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農経しんぽう |
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平成26年1月13日発行 第3018号 |
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24年の農業総産出額は8兆5251億円 |
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農林水産省がまとめた平成24年の農業総産出額及び生産農業所得(全国)によると、農業総産出額は8兆5251億円で、前年に比べ3.4%増加した。これは、鶏が価格の低下により減少したものの、米の産出額が価格の上昇により増加したことによる。主要部門別に構成割合をみると、畜産計は2兆5880億円で農業総産出額の30.4%を占めており、次いで、野菜が2兆1896億円で同25.7%、米が2兆286億円で同23.8%を占めている。農業産出額を都道府県別にみると、1位が北海道、次いで茨城県、千葉県、鹿児島県の順。
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KSAS対応のコンバインと田植機/クボタが発表 |
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クボタは昨年末、“儲かる農業”を実現する営農・サービス支援システムとして「クボタスマートアグリシステム(略称:KSAS)」を発表したが、これに連動する農業機械として、食味収量センサ仕様のコンバイン3型式と、施肥量電動調量ユニット仕様の乗用田植機3型式を開発したことを明らかにした。来年6月より発売する。また4月からは、第3次排出ガス規制に適合するディーゼルエンジンを搭載した新型コンバイン「ダイナマックス レボ」シリーズの6条刈、5条刈と、6条刈ワールドシリーズを発売する。
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ブレード除雪機SD80を発売/ウインブルヤマグチ |
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ウインブルヤマグチは、1月からブレード除雪機SD80(3馬力、除雪幅800mm)を発売する。自宅の簡単な除雪から雪を飛ばしたくない店舗周りや駐車場で活躍し、溶けかけの雪にも適したコンパクトな除雪機。初心者でもクラッチレバー、スロットルレバー、前後進切替レバー操作のみで操ることができる。クラッチレバーは握ると走行、放すと止まる安心設計。スロットルレバーは別置きで、好みのエンジン回転が選択できる。「低速で静かに除雪」あるいは「高速でパワフルに除雪」が選択できる。
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ブロワ空気搬送式の樹木粉砕機/大橋 |
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大橋は、2014年1月から自走式樹木粉砕機GS130GH(14馬力、最大処理径130mm)を発売する。ブロワ空気搬送式による上部排出で排出ダクトの角度や方向は可変式、ダクト出口高さは1380mmあり、軽トラックやフレコンバッグへの排出がそのまま行える。下部排出も可能。最大処理能力は毎時2.8立方m。木材や竹も強力に粉砕する。標準40mmスクリーンが付き、均一なチップを製造する。同機に粉砕物を送るスピードを調整する「送り速度調整セット」、そしてチップサイズを細かく調整する「スクリーン(5mmまたは8mm)」を加えたGS130GHBも発売する。
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超低車高1000LのSS新発売/ショーシン |
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ショーシンはこのほど、低車高キャビン型スピードスプレヤー「3S-FSC1000TL」(薬液タンク容量1000L)を新発売した。いままで不可能だった棚の低いぶどう園、梨園および下枝の低い立木圃場でも余裕で作業ができる快適なキャビンタイプ。同機は、一昨年9月に発表・発売し、2012年度グッドデザイン「金賞」を受賞した「3S-FSC600TL」(同600L)の1000Lタイプで、低車高キャビン型のラインアップを強化した。HST走行方式を採用し、レバー操作で速度を無段階に変えられる。エンジン回転数と関係なく車速を決めることができるため、散布量の設定が簡単。
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傾斜地の走行性を向上した新型草刈機BM21N/和同産業が発売 |
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和同産業はこのほど、傾斜地の多い果樹園などで安定した走行性を発揮する乗用草刈機BM21Nを新発売した。同機は、既販好評のBM21をモデルチェンジした新製品。1.ホンダV型2気筒エンジンを搭載し、4輪駆動の大型ホイールにより安定した走り、2.前方刈取部は左側に490mm移動できるオフセット機能を備え、機体右後方に座席を置いたことで枝下の草刈りがラク、3.大小2本のナイフとデッキ空間のバランスがよく、1200mmの広い刈り幅によって大量の草を刈る―などの基本性能はそのまま活かした。これらに加えて、同機は傾斜地における走破性の向上に重点をおいた。
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ベトナムに現地法人を設立/ヤンマー |
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ヤンマーは、2014年4月にベトナムに農業機械(トラクタ、コンバイン)の販売及びサービスを行う現地法人を設立する。社名は「YANMAR AGRICULTURAL MACHINERY VIETNAM CO.,LTD」で、岡田嘉宏(おかだ よしひろ)氏が社長に就任する。ホーチミン市内に本社を構え、順調な経済成長を続けるベトナム市場において、農業分野における現地でのマーケティング機能と販売およびサービス機能を確立し、ヤンマー製品の販売基盤の強化に取り組んでいく。初年度の売上げ規模は約30億円を見込んでいる。
