農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成28年4月11日発行 第3124号  
     
   
     
   
  次世代農業を創造/内閣府SIPシンポジウム  
     
  内閣府及び農研機構生研センターは6日、都内の一橋大学一橋講堂で、内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「次世代農林水産業創造技術」公開シンポジウムを開催した。同技術はSIP11課題の1つで、1.日本型の超省力・高生産なスマート農業モデル、2.新素材開発等による農林水産物の高付加価値化―を重点目標に掲げ、産学官が連携してアグリイノベーション創出を目指すもの。今回はこれまでの2年間の取り組みや成果が発表された。  
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  高性能な自走式クローラ小型粉砕機/カルイが発売  
     
  カルイはこのほど、自走式クローラ小型粉砕機“スカット”の新型「HNK-600」(最大出力6.3馬力)を完成、4月より本格的な発売を開始した。同機はナイフとハンマー方式により、効率的に樹木など粉砕物を毎時300〜500kg処理する高性能機。今回、従来機(HNK-62)に比べ、最大粉砕処理径を60mmから70mmに拡大。また、車両幅を725mmから600mmに125mm狭くしたことで、ハウス施設内など、狭い間口の屋内作業でも楽々入れる。さらに、受刃と固定チップスクリーンを搭載し、より細かい粉砕チップに仕上げ、堆肥化を促進する。  
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  カーボン刈払機「極」発売/ダイシン  
     
  ダイシンは今年の草刈り作業シーズンに向け、新しいカーボン刈払機「極 KIWAMI」3型式を本格発売、とくに農機店ルートにおける拡販に力を入れている。「カーボン刈払機 極 KIWAMI」の特徴は、名前が表すようにアルミの約2分の1の重量となるカーボン製(CFRP)アウターパイプを採用することにより、軽量化を図りつつ高剛性、高強度を確保。さらにドライブシャフトを中空にすることで、より軽い刈払機に仕上げている。  
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  水やり回数を半減する「水やりヘルパー」/ライフ・エコが発売  
     
  ライフ・エコが発売する全植物用の土壌保水剤「水やりヘルパー」が、一般ユーザーでも容易に使用でき、水やり回数を半減できるとして好評だ。同液は「ハイドリテイン」を、一般ユーザー向けに20倍希釈加工した商品。水分を土全体に行き渡らせて、本液が根を包み込んでしっかりと保湿することで、根に必要なだけの水しか保持しないため、根腐れの心配がない。植物の水やり回数を半減し、1度使えば3カ月の持続効果を発揮する。その他にも水やりムラの解消・発芽率の上昇・発根促進などの効果がある。  
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  注目の防草シート「白ピカ」/小泉製麻  
     
  小泉製麻の防草シート「白ピカ」が防草だけでなく、地温抑制や外部遮光にも効果があるとして好評だ。同商品は同社「ルンルンシートシリーズ」の一品。大きな特徴として、1.気密性の高い織りで優れた防草効果を発揮、2.雑草・土中からの病害虫の発生を抑制、3.水が抜けるので水たまりになりにくいこと―などが挙げられる。白ピカはポリプロピレンとポリエチレンで織られた白色シート。従来のシリーズ品と比べて、反射率が大幅に向上したため、光合成の促進や果実の色付けにプラスとなる。また、地面に敷くことで、太陽光を乱反射。シート周辺の温度や地温上昇を抑える。  
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  ヤンマー第26回学生懸賞論文・作文の入賞作品集を上梓  
     
  ヤンマーの学生懸賞論文・作文募集事務局はこのほど「第26回ヤンマー学生懸賞論文・作文入賞作品集」を上梓した。「新しい農をクリエイトする」をテーマとした今回は、副テーマに「新しい農への3つの提案」として、1.世界で戦える農業の実現に向けて、2.やりがい・生がいとしての農業の実現に向けて、3.資源循環型農業の実現に向けて―を掲げたこともあり、論文・作文合わせて862編の応募があった。本作品集には、上位に入賞した論文3編、作文3編を全文掲載。論文・優秀賞10編、作文・銅賞10編は要旨のみを掲載している。  
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  「もの育」学ぶキッズセミナー/井関農機と伊予銀が共同開催  
     
