農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成23年1月31日発行 第2879号  
     
   
     
   
  改革へ3つの課題/食と農林漁業の再生実現会議  
     
  食と農林漁業の再生実現会議は21日、総理官邸で、第2回会合を開き、持続可能な経営実現のための農業改革のあり方について検討した。ここでは、「攻め」の水田農業実現の方針が打ち出され、5年後、10年後、それ以降の水田農業の将来像を想定し、「攻めの担い手像」、「生産性向上」、「市場開拓」等を課題にあげた。第一の課題は「攻めの担い手像」の明確化とその実現に向けた政策集中。第二の課題は、「攻めの担い手」への農地の集約、農地の新規の取得・利用促進。第三の課題は、流通制度の検証と輸出、新規用途等の市場開拓の強化。  
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  歌手の小林幸子さんを「お米大使」に任命/農林水産省  
     
  農林水産省は、歌手の小林幸子さんを「お米大使」に任命し25日、農林水産省大臣室で、鹿野道彦農相から小林さんに任命状が手渡された。小林さんは新潟県新潟市出身。2006年から新潟県長岡市山古志地域で「小林幸子田」と名付けた水田で稲作を行っている。中越地震で被災した地域の支援も行っている。任命式では鹿野農相が「お米は弥生時代から続いている日本の心。演歌に通じるものがありますか?」と訊ねると、小林さんは「演歌の源はお米です。日本のお米は安全でおいしくて世界一。これを世界の人に食べていただきたい」と、大使として輸出振興に一役買う意気込みをみせた。  
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  グローバル戦略機を4機種/クボタが発表  
     
  クボタはこのほど、世界に事業展開する同社のスケールメリットを活かし、国内外共通設計で低価格化したグローバル戦略機として、新たにトラクタ、コンバイン、田植機、乗用モアの4機種を発表した。日本農業の低コスト化に貢献することを目的に、昨年9月に投入した5条刈コンバインに続くもので、トラクタで現行機比約3割安く、田植機で税抜き20万円を切る価格を設定するなど、国内農家の低価格ニーズに対応している。今回はその中から、トラクタ「グランダム ワールドM108W」と1輪2条歩行田植機「ウエルスターSPW-28CB-JP」を紹介する。  
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  新型トラクタ2機種発売/ヤンマー  
     
  ヤンマーは20日、神戸ポートピアホテルで新商品発表会を開き、トラクタ、コンバイン、管理機、ナプラ関連商品など新商品7機種を発表した。トラクタは、I-HMT無段変速搭載で好評のエコトラEG300/EG400シリーズのコンパクト仕様4型式・ナロー仕様9型式。ハウスや水田裏作、畑作市場の作業体系にマッチした地域向け特別仕様を追加した。また「CT1350」は大規模農家が求める高出力のクローラトラクタで、規模拡大に伴う高能率化・低コスト化に対応、湿田や大区画圃場のニーズに応えた。  
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  新品種、飼料米など80品種をDNA品種鑑定分析サービスに追加/サタケ  
     
  サタケはこのほど、米のDNA品種鑑定分析サービスの鑑定可能品種に「つや姫(山形)」など話題の新品種や飼料米など80品種を新たに追加したことを明らかにした。これにより、鑑定可能総数はこれまでの166品種から246品種に拡大され実質的に殆どの国産米の品種鑑定が可能となった。同社では、2003年よりDNA品種鑑定分析サービスを開始し、これまで数多くの分析サービスを受託するとともに鑑定可能品種の拡大に取り組んできた。  
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  スーパーソイルの新型式/IHIスターが発表  
     
  IHIスターは、昨年8月に「スーパーソイル『エコプラ』 FDSS-5R(5本爪/カットナイフ付き)」を発売したが、このほど低馬力トラクタで土壌の排水性や通気性を改善する「スーパーソイル『エコプラ』 FDSSシリーズ」の3機種の新型式を発表した。同シリーズは、作業能率は従来耕の約3倍となり、作業時間と燃料費も約3分の1と極めて『エコ』なことから幅広く期待を集めている。新製品は、従来機に7本爪シリーズを加えたもの。多様な土壌条件に合わせるために、5本爪、7本爪ともにカットナイフ付きに加え、なしの型式も設定した。  
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  荷台のコンテナ移動が楽に/筑水キャニコムが「渡鉄矢ょ」発売   
     