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ヤンマーが奈良先端大と連携事業 |
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ヤンマーはこのほど、国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学(学長小笠原直毅氏、奈良県生駒市、以下奈良先端大)と、課題創出連携研究事業への取り組みを開始することを明らかにした。将来の社会における重要な課題の発掘から、個々の課題解決に向けた研究活動まで、継続的に異分野融合型の取り組みを行う。これにより、新しい価値や新ビジネスを開拓し、次世代を見据えたイノベーションの創出を図っていく。研究事業の体制については、奈良先端大の中に共同研究室を設置。研究開始(研究室設立)は2013年11月1日。当面の研究期間は3年間で、費用は約1億円を見込んでいる。
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ドラッピー対象にキャンペーンとレシピコンテスト/静岡製機 |
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静岡製機は今年、創業100周年に向けた新製品・小型食品乾燥機“ドラッピー”「DSJシリーズ」の新発売に当たり、1月1日より3月31日の3カ月間、新製品発表キャンペーンとレシピコンテストを実施する。新製品キャンペーンでは、食品乾燥機“ドラッピー”全13型式を対象に期間中、DSJ-mini、同-10・20・30、ステンレス製の購入者に対しては濱田美里さん監修の小冊子「乾燥食材でつくる・かんたんお料理レシピ」をもれなくプレゼントする。また、DSJ-3・7の購入者に対しては、お料理レシピ本に加え、樹脂製アミをトレイ枚数分をもれなくWプレゼントする。応募は、添付の応募ハガキにおいて。
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新エネ大賞でバイオガスプラントが新エネルギー財団会長賞/土谷特殊農機具製作所 |
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土谷特殊農機具製作所は、一般財団法人新エネルギー財団の平成25年度「新エネ大賞」で、「新エネルギー財団会長賞」の表彰を受けることが決定した。表彰式は、29日午後2時から、都内の東京ビッグサイト会議棟で行われる。今回、同社は、家畜糞尿を利用した「バイオガス発電プラント」が表彰を受ける。家畜糞尿を嫌気発酵させ、回収したメタンガスをエネルギー源として発電、熱利用するシステムであり、提案、設計、施工、メンテナンスまでを一貫して提供し、固定価格買取制度の活用により経済的に無理のないプラント導入を実践、畜産農家への普及に貢献していることが評価された。
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タンザニアでモミガライトの製造実演/トロムソ |
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トロムソは、処理に困るもみ殻を利活用してもみ殻燃料棒(モミガライト)を製造する装置「グランドミル」を発売、好評を博しているが、稲作が拡大するアフリカ諸国において同機が、木炭や薪に代わる生活燃料を製造できる装置として、外務省の中小企業ODA案件化調査事業に採択され注目を集めている。昨年12月には、中央アフリカ東部のタンザニア連合共和国に「グランドミル」が初登場、同機を使用したもみ殻燃料棒の製造実演が行われ、好評を呼んだ。
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ソバ作りに活躍する丸七製品 |
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日本有数のソバどころ山形県。県内に「ソバ街道」と名のつく場所が10カ所余りある。その中でも村山地区はその半数を数え、蕎麦屋のメッカとなっている。大石田ソバ街道で、在来種の“来迎寺・地ソバ”を使い、親子3代にわたり、お祖母さんの名前を店名にした手打ちそばの「大石田そば・きよ」(山形県北村山郡大石田町)を営む高橋厚志さん。ソバ調製作業の効率をより高めるため、先頃、これまで活用していた製粉機・フルイ機に加え、昇降機を一体化したコンパクト設計の、“マルシチ”ソバ用自動製粉システム「MSPシリーズ」を導入した。1日に200食以上の手打ちソバを出すという、大繁盛の「手打ちそば・きよ」を裏で支えるソバ調製機を取材した。
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除染前に石を粉砕/ロールクリエートがストーンクラッシャーを実演 |
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ロールクリエートの「BPM ストーンクラッシャー」が農業関係、除染作業関係などで幅広く期待を集めている。そういった状況下、独立行政法人家畜改良センターがエム・エス・ケー農業機械との協力により、「圃場から出てくる石の粉砕デモンストレーション」を、同社の「BPM ストーンクラッシャー」を使用して、昨年12月19日、芝原分場圃場(福島県西白河郡西郷村)で開催した。参加者は、石の粉砕の実演作業を見学し、円滑な除染作業に「ストーンクラッシャー」がどの程度貢献できるかを確認。実演作業後には、石の粉砕が除染作業に、より適度な状態になっていたことから、手応えを感じていた。
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成長戦略に農機の役割/日農工が新年賀詞交歓会 |
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一般社団法人日本農業機械工業会(益本康男会長)の新年賀詞交歓会が9日、東京・品川の東京マリオットホテルで開かれ、農機業界首脳が一堂に会し、新年を祝った。あいさつに立った益本会長は、昨年の出荷実績が前年比110%程度の2ケタ増となる見通しを明らかにし、「明るい兆しが見えてきた」と、昨年の好調を指摘した。来賓からも、政府の成長戦略に果たす農機業界の役割に期待が表明された。
