農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成22年10月18日発行 第2867号  
     
   
     
   
  「まきっこMF760」を発売/カンリウ工業  
     
  カンリウ工業はこのほど、好評の肥料散布機「まきっこMFシリーズ」に「MF760」を投入、新発売した。同機は、従来の「MF602」と「MF702」の長所を活かし、一体化したもの。これにより「まきっこ」は、小型軽量のシンプル機「MF400」と、粒状、乾燥堆肥、米ぬかなどオールマイティの「MF1002」と併せ、3機種の構成となった。主な特徴は、1.レバー1本で全面散布(散布幅4m)・左片散布・右片散布の切り替えがワンタッチ、2.バック機能付き、3.タンク部分が簡単に取り外し可能―など。  
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  小米、砕米を除去するエコーセレクター/丸七製作所  
     
  丸七製作所が生販する小米・砕米取り除き機械「エコーセレクターRシリーズ」が、“美味しい米に仕上げる機械”として、引き合いが多く寄せられている。同機は、同社独自の波動振い機構(人がフルイを使うような振動を網に伝える)により、小米・砕米を効率的に除去する。また、振い網の上を白米が流れる際に、米肌に残っているヌカもキレイに取り除かれる。さらに、波動振い機構と連動して“目はたき玉”が網目を常に下から叩くため、目詰まりがない。  
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  全輪操舵で作業能率向上/ゴルフ場用品がグランドマスター360新発売  
     
  ゴルフ場用品は、トロ社製の3連ロータリーラフモア・グランドマスター360の発売を開始。第36回芝地用管理機械・資材総合展示会に出展する。全輪操舵システムにより、作業能率を大幅に向上させる。法面もスリップなしで走行し、180度の旋回をしてもターフは全く無傷という。旋回中も登坂中も乗り心地、作業の質を維持しつつ作業時間を短縮する。直感的な運転感覚、イメージ通りのレスポンスもセールスポイントだ。  
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  芝への追従性向上/初田拡撒機がロータリースイーパーをフルモデルチェンジ  
     
  初田拡撒機は、ロータリースイーパーHS-7200 4WDを発売した。今回、フルモデルチェンジし、登坂力を向上をさせるためにエンジンや走行系油圧機器の変更を行った。前輪・後輪への重量配分を改善し、芝への負担を軽減するとともに、前・後輪にかかるパワーが均等化され、登坂力は格段に向上した。油圧回路の改善によりモーター出力が約2倍にアップし、急勾配な坂でもスムーズな作業が可能になった。ハツタ独自のフローティング機構の採用でアンジュレーションによるブラシボックスの跳ね上がりを抑え、芝への追従性も向上した。  
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  GPSで土などの面データを作成/オーリー  
     
  オーリーは、米国のゴルフ場や農業生産者に採用されている土壌測定機器、気象測定ステーション等を輸入販売している。日本国内では研究所、大学、ゴルフ場そして北海道など大規模生産者から普及を図る方針だ。第36回芝地用管理機械・資材総合展示会にも出展し、「マッピング測定システム」を重点的に紹介する。同システムは、スペクトラムテクノロジーズ社の製品。土壌水分、土壌硬度、土壌EC、pH、クロロフィル、NDVI(正規化植生指標)、SPADの各測定器にGPSを取り付けて、それぞれの面データを作成する。  
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  ヤンマーが農業に参入/ヤンマーアグリイノベーション株式会社設立  
     
  ヤンマーはこのほど、農業ソリューション事業を手掛ける新会社「ヤンマーアグリイノベーション株式会社」を9月1日に設立したことを明らかにした。新会社では農産物の生産、加工、販売までを一貫して行い「儲かる農業のビジネスモデル」を構築する。また国内農業の多様な担い手を創出するほか、新規就農者の研修や農業参入企業の支援を進める(広島県の緊急雇用対策基金事業に応募していた「大規模野菜経営実証事業」にこの度正式に採用された)。さらに、ヤンマーグループ社員の農業体験・研修の場としても活用、「ソリューショニアリング力」を向上させる。  
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  大豆300Aと鉄コーティング直播で講演会/東近畿クボタ  
     
  東近畿クボタは9日、滋賀県長浜市の浅井文化ホールに農家、行政・JA関係者など330名を集め「元氣農業講演会」を開催した。講演会は2部に分かれ、午前の部では「高収量・高品質な大豆作り」と題してクボタ技術顧問・有原丈二氏が、午後の部では同ソリューション営業推進グループ担当部長・宮越彊氏が「いま注目される水稲鉄コーティング湛水直播」と題してそれぞれ講演を行った。クボタグループ内でも「大豆300A技術」と「鉄コーティング湛水直播栽培」という2大テーマを同時講演したのは今回が初めてという。  
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  きらめきほくりく夢農業を開催/北陸地区クボタグループ  
     
