農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成22年7月19日発行 第2855号  
     
   
     
   
  植物工場のモデル整備、3グループ決まる/農林水産省  
     
  農林水産省が21年度補正予算で実施するモデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業の3グループが決まった。1.いちご、トマト等の夏季高温抑制、低炭素・省力技術実証(農研機構、三重県)、2.トマト、レタスの高単収・低コスト生産技術実証(千葉大学)、3.植物工場適性品種の選抜、対象品目拡大実証(愛媛大学、大阪府立大学)の3グループで、各拠点では施設の建設に着手。22年度内の完成を目指している。この事業は、3年後を目途に生産現場に提示できる植物工場の実用化モデルを確立するため、技術の実証・展示と研修を行う拠点施設を整備するもの。  
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  新型コンバインベーラ発売/ヤンマー  
     
  ヤンマーはこのほど、飼料稲から牧草まで幅広く刈取・収穫でき、高能率に高品質なサイレージ作りが行える新型の「飼料コンバインベーラYWH1500」を発表、8月より新発売する。水田利活用自給力向上事業に伴い稲WCSなど新規需要米や、麦・飼料作物など戦略作物の生産増加が予想されること、「耕畜連携」による飼料作物への取り組みが今後さらに進むことに対応したもの。好評のYWH1400Aを更に機能アップした。また、10月1日からは数々の自動機能を備え、静音性など環境面にも配慮した新型の「除雪機JM-1390シリーズ」を新発売する。  
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  中型トップロータリ発売/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションはこのほど、新体制第3弾の新モデルとして、中型トラクタ用のトップロータリー「TSシリーズ」(型式はTS170/180/190、作業幅1.7〜1.9m)を9月より発売する、と発表した。「ワンランク上の性能・剛性」をコンセプトにしたトップロータリーに、待望の適応馬力30〜50PSがシリーズ化となる。基本仕様は、ホルダータイプ、フランジタイプの2タイプをラインアップ。ホルダータイプは爪数の多い爪配列設計で優れた砕土性を実現、フランジタイプは硬質合金溶着加工のLT(ロングライフ&タフ)爪を標準装備し耐久性に優れる。  
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  移動型リフタを新発売/アテックス  
     
  アテックスはこのほど、屋外での積み下ろし作業に威力を発揮する専用機「移動型エンジンリフタらくして・EL150」を開発、7月下旬より新発売する。このエンジンリフタは、最大出力2.2kWのエンジンを搭載、エンジンで自走するタイプのリフタのため機動性に優れていることが特徴。コンテナなどが置いてある圃場から圃場への移動や、トラックへの積み込みなどに機動性を発揮する。リフタによる持ち上げも最大揚力150kgと強力。軽トラックから大型トラックまで幅広い積み込み作業のお手伝いができる。  
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  ライナーハローPLZ-1シリーズ/小橋工業が発売  
     
  小橋工業はこのほど、土・泥水の新しい流れを創り出し、総合的に制御する新システム“サイバーフローコントロール”を採用した、大型1本物ライナーハロー「PLZ-1シリーズ」を開発、9月より新発売する。延長レベラーを斜め前方に展開し、隣接部の流れを内側へ引き寄せるとともに、新たにコンプレッションロッドを装備することで、均平性を更にアップしている。作業時の全幅の違い(3260〜4800mm)により5型式あり、希望小売価格(税込み)は70万7700円〜93万7650円。  
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  DケンマーSPを本格発売/フジ鋼業  
     
  フジ鋼業は夏の展示会に向けて、同社主力製品であるチップソー研磨台「Dケンマー」と低速グラインダー「Dケンマーグラインダー」を一体化させた廉価版「DケンマーSP(スペシャル)」チップソー研磨機の本格発売を開始した。新製品は、従来の性能は維持したままで、梱包の合理化や運賃の低減を図るなどメーカーのコストダウン努力によって価格を大幅に抑えた。セットには、低速回転(6000rpm)ディスクグラインダーとチップソー研磨台、研磨用ダイヤ砥石のほか、工具や取扱説明書、解説DVDが付いている。  
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  花束出荷がスムーズ/シンワが「給水ライナー」発売  
     