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新市場・需要を開拓/陸内協が賀詞交歓会 |
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一般社団法人日本陸用内燃機関協会(苅田広会長)は10日、都内元赤坂の明治記念館で平成26年の新年賀詞交歓会を開催し、排気ガス規制の強化など環境対応を迫られるエンジン業界としての立ち位置とともに、共通課題に一致して取り組んでいくことを確認し、新たな年に清新な一歩を記した。最初にあいさつに立った苅田会長は、日本のエンジン生産が世界の25%を占め、中核産業にあることを強調するとともに、協会が果たす役割の重要性を示して、支援、協力を要請した。
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将来ビジョン策定へ/農薬工業会が賀詞交歓会 |
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農薬工業会(神山洋一会長)は7日、都内の経団連ホールで平成26年度農薬工業会賀詞交歓会を開催した。席上、挨拶した神山会長は、昨年の農薬を取り巻く環境について、国内では病害虫が小発生で、当用期の天候不順や記録的な猛暑も重なり、ほぼ前年並みの水準となったことを報告。農薬工業会が昨年、還暦を迎えたことから、「本年は新たな歴史を刻む最初の年であり、一歩を踏み出すには長期ビジョンと計画が必要であると考え、その策定を進めている」とし、「当会で策定中の将来ビジョンも踏まえ、農薬業界の持続的な発展と日本農業への貢献に向け、力強い一致団結した一歩を踏み出したい」と決意を表明した。
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背負式バッテリー、防護作業服を発売/スチール |
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スチールは、チェンソー・刈払機・ヘッジトリマー・ブロワーのSTIHLバッテリーツールの動力源となる背負式バッテリー「AR900」と防護作業服「エコノミープラス」を1月1日より新発売した。背負式バッテリーは、大容量(23.7Ah)の36Vリチウム・イオンバッテリーを搭載。重量も7.1kgと軽量コンパクトで、長時間の作業が可能(最大作業時間・チェンソーで約3時間、ヘッジトリマーで約7時間30分)。防護作業服は、ジャケットとズボンで、機能性に優れ、切断防止機能もクラス1(ズボン)の防護性能を誇る。
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林業の先進技術を日本へ/オーストリア大使館・ルイジ・フィノキアーロ氏に聞く |
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日本と同様に急傾斜地の山岳が多いオーストリアからは、以前からタワーヤーダ、プロセッサなどの高性能林業機械が輸入されてきた。昨年埼玉県で開かれた森林・林業・環境機械実演展示会には、同国の在日大使館商務部上席商務官のルイジ・フィノキアーロ氏が同国商務部の小間を構え、オーストリア製品をアピールするとともに、参観者からの反応をみた。同氏に、出展の目的や展示会の感想を聞いた。
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総額2916億円に/林野庁26年度予算 |
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林野庁は昨年末、公共、非公共合わせて総額2915億9500万円にのぼる平成26年度林野庁関係予算をまとめ、公表した。総額は、対前年度比100.6%とほぼ横ばいなものの、農林水産省が現在、標榜している「『攻めの農林水産業』の展開」に対応しており、必要な施設・機械の整備を支援する「森林・林業再生基盤づくり交付金」を拡充させたのをはじめ、木材自給率アップに直結する国産材振興、森林・林業に従事する人材育成に力点を置いている。また、森林・林業経営の効率化に欠かせない林業機械関連事業では、「次世代架線系林業機械開発等生産性向上事業」を新規事業として盛り込んでおり、低コストで効率的な作業システムの確立を目指していく。
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10月12、13日に今年の林機展/山形県新庄市で |
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今年の森林・林業・環境機械展示実演会が10月12、13の両日、山形県新庄市新庄中核工業団地内で開催されることが決まった。1月6日に行われた知事の定例記者会見で発表された。「うけつごう 緑の大地 羽ばたこう ぼくらの未来へ」をテーマに、山形県金山町で行われる第38回全国育樹祭の記念行事として開かれる。山形県と林業機械化協会(伴次雄会長)とが共催する。
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意欲的な北海道の農家を支える農機業界 |
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昨年の北海道の農業を見ると、米の作況指数が105と3年連続で100を上回り、「食料基地 北海道」の役割を十分に果した1年と言える。それを支える農機業界も、道農業を発展させようという強い使命感により積極的な展開を行い、農家に貢献。リース事業効果もあり、トラクタの好調さが継続し、全道的に前年を上回る実績を残したと見られ、昨年末に各地域で開催された展示会においても、予想以上に多くの来場者が訪れ、今年への期待をつなげる結果となった。春の需要期に関しては、消費税増税前の駆け込み需要も予想され、堅調な推移となる可能性が高い。Content-Disposition: form-data; name="Submit42"
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