農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成28年3月7日発行 第3119号  
     
   
     
   
  春の農作業安全運動を展開/農林水産省  
     
  農林水産省は、毎年約400件発生している農作業死亡事故を減少させるため、3月から5月までを農作業安全対策の重点期間として、2016年春の農作業安全確認運動を実施する。今回の重点推進テーマは「一人一人の安全意識の向上で事故防止」。運動の展開方法として今回はとくに、地方公共団体はもとより、農業機械メーカー、農業機械販売店等からの事故情報の収集を強化するとともに、今後の事故分析の検討に活用する。2月26日には農林水産省内で、キックオフ会合となる2016春の農作業安全確認運動推進会議を開き、今後の取り組み方針などを確認した。  
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  女子力で変わる農/農業女子プロジェクトの成果報告会とシンポジウム  
     
  農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」の成果報告会及びシンポジウムが2月27日、都内のコクヨホールにて開催された。農林水産省による同プロジェクトの趣旨説明や農業女子プロジェクトメンバー8名の活動報告、参画企業の成果報告等が行われた。参画企業による成果報告では、井関農機の的場朱里氏や丸山製作所の斎藤幸子氏らが登壇。的場氏は井関農機が開発した「農業女子トラクタ しろプチ」や、同社が全国で展開する農業女子向け農機取扱いセミナーについて紹介。また、斎藤氏はコラボ刈払機「かる〜の」は男性にも「エンジンがかかりやすく使いやすい」と評価されており、今後も農業女子に意見を伺いたいと期待を寄せた。  
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  地域資源の活用促す/農林水産省・6次産業化サミット  
     
  農林水産省は2月26日、都内霞が関の同省講堂にて、第2回6次産業化サミットを開催し、これには各地域の積極的な自治体、事業者等が約200名参集した。「地域資源を活用した農山漁村の新たな可能性の追求」をテーマに掲げ、各地の先進的な事例報告や農林水産政策研究所による研究成果報告、パネルディスカッションが行われた。講演では、岩手県西和賀町長・細井洋行氏、瀬戸内ジャムズガーデン代表取締役・松嶋匡史氏、ビストロくるるん代表取締役・松藤富士子氏、星種豚場代表取締役・星正美氏の事例報告及び農林水産政策研究所上席主任研究官・小林茂典氏による同研究所成果報告が行われた。  
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  操作性、居住性が向上/クボタが小型の普通型コンバイン発売  
     
  クボタはこのほど、平成28年新製品として「普通形コンバインERH450(45馬力)」を発表、3月より新発売した。普通型コンバインは、ボリュームゾーンである刈幅1.5mの小型タイプで、作業能力、精度はもちろん操作性、居住性の向上を図り、国内特自3次排ガス規制に対応した最新ディーゼルエンジンを搭載している。主な特徴は、1.ディーゼル特殊自動車の19〜37kW(25.84〜50.32馬力)の第3次排ガス規制に適合する最新ディーゼルエンジン、2.高水分状態での大豆の仕上がり向上、3.ショックの少ないスムーズな旋回が可能―など。  
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  スチームとフォークリフト発芽器の新シリーズ/タイショー  
     
  タイショーはこのほど、スチーム発芽器の新シリーズ“ICXシリーズ”8型式(最大積み重ね苗箱数128〜1056箱用)とフォークリフト発芽器の新シリーズ“FCXシリーズ”3型式(同500〜1000箱用)を完成、4月より本格的な発売を開始する。新シリーズの発芽器は、いずれの型式も水槽形状の変更により、蒸気加温を60%から80%へアップ。また、水槽の容量を30Lから34Lへ拡大。さらに、新型ワイドヒーターを採用、最適な蒸気加温により、器内の温度ムラを少なくし、苗に優しい環境で発芽させる。加えて、全型式に温度を自動管理する新型コントローラを装備している。  
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  玉ねぎ調製機を刷新/大竹製作所  
     