  北陸地区クボタグループは13〜15の3日間、クボタ金沢事務所及び周辺圃場を特設会場として、北陸3県の担い手農家1200名を招き「きらめき ほくりく夢農業2010〜営農レーダー」を開催した。大規模農家が抱える課題にハード・ソフト両面から解決策を提案することを狙いに、農業の更なる進化を支える大型高性能商品を多数展示するとともに、テーマ別の試乗や実演、営農に役立つ講演などを実施。省力・軽労化・低コスト稲作や複合経営等に関わる、多面的な情報を発信した。  
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  16億4000万ユーロ、通年で過去最高へ/スチールグループ2010年上半期決算  
     
  スチールは12日、スチールグループの2010年上半期の連結売上高を発表した。それによると、同グループの2010年上半期連結売上高は16億4000万ユーロ(約1777億円。1ユーロ=108.36円換算)で、前年同期比16.9%の増加となった。スチールの取締役会長であるベートラム・カンツィオーラ博士は業績報告会見で、「好調な売上げの伸びにより、現在スチールの持つ2008年の記録的な売上高を、今年上回ることができる。そうして、世界的な経済不況の余波をのりきる」と述べ、マーケットシェアを成長させたことを明らかにした。  
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  芝の冷却・育成にいけうちのクールジェッター  
     
  いけうちの霧をファンの風に乗せる冷房ユニット「クールジェッター」シリーズが、ゴルフ場やスタジアム、競馬場、公園などの芝生の冷却・育成にも活用され好評を博している。均一に冷却して芝生を暑さから守り、張り直し費用を節約できると喜ばれている。噴霧された20〜30ミクロンの微細な霧(セミドライフォグ)が5度以上の冷却効果を発揮し、スプリンクラーのように濡らしたりせずに霧のベールでカバーする。散水領域が70mにも及ぶ大型ファンもあり、特に猛暑だった今年の夏は、多くの場所で使用され注目を集めた。  
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  超矮性バミューダ芝「ミニバーディ」を試験施工/稲治造園工務所  
     
  稲治造園工務所は、米国で品種改良されたグリーン用超矮性バミューダグラス「ミニバーディ」の独占販売権を2009年に取得。現在、九州地区に2カ所、関西地区と関東地区に各1カ所試験施工中で、さらに来年度に関東地区で1カ所試験施工を追加する予定だ。3年以内に5コース以上の施工を目指している。「ミニバーディ」の品種特性は、1.低刈抵抗性が高く根上がりが少ない、2.肥培管理が容易、3.スプリングデッドスポット、葉枯れ病等に抵抗性がある、4.地下茎の生育が旺盛なため、踏圧耐性が高くボールマーク跡の回復が速い―など。  
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  タイガーカワシマが知財功労賞の特許庁長官表彰  
     
  タイガーカワシマは、特許庁が行う平成22年度「知財功労賞」の特許庁長官表彰を受賞した。今回の知財功労賞は、産業財産権制度の普及・啓発への功績及び有効活用について、経済産業大臣表彰として個人3名と企業7社。特許庁長官表彰として個人5名と企業8社が選ばれ、18日表彰される。同社は、特許庁長官表彰として産業財産権制度活用優良企業等・意匠活用として表彰を受ける。  
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  戸別所得補償で政策提案/JA全中  
     
  JA全中(茂木守会長)はこのほど「戸別所得補償制度に対するJAグループの政策提案」を発表し、3つの政策の柱と5つの提案を行った。1.農業の多面的機能に対する直接支払い政策、2.需給・価格の安定と生産振興を図る品目別政策、3.担い手の育成・確保と経営安定を目指す政策―を三本柱とし、1.農業の多面的機能の発揮に向けた政策の確立、2.米の需給・価格安定対策の確立、3.生産振興と所得確保を図る品目別政策の確立、4.担い手の育成・確保と経営安定を目指す政策の確立、5.国・行政が主体となる戸別所得補償制度にかかる推進・実施体制の確立―の5つの提案をまとめた。  
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  多彩な農機を展示/高知フェアに3400来場  
     
  第19回高知県農業振興フェア・農機具まつり(高知県農業機械協会、県主催)が8、9の両日、同県南国市の県農業技術センターで開催された。あいにくの雨天となったが、会場には地元農業高校生らも視察に訪れるなど約3400人が詰めかけ、トラクタやコンバイン、田植機など最新鋭の農業機械や家庭菜園用機械から施設園芸資材まで多彩な農機具・資材の展示と実演、最新技術に触れて楽しんだ。県産米のブランド化事例などの講演会や農業機械安全相談コーナーも関心を集めた。  
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  鳥取知事賞に河島氏/中国地方発明表彰  
     
  発明協会はこのほど、平成22年度中国地方発明表彰受賞者を発表した。業界関係では、鳥取県知事賞に「農業用高所作業車」で河島農具製作所代表取締役社長の河島隆則氏、島根県知事賞に「コンバインにおける前処理変速装置」で三菱農機開発・生産本部開発設計二部部長の大本啓一氏が選ばれた。表彰式は10月26日、山口市のセントコア山口で行われる。  
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  次につながる経験/世界伐木競技会に参加してチーム・ハスクの秋田氏  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは、3、4の両日、森林・林業・環境機械展示実演会の同社ブースに多彩な商品を出展し、参観者から関心を集めた。そのうちチェンソーのPRコーナーでは、先にクロアチアのザグレブで開かれた第29回世界伐木チャンピオンシップに日本から初出場した「チーム・ハスクバーナ」の面々が登場、競技会本番さながらにソーチェン着脱、丸太輪切り、接地丸太輪切りなどの種目をこなす実演を展開した。リーダー格でもある青森県森連木材流通課の秋田貢課長は、世界各国のチームと戦った感想を「次につながる経験」などと語った。  
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  フォワーダで実用化試験/林野庁の平成22年度委託事業  
     
