農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成25年8月5日発行 第2998号  
     
   
     
   
  十勝でIT農業推進セミナー  
     
  農業分野へのIT導入により、農作業の効率化を促進することを目的に「IT農業推進セミナー&実演・展示会2013イン芽室」が7月31日午後、芽室町で開かれた。経済産業省北海道経済産業局、北海道、芽室町、北海道IT推進協会が主催した。農林水産省の委託プロジェクト研究で、北海道大学が中核となって開発中のロボット汎用コンバインを中心に、ITを活用した農作業の自動化・ロボット化の現状と課題、今後の展望、また期待される効果などについて論議した。野口伸・北大大学院教授、石井一暢同准教授、ヤンマーの中川渉・農機事業本部開発統括部グローバル開発センター基幹開発部部長らが講演した。  
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  田植機3機種7型式、6条鉄コーティング直播専用機など/クボタが25年夏の新製品を発表  
     
  クボタは5日、堺サービスセンターで記者会見し、平成25年夏の新製品として、田植機3機種7型式、6条鉄コーティング直播専用機1型式、新型トラクタGLOVE用グレイタスローダ6型式を発表した。田植機は、高出力ガソリンエンジンを搭載、軽快な走りで高能率作業が行える5条〜8条植え「ラクエルαシリーズ」、業界最多条数の10条植のディーゼル田植機「EP10D」、ディーゼル8条植えで業界最安価のワールド田植機「WP80D」の3シリーズ。また鉄コーティング直播専用機は6条の「WP60D-TC」。いずれも担い手層が対象で平成26年1月より発売する。  
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  刈幅ワイドな普通型コンバインなど/ヤンマー・25年度下期新商品  
     
  ヤンマーは先にフルクローラトラクタなど25年度下期の新商品6機種8型式を発表したが、今回はその中からコンバイン「GS400 2mワイドヘッダ仕様」と「乗用田植機RG5X・6X」を紹介する。いずれも特定地域を対象とした現地要望に応える新商品で、コンバインの2mワイドヘッダ仕様は、刈取部のワイド化で大幅に作業時間を短縮、平畦・狭畦栽培体系の愛知・秋田・山形・宮城等の大豆産地を対象としている。田植機は21.3馬力のディーゼルエンジンを搭載、低燃費で綺麗にハイスピード植付けできるRGシリーズの5条・6条植え。  
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  規模拡大に応えるスピードカルチ発売/松山  
     
  松山はこのほど、ニプロスピードカルチ「APSシリーズ」を新発売した。基本型式はAPS1900(6本爪、作業幅190cm)とAPS2300(8本爪、230cm)で、トラクタの適応馬力は40〜95馬力。「速耕スピードカルチ!」として拡販する。主な特徴は、1.高速での簡易耕起及び反転耕ができる。水田の秋耕しで高速での荒耕しと稲わら等の残渣のすき込が可能、2.転作田及び畑で前作の残渣をすき込み次期作の適期播種が可能―など。  
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  新型自走コンポキャスタを発売/タカキタ  
     
  タカキタは、ハウス内や果樹園、小区画圃場などの有機散布に使用され評価の高い自走コンポキャスタをモデルチェンジし、「SC-210」として新発売した。自走コンポキャスタは、袋詰めコンポスト、米ぬか、鶏ふんなどの有機肥料(含水率45%以下)や化成肥料が全面散布できるほか、簡易混合による散布も行える肥料混合散布機。肥料の比重の違いなどによっておこる散布中心の片寄りを、散布レバーとスピンナファンの角度調整により簡単に補正できることに加え、立ち乗りできるステップを標準装備するなど、より使いやすい改良を加えている。  
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  ミニホイールローダ3機種/キャタピラージャパンが発売  
     
  キャタピラージャパンは、除雪、畜産、道路工事や産廃・リサイクルなどで活躍するミニホイールローダ3機種を発売した。今回発売の「Cat 901C ミニホイールローダ(バケット容量0.4立方m)」、「Cat 902C ミニホイールローダ(バケット容量0.5立方m)」、「Cat 903C ミニホイールローダ(バケット容量0.6立方m)」は、フルモデルチェンジ機。今回のモデルチェンジでは、環境性能と燃費効率をさらに向上した新エンジンを搭載し、オフロード法2006年基準に適合。従来機の優れた性能を踏襲しながら、作業性能やオペレータ環境をさらに改善しており、顧客のビジネスのさらなる成功に貢献する。  
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  手もみのように処理するドラム回転式野菜乾燥機/サンテクノ  
     