  大竹製作所は、従来機をリニューアルした玉ねぎ調製機「玉ねぎキリちゃんネオ TK-2」を発表し、4月下旬からの本格発売を控えて、玉ねぎ農家への普及に期待が高まっている。同機は、葉を持って投入するだけで、根と葉をカットする便利さが魅力。旧型式「TK-1」と比較して、水平方向の保持ローラーを根切りカッターの直前に追加しているために、根切りの精度を向上している。ベルト高さ、投入台高さ、葉の切断長さが調節できるので、様々な形や大きさの玉ねぎに対応できるので、便利。  
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  バッテリーシリーズ拡充/ハスクバーナ・ゼノアの新商品  
     
  ハスクバーナ・ゼノアが先の販売店会議で発表した新商品の主な特徴をみる。バッテリーシリーズの刈払機536LiLX/536LiRXは刈払機を初めて使う人から造園業プロまで満足できるハスクバーナ5シリーズ商品で、10インチチップーを標準装備。運転音が静かで、静かさが求められる環境での草刈り作業に最適。刈払機136LiLはホビーユーザー向け製品。伸縮式シャフトで、ナイロンコード専用機。36V、ループハンドル。チェンソー136Liは、ホビーユーザー向け。36V。ヘッジトリマ136LiHD45は、ホビーユーザー向け。36V。これらバッテリーシリーズは、リチウムイオンバッテリーBLi150を共通して使用できる。  
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  東海夢農業2016を開催/クボタ  
     
  クボタ農業機械東海地区クボタグループの営農提案・製品展示会「東海夢農業2016 農業ルネッサンス」(クボタ主催)が2月24〜25日、三重県津市のメッセウイング・みえで開かれた。会場では参考出品や野菜関連機械も幅広く取り揃え、岐阜・愛知・三重3県から訪れた担い手農家1800人余りに農業経営のさらなる進化と複合経営を支える多彩な製品を提案。クボタの新しいフラッグシップトラクタM7の体感試乗や新製品発表、農業経営を改善するクラウドサービス「クボタスマートアグリシステム(KSAS)」や鉄コーティング直播栽培など、営農に役立つ多様な提案が繰り広げられた。  
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  新型耕うん機の体験取材会開く/ホンダ  
     
  本田技研工業は3日、埼玉県宮代町の観光農園・新しい村で、2月上旬に発売した小型の新型車軸ローター式耕うん機「こまめF220」「プチなFG201」、新型フロントロータリ式「サ・ラ・ダFF500」の3機種を中心に、体験取材会を開いた。これには五十嵐雅行取締役執行役員汎用パワープロダクツ事業本部長、横山和弘日本本部汎用パワープロダクツ営業部長、田中薫広報部長、それに本田技術研究所汎用R&Dセンターの開発責任者・神原史吉氏、デザイン担当の濱二美沙子氏、マーケティングを担当する汎用パワープロダクツ営業部の若崎淳氏らが出席した。  
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  サタケの光選別機など導入/JA勝英が黒大豆枝豆選別出荷設備を完成  
     
  岡山県北東部に位置するJA勝英(内藤敏男代表理事組合長)は、今年1月29日に最新鋭の黒大豆枝豆選別出荷設備を完成させ、今秋の本格稼働に備えている。同施設にはサタケが協力、同社初となる枝豆の自動選別ライン、さらに計量・包装までのオールインワンのシステムが導入されるなど注目を集めている。地域の特産物である「作州黒枝豆」の出荷増に期待がかかる新施設を紹介した。  
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  上級執行役員田中氏、執行役員に浅谷氏/三菱マヒンドラ農機  
     
  三菱マヒンドラ農機は1日開催の取締役会で、4月1日付の執行役員人事並びに執行役員の業務分担変更を内定、発表した。それによると、新たに上級執行役員に田中信之氏、執行役員に浅谷祐治氏が就任する。  
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  中央工業の代表取締役に浦芙美代氏  
     
  中央工業は、去る2月1日に亡くなった浦元信社長の後任の社長に浦芙美代氏が就任したと発表した。新役員体制は次の通り。▽代表取締役=浦芙美代▽取締役=浦操▽同=谷本博史▽同=池永文茂(敬称略)。  
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  YTシリーズトラクタをアピール/ヤンマーアグリジャパン・中部近畿カンパニーが大感謝祭  
     