  シンワは、花束の水桶に給水する際に節水効果が高く、省スペースにも貢献する「給水ライナー」の本格発売を開始した。この装置は、ベルトコンベア上に水桶をセットすると、センサーが感知して自動的にベルトコンベアが流れ出す。給水口まで水桶が移動すると、一時停止して給水する。給水が終了したら、自動的にベルトコンベアが動き、次の水桶が給水口まで移動してくる。給水を終了した水桶が、ベルトコンベアの端まで流れると「水桶満杯センサー」により停止する。  
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  にこニコキャンペーンの第2回抽選会/サタケ、山本製作所  
     
  サタケと山本製作所は14日、日頃のお客様への感謝の気持ちと、包括的提携契約を記念して今年1月から実施している「にこニコキャンペーン」の第2回抽選会を東京都港区の機械振興会館で行い、Wチャンスの当選者35名を決定した。今回の第2回目抽選会は、期間中に対象商品を購入した2608名(両社合計)の中から、サタケの常務執行役員・増川和義氏と山本製作所の取締役・荒井光男氏の両氏がパソコンを使って抽選。A賞「大型液晶テレビ」10名(各社5名)など合計35名の当選者を決定した。  
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  クボタeデー/全国400カ所に1万人  
     
  クボタグループ各社は7月10日、全国約400カ所の河川・公園などで清掃活動「クボタeデー」を実施し、グループの役員および従業員9933人が参加した。これはクボタが08年に開始した「クボタeプロジェクト」の一環として、環境の保全や都市の美化にむけた全国規模の社員ボランティア活動だ。関西地区では75カ所で約3000名が参加。クボタ本社およびグループ企業の活動場所となった大阪府羽曳野市の石川河川敷では、管轄する富田林土木事務所の依頼で、繁殖力の高い外来生物「オオキンケイギク」の駆除を主な目標として草刈り作業を行った。  
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  雑草刈機LZ600が活発/カーツ  
     
  カーツは、パワフルクローラとHSTを標準装備した、スタイリッシュな近未来型の草刈機「雑草刈機LZ600」を開発、5月より発売を開始している。足場の悪い場所でも、簡単な操作で雑草を刈り取り、場所を選ばずパワフルに仕事をこなす汎用機で、セイタカアワダチ草など背が高く茎の太い雑草でもスピーディに草刈りできる力強さと、機能美を追求したデザインの良さが魅力。草刈りシーズンを迎え、休耕田や果樹園の下刈り用など全国各地から引き合いが寄せられ、荷動きが活発化している。  
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  第2回大創業祭を開催/岩手クボタ  
     
  岩手クボタは14〜17の4日間、滝沢村の岩手産業文化センターで、5000人を超える農家を集め、第2回大創業祭を開催した。一昨年9月1日付で発足した同社、今年は県内全域、全社挙げてのイベントとなり、会期は昨年より1日長い日程を組んできめ細かな顧客対応をみせた。秋のコンバイン商戦のスタートを飾る同展だけに、会場内でも同機のアピールに余念がなく、新製品説明、展示・実演いずれにも熱いエネルギーが注がれた。  
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  8000人集め元氣応援フェア/北関東クボタ  
     
  北関東クボタは3、4、10、11の4日間、茨城県のクボタ筑波工場で「北関東クボタグループ 元氣農業応援フェア イン筑波」を開催、8000人を超える農家にクボタ新製品の機能説明を進めた。今回のフェアでは「とにかくクボタの商品理解を進めていただくことに重点をおいた」(吉松社長)とのこと。会場は、入り口受付と対面する形でトラクタ、管理機、野菜作物別機械の実演コーナーを設け、その奥には田植機実演、乾燥機、籾すり機、コンバイン。協力メーカー55社、総計900点の商品を一堂に揃えた。  
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  南関東クボタが埼玉夏の大展示会  
     