  サンテクノはワラビやゼンマイ、お茶などの作物を、手もみするようにもみながら乾燥できるドラム回転式の野菜乾燥機「KA-1」型を開発、今春から売り出している。ドラムが1分間に6回転しながらムラなく乾燥させる。対象によるが一度に60〜100kgと大量に処理できる。電熱ヒーターによる温風で乾燥させる仕組みで送風量は調整できる。乾燥温度も常温から350度Cまで設定可能で、家庭用100V電源が使える。乾燥時間を調節できるオン・オフタイマーが付いており、電熱ヒーターを利用しているため対象物ににおいなどがついたりしない。  
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  山口県で生協の農業参入を支援・井関農機「夢ある農業応援団」  
     
  井関農機の「夢ある農業応援プロジェクト推進部」がフル回転している。今回は山口県宇部市でグリーンコープやまぐち生活協同組合(松村理津子理事長)が設立した農業生産法人「あぐりんく」への応援ぶりを紹介する。あぐりんくは大豆をメーンに、耕作放棄地(7反歩)でもち米を作っている。昨年は夢プロが支援してたまねぎ、キャベツを試験的に栽培し、予想よりも大変いいものができたという。  
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  米の残留農薬分析で認定取得/サタケ  
     
  サタケはこのほど、米(玄米および精米)の「残留農薬一斉分析法」について、公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)よりISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得したことを明らかにした。今回、認定を取得した分析は、ポジティブリスト制度に対応した米の残留農薬一斉分析法で、148成分の農薬を測定対象にしている。今回の新たな取得により、市場要望に合致した、より信頼性の高い残留農薬分析サービスの提供が可能となった。  
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  コンマ製作所の新社長に正木氏  
     
  コンマ製作所は、7月19日の第62期定時株主総会並びに取締役会において役員の選任を行い、正木幸三氏が代表取締役社長に就任した。前社長の加賀光男氏は非常勤相談役に就いた。正木新社長は、昭和24年2月18日生まれ。昭和40年3月同社入社し、平成13年7月取締役販売部長に就任、21年7月常務取締役営業本部長に就任。  
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  関東甲信越土を考える会が長野で夏季研修会  
     
  関東甲信越土を考える会(事務局=スガノ農機)は、7月19、20の2日間、長野県内の佐久一萬里温泉ホテルゴールデンセンチュリーなどにおいて、「あたりまえの『モノ』を特別な『コト』に変えるPart2(長野のイノベーターに学ぶ 客筋の見極め 顧客に選ばれる前に、まず顧客を選べ)」をテーマに、「夏季研修会 in 長野」を開催した。まず最初に永井農場(長野県東御市)を視察。同農場会長の永井氏は、有畜複合経営による有機リサイクル農業の実践、自分たちでつくったものを自分たちで販売できる環境づくり―といった話題に触れた。  
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  休耕田を省力作業/活躍するオーレックの乗用草刈機  
     
  水田のおよそ4割で、水稲は作付けされていない。農家によっては、年間を通じて休耕している農地も多い。都市化が進み、休耕地であっても衛生、防災、防犯、美観から適正な管理が期待される。夏場に集中する草刈りは重労働なだけでなく、石などを飛散させて家屋や自動車を傷つけないように気を遣わなければならない。「もう年取ってきたから、刈払機を使う作業も無理」という判断でオーレックの乗用草刈機を採用した農家は、休耕地の草刈り作業時間を6分の1に短縮、操作方法を工夫して異物飛散も抑える工夫をしていた。  
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  ソーラーパルサーが山形県で普及加速/プティオ  
     
  日射の強さに応じて自動的に点滴灌水する「ソーラーパルサー」が、山形県のアスパラガス生産者に普及しはじめた。メーカーのプティオによると、今年は30台程度が採用される見込みだ。ソーラーパルサーは、ソーラーパネルとポンプ、水位スイッチ、バルブなどで構成される。太陽電池で駆動されるポンプは、日照の強さに対応した量の水を汲み上げる。タンクに水が溜まると水位スイッチで検知され、バルブを開いて点滴チューブへ水を送る。葉から蒸散する水量に応じた必要最小限の灌水ができる。  
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  イチゴの暖房コストを半減するステンレス箔テープヒーターをテスト販売/中國工業  
     