  林野庁は平成22年度の委託事業である「森林整備効率化支援機械開発事業」を拡充し、事業展開している。1.地域特性に適した作業システムに対応できる林業機械等の改良、2.木質バイオマス収集・運搬システムの開発、3.木質バイオマスの大規模利用技術の開発、4.高性能林業機械の利用高度化の4項目を課題に各種事業を進めている同事業では、機械の開発改良については、松本システムエンジニアリングが手掛けている8輪式フォワーダをはじめ、諸岡を開発担当企業とするバイオマス対応型フォワーダ、そして地域特性に対応した南星機械のスイングヤーダ強力型を開発課題に設定、現在、実証・実用化試験とともに改良が進められている。  
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  木材需要の創出へ/森林総研が講演会とオープンラボ  
     
  森林総合研究所(鈴木和夫理事長)は12、13の両日、東京都江東区新木場の木材会館で平成22年度の公開講演会+オープンラボを開催し、木材利用の課題、最新の研究成果を発信するとともに、今後の技術的な展望を示した。今年度は、これまでの公開講演会に加えて、実用化を目指した技術開発につながる研究成果を紹介する「オープンラボ」を実施、「イノベーションでリードする木材需要の創出 国産材・木質バイオマス利用拡大戦略のための研究開発」をテーマにこの分野をリードする同研究所の果たすべき役割とこれからの進むべき道を掘り下げた。  
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  良質な芝空間を創出/20、21日に第36回芝地用管理機械・資材総合展示会  
     
  10月20、21の2日間、大阪府吹田市の日本万国博覧会記念公園・お祭り広場で「第36回芝地用管理機械・資材総合展示会」が関西グリーン研究所と関西ゴルフ連盟の共催で開催される。この展示会は、ゴルフ場や芝生競技施設の管理担当者だけでなく公園など緑地管理関係者にとっても芝地管理に役立つ最新の機械や資材、ソフト、技術を知るには絶好のイベントだ。展示品目は、1.芝地用管理機械・土木機械、2.芝地用肥料・農薬・土壌改良剤、3.潅水・排水関係資材、4.乗用カート・各種車両、5.その他ゴルフ場関連資材全般に分類され、最新の情報を発信する。  
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  最新鋭機でチェンソー市場掘り起こす  
     
  これから年末にかけて本格的なシーズンを迎えるチェンソー。先に開かれた高崎市での2010森林・林業・環境機械展示実演会でも新宮商行、スチール、ハスクバーナ・ゼノア、やまびこの4社が小間を設定して今シーズン向け新製品や環境対応を進めた新型機種の展示をはじめ、趣向を凝らしたデモンストレーションやパネル展示などで、進化しているチェンソーを知ってもらうとともに性能の高さをアピール、更新、購買意欲を喚起した。  
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  機械力活かし美しい芝地を実現  
     
  健全で逞しい芝地づくりを進める上で大きなポイントとなる芝草・緑地管理用機械・資材。最近は、コース、作業カ所に最適な機械、資材を有効に活用する技術、作業体系が定着しており、用途、作業能力に応じて導入が図られている。市場そのものは、管理を要する面的な広がりに快適な空間創出を求める機運の盛り上がりなどもあって底辺が拡大、堅い市場が形成されつつある。その牽引役を担ってきたゴルフ場をはじめとして、サッカー場などのスポーツフィールド、公共緑地、校庭緑化など多様性も手伝ってバラエティに富ん資だ機材需要を生んでいる。  
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  丸山製作所・尾頭正伸社長に聞く  
     
  丸山製作所では、10月1日から新社長に尾頭正伸氏が就任、内山治男氏は代表取締役会長に就いた。社長に内定以来、取引先へのあいさつ等々で多忙な日々を過ごす尾頭氏に、現在の同社の活動およびこれからの事業展開方針などを聞いた。同氏は、「丸山の製品を扱っていただくところがよくなることが基本。そのための提案活動を進めていきたい」と意欲をみせる。  
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  熊谷農機社長の熊谷敏雄氏が逝去  
     
  熊谷農機の代表取締役社長、熊谷敏雄氏は12日午後6時7分、長岡市内の病院で肺炎のため亡くなった。68歳だった。通夜は16日午後7時から、葬儀は17日午後1時から、燕市杣木3215のセレモニーホール飛燕で、それぞれしめやかに執り行われ、数多くの会葬者が故人と最期の別れを惜しんだ。喪主は長男で同社専務取締役の熊谷英希氏。  
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