農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
生産・販売・技術まで、アグリビジネス全般の最新ニュースを掲載 
2万5000部発行 定期購読のお申込みは03-3815-0211
ホーム | 関連リンク集 | バックナンバー---
     
  農経しんぽう  
  平成22年10月11日発行 第2866号  
     
   
     
   
  米モデル事業定額部分の支払いは年内に/戸別所得補償モデル対策  
     
  農林水産省はこのほど、戸別所得補償モデル対策の交付金支払い時期と交付事務流れについて発表した。米戸別所得補償モデル事業の交付金のうち、定額部分はほとんどの地域で年内に支払いを行う予定としている。戸別所得補償モデル対策のうち、米のモデル事業には、定額部分と、22年産の米価格が下がった場合に支払われる変動部分とがある。このうち変動部分は、23年1月までの相対取引価格で交付単価を決定し、3月中に支払いを行うとしている。水田利活用自給力向上事業は、早い地域では年内から、遅い地域でも3月中に支払いを行う予定。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  「iGX」エンジンに4型式を追加/ホンダ  
     
  本田技研工業は1日、独自の回転数電子制御技術を採用した汎用エンジン「iGX」に4モデルを追加しシリーズ化を図るとともに、広範な搭載互換性や耐久信頼性で好評を得ているスタンダード仕様の「GX」シリーズを一部モデルチェンジし、10月より順次販売開始する、と発表した。新型「iGX」シリーズは、ECU(電子制御ユニット)がスロットル開度を常に制御することで搭載作業機械が要求する作業回転数やアイドル回転数などを正確に保持する回転数電子制御技術「新電子ガバナー(STRガバナー)」を採用。優れた燃費性能と低騒音を実現した知能化エンジン。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  タカキタの新型コンポキャスタに注目  
     
  環境保全型農業や資源循環型農業が注目を集める中、鶏糞・米ぬか・堆肥など有機質肥料の散布はもとより、有機質肥料と化成肥料の混合・散布も行えるタカキタの汎用肥料散布機「コンポキャスタCC3520D」が新型となって登場、各地で導入が活発化している。この新型は、トラクタのPTO回転速度に連動して、散布口のシャッター開閉が自動でできるPTO連動モード(特許申請中)を採用、同時に有機質肥料と粒状の化成肥料を約1分間でムラなく混合できる簡易混合機能も搭載している。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  排ガス規制対応の低騒音ブロワ発売/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは10月上旬から、低騒音の背負い式エンジンブロワ「ハスクバーナ356BTx」を発売する。ユーザーターゲットは、造園業者、公園・施設管理業者などで、都市部、町部の騒音に配慮しなければならない環境に最適の製品。新製品の356BTxは、2011年から始まる国内の排ガス自主規制をクリア、騒音とともに、環境にも配慮したブロワだ。また、長時間の作業でも楽に対応できるよう人間工学に基づいた設計がなされており、独自のフルカバー採用による低騒音実現と合わせ、まさに環境・人・街に優しい次世代型ブロワに仕上げられている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  狭い畝用の堆肥散布機/コンマ製作所が発売  
     
  コンマ製作所は昨年9月に発表した狭い畝用の堆肥散布機「CM-T200」を、今年11月から発売する。同機は、全面散布を標準として、付いているアタッチメントを交換することで「W条撒き」「条散布」「両隅散布」の計4種類の散布ができるのが特徴。畝幅の狭い作物栽培に適応したクローラ幅と多様な散布を目的に開発したもので、堆肥を始め化学肥料、ペレット剤も散布でき、農家のニーズに応えている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  「北国の春…ぉ」のワイド荷箱タイプ/筑水キャニコムが新発売  
     
  筑水キャニコムはワラ等かさばる荷物の運搬に適した乗用型クローラ運搬車、(愛称)ガサモノ・ワイド「北国の春…ぉ」(型式BK62)を10月から発売開始した。同機は昨年秋に発売した「北国の春…ぉ」のワイド荷箱タイプ。東北地方から寄せられた、より大きな荷箱を求める要望に応えた。荷箱サイズは、長さ1480×幅1080×高さ230mm。従来品より荷箱長さが180mm、幅も80mm大きくなり、重量の割に容積が大きい資材等の積載に適する。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  耐久性抜群のハンマーナイフモアー/マメトラ農機  
     
