農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成22年9月27日発行 第2864号  
     
   
     
   
  農林水産大臣に鹿野氏、副大臣に筒井、篠原氏  
     
  菅改造内閣の農林水産大臣に鹿野道彦氏が就任した。また、農林水産副大臣には、筒井信隆氏(衆議院新潟6区選出、65歳)、篠原孝氏(再任、衆議院長野1区選出、62歳)、農林水産大臣政務官には松木けんこう氏(衆議院北海道12区選出、51歳)、田名部匡代氏(衆議院東北ブロック選出、41歳)が就任した。鹿野大臣は就任に当たり、記者会見で「攻撃型の農林水産省に、農林水産行政に転換をしたい」と決意を述べた。  
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  基本計画の対応状況/農林水産省が中間報告  
     
  農林水産省はこのほど、食料・農業・農村基本計画に書かれた施策の対応状況を中間報告として公表した。基本計画に掲げる3つの柱、1.戸別所得補償制度の導入、2.「品質」、「安全・安心」といった消費者ニーズに適った生産体制への転換、3.6次産業化による活力ある農山漁村の再生に関する取り組みや、基本計画の中で「検討」とされた事項、講ずべき施策として記された主な取り組みに対して、述べている。このうち、戸別所得補償制度の導入では、22年度は、モデル対策の加入件数が132万件、新規需要米の作付面積が2倍以上になるなど、一定の成果が得られたとした。  
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  土砂を噛み込んだ木根、竹根も解砕する伐根解砕・選別ユニット/中山鉄工所  
     
  中山鉄工所は、土砂を噛み込んだ木や竹の根も解砕処理できる「伐根解砕・選別ユニットUWR1200R」を8月1日から発売開始。現在、武雄市内でデモ稼働をしている。同ユニットは電動ギヤードモーター駆動式(30kW×2台)で、解砕歯を装着したロールとスライド式スクリーンを組み合わせた構造。スライドスクリーンは簡単にスピード調整が可能で、根に噛んだ粘土の含水の状態に応じてスピードを変更できる。多少の土砂を噛み込んだ木や竹の根も解砕可能。  
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  「やまびこ」のグラップル専用車を新発売/筑水キャニコム  
     
  筑水キャニコムは9月から林内作業車「やまびこ」グラップル専用車BY460G(46馬力、2.8t積載)を新発売している。スイッチバックに最適の2シートで前乗り、後乗りが可能。材の積み込み場所が狭い林道で、車体の方向転換なしで積み込み、搬出ができる。独自の横積み方式でバランスが良く、長材の運搬に適する。荷台ダンプ角90度で、荷台に積まれた材を残らず排出する。独自の荷締めローラを装備し、スピーディーに荷締めが行える。  
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  樹木粉砕機の排出口改良/ハイシューターを大橋が発売  
     
  大橋は、樹木粉砕機の排出口「ハイシューター改良版」を発売した。軽トラックの荷台に直接排出が可能になり、排出時に木材片の散らばりも防ぐ。同社の樹木粉砕機グリーンシャークGSシリーズの小型3機種向けオプション部品で、全長を従来より約3倍の120〜140cmに伸ばした。向きやデザインも改良した。粉砕した処理物が散らばるため、オプションの排出口を採用したほうが、処理物の回収作業が効率化できる。  
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  超小型の植物工場・ヴェルデナイト式植物栽培システム発売/丸紅・機能化学品部  
     
  丸紅・機能化学品部はこのほど、飲食店等の一画に設置でき、手軽に室内で野菜を栽培できるコンパクトサイズの植物工場「ヴェルデナイト式植物栽培システムキット」を発売した。水耕ではなく土壌を使用した栽培のため、根菜類を含む多品目栽培が可能なこと、有機・無農薬栽培で野菜本来の香り、旨みが一杯の野菜が生産できること、さらに廃水ゼロの究極の節水型農業ができること―などが大きな特徴。クリーンルームも不要のため、飲食店での“店産店消”のほか、一般家屋・店舗・空ビル・倉庫・工場等の小スペースで栽培できる。  
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  ポータブルロープウインチ/ピーシー販売が発売  
     
  ピーシー販売が国内で売り出している、ワイヤーロープではなく強度のある繊維ロープを使って少人数でも手軽に効率よく木材を搬出できる画期的な牽引機「ポータブルロープウインチ PCW5000」(カナダ製)が注目を集めている。「2010森林・林業・環境機械展示実演会」にも出品する。同機は小型軽量のため持ち運びや設置が容易に行え、労力を大幅に軽減する。本体ドラムにロープが密着し、ロープの編み目の摩擦を利用して牽引する「キャップスタン方式」で、小型であるにもかかわらず最大2.2tまで搬出可能。  
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  2010酒まつりに一役、サタケ本社を一般公開  
     