  ヤンマーアグリジャパン・中部近畿カンパニーは2月25、26の両日、滋賀県の竜王町総合運動公園「ドラゴンハット」で「ヤンマードラゴンハット大感謝祭」と銘打つ大展示会を開催した。主に県内から訪れた顧客農家約4000人に、最先端テクノロジーとデザインを融合したプレミアム製品をはじめ各作業機メーカーのベストマッチ作業機や野菜づくりの省力化を応援する多彩な関連製品、機械を見守り農業経営を効率化する「スマートアシスト」や「密苗・移植システム」など最新機械や先端技術を提案した。  
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  水田農家に勢い/深川会場で北海道クボタが展示会  
     
  北海道クボタは、深川特設会場において、2月24、25の2日間、「2016新春展示会(快適作業であなたに合った1台を。)」を開催、熱心な農家が多数来場して盛況であった。今回は、「2016オススメ商品ラインナップ」として、「クボタトラクタ M7001」や「REXIA(レクシア)」など人気の機種を展示、米農家を中心にして好評であったため、渡邉社長も「昨年と違い、水田地域の農家の顔色は明るく前向きなことから、ここまで順調にきている」と、本格的な需要期に向けて手応えを感じていた。  
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  小型食品洗浄機が好評/タイガーカワシマが厨房設備機器展に出展  
     
  タイガーカワシマはこのほど、東京ビッグサイトで開催された厨房設備機器展において小型食品洗浄機“アクアウォッシュ”「TWS-115」を出展、同社独自の“クリアウェーブ水流”(エアー・循環水・水道水をひとつのエジェクタから同時に低圧噴射)が、「極めてキレイに食品を洗浄する」と多くの参観者から注目を集めた。同機は、コンパクト設計で限られたスペースでも設置でき、そのままシンクとしても利用できる1台2役の製品。また、前処理や後処理など、用途に応じてアレンジできる。  
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  炊飯機シリーズ一新/ISEKIトータルライフサービスがHCJ展で独自技術アピール  
     
  ISEKIトータルライフサービスライス機器事業部は2月16〜19の4日間、東京ビッグサイトで開かれた国際ホテル・レストラン・ショーに出展し、ヰセキ業務用システム炊飯機「new3シリーズ」(全自動炊飯機、自動炊飯機、自動洗米機)のPRを積極的に進めた。今回の新シリーズは、ISEKI独自の節水気泡洗米方式(上給水のシャワーと優しく回転する撹拌棒で米を傷つけることなく素早く糠を取り洗米。洗米中に流しきれない糠やゴミは下給水+気泡の力とオーバーフローで除去する=エコ洗米)により、少ない水で短時間に洗米する特徴を引き継ぎつつ、メンテナンス、衛生管理を簡単に行える改良を加えた。  
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  安全技術の開発図る/日農機協が農作業事故防止中央推進会議  
     
  一般社団法人日本農業機械化協会(雨宮宏司会長)は2日、都内新川の馬事畜産会館2会議室において、平成27年度農作業事故防止中央推進会議を開催した。関係者約110名が一堂に会し、農作業安全運動の効果を高める情報の共有や、安全知識・技能及び意識の向上に取り組んだ。会議では、農作業安全の取り組みについて(農林水産省生産局技術普及課生産資材対策室長・原孝文氏)▽農作業安全にかかわる農業機械士活動について(京都府農業機械士協議会会長・山田一徳氏)▽生研センターにおける農作業安全研究の取り組みについて(生研センター評価試験部安全試験室長・志藤博克氏)―等の5講演が行われた。  
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  大規模省力化など検討/新稲作研究会が成績検討会  
     
  新稲作研究会(三輪睿太郎会長)、公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会(吉田岳志理事長)は3日、都内のメルパルク東京で、平成27年度新稲作研究会成績検討会を開き、大規模水田営農を支える省力・低コスト技術などの実証試験結果を検討した。講演会では北海道大学の野口伸氏が、農業ロボット化の現状と展望について話し、トラクタ2台による協調作業は2〜3年後に実用化できるとの見通しを述べた。開会式では、三輪会長の主催者あいさつに続き、来賓として政策統括官付農産部長の天羽隆氏、ヤンマーアグリ事業本部国内営業本部農機推進部の鈴木哲也部長がそれぞれ挨拶した。  
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  樹脂量2年前より10%伸び/農業用生分解性資材普及会がセミナー  
     