  筑水キャニコムは、運搬車の荷箱内の重量物を、持ち上げずに軽い力で滑らせて移動できる“空間移動「渡鉄矢ょ」”を同社運搬車ユーザー向けに発売を開始した。これは、数ミリ径の鉄筋を格子状に組み合わせたもの。荷台に置くと、コンテナ等との接触面積が少なくなるため摩擦が減少し、重量物を2分の1の力で移動できる。既に500kg積載タイプの乗用クローラ運搬車のオプション部品として提供され、ジャガイモなどの重量野菜産地で好評を得ている。  
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  顧客第一!行動最速!築こう信頼!/三菱農機23年度全国有力販売店会議  
     
  三菱農機は24日、千葉県浦安市のホテルで、平成23年度三菱農機全国有力販売店会議を開催した。これには、厳しい市場環境に打ち勝ち昨年の同社発足30周年の佳節を見事に勝利で飾った有力販売店の経営トップ、優秀セールスマンの代表ら450名が出席、「NEXT STEP〜ひらけ未来!新たなるステップへ〜」をメーンスローガンに、30周年を総仕上げする「ありがとうキャンペーン」を3月まで展開するとし、顧客総訪問活動で目標必達を誓い合った。清水社長は、1.もの作り改革の加速、2.海外事業の拡大、3.筋肉質の事業体質の3点を訴え、「力強く前進あるのみ。先頭に立って頑張る」と決意を表明した。  
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  農機GoGo躍進運動の決起大会を開催/全農富山県本部  
     
  全農富山県本部(金剛寺誠本部長)は26日、富山市大手町のANAクラウンプラザホテルに県下農協幹部、メーカー関係者など85名を招き、「平成23年農機GoGo躍進運動総決起大会」を開催した。22年度農機事業活性化コンテストなど表彰を行うとともに、23年度に向けた運動展開を説明、市場占有率の拡大を誓い合った。同本部では平成22年度から3カ年にわたり「農機GoGo躍進運動」を展開している。本年度が折り返し点に当たるところから、優秀推進者を表彰するとともに、運動の趣旨徹底を図り2年度の取り組みに弾みをつけるべく開催したもの。  
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  サタケの食品事業本部がISO22000の認証を取得  
     
  サタケはこのほど、同社・食品事業本部が昨年12月14日に食品安全マネジメントシステムの国際規格である「ISO22000」(認証機関=SGSジャパン)を取得したことを明らかにした。認証内容は、対象事業所が同社・食品事業本部、マジックライス工場、物流センターで、認証範囲は「乾燥米飯(マジックライス)、インスタントパスタ(マジックパスタ)を使用した製品の製造」、原料の受入から加工、パッケージングおよび最終製品の保管と積込みまで―となっている。  
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  雪上展に2000人動員/新潟クボタがスタートダッシュ飾る  
     
  新潟クボタは22、23の両日、中央サービスセンター(以下SC)、黒川SC、中越SC、上越SCの4会場で、2011年新春きらめき試乗会を開催した。第49期のスタートダッシュで1月度の受注目標達成と春商戦勝利の布石を打つとともに、農作業安全の啓発を積極的に行うなどが狙い。動員、契約金額とも前年実績、計画をともに上回り2064名、1億5150万円となった。機種別ではトラクタ15台、田植機3台、コンバイン3台、ティラー・耕うん機10台、ハローと畦塗機がそれぞれ4台、播種・育苗関連が18台など。  
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  タイガーカワシマが温湯種子消毒装置をみやぎ登米農協に納入  
     
  タイガーカワシマはかねてより連続化が可能な温湯種子消毒装置“湯芽工房”「YS-3500」の生販を進めているが、このほど、みやぎ登米農業協同組合のJAみやぎ登米水稲種子温湯消毒施設へ同装置を納入。その始動式が21日、同センターで行われた。今回導入された温湯種子消毒装置は、毎時処理量が1440kgで、1日当たり、約10tの種子を消毒する。今回、初めて、「ばか苗病の抑制効果が強い」(宮城県農試)とされる63度C5分での殺菌が行われる。これにより、農薬を使わず、連続化した種子温湯消毒が大幅に省力化される。なお、同センターの水稲対象面積は約1万ha。  
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  初春祝い市盛況/関西地区ヰセキ会  
     
  今年度の商戦を占う重要な展示会として注目を集めるヰセキ関西地区合同展示会「初春祝い市in京都」(関西地区ヰセキ会主催、井関農機共催)。第20回の節目を迎えた今回も、21〜23日の3日間、京都市伏見区の京都府総合見本市会館(パルスプラザ)で盛大に開催され、期間中7500名の来場者で賑わった。米価低迷、TPP問題などで農家の動向が注目されたが、3日間の販売実績は8億8000万円と目標をクリア、月末までの事後推進を含め売上げは10億円を見込む。スタートダッシュを期す展示会として上々の滑り出しとなった。  
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  「校庭芝生化」を応援/キンボシが展示会  
     