  南関東クボタと埼玉県クボタグループは10、11の両日、埼玉県加須市のむさしの村で「2010 ふれあい夏の大展示試乗会」を開催、県内からおよそ5000人の農家を集め、新製品を中心にクボタの技術力をアピールした。会場には120台のクボタ製品を揃えたほか、約50社の関連メーカーが300点の商品を出展、それぞれの出展ブース、あるいはステージでその機能を紹介した。また、ソリューションの面では、営農相談コーナー、機械点検整備コーナーを設置、また、県農機商組に協力する形で大型特殊免許の取得に関する情報コーナーを設け、農家の便に供した。  
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  Eeまつりを開催、EG300の試乗が好評/ヤンマー農機販売・南東北支社  
     
  ヤンマー農機販売・東日本カンパニー南東北支社は10〜12の3日間、福島県郡山市の磐梯熱海アイスアリーナで「第16回ヤンマーEeまつり」を開催した。今回は期待の新製品「エコトラ」EG300シリーズ発表直後とあって、同機の試乗などに力を入れ、成約目標4億円の達成に向け活発な営業活動を展開した。会場には、バスに分乗した農家、あるいは個々に来場した農家およそ3000人が県内各地から集まり、出展機種や接客席で埋まったアリーナ内は熱気が充満。その中央部には新製品説明ステージがおかれ、エコトラEG300などの特徴を丁寧に解説した。  
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  野菜消費の拡大へ/第10回野菜需給協議会  
     
  国産野菜における需給調整の方向性を話し合う有識者の懇談会「第10回・野菜需給協議会」(中村靖彦座長)が14日、東京都港区の農畜産業振興機構で開かれ、野菜需給の安定・消費拡大策などについて意見交換した。今年は低温や日照不足の影響で春野菜の需給・価格動向は乱高下で推移。7月以降は、猛暑回復基調にあることなどから概ね平年並みとなり、順調な生育に伴って潤沢供給で推移する長野県の夏ハクサイはここにきて緊急需給調整事業発動となる基準価格を下回り、産地で廃棄処分などの需給調整の検討に入るなど、天候に振り回されている。  
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  米粉パンの試食も/食品総合研究所が米粉利用研究シンポジウム  
     
  農研機構食品総合研究所は14日、東京・秋葉原のUDXカンファレンスで、米粉利用研究シンポジウム「いろいろ米粉のいろいろ米パン〜自給率向上を支える米粉利用の新展開」を開いた。米粉に適した品種や加工技術に関する研究成果が発表されたほか、米粉パンなどの試食会も行われた。米粉パン用には、高アミロース米だと形は良いが硬く、低アミロース米では形が崩れ、コシヒカリ程度の中アミロース米が適し、また麺用には低アミロース米が適するなどの発表があった。  
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  自らの道拓く行動を/東京農業大学等が農山村再生フォーラム開く  
     
  東京農業大学は実践総合農学会(山極榮司会長)とともに10日、都内の東京農業大学世田谷キャンパス百周年記念講堂で「農山村再生フォーラム」を開催した。フォーラムでは基調講演として、前三重県知事で早稲田大学教授の北川正恭氏が「地域活性化の理念と戦略―地域再生行動体ネットワークの構築に向けて―」について語った。この中で北川氏は、未来から見ていく「バックキャスティング」の経営、すなわち革命が求められているとの認識を示し、新たな価値の創造を訴えた。その後、13の市町村が再生の取り組みについてプレゼンテーションした。  
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  11事業体が先進機械導入/林野庁・先進機械改良・作業システム開発事業  
     
  平成21年度の第2次補正予算に盛り込まれた林野庁補助事業である「先進林業機械導入・オペレーター養成促進緊急対策事業」と、この事業に関連付けて行われる「先進林業機械改良・新作業システム開発事業」の実施事業体が決まった。同事業の実施主体として運営に当たっているアミタ持続可能経済研究所が発表した。実施事業体は、「森林・林業再生プラン実践事業」の対象事業体5つを含む、合計11の事業者。これから現場に導入された最新の林業機械を実際に稼働させた上で、地域の作業条件に適合するように改良を加えていく。  
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  新たに6課題を実施/森林整備革新的取組支援事業・全森連  
     