  農業用生分解性資材普及会(坂井久純会長)は2日、都内のタワーホール船堀にて「農業用生分解性資材普及セミナー2016」を開催した。午前は、坂井会長の挨拶に続いて、ユニックの小菅宏嗣氏らが登壇し、「日本の生分解性マルチの現状と農薬・加水分解等生分解性マルチフィルムに及ぼす影響」をテーマに話した。小菅氏は、国内の生分解性マルチフィルムの現状に関して、1.生分解性樹脂量は、2013年度に比べて2015年度は約10%の伸び、2.厚み別出荷量では、2015年度には18μ以下の肉薄化がさらに進んでいる、3.地域別出荷量では、北海道、九州の使用が増えているよう―などの内容に触れた。  
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  新村氏らに大臣賞/米麦改良協・全国麦作共励会で表彰  
     
  全国米麦改良協会(渡辺好明会長)は2月25日、都内のホテルルポール麹町にて、平成27年度全国麦作共励会中央表彰式を開き、先進的で他の模範となる麦作農家及び麦作集団として農林水産大臣賞をはじめ各賞の受賞者を表彰した。今回は農家の部に57、集団の部に54の参加があり、農家の部の農林水産大臣賞には新和農場・新村正敏氏(北海道)、集団の部の同賞には平沢北生産組合(岩手)が選ばれた。主催者として挨拶した渡辺会長は「今回の受賞者は著しい成果をあげており、極めて高い評価を得ている。全国の麦作農家の模範として一層精進し、国内麦作を牽引していただきたい」などと期待を寄せた。  
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  チェンソーのチャップス規定見直す/厚生労働省が通知  
     
  昨年末、12月7日付のの「チェーンソーによる伐木等作業の安全に関するガイドライン」の留意事項を示した厚生労働省安全課建設安全対策室は、同事項の4項にある「チャップス(前掛け)はガイドラインに適合しているとは認められない」と記述していることについて、林野庁をはじめ、各都道府県の林業労働担当課、林災防などの関連機関に2月15日付で改正を予定していると通知し、この先、実証試験での結果が明らかになるまで適用しない方針を示した。事実上の凍結、撤回で、現場の混乱を避けるとともに、更なる普及、定着への機運を浸透させるのが狙い。林野庁も安全対策推進の観点から林業機械化センターでの実証試験などをスタートさせる考えだ。  
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  全国各地から33名/第2回JLCの出場選手が決まる  
     
  この5月21、22の両日、青森市のモヤヒルズで開かれる、WLC(世界伐木チャンピオンシップ)への参加選手の選考会となる第2回JLC(日本伐木チャンピオンシップ)の出場選手が、事務局(全森連・系統機械化情報センター)から発表された。エントリーされた登録選手は33名、世界大会を目指して日頃磨いたチェンソーの伐木・造材・管理技術を競うとともに、安全作業の範を示していく。全国のチェンソー自慢が青森の地で一堂に集結する。  
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  松戸のショールーム見学/北海道シングウ会  
     
  北海道シングウ会(根子新八郎会長・伊達林業機械社長)は3、4日の両日、新宮商行・関東支社並びに東京本社において「平成28年度北海道シングウ会」を開催。昨年度事業収支報告を承認するとともに、本年度事業計画を発表。また、昨年、関東支社に開設した薪ストーブ・緑化機械などを展示したショールームを見学。さらに、実演会場において、玉切り・薪割り・積み込みが連続作業で行える「薪製造機」、電動式ロールベール切断機「ヘイカッター」、レバー式ハンドル操作の「ゼロターン芝刈機」などの実演を視察した。  
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  新型刈払機を2機種/スチールが発売  
     
