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農経しんぽう |
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平成23年12月12日発行 第2921号 |
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コスト半減目指す/水田底力プロの成果発表 |
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農林水産省及び中央農研センターは8日、都内の科学技術館にて、委託プロジェクト研究「水田の潜在能力発揮等による農地周年有効活用技術の開発(水田底力プロ)」の成果発表会を開催した。副題は「生産コスト半減を目指す大規模畑作、水田作農業〜担い手の育成に資する新しい生産システムの開発〜」で、20ha以上の経営面積を持つ水田や畑作でコスト半減を目指す技術開発の研究の成果が発表された。成果発表は6件行われ、東北農業研究センターの片山勝之氏は「寒冷地1年1作体系における水稲、大豆の低コスト、省力栽培技術」を発表。1a当たり3kgの増収を達成した。
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新型グランドソワー10型式を発売/タイショー |
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タイショーはこのほど、耕うんと施肥が同時に行えるトラクタ作業機“グランドソワー”の新型「UHシリーズ」フロントタイプ4型式、リアタイプ4型式、リアマウントタイプ2型式の全10型式を完成、来年1月より本格的な発売を開始することを明らかにした。新シリーズは、ホッパー容量を現行機種に比べ10%アップするとともに、ロールとロートを交換することで、散布ホースの本数を変えることができ、畦内施肥など様々な作業体系に対応できる。また、ホッパー及びロート部が工具なしで脱着可能のため、清掃作業がより簡単に行えるなど、随所に新機構を取り入れ、リニューアルした。
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トラクタPTO発電機/長田通商がイタリアから輸入販売 |
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長田通商は、9月からイタリア製トラクタPTO駆動発電機「TRWトラクター・ジェネ シリーズ」を輸入、100台を販売し好評を得た。来年は300〜400台の販売を目指す。現在10KVAから25KVAまでの4機種を取り扱っている。最大の特徴は、トラクタの動力を使うためエンジントラブルの心配がないこと。構造はシンプルでメンテナンスが簡単、かつ軽量化を図り低価格を実現した。AVR(自動電圧調整器)を採用し、安定した良質の電気を供給する。
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発電機やLED投光機/やまびこがShindaiwaブランドで発表 |
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やまびこは既報の通り、全国6地区で開催した地区別代理店会議において2012年の新製品を発表した。今回はShindaiwaのガソリンエンジン発電機・ディーゼルエンジン発電機・LEDバッテリー投光機を紹介する。ガソリンエンジン発電機「EGR2400」は、軽量41kg、電圧安定に優れたAVRを装備している。ディーゼルエンジン発電機「DGM450MK-P」「DGM600MK-P」は、低燃費でエコモード運転で通常運転に比べ、約2〜9%の燃費が向上、超低騒音型建設機械の基準値をクリア。LEDバッテリー投光機「SML110LBG-I」「SML210LBG」は無騒音・無排気・無振動。環境にやさしいバッテリー発電機搭載で屋内工事も使用可能。
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芝用の新規殺菌剤・リゾトップ顆粒水和剤/住化グリーンが発売 |
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住化グリーンは、ラージパッチ、春はげなどのリゾクトニア菌に起因する病害防除用に新規殺菌剤「リゾトップ顆粒水和剤」を1日に発売、注目を集めている。主な特徴は、1.担子菌類のリゾクトニア属に顕著な抗菌活性があり、菌糸生育阻害、感染阻止、病班進展抑制を示す。ラージパッチ、春はげ症に優れた効果、2.浸透移行性や速効性があり、速やかに根や茎葉から吸収されて芝生体内に分布して効果を発揮。十分な残効性も備え、予防・治療効果に優れている―など。
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生育促進などで期待/サカタのタネ「サカタ液肥GB」 |
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サカタのタネは、植物由来のグリシンベタインなどを含有する、日本甜菜製糖製造の有機の液肥「サカタ液肥GB」を生産者向けに販売を開始し、注目を集めている。同製品は、グリシンベタインを多く含む副産植物質肥料。グリシンベタインは、マングローブや海藻、ムギ、テンサイなどに含まれる天然物質で、細胞内の浸透圧を調節し、ナトリウム障害を緩和する効果がある。そのため、潮害や連作などによる塩類集積(高EC)条件下で「サカタ液肥GB」を施すと、生育促進の向上が期待できる。