  全国森林組合連合会(林正博代表理事会長)はこのほど、平成22年度の「森林整備革新的取組支援事業」の実施課題を公表した。平成21・22年度の継続課題として申請された4課題に加えて新たに6課題を選定、実施していくこととなった。それによると、22年度事業として新たに取り組むのは、藤田建設工業(モデル地域名・奥久慈八溝)、作州かがみの森林組合(岡山)、久万広域森林組合(四国地域)、住友林業フォレストサービス(四国地域)、泉林業(熊本)、種子島森林組合(鹿児島圏域)。  
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   森林・林業の基本政策/施策、制度など提言  
     
  現在、進められている森林・林業再生プランを具体化するための施策の方向性などについて検討してきた森林・林業基本政策検討委員会(座長・岡田秀二岩手大学農学部教授)。山田正彦農相を本部長とする森林・林業再生プラン推進本部に中間とりまとめを提出した。「森林・林業の再生に向けた改革の姿」と題する報告は、施策、制度、体制について抜本的な見直しの必要性を指摘している。  
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  シーズン本番へ刈払機・草刈機を更に市場深耕  
     
  いよいよ夏本番。草刈りも炎天下での作業を余儀なくされる、最も過酷なシーズンを迎える。最近の草刈り用機械は、農林業用はもとより、公園、河川敷、高速道路の法面などの公共緑地、一般家庭と活躍の場を広げている上、管理する面積そのものも区画整理や高速道路網などの整備もあって必要性は以前に比べ増しており、「きつい」「きけん」「きたない」の「3K」から、「快適」「軽減」「きれい」の「3K」を実現するツールとして欠かせぬ存在となっている。  
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  一層の省エネ、効率化図る施設園芸  
     
  これまで右肩上がりの伸長をとげてきた我が国の施設園芸も、従事者の高齢化や輸入品との競合、収益力の低下などを背景に減少へと転じた。そうした中で、LEDの活用や高度な植物工場が関心を集めるなど、施設園芸を巡る情勢は多角化しつつある。特に、野菜工場は農商工連携の象徴として推進が図られている。また、その関連技術として、小型の植物生産装置が店舗などに導入される事例も出てきた。こうした生産から、さらには流通まで、施設園芸関連の話題を追った。  
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  顧客ニーズ捉え攻勢かける熊本県農機流通  
     
  熊本県の系列農機販売会社の年商額と経済連の農機取扱高を合計すると、09年度は前年度比8%増の188億円。一昨年に農機市場は底を打ち、昨年はさらにリース事業で販売額が膨らんだ。今年はリース事業に期待できず、口蹄疫の影響も懸念されるものの、6月末までの農機販売は市場全体では前年を上回る。営農技術の提案、農作業安全、新規客開拓、補助事業の活用、整備事業、中古農機流通の合理化など、各農機流通業の取り組みが注目を集める熊本県農機市場を取材した。  
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  キメ細かな営業推進が奏功・岡山県農機市場  
     
  瀬戸内の温暖な気候を背景に米・麦・大豆に加えて果実や野菜、畜産や工芸作物などバラエティに富んだ農業を展開する岡山県。しかし総農家数8万1786戸、耕地面積6万9800ha、農業産出額1255億円、基幹的農業従事者4万6485人など指標はすべて減少の一途をたどっており、農家総所得も5年前の64%(475万円)へ。県農機市場はこれに伴い、否応なくシュリンクし続けてきたが、今年春の様相は「可もなく不可もなく不思議に凪いでいる」。新農政の初年度は市場は必ず冷え込む、との心配をよそに、意外なほど中小型機の更新需要が出始めている県市場をルポする。  
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  「終始一誠意」貫く/クボタ・村瀬機械営業本部長が所信  
     
  7月1日付でクボタ機械営業本部長に就任した村瀬信彦氏。木股昌俊専務執行役員・機械事業本部副本部長からバトンを手渡され、クボタ機械部門の国内営業の陣頭指揮をとる。緊急機械リース支援事業が終わったあとの厳しい事業環境の中での船出となるが、営業畑一筋36年の練達の手腕に期待がかかる。機械営業本部長就任に当たっての感想と抱負、今後の方針や営業の考え方について話してもらった。  
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