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農経しんぽう |
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平成25年7月22日発行 第2996号 |
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キャベツ収穫機など25年度下期新商品発表/ヤンマー |
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ヤンマーは17日記者会見し、平成25年度下期の新商品6機種8型式を発表した。今回は特定地区を対象とした現地要望商品を主体にしたのが特徴。トラクタは、優れた牽引力と低接地圧のフルクローラ2型式(26、30馬力)とレタス・白菜などの全面マルチ作業が高精度に行えるEG120全面マルチ仕様。コンバインは大豆の平畦・狭畦栽培体系に適したワイドヘッダ仕様。田植機はディーゼルエンジン搭載で湿田でも安定作業が行える5条植えと6条植え、また需要が増加する加工・業務用キャベツの収穫機や使いやすいシンプル機能の除雪機などを発表した。
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色彩選別機「スーパエコ選α」など新発売/金子農機 |
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金子農機は16日午後、本社で記者会見し、安西製作所と共同開発した省エネ設計の色彩選別機「スーパエコ選α(アルファ)」4型式ならびに大型の「エレガンテ」3型式、さらに独自開発した白度計「色白美人」(型式は「PW-500」)を発表した。今回の新製品について両社は「米を消費者に直接販売する個人農業経営者、営農組合などをターゲットに直販支援機器として、今後さらなる販売拡大を期待している」としている。スーパエコ選αの特徴は、1.光源をLEDにすることにより歩留まりが約2%アップ。消費電力は約45%削減。寿命は約4万時間、2.玄米専用の緑色LEDを採用―など。
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GPS連動のグランドソワー/タイショーが発表 |
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タイショーは17日、本社において記者会見を行い、かねてより研究・開発を進めていたGPSコントロールに連動したトラクタ用肥料散布機“グランドソワー”の新型「UH-110MT-GP」(ホッパー容量110L)と「同-140MT-GP」(同140L)の2型式を完成、8月より本格的な発売を開始することを明らかにした。GPS情報をもとに、設定した車速、肥料散布量を自動制御することで高精度散布・均一散布・減肥散布を実現。極めて効率的な省力散布作業が行える。GPS車速連動コントローラーは、液晶モニターで設定内容を一目で確認でき、メモリー機能も装備されている。
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果樹園等の除草作業に向いたフレールモア新発売/ササオカ |
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ササオカはこのほど、果樹園や休耕地、河川敷などの除草に威力を発揮する「トラクターフレールモアー・STF1-13」を開発、新発売した。刈幅は1300mmで18〜32馬力のトラクタに適応、作業能率は10a15〜30分。軽量構造のため小型トラクタでもバランスよく作業が行える。熱中症が心配される夏の除草作業に注目を集めそうだ。刈刃はハンマーナイフで計48本。ササオカ独自の形状で、硬い作物の残幹はもとより小枝や柔らかい草もきれいに刈れる。また両刃仕様のため、片側の刃が摩耗した場合、逆側の面に付け替えることで、2倍使用できる。
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オーガガード備えた新型除雪機/和同産業が発表会 |
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和同産業は4、5の両日、岩手県の渡り温泉で除雪機の新商品発表会を開催し、14の特約店に同社ならではの「オーガガード装備除雪機SX1792」を披露した。同機は、同社と国交省が共同開発した「オーガガード機構」を一般向け除雪機としては業界で初めて標準装備した、安全性を各段に向上させた製品。特約店からも高い評価を得、今夏からの除雪機商戦に同社はまた新たな弾丸(たま)を手にした。初日午後2時半から始まった会議では、まず照井社長があいさつ。さらなる支援・協力を求めた。
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ほうれんそう根切機拡充/広洋エンジニアリング |
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広洋エンジニアリングはこのほど、“ほうれんそう根切機”シリーズを拡充、自走式専用機「SH-60」、乗用管理機用「TBR-12」、汎用管理機用「TB-120」、トラクタ用「TO-90」と豊富な品揃えを図った。これまで、ホウレンソウの根切り作業は、鎌による手刈り作業がほとんどで、極めて重労働であった。また、手作業では葉が傷みやすく、慎重な作業が求められていた。同社ではかねてより、ホウレンソウの栽培形態に応じた根切機を開発。今回、シリーズを拡充したことで、全国のホウレンソウ産地に、よりキメ細かな対応が図れるものとなった。
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ヤンマーがソリマチとICTサービスの提供で業務提携 |