  マメトラ農機は、「ハンマーナイフモアーMH-803C」を発売、耐久性、経済性が抜群なことから好評である。同機は、低重心で使いやすい設計で、果樹園などの草生栽培、雑草刈りに最適。エンジン総排気量は249cc、エンジン最高出力8.2PS、舵取り方式はループハンドルで、変速はWテンションにより前進4段・後進2段。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  草刈りチップソー「飛龍280」を発売/三陽金属  
     
  三陽金属はこのほど、畦草刈りで抜群の評価を得ている刈払機用チップソー「飛龍」の外径を従来タイプ(230mmと255mm)より大きい280mmサイズ(46枚刃)に拡大し、一度に広範囲の草を刈れるよう作業効率を高めた「飛龍280」を発売した。雑草刈りや畦草刈りに最適で、排気量30cc以上のエンジン刈払機に適応。ほとんどのメーカーの刈払機で使用できる。「飛龍」チップソーは、草がチップに直接あたるよう刃底を浅くして切れ味を極めるなど、抜群の切れ味と耐久性を実現している。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  ササキのにんにく植付機を実演/青森県五戸町・くらいし  
     
  青森県五戸町の農事組合法人くらいし(竹洞信一組合長)と青森クボタの五戸営業所は5日、同組合圃場で、ササキコーポレーションが製造・発売する「ロボット型にんにく植付機ロボニン 進化型N301」の実演会を実施した。同組合は、今年から、新たににんにくづくりにチャレンジ。その植え付け作業の省力化を図る同機の働きには、大きな期待が寄せられている。同機は、種子と圃場条件に合わせて植えつけ深さをボタン1つで調整でき、操作パネルで植え付け株間を設定―など、発表以来3年目を迎えて色々の進化を遂げている“現場ニーズ対応機”。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  山形展で話題騒然/トロムソ・もみ殻の燃料棒実演  
     
  トロムソは、9月に開催された山形農業まつりに、もみ殻をすり潰すと同時に圧縮・成形を行い、直径5cm、長さ20cm程度の固形燃料「モミガライト」を製造する装置「グラインドミル」を出展、実演を行い注目を集めた。実演の度に香ばしい匂いがあたりに漂い、わずか数分でエコ燃料棒が排出される不思議さに、黒山の人だかりができた。ハウス暖房や家庭用暖房、野外炊事用や災害時の備蓄用燃料などに最適という説明に、「来年の芋煮会の燃料はこれだな」という声もきかれるなど、もみ殻の新活用法が話題をさらった。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ハウス暖房機の省エネ・熱エコフィン/第一総合企画  
     
  第一総合企画は、ハウス暖房機の省エネ対策資材「熱エコフィン」の販売台数が、2008年3月の販売開始以来、今年9月末までに累計で1600台を突破したと発表した。熱エコフィンは、金属製の放熱フィンと金属製バンドで構成される。温風暖房機の缶体(かま)の表面に装着し、缶体の放熱面積を約3割増やして熱交換効率を高める。重油使用量の削減効果は10〜30%(ハウスの条件により異なる)。佐賀県上場営農センターは、2008年に唐津市のミディトマトハウスで加温燃料は3割削減、経費削減効果は10a当たり24万5000円だったと報告した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  日本橋をきれいに/ケルヒャーが「日本橋クリーニングプロジェクト」  
     
  ケルヒャージャパンは7日午後、都内の日本橋三越本店内で、名橋「日本橋」保存会(中村胤夫会長)と共同で進める「日本橋クリーニングプロジェクト」に関する記者発表会を開いた。今回は、石造2連アーチ橋となってから来年100周年を迎える“お江戸日本橋”を対象に、長年の汚れを落として元気な日本橋を再生するため、プロジェクトを立ち上げこの11月1日から実際に洗浄作業をスタートさせる運びとなった。作業には、業務用温水高圧洗浄機およびパウダー洗浄機を使用。12月10日には洗浄完了、来年2月には完成披露の予定。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  生産、輸出とも急増/陸内協・22年度エンジン中間見通し  
     
  日本陸用内燃機関協会(林守也会長)はこのほど、平成22年度(2010年度)陸用内燃機関生産(国内、海外)、輸出中間見通しをまとめ、公表した。それによると、国内、海外の生産ともに、大幅な減産を余儀なくされた平成21年度からV字回復しており、エンジンの生産台数は、合わせて対前年度比で25.8%増の1415万6000台と予測。また、輸出は、台数ベースで前年度に比べ34.7%増の291万7000台、金額は66.2%増の2491億円と見通している。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  初の中古農機展も盛況/愛媛県農林水産参観デー  
     