  キンボシは「2011年 キンボシ展示会」を20〜21日、小野市大島町の金星園芸工業2階展示場で「地球温暖化防衛隊・校園庭芝生化大作戦」をテーマに開催した。校庭芝生化に役立つエンジン式や手動式、最新の充電式など各種タイプの「ゴールデンスター芝刈機」をはじめ、芝生の手入れに関する多彩な機器や製品を展示し、会場に訪れた販売代理店や造園業者など約200人に披露した。屋外の実演場には10台以上のデモ機を並べ、随時行われた実演も注目を集めた。また同社オリジナルのゆるキャラ「しばタン」が会場に姿を見せ、来場者を楽しませた。  
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  北海道農業機械工業会が新年交礼会を開催  
     
  北海道農業機械工業会(細倉雄二会長)は25日、札幌市内の札幌全日空ホテルにおいて、「第56回通常総会」を行うとともに、毎年恒例の「新年交礼会」と「新春特別講演会」を開催した。総会においては、「平成23年度事業計画並びに収支予算」、「平成22年度事業報告」などを承認、特に「JAPANブランド事業」に力を入れていく。「新年交礼会」で挨拶を行った細倉会長は、「農家が夢を持ち続けながら、安心して継続的に農作業に専念できるように、農業技術・農業機械の普及と発展に尽力していく」などと力強く述べ、今年の飛躍を誓った。  
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  22年農機出荷4.3%増に/日農工・部会統計  
     
  日農工(蒲生誠一郎会長)はこのほど、平成22年1〜12月の農機生産出荷実績(日農工部会統計ベース)をまとめた。それによると、生産は4291億3700万円、対前年比100.0%、出荷は4565億4000万円、同104.3%となり、わずかに前年を上回った。出荷のうち、国内向けは2900億4900万円、同96.8%、輸出向けが1664億9000万円、同120.2%。国内は前半好調だったものの、秋以降、投資意欲が下がった状態が続いている。  
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  技術開発に尽力を/葉たばこ技術開発協が新年情報交換会  
     
  日本葉たばこ技術開発協会(有本正治会長)は25日、都内の全国たばこビル会議室で、平成23年の機械・乾燥機部門、肥料部門新年情報交換会を開催し、葉たばこの生産状況や葉たばこ生産専用機械の普及状況、JTの助成事業など、たばこを取り巻く情勢に関する知見を深めた。冒頭あいさつした有本会長は、天候の影響などから収量を落とした22年産葉たばこ生産の概況や同協会が受託した新器材試験の状況(53件)に触れつつ、各部門のメーカーの開発技術が現場に定着しているが、さらなる開発、改善の余地は残されており、引き続き力を尽くしてほしいと要請した。  
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  ほうれんそうで現地研検討会/野菜ビジネス協議会  
     
  日本施設園芸協会内の野菜ビジネス協議会は25日、千葉県下において「加工・業務用ほうれんそうに関する現地検討会」を開き、関係者約60名が参集し、ほうれんそうの収量増加や安定的な生産流通体制の整備・構築などをテーマに考察した。今回、現地検討会で訪れた芝山町のほうれんそう栽培圃場は千葉県富里町の農業生産法人・テンアップファームのハウス施設。同ファームでは収量・単価アップを確保するために、試験的に4.5×54mのハウスを4区画に均等に区分し草丈25cmを対照区として草丈30cm、40cm、50cmの栽培をそれぞれ比較、大型化による品質向上などのデータを示した。  
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  植物工場普及に期待/日本生物環境工学会・植物工場部会がSHITAシンポジウム  
     
  日本生物環境工学会・植物工場部会(SHITA)は21日、東京都千代田区神田駿河台の中央大学駿河台記念館において、第21回SHITAシンポジウム「原点に立ち返れ!技術立国“ニッポン”が創る植物工場」を開き、施設園芸を取り巻く現状や植物工場技術の普及展開などを話題提供を通して考察した。今回のシンポジウムでは主な演目として、植物工場の広がりと現状の問題点(社会開発研究センター植物工場農商工専門委員会・高辻正基氏)、人工光源の効率性(テクノローグ・河本康太郎氏)、植物工場のマーケティング戦略(みらい・嶋村茂治氏)―などがあった。  
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  やまびこが造園緑化機械の展示会  
     