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井関農機「夢ある農業応援プロジェクト」の活動 |
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井関農機が昨年12月1日付で設置した「夢ある農業応援プロジェクト推進部」(大込敏夫部長=営業本部副本部長兼任)の同行取材第2弾は、神奈川県南足柄市の農業生産法人「株式会社なんかいファーム」(清水洋社長)である。ここでも、本紙11月28日号で紹介した農業生産法人吉野家ファーム神奈川(森本桂次社長・横浜市青葉区)と同様、タマネギ栽培の指導を行っている。
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造園・緑化機器で展示会/丸山製作所 |
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丸山製作所は7、8の両日、同社千葉工場において「丸山造園緑化管理機器・展示実演会」を開催。関東地区の造園業者、農機販売店、JAなどの緑化関係者500名余りが参観、新型の刈払機、チェンソー、ヘッジトリマー、ブロワー、高圧洗浄機、動噴、自走式草刈機、樹木破砕機、グリーンスパウターなど多数の同社オリジナルグリーン機器を展示実演し、来場者を魅了した。また、リアハンドルタイプの新型チェンソーMCV3100を使っての丸太重量当てコンテストなどのイベントも催され、同会を盛り上げた。同社では、今後、緑化関連の展示会を各支店ごとに開催したいとしている。
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オーレックの工場見学が2000名を突破 |
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オーレックの工場見学に訪れた来場者数が12月2日、年間累計2010名に達した。これは取引先など、1〜数名の来社に伴う見学者は除いた数字だ。内訳は工場見学目的が1004名、工場開放日(9月23日)の来場が723名、実演研修会時の工場見学が283名。今年から工場開放日を設けた効果もあり、昨年の2倍の来場となった。12月2日午後、累計2000名を突破することになった来場者は、福岡県三潴郡大木町立大溝小学校5年生の一行77名(教師5名含む)だった。
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林機展で木質破砕機・ウッドハッカーが注目/緑産 |
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緑産は、木質破砕機「ウッドハッカー」の「MEGAシリーズ」を「2011森林・林業・環境機械展示実演会」に出展し、林業関係者から高い評価を得ていた。特に、世界最高水準の処理能力を誇る「MEGA1000」は、大量に作業を行える実演が注目を集めていた。「ウッドハッカーMEGAシリーズ」は、伐採樹木、倒木、間伐材、流木、林地残材など山林に点在する様々な未利用木質資源を強力なパワーで均一破砕し、大容量加工を実現した移動式大型チップ製造機。未利用資源から付加価値のある木質燃料チップ、ボード原料、製紙用チップなどの有価材への転換を可能とする、広範な用途を開く最新鋭のテクノロジーが搭載されている。
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新潟で農機フェスタ2011・エコトラデルタ推進/ヤンマー農機販売・関東甲信越カンパニー |
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ヤンマー農機販売・関東甲信越カンパニーは、2〜4の3日間、新潟市中央区の朱鷺メッセで、農機フェスタ2011を開催、新潟、長野の両県、また、一部東日本カンパニーの顧客農家を含め、およそ4300人の来場者で賑わいをみせた。湿田の多い新潟県市場は、新製品の中でもエコトラデルタ(ハーフクローラタイプ)の普及拡大が最も期待される地域。“弾丸(たま)が揃った”として、今後の拡販に一層の熱を込めた。
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農機の省エネ評価法を提案/日農機協・機械化フォーラム |
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日本農業機械化協会(染英昭会長)は2日、さいたま市北区の生研センターにおいて2011農業機械化フォーラム「低炭素型社会実現に向けた農業機械の貢献―省エネルギー型農業機械の普及とBDFの生産と利用―」を開催した。フォーラムは、協会が受託した農林水産省生産局の補助事業「省エネルギー型農業機械の普及」と「バイオディーゼル燃料(BDF)の製造と農業機械への利用」について、その成果を報告するもので、乗用型トラクタ及び穀物乾燥機を対象とした実作業時における燃料消費量の標準測定法が提案され、また、農林省が検討している農機の省エネ性能評価制度の方向性が示された。