  愛媛県農林水産研究所の農業・果樹部門の研究成果を公開する2010年度農林水産参観デーが1〜2日、「活かそう新品種・新技術!高めよう愛媛ブランド!」をテーマに松山市の同研究所と同果樹研究センターで開かれ、協賛展として愛媛県農機具協会(冠眞夫会長)による農業機械展が両会場で開催された。同展史上初となる各社合同中古農機展示即売会も関心を集め、活況を呈した。2日間で農林水産研究所には約5400人、果樹研究センターには約5900人が詰めかけた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  農作業ロボットを実演/中央農業研究センターが成果発表会  
     
  農研機構中央農業研究センターは7日、つくば市の同センターで、農作業ロボットは労働力不足を救えるか―と題し、交付金プロジェクト「農作業ロボットによる分散錯圃に対応した超省力作業技術の開発」成果発表会を開いた。講演会と実演会が行われ、1.堆肥散布、2.トラクタ、3.田植機、4.コンバイン、5.施肥播種機、6.農作業ロボット遠隔監視システムの6機種がお披露目され、高精度な無人作業が披露された。講演会では、ロボット化の課題としてISO11783規格への対応など通信制御の標準化の重要性が指摘された。今後、北海道農業研究センター、農機メーカーなどで平成26年度まで研究開発を進める。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  果菜類収穫ロボットで技術情報協会がセミナー  
     
  農林水産技術情報協会(和田宗利理事長)は6日、都内・日本橋兜町の製粉会館で平成22年度第3回の技術情報交流セミナー「果菜類のロボット収穫への挑戦―イチゴ収穫ロボットとその周辺技術―」を開催した。講師は生研センター・園芸工学研究部の林茂彦氏で、林氏は、緊プロ事業で開発中のイチゴ収穫ロボットや、それを実現するために必要となる移動プラットホーム、さらには、我が国始め海外も含めての果菜類収穫ロボットの紹介などを行った。林氏はロボットの課題として、1.作業スピード、2.収穫の正確性、3.コスト―を指摘した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  9支部の成果発表など/農電協が研究会  
     
  農業電化協会(藤原万喜夫会長)は7、8の両日、都内の東京ガーデンパレスおよび神奈川県下で、第48回農業電化研究会を開催。初日は、千葉大学の古在豊樹名誉教授による特別講演「植物工場の現状と将来性」の後、各支部から研究成果が発表された。また、2日目は神奈川県平塚市のJA全農営農・技術センター、東京電力電気の史料館を視察、施設園芸などに関する知見を得た。古在氏は、植物工場の具備すべき要件、持続可能な生産システムが備えるべき要件を指摘。また、ヒートポンプの多目的利用について述べ、今後普及拡大していく可能性を示した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  最新の機械力を発信/2010森林・林業・環境機械展示実演会開く  
     
  最先端を行く林業機械を一堂に集めた「2010森林・林業・環境機械展示実演会」(主催・群馬県、林業機械化協会)が3、4の両日、群馬県高崎市宮原町の森永製菓高崎新工場用地で開かれ、2日間で1万2500人と過去にない林業関係者が来場、低コストで高い生産性を実現していく上で必要不可欠な林業機械に熱い視線を注いだ。会場には、各種高性能林業機械をはじめとして、国の事業で開発された先進機械さらには林業現場には欠かせないチェンソーや刈払機などの手持ち用機械、防護衣、安全用品、森林・木質バイオマス資源を活かす樹木粉砕機器に代表される環境対応機器まで勢揃いし、機械化林業のポテンシャルの高さ、可能性を広く発信した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  次世代型チェンソーMS261を初披露/スチール  
     
  スチールは、3、4の両日、群馬県高崎市で開催された森林・林業・環境機械展示会に、10月1日より発売を開始した次世代型のチェンソー「MS261」(排気量50.2cc)を一般ユーザーへ初披露した。低振動かつ最適なマシーンコントロール、幅広い回転域での高いトルクなど、これまでにない特徴を数多く有するチェンソーとして極めて高い関心が寄せられていた。また、同社のブースでは2009年の世界チャンピオンであるジェイソン・ウエインヤード氏が丸太切りなどティンバー・スポーツの華麗な技を披露。参観者から大きな拍手・喝采が沸き、会場を盛り上げていた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  林機展・セミナーで高性能林業機械を紹介/コベルコ建機  
     