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ヤンマーと農業ソフト開発のソリマチは8日、農業におけるICTサービスの提供で業務提携したことを発表した。提携により、まずはヤンマーが提供する農業機械の稼働情報管理システム「スマートアシスト」と、ソリマチが提供する農業クラウドサービス「フェースファーム生産履歴」を連携させ、農業経営の見える化、効率化に役立つサービスの提供を開始する。農業機械から生産履歴システムに毎日データが転送され、機械稼働データが自動的に記録される。
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サタケが地元有力グループと合弁でインドネシアに現地法人 |
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サタケは、インドネシアでの売上げ拡大を目的に同国ゴーベル・グループ傘下でジャカルタ市に本社を置くゴーベル・ルウィア・インベスタマ(Rachmat・Gobel代表、以下ゴーベル社)と合弁で販売およびアフターサービスを主事業とする現地法人「サタケ・ゴーベル・インドネシア(PT.Satake Gobel Indonssia)」を設立することを明らかにした。新会社はインドネシア第2の都市であるスラバヤ市に拠点を置き、資本金100万米ドル(サタケ60万米ドル、ゴーベル社40万米ドル)、従業員13名で発足。2014年1月より事業開始の予定。去る7月8日、サタケ広島本社で両社代表により合弁契約の調印が行われた。
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インドに耕うん爪の新工場建設/太陽 |
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太陽は、アジアの成長市場であるインドへの海外進出を決め、今年4月に現地法人「TAIYO INDIA PRIVATE LIMITED」を設立、6月に工場用地を確保して耕うん爪の製造販売を行う準備に入っている。新工場の所在地はニューデリーの南西約120kmに位置するラジャスタン州のニムラナ工業団地。インド初の日系企業専用団地で、工場の敷地面積は2万平方m、建築面積は約6000平方m。平成26年12月より操業を開始する。販売目標は2〜3年後に5億円、5〜10年後に20億円を見込んでいる。
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草刈正雄さんの草刈機CM好評/マキタ |
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マキタは、俳優の草刈正雄さんを起用した「充電式草刈機MURI142・同182UDシリーズ」のテレビCMを7月10日より全国で放映している。同テレビCMは、充電式草刈機・同シリーズの特徴である“静か”でありながら“パワフル”な機能性を、草刈正雄さんの“ダンディー”かつ“力強い”イメージと結びつけ表現。“オレは、草刈だ”というシンプルかつ訴求力の高いコピーにより、製品の持つ高いクオリティーや機能性を力強く印象づけている。
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夢農業で秋に勢い/みちのくクボタ |
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みちのくクボタは11〜13の3日間、滝沢村の岩手産業文化センターで、「みちのくクボタ 夢農業」を開催、一部青森県のユーザーを加え5200軒以上の農家に最新機械情報を発信、12億円の成約目標クリアに向けて活発な営業活動を推進した。これまで創業祭と銘打っていた恒例のイベントだが、今回は夢農業と名称を変え、岩手産業文化センターのアピオ施設内をメーン会場とし、また、屋外圃場での実演・試乗にウエートをかけた。屋外テント内で実施した営農セミナーや施設内のメーンステージで進めた新製品発表会には多数の来場者が関心を寄せた。
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キャベツ収穫機を実証/日本施設園芸協会・野菜ビジネス協議会 |
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日本施設園芸協会(篠原温会長)は16日、都内中央区の綿商会館で協会事業の成果報告を行い、平成24年度事業の取り組み結果などを発表した。協会に事務局を置くスーパーホルトプロジェクト協議会や野菜ビジネス協議会が実施した農林水産省補助事業のほか、協会が実施している燃油価格高騰緊急対策事業などについて報告した。このうち、野菜ビジネス協議会が実施したニュービジネス育成・強化支援事業では、キャベツ・ホウレンソウの機械収穫による省力・低コスト化の実証試験で、キャベツ収穫機の適切り率は90%、作業能率は人力の約1.4倍となり、キャベツ収穫機が実用段階になったことが明らかにされた。
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たまねぎ調製装置を実演/生研センター・新農機が現地セミナー |
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府県産の貯蔵乾燥したタマネギの根切り・葉切り作業を大幅に省力化する「たまねぎ調製装置」の現地セミナーが9日、兵庫県南あわじ市の同県立農林水産技術総合センター淡路農業技術センターで開かれ、約160人が熱心に実演を見学した。生研センターと新農機が主催した。同装置は生研センターとクボタ、松山が2008〜11年度、農林水産省の第4次農業機械等緊急開発事業(緊プロ事業)で共同開発したもの。実演の前に開かれた検討会で、淡路農業技術センターの小山佳彦所長は「農家間での共同利用や集落営農組織等の生産法人、農作業受託組織などで活用が見込まれる」と期待を込めた。
