布量の把握、農薬代やむだな電力消費の削減、機械の長寿命化にもつながる、としている。
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畝上げと鎮圧を同時に行える鎮圧式整形管理機/関東農機 |
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関東農機はかねより研究・開発を進めていたネギ用の畝上げと鎮圧が同時に行える鎮圧式整形管理機“ねぎパンチャー”「K652NP」を完成、3月より本格的な発売を開始した。同機はロータリーで土をあげ、そのあがった土を瞬時に叩いて固定し、長ネギの白身部分の長さを確保する。土を確実にネギの首元に止めるため、PTOからの動力で開閉するパンチャーボードを装着。これにより、これまで土をあげるだけの管理機が、叩く機能を追加、畝上げ・鎮圧の同時作業により、高品質な長ネギが栽培できる。
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松山が搭載型シーダーUFシリーズなど発売 |
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松山はこのほど、麦・大豆・米(乾田直播)・ソバ等の高精度、高能率な施肥・播種作業のための新機能を搭載した大規模経営対応の高機能シーダー「搭載型UFシリーズ」11型式、砕土専用のロータリにUFシリーズを搭載したスリップローダーシーダー「SRA241シリーズ」4型式、それにロータリーカルチ「RK20シリーズ」2型式をそれぞれ新発売した。このうち、搭載型シーダーUFシリーズは、施肥は8条、播種は8・10・12・14条の4型式を設定。「ニュー制御システム」を採用した。これにより、繰出軸への負荷の影響を認識し、常に適切な回転数を維持する。
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幹に固定できる「土壌はしご」/長谷川工業が発売 |
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長谷川工業はこのほど、土の上で使用できる樹木の剪定作業に適した軽量一連はしご「土壌はしご LB1」を発売した。三脚脚立から発展した商品で、特に造園関係や果樹園などでの需要を見込む。アルミ合金製で最大使用質量は100kg。長さが約3mと約4mの2種類ある。ボルト類を一切使わないオール溶接構造のためねじれやたわみに強く、ロックや滑車など複雑な機構がないシンプル構造のためメンテナンスも非常にしやすい。
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刈払機用安全ガード「T3ガード」新発売/クリーンサービス |
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クリーンサービスは、刈払機用安全カバーT3ガード(ティースリーガード)の発売を開始した。2年前から形状の異なるT2ガードを発売してきたが、T3ガードは、保護部材の形状をクシ状に変更し、作業能率の低下を抑えた。刈払機のチップソー径は255mmが最適で、シャフト径は24mmが最適。年間6万台の販売を目指している。
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校庭緑化を応援し全国行脚実施中/ブリッグス&ストラットンジャパン |
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世界最大の汎用ガソリンエンジンメーカーとして知られる米国のブリッグス&ストラットン社の日本法人・ブリッグス&ストラットンジャパンは、エンジン事業に加えてグリーン関連製品事業を拡充、その一環として米国製「スナッパー芝刈機」、「シンプリシティ芝刈機」の本格販売を開始した。現在、校庭緑化を応援すべく春の販促キャンペーンおよび全国実演行脚を実施している。
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ヰセキ北海道が農業応援フェア |
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ヰセキ北海道は、3月29、30の2日間、帯広市内にある帯広営業所において、「2010春 夢ある農業応援フェア」を開催した。今回は、「T・Japan」の「TJW117(117馬力)」と「TJW107(107馬力)」や「BIG-T8000シリーズ」、「BIG-T6000シリーズ」といったトラクタや、「ブロードキャスタZA-Mシリーズ」をはじめとした作業機、小型軸流コンバイン「HC380」、「農業用ナビゲーションシステム」などをアピールし、多くの来場者を集め活況を呈した。
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日農機が2010農機展を開催 |
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日農機は3月30、31の2日間、十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」において、ニチノーグループ「2010農業機械展」を開催した。今回は、今年から本格発売となった軽くて廉価な「みらくる 草刈るチJr.(じゅにあ)」をはじめ、ビート収穫に最適な「ピタROW(ろう)くん LX-660T」、早慣カマボコ培土器「SKR-75」、異次元鎮圧ローラー「まんべんローラー」などの人気商品が注目を集めたほか、ビートを踏まずに土場から脱出可能な「ふ(踏)まんガード」が登場したことなどから期待がさらに高まり、多数の農家が来場した。
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三ツ星ベルトが入社式 |
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三ツ星ベルトの2010年度の入社式が1日、神戸市内のホテルであり、関係会社を含め新入社員34人が決意を胸に刻み新たな一歩を踏み出した。垣内社長は「皆様方には若さという強い味方がある。失敗を恐れず果敢にチャレンジしていく元気さや勇気に期待する。先輩方を見習うとともに、新しい感性で自分の感じるところを素直に言葉に表し、心のこもったよい製品づくりを通じて社会に貢献できる人になるよう一生懸命努力してほしい」と激励した。
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一流を目指して/トミタモータース入社式 |
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トミタモータースは1日、新入社員を迎え入社式を行った。自動車事業部門を含め今春の新入社員は9人。フレッシュマンの門出に当たり、はじめにあいさつした冨田英雄会長は、昭和28年4月に創業した同社の歴史を振り返りながら、人格、商品、会社のそれぞれを一流に磨き上げていくことを社訓としていると述べ、人とのつながりが最も大切であること、元気を出し、ヤル気を出し、本気でものごとに当たる=3つの「気」を意識すること、感謝の心、もったいないと思う気持ちを持ち続けることなど、同氏が日頃大事にしている考え方と言葉を紹介し、新人の今後の活躍に期待を向けた。