  中國工業は、イチゴ栽培の暖房コストを4〜6割減らせる「ステンレス箔テープヒーター」のテスト販売を開始した。山口県農林総合技術センターと同社を含む県内3企業が共同開発した。日本施設園芸協会が農林水産省の委託を受けて実施している施設園芸省エネルギー新技術等開発支援事業において、過去最高の評価を受けた製品。帯状のステンレス箔をPET樹脂で絶縁処理し、制御器を通して通電することで発熱させる。栽培試験での省エネ効果は熱量換算で70%削減、暖房コストは地床栽培で40%削減、高設栽培で60%削減した。  
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  中古フェア大盛況/福島商組  
     
  福島農機商組(石田捷一理事長)は7月26、27の2日間、郡山市熱海町の磐梯熱海アイスアリーナで、第11回福島県中古農機フェアを開催した。11回を数え、県内農業界にすっかり定着、昨年、今年と会場が変わったとはいうものの、初日早くから掘り出し物を探す数多くの農家が駆けつけ、抽選申し込みから1時間後の抽選会では、お目当ての機械を獲得した人、抽選からもれた人と、悲喜こもごもの表情をみせた。今回の出展台数は354台で、成約は189台、1億432万円となり、目標の6000万円に対し173.8%の高い達成率となった。  
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  森技術賞に飼料用米粉砕機の開発/25年度農機学会賞  
     
  農業機械学会はこのほど、平成25年度学会賞を決定した。(敬称略)〈森技術賞〉▽重田一人(代表者,農研機構中央農研センター)▽喜田環樹(農研機構畜草研)▽松尾守展(農研機構畜草研)受賞業績=「飼料用米粉砕機の開発」、〈技術奨励賞〉▽紺屋朋子(農研機構生研センター)受賞業績=「イチゴの包装装置の開発」―など。  
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  農業機械士全国大会新潟大会を開催  
     
  全国農業機械士協議会(伊藤一栄会長)は7月30日、新潟県新発田市の月岡温泉清風苑で第38回通常総会と農業機械士全国大会新潟大会を開催した。総会では、最初に伊藤会長が挨拶。25年度の事業としては農作業事故防止対策と食の安全、安心の確保についてや、農業機械効率利用技能向上、組織育成と活動強化対策などを推進する。次期大会は千葉県となり、40回の記念大会の開催県は今後協議することになった。トラクタ耕競技大会は中止とし、それに代わるものを検討していく。  
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  土壌生物性をテーマに/土づくり推進フォーラム  
     
  土づくり推進フォーラム(松本聰会長)は7月30日、都内の日本教育会館で「最近の土壌病害、センチュウ害の診断と対策」をテーマに講演会を開催した。開会挨拶に立った松本会長は「土壌生物性は検討が難しく、ブラックボックスになっていたが、今回はそれに特化した」などと述べた。講演は野口勝憲氏(片倉チッカリン技術顧問)の「最近の土壌生物性の診断と対策の動向」、立花正氏(雪印種苗研究開発本部宮崎研究農場長)の「対抗作物による土壌病害、センチュウ害対策」、大島宏行氏(東京農業大学生産環境化学研究室助教)の「スイカ急性萎凋症多発地域の土壌診断と総合防除対策」など。  
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  国内の進捗状況を報告/日本GAP協会がシンポジウム  
     
  NPO法人日本GAP協会(木内博一理事長)は7月26日、都内文京区の東京大学弥生講堂一条ホールにて、シンポジウム「GAP Japan 2013―日本のGAPの今が分かる―」を開催し、農業関係者など300名が参集した。シンポジウムでは渡辺康正氏(農林水産省生産局農産部技術普及課長)による基調講演「農業生産工程管理(GAP)の現状とこれからに向けて」及び若林勝史氏(農研機構経営管理プロジェクト)による「GAP導入による経営改善効果について」など2件の話題提供の後、第3回GAP普及大賞の表彰式が行われた。  
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  秋田県農機商組、公取協、機械化協会が25年度通常総会開催  
     
  秋田県農機3団体(商組・公取協・機械化協会=いずれも白石光弘会長・理事長)は7月30日、秋田キャッスルホテルにおいて平成25年度の通常総会を開き、24年度事業報告ならびに決算報告を了承するとともに、平成25年度事業計画案などを審議、可決した。それぞれの総会では、白石光弘会長・理事長(秋田クボタ社長)が挨拶を行い「当農機団体は、行政・団体・メーカー・販売店が一丸となり、同じテーブルに付き農作業の安全講習、メンテナンスなどに取り組んできた。これからも全会員一体となり、秋田農業発展のため、たゆまず歩みを刻んでいく」と語った。  
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  8輪駆動の林内作業車/平成24年度「先進林業機械開発促進事業」で報告  
     