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商品の価値を上げる/全農機商連が研修会 |
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全農機商連(高橋豊会長)は5日、都内のメルパルク東京で平成2年度全農機商連研修会を開催した。今回は、食品機械を開発しているドリマックスの松本英司社長が「商品の価値を上げるための発想法」と題して講演、参加者が熱心に聴講した。最初に挨拶した情報委員長を務める木村英男副会長は、ともすれば見失いがちになる企業の方向性をこの研修会を通して確認してほしいと要請。続いて松本氏が、製造している肉や野菜のスライサーについて話した。同社の製品を使い、新たな商品を創造した例やこれまでできなかったカットを可能にした例を紹介し、顧客の要望にスピードをもって応えることの大切さを語った。
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日本林業を力強くリード/機械化最前線 |
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日本林業の活力を引き出していく上、大きな役割を担う林業機械。その重要性は年々高まりをみせている。効率的な林業の確立、労働生産性の向上、作業の安全性確保そして若い林業就業者へのイメージアップに労働負担の軽減まで、林業機械による作業体系の実践なくしては到底、実現できないことばかりだからだ。殊に、国が森林・林業の再生に向けて、路網整備と高性能な林業機械とを組み合わせた生産システムの確立を主要な取り組み課題として打ち出したこともあって現場の対応には一段と力が注がれようとしている。日本林業を革新する機械化。最前線の取り組みを林業機械化協会副会長で、林業機械の専門メーカーであるイワフジ工業の社長を務める及川雅之氏へのインタビューを交えながら最新動向とこれからの方向性を探ってみた。
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山を育て、森林資源を活かす/創刊60周年記念林野庁長官インタビュー |
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世界有数の森林国・日本!。その役割は資源の供給源としてはもちろんのこと、国土保全、水源涵養と様々な分野に及んでおり、資源が充実しているいま、いかに多様な機能を維持、発展させていくかは重要なテーマのひとつといっていいだろう。そこで創刊60周年の記念特集号にあたって沼田正俊・林野庁長官にご登場願い、日本の貴重な財産ともいうべき山をどのように育て、森林資源をどう活かしていくのかをうかがった。長官は森林資源が充実し、地域で意欲的な取り組みが出始めているこの機会に元気な山村、地域の基幹産業を目指したい、と改めて強い意欲を示した。
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グリーンワールド・農の世紀〜/創刊60周年記念特集 |
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緑の地球―それは森林や農地に覆われ、我々に豊かな恵みをもたらす宇宙のオアシスである。その地球も、温暖化や食料の増産、資源の消費などで危うさを増してきた。翻って、我が国をみると、農業は高齢化によるリタイアなどで食料供給に懸念材料が高まり、これにTPPと言った輸入自由化が拍車をかけている。より効率的に、より低コストに、より高品質に―そうした農産物生産に、農業機械の役割は高まっており、我が国農業をサポートするのみならず、アジアを始め、世界の食料生産に貢献が期待されている。世界の人々が飢餓や栄養不足に悩まされることなく、豊かな暮らしを送るために、食料問題は第一に解決されなくてはならない課題である。21世紀は農業の世紀といわれる。その農業の新たな発展へ、進化する農業機械が可能性を広げる。
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逞しい日本農業構築に農機業界の技術力を活かす/特別対談 |
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いま、日本農業が大きな変革期を迎えようとしている。政府の成長戦略である「日本再興戦略」の下、農林水産省では、「攻めの農林水産業」を強力に推進し、農業・農村の所得倍増を目指している。加えて、農産物の輸出戦略により、農業のグローバル化の進展が見込まれ、こうした構造変化を遂げようとする農業に、農業機械業界はどのように対応し、貢献を果たそうとするのか。農経しんぽう創刊60周年記念特別号に当たり、皆川芳嗣農林水産事務次官と益本康男日農工会長に、特別対談をお願いし、「逞しい日本農業の構築と農機業界の果たす役割」についてお話を伺った。
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担い手中心に、機械、サービス力高める/創刊60周年特別座談会 |
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いま、農業は成長産業と位置づけられ、10年で所得倍増がうたわれている。現状をみると、農家のリタイアにより労働力が減少、ますます農業機械の重要性が高まっている。そうしたニーズにどう応え、新たな市場を切り拓いていくのか―創刊60周年に当たり、特別座談会として業界を代表する幹部の方に出席いただき、「食・エネルギー・環境を・次代を守る農機産業」のテーマの下、「成長産業目指す農業に貢献する」業界のあり方を語っていただいた。現状認識や現在の課題への対応、中古流通、将来展望、そして海外展開などが話題となり、座が盛り上がった。
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