  スチールは、3月より大排気量でハイパワーモデルの刈払機「FS120」(排気量30.8立方cm、出力1.3kW)と「FS250」(同40.2立方cm、同1.6kW)の2型式の新発売を開始した。いずれの型式も、高機能でありながら魅力的な価格設定となっている。新型刈払機の主な特徴は、1.エラストスタート=始動時の手に伝わる衝撃を和らげる特殊なスターターグリップで、スムーズなエンジンスタートが行える。握りやすく、引きやすいスターター、2.マルチファンクショングリップ=右手ハンドル部にスタート・ストップ・アクセルを集約。ハンドルから手を離さずに、これらの作業が安全に行える―など。  
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  コベルコ建機が『カーボン・オフセット』ネットワーク会議  
     
  コベルコ建機は2月22日午後、広島県にある同社五日市工場において、「第2回コベルコ『カーボン・オフセット』ネットワーク会議」を、クレジット発行団体関係者、同社環境マーケティンググループの小野朝浩グループ長など約15人が参加して開催した。五日市工場の見学後に行われた今回の会議では、クレジット発行団体が、それぞれの取り組みを紹介し、1.森林施業に関する現在の取り組みや力を入れていこうと計画していること、2.各クレジットに関する販売状況や課題を含めた現在の進捗状況について、3.J-ver制度に携わってきた中での意見や提案―などの内容を議題に議論を深めた。  
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  木質バイオマス活かす/ササキコーポレーションが木質バイオマスボイラーPR  
     
  ササキコーポレーションは、2〜4の3日間、東京ビッグサイトで開かれた国際バイオマス発電展に木質バイオマスボイラー「キャップ(CAP)ファイヤー WAZA『技』WZ520C」を出展しPRを進めた。同機は、産官学連携で開発研究を進めてきたもので、コンパクトな機体ながら2次燃焼効率80%以上の能力を発揮。また、含水率40%の木材チップの燃焼が可能で、同15%程度とする他社製品と比べ差別化が図れる。そのほか、熱交換部煙筒内のすす清掃を簡便化した掃除用レバー、自動着火装置、燃料残量検知センサー、自動給水機能、カバー開閉センサー、停電時も安心の逆火防止機能など、数多くの機能を備え、簡単操作で安全に使えるボイラー。  
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  稲作のコスト削減に貢献する田植機、育苗関連機器  
     
  政府の日本再興戦略において、米については今後10年間で全農地面積の8割を担い手に集積し、担い手の米の生産コストを現状の全国平均から4割削減することが目標として打ち出され、稲作のコスト削減は農政の大きな柱と位置づけられている。稲作のコスト削減には、大規模化によりさらに拡大する育苗の省力化や側条施肥など田植え同時作業の省力化、疎植、直播などの低コスト化技術の導入が期待されている。田植機本番を前に、関連機器の普及を図りたい。  
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  五輪に向けエコ農産物拡大へ/活発化する土作り・環境保全型農業関連機器  
     
  世界的に地球温暖化防止や生物多様性保全への対応が急務となる中で、生産性との調和に留意しつつ、環境負荷低減に配慮した持続的な農業の実践が求められている。国は2020年東京オリンピック開催を契機に、日本産農産物の信頼性を向上し、将来のインバウンド拡大にもつなげるため、オーガニック及びエコ農産物の生産・供給体制の整備を進めており、30年度には有機農業の面積シェア1%を目指している。そうした有機やエコ農産物の安定生産と品質向上には、土壌診断に基づく適正施肥や土づくりの励行が欠かせない。土づくり・資源循環型農業の話題をみる。  
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  感動の先進農機と農業力、広大な農地/欧州視察団員の感想  
     
  第70次農経しんぽう欧州農機事情視察団一行24名は、2月17日にイギリスのCNH社、19日にスペイン・サラゴサで開催中のFIMA2016(スペイン国際農業機械見本市)、22日にイタリアの農機販売店マルケジャーニと、農家アグリコラトラノーバを視察し、2月24日に帰国した。この間、欧州農業・農機の一端に触れた団員は、欧州農業はもとより、我が国農業に関しても改めて見つめ直し、その強さや弱さ、長所・短所に思いを致した。そうした視察の想いを、感想文にまとめてもらった。  
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