  サタケは、10月9、10の2日間、地元・西条町で開催される「2010 酒まつり」のイベント会場として広島本社ショールームを一般公開しフェスティバル盛り上げにひと役買う。酒まつりは、灘、伏見と並ぶ日本3大醸造地と称えられた酒どころ「安芸西条(現在の東広島市西条町)」で1990年から毎年10月に行われている大型行事。サタケも1998年から企業参加。今年もメーン会場とサタケ会場の2カ所で実施し、特にサタケ会場では、より多くの来場者に楽しんでもらうことを目的に一層充実したイベント内容を企画している。  
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  チェンソーキャンペーン展開/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは10月1日〜12月20日の間、ゼノア、ハスクバーナ両ブランドのチェンソーキャンペーンを展開する。ゼノアチェンソーについては全機種、ハスクバーナチェンソーについてはプロ向けXPシリーズが対象となる。ゼノアは、紀元となる東京瓦斯電気工業の誕生から1世紀が経過した100周年記念キャンペーン。ハスクバーナは世界伐木チャンピオンシップに日本から初めて挑戦するのを記念して実施するもの。正規代理店(販売店)から対象製品を購入したユーザーには、オリジナルロゴ入りフリースを贈呈する。  
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  進化するハーベスタ/ポンセ社のH60eにみる  
     
  伐木造材用機械としてハーベスタの導入が広がっている。平成21年3月31日現在で633台が普及(林野庁技術開発推進室まとめ)、前年度実績に比べ13.4%増と二桁以上の伸びを示している。特に最近では電子機器のバージョンアップに伴い、より高精度な機械に進化しており、素材生産工程を革新している。そんなハーベスタの最新機能を新宮商行が日本輸入総代理店となって販売しているフィンランドのPONSSE(ポンセ社)のハーベスタヘッドH60eを取り上げてみてみよう。  
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  インディカーレースをツインリンクもてぎで開催  
     
  ホンダがエンジンを供給し、時速300kmを超す争いが繰り広げられるインディカーレース。その「2010IZODインディカー・シリーズ第16戦 インディジャパン300マイル」が、予選は18日、決勝は19日にツインリンクもてぎで開かれ、佐藤琢磨、武藤英紀、ロジャー安川選手を含む25名が最速を競った。ホンダは、2006年からインディカーレースのすべての車にエンジンを供給している。また、07年には、燃料が100%エタノールとなり、排気量がそれまでの3000ccから3500ccへと変更になった。  
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  新規フォワーダに期待/IHI建機  
     
  IHI建機は今年8月、木材運搬車「F801フォワーダ」を発表、現在、京都府の日吉町森林組合で実作業を進め、作業能力などを確認するデータを蓄積している。同機は、グラップルクレーンを備え、6〜7立方mの積載量で迅速・大量に木材を運び出す林業専用マシーン。1.日本の山の条件に適う走行性能、2.生産性を向上させ使い勝手がいい、3.オペレータにとって快適な仕事環境を提供―をコンセプトに開発した欧州型フォワーダ(同社)だ。リース・レンタル方式を含めて、同機の現場普及に大きな期待が寄せられている。  
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  林機展にプロセッサ仕様機出品、セミナーも/コベルコ建機  
     
  コベルコ建機は、10月3、4の2日間、群馬県高崎市で開催される「2010森林・林業・環境機械展示実演会」において、「SK135SR プロセッサ仕様機」などを出展するとともに、初日の3日午後4時からJR高崎駅近くの高崎ビューホテル「あかぎ」の間で、「2010年コベルコ林業セミナー」を開催する。「SK135SR プロセッサ仕様機」は、高い生産性と低燃費、低騒音、防じん性などで高い評価を得ている油圧ショベルをベースマシンとして、林業用用途に最適化を図った機能を多彩に装備した林業専用機械だ。  
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  エンジンの最新技術/陸内協が技術フォーラム  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)は16日、東京都目黒区の東京工業大学百年記念館フェライト記念会議室で第10回の技術フォーラム2010を開催した。エンジンに関連する最新の技術的な問題を取り上げ、掘り下げていく狙いからスタートした同フォーラムは今回、小型汎用エンジン、ディーゼルエンジンの技術情報に加えて、これからさらに厳しさを増すとみられる排ガス対応を進める上で必要となっている後処理技術をテーマに取り上げて実施した。  
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  カントリーエレベータは863、ライスセンターは3596/米麦改良協調べ  
     