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環境、省エネテーマにテクノフェスタ/農機学会 |
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農業機械学会(大下誠一会長)は8日、さいたま市の生研センターで、シンポジウム「第16回テクノフェスタ―環境・省エネ対応型農機の開発」を開いた。約250人が参加し、同テーマへの関心の高さを示した。講演会は、「世界の再生可能エネルギー普及動向」(日本環境学会会長・和田武氏)、「バイオマスエネルギーの課題と可能性」(バイオマス産業社会ネットワーク理事長・泊みゆき氏の2題。分科会は、1.トラクタ・トラクタ作業機、2.田植・直播機、3.防除・管理作業機、4.コンバイン、5.穀物乾燥調製・品質評価用機械、6.野菜用機械、7.畜産用機械、8.制御技術、9.震災対応の9分野で行われた。
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未来の農業を創る/農研機構が10周年でシンポジウム |
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農研機構は5日、都内のヤクルトホールで農研機構10周年シンポジウム「未来の農業を創る」を開催した。農研機構が独立行政法人として再編され、今年で10周年を迎えたことを記念して開催されたもので、挨拶に立った堀江理事長は「21世紀に入り、世界の食料が逼迫化する一方、我が国の農業は深刻な問題を抱えている。そうした転換期に開催されたこのシンポジウムで、今後の方向を探っていただきたい」とその意義を強調した。シンポジウムでは基調講演を「農業・農学の新領域展開に向けて―植物工場、医農連携への挑戦―」と題して、千葉大学名誉教授の古在豊樹氏が展望を語った。
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石礫除去機など4機種を発表/生研センター |
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生研センターは6日、都内で定期記者懇談会を開催し、席上、新規開発機種の、1.棚栽培果樹用スピードスプレヤー、2.高能率な石礫除去機、3.イチゴの自動選別パック詰め技術、4.たまねぎ調製装置―を発表した。棚栽培果樹用スピードスプレヤーは、丸山製作所とヤマホ工業と共同で、緊プロ事業により開発している、農薬のドリフトが少なく、かつ騒音も低減した防除機。送風機回転数を下げて農薬の飛散や騒音を小さくできる。石礫除去機は、東洋農機と共同で開発したもので、高能率に石礫を除去。馬鈴薯のソイルコンディショニング栽培法に適用できる。
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エンドファイトを環境保全型農業へ活用/土づくり推進フォーラム |
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土づくり推進フォーラム(日本土壌協会)は5日、都内の日本教育会館で、「エンドファイト活用の現状と展望」をテーマに、土づくりシンポジウムを開いた。講演では、エンドファイトが植物の免疫を活性化させ、収量増加や病害虫の抵抗性に効果があることが報告され、減農薬栽培など環境保全型農業への活用が期待された。講演は、「エンドファイトとは何か?農業生産への活用」(茨城大学農学部微生物生態学研究室准教授・成沢才彦氏)、「エンドファイトの多収栽培技術への応用」(前川製作所技術研究所中長期技術開発グループ係長・伊澤剛氏)など。
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苦境にめげず前進/福島商組青年部が研修会 |
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福島県農機商組青年部(作山貴博部長)は7日午後、県中小企業団体中央会の助成を受け研修会を開催した。冒頭あいさつした作山部長は、3月11日以降、苦境の中を過ごし、さらに福島市の米から放射性物質が検出されたことについて、残念な事態になったと指摘しながら、「できることを精一杯やっていくということに尽きる。青年部が盛り上げていかなければ全体がよくならない」旨話し、部員を鼓舞した。来賓として同中央会の菅野政人氏があいさつ。その後、農経新報社の玉虫次長が農業と農機業界に関する情報を提供した。
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ゴルフ場宣言を提唱/ゴルフ緑化促進会が35周年記念シンポジウム |
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今年、創立35周年という節目の年を迎えた公益社団法人ゴルフ緑化促進会(GGG・大西久光理事長)は5日、東京都港区のサントリーホール「ブルーローズ」で開催した創立35周年記念シンポジウム「ゴルフ場は生きものの里山」で「生物多様性を保全するゴルフ場宣言」を提唱、自然環境保全に貢献するゴルフ場の立場を明らかにするとともに、今後のゴルフ場業界の行動規範としていくことを確認した。特に、「生きものの生息地を良好な状態で維持します」「生きものとの調和を学ぶ環境づくりをめざします」「ゴルファーや地域の人たちとともに生きものとの結びつきを育てます」の3つを宣言し、ゴルフに関連する16の団体がスクラムを組んで実現を目指す。