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人材育成を重視/林業労働力の確保の促進に関する基本方針を変更 |
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林野庁は5日、3月18日付で変更された「林業労働力の確保の促進に関する基本方針」の内容を公表した。平成8年7月に策定された基本方針について昨今の森林・林業並びに林業労働者を取り巻く情勢の変化を踏まえて見直しし、変更したもの。主な変更の内容は、1.教育訓練の充実と林業労働者のキャリア形成支援、2.低コスト作業システム等に対応した人材育成、3.建設業等異業種との連携促進を盛り込んだ。機械化作業の導入が林業活性化のポイントに挙げられる中、スキルアップが重視される内容となっている。
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新振動対策にシフト/日本チェンソー協会WG |
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昨年7月に、厚生労働省が通達した「振動工具の『周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値』の測定、表示などについて」チェンソーメーカー、輸入商社を会員メンバーとする日本チェンソー協会(JCA=佐々木武会長・やまびこ常務取締役)は、協会内にWGを設置し、業界としての対応策のあり方などを協議してきたが、チェンソー本体への表示などについては、この4月から先行して進めるなど「部分的であっても対応」(関係者)、新たな振動機械対策への取り組みをスタートさせている。特に本体への表示では、厚生労働省が昨年暮れに開いた説明会での事例を取り入れ、3軸合成値として表記している。
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自給率50%を目指す/「次世代林業システム」の波 |
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日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)・森林再生事業化研究会(主査・米田雅子慶応大学教授)が先月、提唱した「次世代林業システム」。国産材自給率50%を掲げた「林業復活・産業創出」を目指す提言で「戦後史上初めて産業界の力を結集」(同研究会)し、循環型ビジネスでの森林再生を実現しようとする構想である。この「次世代林業システム」にスポットを当ててみた。
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豊かな緑創りに芝管理・緑化資機材市場拡大 |
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国民生活に潤いをもたらす芝地、緑地を維持管理していく上で欠かせない機器市場が着実な広がりを見せている。ゴルフ場を核としつつスポーツフィールド、公園緑地、河川敷や飛行場、高速道路法面などの一般公共緑地さらには近年、取り組みが進んでいる校庭緑化と、管理の対象地のバリエーションが増えるのに伴って、トータルとして伸びているからだ。特に最近では、効率的な管理作業を進めながら、快適な緑空間を創出して欲しいという社会的なニーズの高まりもあって、機械シフトを力強く後押ししている。
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効率アップへ草刈機・刈払機導入盛ん |
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都市部でも、また農村部でも管理が必要な草地が増えている。都市部では公園や緑地、法面、河川敷など、農村部ではそうした所に加えて農地の畦畔などである。これまでは手刈りや刈払機による作業が行われてきたが、効率アップ、省力化、さらには安全性の向上などから、以前にも増しての機械化が進められようとしている。一方で、手軽な刈払機が、農村部ばかりでなく広く使われるようになってきた。こうした刈払機や草刈機の動向を追った。
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伸長続く緑化分野の機器需要 |
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各種の緑地管理機器、芝地管理機器の底辺が広がっているのは、管理対象となる緑の空間が、急速とはいえないものの着々と増え続けているからだ。芝地管理機器市場で最もボリュームの大きいゴルフ場は、昨今の経済状況を反映して新設こそないが、しっかりと手入れされた緑地空間として存在感を発揮している。コース数は2400弱と頭打ちなのはやむを得ないものの、その中で特に最近は、NPO日本芝草研究開発機構、日本ゴルフ関連団体協議会が音頭をとって進めている環境に貢献するゴルフ場というメッセージが徐々に定着してきている。
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農機開発に新たな手法/筑水キャニコム・包行社長に聞く |
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筑水キャニコムは農業用運搬車のトップメーカー。ユーザーの細かな要望も捉えた開発力は高く、ガスやバッテリーを動力源とするなど新技術導入に先駆ける一方で、独自のネーミングは常に農機業界で話題の的。今年から新たに「デザインで売れる乗用草刈機」で農機開発の常識を覆そうとしている。“ものづくりは演歌だ!”を信条とする包行均社長は、顧客の真の要望に気が付く社員の養成、それを可能とする社内体制構築が重要と語った。
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工夫を凝らした機械/やまびこ・千葉氏のレポート |
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FIMAの各展示コーナーを巡回しましたが、私共、やまびこ目線での2サイクルエンジン主体製品と、大型では防除機に目を向けますと、この地域は果樹栽培が盛んでオリーブ、アーモンドを栽培しており、管理作業機、防除機の展示が多く見られました。特に刈払機をベースにしたオリーブの実を落とす機械にも先端部分に様々な工夫を凝らした商品が。スピード・スプレーヤを改造し、樹形に合わせて2個のファンを搭載して左右に風を起こし消毒するもの等、作物により適した機械を開発していく姿勢は何処も同じとの思いでしたが、色彩、デザイン、奇抜とも感じる発想等は大いに参考になり、また、勉強になりました。
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