  全国米麦改良協会が発表した平成22年3月末現在のカントリーエレベータ及びライスセンター状況調によると、全国のカントリエレベータ(以下CE)設置数は633(前年同期比11施設増)、ドライストア(以下DS)併設CEは230(同2施設減)で、合計863(同9施設増)となった。それに伴うCEの貯蔵能力は、全体で235万8426t、DSの能力は13万9696t。一方、ライスセンター(以下RC)は2641(同5施設減)、DS併設RCは955(同2施設増)の合計3596(同3施設減)。単独DSは63(同1施設減)となった。  
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  米粉ビジネスフェアにサタケ、静岡製機、山本製作所が出展  
     
  日本穀物検定協会は22〜24の3日間、都内・有明の東京ビッグサイト東5・6ホールで、「米粉ビジネスフェア2010 『POWREX』 POWDER OF RICE EXHIBITION」を開催した。サタケ、静岡製機、山本製作所など農機メーカーも出展し、製粉機など米粉関連機械をアピールした。同フェアは製粉から加工、品質管理、検査、最終製品など米粉ビジネスに関わる川上から川下までが一堂に会し、国内初の米粉専門ビジネスショー。本社も、日本穀物検定協会のマスコミブースに参加した。初日には、篠原孝農林水産副大臣が視察に訪れた。  
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  新時代の林業を牽引/10月3、4日に森林・林業・環境機械展示実演会  
     
  群馬県と林業機械化協会(伴次雄会長)主催による第34回全国育樹祭記念行事である「2010森林・林業・環境機械展示実演会」が10月3、4の両日、群馬県高崎市宮原町の森永製菓高崎新工場用地で開かれる。同展示会は、日本で活躍する高性能・先進林業機械から手持ち用まで最新鋭の林業機械が一堂に揃う総合展示会として広く知られており、これからの日本林業を覚醒させる機械化情報を入手し、最新機能、性能を確認するには絶好のイベントとなっている。  
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  木材自給率50%目指す/森林・林業再生プランと機械化  
     
  昨年末に示された「森林・林業再生プラン」。強い林業の再生に向けて路網整備や人材育成などを集中的に整備し、今後10年以内に外材に打ち勝つ国内林業の基盤確立を図ろうという、林政の主要施策だ。「コンクリート社会から木の社会へ」を標榜し、木材自給率50%と低炭素社会の実現を目標に掲げている。1.山元へ利益を還元するシステムの構築、2.やる気のある森林所有者・林業事業体の育成、3.林業・木材産業の地域産業としての再生―を図り、「木材の安定供給体制を構築し、儲かる林業」の実現を目指している同プランの概要と具体的に進行中の事業、取り組みをみた。  
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  林業活性で需要顕在するチェンソー  
     
  操作性、機動性、作業性の高さから日本林業にとって必要不可欠な機械なのがチェンソー。伐倒、玉切り、剪定などに使われており、機械作業システムの一角を形成している。最近は森林整備の推進に伴い、様々な場面で活躍、改めて強い存在感を発揮している。現在のチェンソー市場の動きと最新の話題をフォローした。  
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  路網整備と機械化/東京大学大学院教授・酒井秀夫氏に聞く  
     
  これからより効果のある機械化を推進していく上で避けて通れないのが路網整備とそれに適した作業システムの導入だ。林野庁が昨年末に示した「森林・林業再生プラン」でも路網と高性能林業機械とを組み合わせた作業システムの導入は「林業経営・技術の高度化」の最初のテーマに掲げられている。同プランを具体化していくため設置された「路網・作業システム検討委員会」の座長を務めた東京大学大学院教授の酒井秀夫氏(森林利用学会会長)に登場願い、これからの基本的な方向性とともに、林業機械化のあり方などについて整理してもらった。  
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  展示会の見どころや市場の展望/高性能林業機械メーカーインタビュー  
     
  「森林・林業再生プラン」により、国内の林業や木材産業の再生が図られるとともに、林業が雇用を含めて様々な角度から取り上げられ、一つのブーム的な状況となっており、林業に対する社会的なニーズは確実に高まってきている。そうした状況下、高性能林業機械は、昨年、景気悪化の影響を若干受けたが、今年に入ってからは回復し、民主党政権も積極的に導入を進めており、幅広い役割に対して期待を集めている。ここでは、高性能林業機械をはじめ、各種森林・林業・環境機械の取り扱い企業に展示会の見どころや市場の展望、営業戦略などを伺った。  
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