  「KIORITZ」と「Shindaiwa」ブランドを持つやまびこの地区販売会社である、やまびこ東部主催の「造園緑化機械展示会」が20、21の2日間、東京都青梅市のやまびこ本社で開催され、関東近郊の造園・緑地管理業者を中心に400名を超える来場者で賑わった。数々の新製品発売を契機に「見て・触れて」頂くことを目的とした「プロの皆様応援フェア!造園緑化機械展示会」を販売店協力のもと開催したもの。特設会場には、パワーブロワーやヘッジトリマーをはじめ防除機やチッパーシュレッダー・モアなど幅広い造園緑化機械が一堂に展示・実演された。  
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  革新的な森林施業技術で事例発表会  
     
  林野庁が提唱した「新生産システム」を推進するため、機械化対応を含めた森林施業のあり方や、生産・流通の試行的な取り組みなどを支援する事業として進められてきた「革新的施業技術等取組支援事業」の事例発表会が26日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれ、森林組合や林業事業体が実践した森林施業方法の成果を報告した。低コスト林業の実現に向けて、新しい施業体系、クローラ式タワーヤーダを導入した小規模皆伐、間伐の検証など、「抜本的なコストダウンを図る革新的施業技術」(同事業事務局)の一端が披露された。  
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  今年の林業機械展示会は11月に奈良で開催  
     
  2011年の「森林・林業・環境機械展示実演会」が11月20、21の両日、奈良県五條市で開催される。県知事の定例会見で明らかにされた。同展示実演会は、林業機械化協会(伴次雄会長)と開催県とが主催する。最新の林業機械が一堂に集うことで知られる、我が国では唯一ともいわれる林業機械の総合展示会。全国育樹祭の記念行事の一環として毎年開かれている。林業機械化協会では、4月以降に出展者の募集を開始するとしており、幅広い参加を呼び掛けている。  
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  農家への提案、支援を強化する青森県農機流通  
     
  リース支援事業による実績が大きかった青森県。その反動が懸念されたが、昨年、市場は秋まで好調に推移。しかし、米の概算金(前渡金)が抑えられたことで農家は農機投資にも慎重な姿勢となり、今年は昨年以上の厳しさが予想される。農家への提案活動など、基本重視の営業が展開される農機需要200億円マーケットを歩いた。  
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  二極化対応の新製品で攻勢かけるトラクタ作業機  
     
  トラクタや作業機の高度化が続いている。メーカーでは、農政の方向を予測しつつ大規模と、中小規模向けの二極化に照準を合わせ、使いやすく快適な製品を投入。併せて、安全や排ガスなどの環境性能、省エネ性能に優れた製品を展開している。先端技術も投入し、進化するトラクタ作業機をみるとともに、昨年の異常高温で、品質の保持に貢献したとされ話題となった土づくりにも触れつつ、トラクタ作業機の動向をみた。  
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  利用ムードに乗って木質バイオマス関連機器市場の裾野広がる  
     
  木質バイオマスをいかに有効活用していくか、これからの大きな社会的テーマとしてスポットが当てられている。循環型社会の確立や持続可能な産業の構築といった機運に乗ってクローズアップされてきているものだが、林地に放置されている残材や端材などの収集・運搬方法をはじめとして素材やエネルギーなど、実際の利用手法に至るまで研究開発が進んでいることから現実味を帯び始めている。こうした社会的なニーズの高まりに伴い、関連需要を刺激。林業では運搬用機械や樹木粉砕関連機器、エネルギー利用の具体化でボイラーやストーブなどの市場を生んでいる。  
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  一行29名が渡欧/第64次欧州農業・農機事情視察団  
     
  農経新報社の企画による第64次欧州農業・農機事情視察団のメンバーが、このほど決定した。今回は29名が参加、来月15日から10日間の日程でドイツ・イタリア・フランスの欧州3カ国6都市を歴訪する。一行は15日午後1時25分、成田国際空港発のLH715便にて現地へ向かいドイツ・ミュンヘンに到着。翌16日には同市近郊の酪農家および農機販売店を訪問。17日にはイタリア北部の都市ヴェローナに移動し、現地農機メーカー・STORTI(ストルティ)社を訪れ、翌18日には、中部ボローニャ近郊モリネッラ市の農機メーカー・NOBILI(ノビリ)社を視察する。その後フランス・パリに移動し、20日から2日間にわたって同地で開催中のSIMA2011(パリ国際農業機械見本市)を視察する。帰国は、24日午前11時20分、成田国際空港着のLH714便の予定。  
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