  コベルコ建機は、3、4の2日間、群馬県高崎市で開催された「2010森林・林業・環境機械展示実演会」において、「SK135SR プロセッサ仕様機」などを出展し、多くの来場者に実演などを通じて性能を披露、好評であった。また、関連会社の西日本コベルコ建機は、初日の3日午後4時からJR高崎駅近くの高崎ビューホテル「あかぎ」の間で、林業関係者、代理店、レンタル業界関係者など約60人を集めて「2010年コベルコ林業セミナー」を行い、今後林業分野に注力していくことをアピールした。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  低コストの熱水式で稲わらからバイオエタノール/川崎重工業  
     
  川崎重工業は6日、稲わらを原料とし、「熱水式バイオエタノール製造技術」を用いて、自動車燃料として使用可能なバイオエタノールの製造に成功した、と発表した。この技術は、従来の糖化工程に用いられている硫酸や酵素を使用せず熱水を用いて糖化処理を行うことが特徴で、硫酸の回収設備や耐酸性容器等を必要とせず、現状ではコスト高である酵素を使用しないため、製造コストの低減を実現する。また、熱水の条件を適切に設定することによって、稲わら以外のソフトセルロースについても糖化処理が可能。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  今月末に最終とりまとめ/路網・作業システム検討委員会  
     
  林野庁が昨年12月に策定した「森林・林業再生プラン」を具体化していくため設置された5つの検討員会のひとつである路網・作業システム検討委員会(座長・酒井秀夫東京大学大学院教授)は4日、都内霞が関の農林水産省特別会議室で第6回目の委員会を開催し、先に公表した「今後の路網整備の基本的方向について」と題する中間とりまとめを踏まえながら最終取りまとめ案について協議した。今月末開催の委員会で最終案をまとめ、新たな路網整備のあり方、方向性を示していく。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  路網整備と機械化/酒井秀夫氏に聞く・その3  
     
  これからの日本の林業を展望していく上で避けては通れない「路網と機械化のあり方」について林野庁の路網・作業システム検討委員会の座長でもある酒井秀夫氏(東京大学大学院教授)に今後の方向性、具体的な対応策などをインタビューした。今週は、機械化の進むべき道。リース・レンタルなどの方策も重要視している。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  農産加工による農産物の高付加価値化で農家所得を増大  
     
  農産物価格の低迷が続くなか、農業所得の増大は農山漁村における喫緊の課題となっている。そのため、既存の農産物価格に付加価値をつけて販売したり、消費者への直販により中間利益を産地に吸収するなど、農業の6次産業化が農政の中心に位置付けられている。農産物の高付加価値化に向けて改めて注目されているのが農産加工。産地の直売所などで、低コストに加工食品を製造できる農産加工関連機器は、農家の所得増大と農村の活性化に大きく貢献するものと期待されている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  展示会などで豊かな農機市場へ攻勢かける三重県農機流通  
     
  伊勢湾に沿って南北に長い伊勢平野に水田地帯が広がる三重県。水田単作の兼業農家が多く、豊かな農外所得やデラックス志向の県民性などを背景にした旺盛な機械への投資意欲が「機械に対する先進県」と言われる豊かな農機市場を形成してきた。だが農外収入や米価の低迷、高齢化による販売農家数の減少など市場環境は厳しさを増している。「足で稼ぐしかない」と地道に営業活動を展開する流通現場では秋作業後の展示会シーズンを迎え、来春に向けてスパートをかけている。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  適正な農薬管理を/農薬工業会「農薬Q&A」から  
     
  農薬工業会(大内脩吉会長)は、農薬の正しい情報を伝えようと、「農薬Q&A」を作成している。今回、その冊子を全面改定し、新たなQ&Aも追加した。そこには、農薬の役割や安全性といった一般消費者への啓発的な項目ばかりでなく、農薬の利用者や適正使用を指導する人にも役立つ情報が掲載されている。改訂版の「なるほど!なっとく!農薬Q&A」から、散布等に当たって注意しなくてはならない事項、参考となる事項などをひろった。  
  ホームに戻る  
 
 
     
     
お問合せ:株式会社 農経新報社 TEL:03-3815-0211 FAX:03-3815-0265  MAIL:info@n-simpo.co.jp
Copyright(c) 2003 Nokei-simpo CO.,Ltd. All Rights Reserved  当サイト内容の無断転載・引用を禁じます。