  平成24年度の林野庁補助事業である「先進林業機械開発促進事業」の担当企業として開発に当たった松本システムエンジニアリング(松本良三代表取締役社長・福岡県糟屋郡)は、事業成果報告書を林野庁に提出した。同事業で開発課題として採択された「ホイール式8輪駆動林内作業車」と「油圧ショベルキャビン用スタビライザー装置(フェラーバンチャ機能付き固定型グラップル)」について報告したもの。同社では、今後、現地試験で明らかになった課題を改良して、製品化に努めたいとしている。  
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  11月の林機展に向けポスターやDMはがき作成/林業機械化協会  
     
  一般社団法人林業機械化協会(伴次雄会長)はこのほど、11月17、18の両日、埼玉県熊谷市妻沼の「妻沼西部工業団地内エイチワン社有地」で開催する「2013森林・林業・環境機械展示実演会」のポスター並びにDM用はがきを作成、関係団体並びに都道府県、出展者に配布し、展示会に向けての機運を盛り上げていくとともに、参観者に対し来場意欲を喚起していく。このほど完成したDM用はがきでは、会場、開催日時はもちろん、出展者数、後援、主な出展機械とともに、さらに詳しい情報が欲しい関係者に向けての林業機械化協会のWebサイトのURL(http://www.rinkikyo.or.jp)を掲載している。  
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  作付け52万aに減/平成23年の芝生産実績  
     
  農林水産省生産局農産部園芸作物課花き産業・施設園芸振興室がこのほどまとめた平成23年花木等生産状況調査によると、平成23年の芝の作付面積は、日本芝、西洋芝合わせて52万4645aとなり、22年実績の56万1198aに比べ93.5%と減少した。西洋芝が3万6268aで前年の2万5365aから143.0%と大幅に伸びたのに対し、日本芝が48万8377aとなり、同53万5833aに比べ91.1%と伸び悩んだためだ。このところ西洋芝が堅調なのに対し、日本芝の減少傾向が目立っている。  
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  機械や技術が支援する野菜・畑作の安定生産  
     
  最近の天候不順等により、野菜価格の高騰が続いている。農林水産省の調査によると、7月23日時点における主な野菜の価格はレタスが平年比154%、ハクサイが191%、キュウリが154%、ホウレンソウが128%などとなり、総じて安値であった5月に比べて急騰した。野菜は国内農業算出額の約3割を占める重要品目であり、加工・業務用野菜の需要も増加していることから、一層の高品質・安定供給が求められている。これに対して、現場では資機材や技術等をうまく活用して効率化を図る動きも出てきている。関連機械のニーズが高まる野菜・畑作の動向をみる。  
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  耕畜連携は稲作、畜産農家双方に大きなメリット  
     
  『耕畜連携』とは、米や野菜を栽培している耕種農家へ、畜産農家から堆肥を供給したり、逆に、耕種農家が転作田等で飼料作物を生産し、畜産農家へ飼料として供給するなど、耕種サイドと畜産サイドの連携を図ることだ。中でも飼料用米、飼料イネは、転作田を水田として利用でき、かつ稲作用機械で管理できることから、作付面積が急速に拡大、注目を集めている。  
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  提案活動強め秋商戦が活発化する高知県  
     
  温暖な気候を利用した早場米の産地、高知県。先月下旬には超早場米の「南国そだち」や「ナツヒカリ」が収穫され、これからお盆にかけて早期コシヒカリが刈り取られるなど稲刈りシーズンが早くも到来している。それに連動してコンバイン中心に農機秋商戦も活発化。昨年は高値で始まった早場米の取引価格が今年は一昨年の水準に戻るなど懸念材料も出てきたが、市場では訪問推進など基本活動を軸に行動量を増やし、提案活動を強める。実演も活発に繰り広げ秋需を掘り起こす。  
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  多様な現場ニーズに応え裾野広げる高性能林業機械  
     
  いまや林業事業体、経営体にとって必須アイテムとなった高性能林業機械。林業活性化には必要不可欠な機械と位置づけられている。日本での本格導入が始まって四半世紀以上が経過したが、この間、地域に適した機械作業システムの確立にはじまり、林業現場にフィットした機械の提供など、ハード、ソフトともに着実な歩みをみせており、地域ごと、あるいは施業地ごとに最適な作業体系を提供、年々多様化してきている現場の要求に応えている。殊に最近では、リースやレンタルといった導入方式も加わるなど、選択の幅が広がっている。今週は、現場の対応、最新の話題を集めながら、利用面でも一段と進化し、定着している高性能林業機械にスポットを当てた。  
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