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技術者養成進める/路網整備の現状報告 |
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林野庁は5日、都内霞が関の農林水産省第3特別会議室で「路網・作業システム検討委員会」(座長・酒井秀夫東京大学大学院教授)を開催した。同委員会は、「森林・林業再生プラン推進本部」のもと、最終取りまとめが行われて初年度が経過したことから、「フォローアップを図り、路網整備の現状報告するため」(林野庁)開いたもので、現在の取り組みを踏まえてこれからのあり方などを協議した。会議では「先進林業機械改良・新作業システム開発事業」の概要・新作業システム取組事例、「林業専用道技術者研修」の概要、「森林作業道作設オペレーター育成事業」の概要などが報告された。
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中高年が家庭園芸を楽しむ/日本家庭園芸普及協会が調査報告書 |
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日本家庭園芸普及協会(羽田光一会長)はこのほど、平成13年度から協会の独自調査として実施している「家庭における花と緑に関する調査報告書」をまとめ、公表した。平成22年度分は、8月末、千葉市で開かれた「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW2011」会場で実施した。アンケートの結果、家庭園芸を楽しんでいる人は40代以上が8割を超えており、中高年の趣味として定着していることが分かった。また、これまで園芸に関わってこなかった人の中でも、退職を機に始めてみたいという人の割合も9割を超えている。
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新規客の開拓図り増勢基調となる大分県農機流通 |
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大分県の農機市場は近年、2年連続して縮小した後に、次は2年連続で拡大した。2010年度は縮小したが、今年は増加している。市場規模は1年置きの増減に転じ、動きが変わってきた。今年は、農家心理の安定と米価回復がプラス要因になった。しかし3月末決算の企業では目標達成が厳しさを増している。今後の減収要因にも、TPP問題を中心に農政と農家心理の影響が指摘される。各企業は新規客、他社客の開拓で顧客減少を補い、大型整備施設を拡充して整備収入の増加、大型機対策を進めている。
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来春に向け営業活動量高める兵庫県農機流通 |
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温暖な淡路島から冬の寒さが厳しい但馬まで、特色ある多彩な地域からなる兵庫県。農業産出額は近畿の中で最も多く、地域ごとに特徴ある農業が営まれている。県内農機市場は、命と暮らしを支える農業を機械を通じて応援。「地域によってデコボコがある」とはいえ、地域の状況に合わせて地元に密着した営業を展開している。農家戸数の減少や生産者の高齢化など市場環境は厳しいながら、個別実演や訪問を活発化させて行動量を増大。来春に向けた商戦を本格化させている。
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春商戦に早目の仕かけを進める田植機・育苗関連機器 |
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平成23年産米の作況指数は101の平年並みとなった。米価も若干の上昇傾向にあり、来年に向け明るい材料となっている。今年の田植機市場は、春商戦の真っ最中に東日本大震災が発生し、一気に停滞ムードが広まり、厳しい商戦となった。来年は、震災からの復興や米価の上昇傾向などによる購買意欲の向上に期待がかかる。稲作農家は、高齢化の進行などにより、集約化や委託が増加し、規模拡大が進展。田植機の大型化に対応した育苗関連機器の省力化も進んでいる。
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多彩な新製品を活かし広く需要掴むチェンソー |
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チェンソー商戦の書き入れ時を迎えた。商品の周年化とともに、季節性は薄れたとはいえ、年明けにかけては販売にドライブがかかる。現在のチェンソー市場は、ここ数年同様、可もなし不可もなしの状態で推移しており、そう大きな変化はみられないが、それでも国産材振興に伴う林業の活性化や搬出間伐の徹底による森林整備の充実など、販売を後押しする好材料にもみられ、これから年末にかけてのスパートに期待がかかる。しかも多くのチェンソー取り扱い企業が今シーズン向けの新製品を揃えており、拡販への条件も整っている。
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