  井関松山製造所と伊予銀行は4日、井関松山製造所で「いよぎん金融教育教室×ISEKIもの育『春のキッズセミナー』」を共同開催した。農業機械の製造工場の見学や体験も取り入れ、ものづくりや社会のお金の流れを学ぶ特別プログラムを実施。松山市内を中心に県内から参加した小学新5、6年生と中学生を合わせ30人とその保護者らが参加した。2班ずつ3グループに分かれトラクタの試乗体験と工場見学。試乗の前には乗用管理機「愛さいかJKB23」の実演も見学。トラクタは70馬力の「TJV703」と120馬力の「TJW120」の両機種にスタッフと順番に乗り込み顔をほころばせた。  
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  バラスト水生物検査装置を国際海事展に出展/サタケ  
     
  サタケは、4月13〜15の3日間、都内・有明の東京ビッグサイトで開かれるSEA JAPAN 2016に船舶のバラスト水中の生物数を簡単に推定できる「バラスト水生物検査装置」を出展する。SEA JAPANは2年に1度開催される、国内最大の国際海事展。同社では、船舶のバラスト水中の生物数を簡単に推定できるバラスト水生物検査装置を出展するもの。バラスト水は船舶の復原性を保つための重しとして用いられる水で、船舶の積荷が少ない場合に船内へ取り入れ、積荷が多い場合には船外へ排出する。  
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  ハンマナイフモアでキャンペーン/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは、3月から発売しているプロ仕様の高品質小型ハンマナイフモアZHM800について、発売記念キャンペーンを開始した。また、チェンソー作業の安全確保に欠かせないチャップスの新製品「チャップス ファンクショナル」を新発売。夏場の暑い時期の作業やカジュアルユーザーに向け、簡単に装着できる製品として拡販を進める。キャンペーンは、販売された同機の先着30台を対象に、替刃セット1台分を無償でプレゼントする。  
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  全株式取得しユニキャリアが孫会社に/三菱重工グループ  
     
  三菱重工業の子会社である三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングスとニチユ三菱フォークリフトは、ユニキャリアホールディングスの全株式及び新株予約権の取得を完了したことから、6日午後に三菱重工ビル15階において、3社の社長が出席して記者会見を行った。ユニキャリア社は三菱重工の孫会社となる。3月に発足した三菱重工フォークリフト&エンジン・ターボホールディングスのフォークリフト(物流機器)事業の中に、ニチユ三菱フォークリフトとユニキャリアHDが入ることになり、今回の株式取得により、事業規模で世界第3位のフォークリフトメーカー・グループが誕生した。  
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  農業機械展示会に多数来場/ニチノーグループ  
     
  日農機は、河東郡音更町の十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」において、3月29、30の2日間、「ニチノーグループ農業機械展」を開催した。今回は一昨年秋に発売された「みらくる 草刈るチmid.(みどる)」を、入口近くの目立つ場所に展示したのをはじめ、ワンタッチカッティング機構を搭載した「全自動ポテトカッティングプランター(トカチiPA-2、トカチiPA-4)」、一体型ダブルタンクを搭載した「プランター(タバタTJEBS-4UR)」などをアピール。今回の十勝支店の展示会には、熱心で前向きな農家が多数来場し、春の幸先の良いスタートダッシュとなった。  
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  広島で今年度入社式/コベルコ建機  
     
  1日付で旧コベルコクレーンと経営統合したコベルコ建機は、ショベルとクレーンを併せ持つ新しい「コベルコ建機」として、1日に広島県広島市内のホテルにおいて「2016年度入社式」を執り行った。今年は事務系・技術系を合わせて、75人が入社。挨拶に立った、就任したばかりの楢木社長は、「16年度は新生コベルコ建機のスタートの年であり、また、2020年までの5年間にわたる中期経営計画のスタートの年」だと述べ、「建設機械メーカーとして更なる商品力強化」「如何に市場を読んで、戦略を立て、実行にするか」に取り組むと方向を示した。  
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  60人が新たな一歩/三ツ星ベルト入社式  
     
  三ツ星ベルトグループの入社式が1日、兵庫県神戸市中央区のホテルオークラ神戸であり、入社した60人が新たな一歩を踏み出した。垣内社長は「特に3点を心にとめてほしい。1つ目は指示待ち人間にならないこと。2つ目はレベルアップするために目標をつくり、自己研鑚を心がけること。3つ目は、どの部門に配属されても機会を見つけて『ものづくり』の現場に足を運び、使用されている原材料、工程、製品のつくり方、製品そのものを理解する努力を続けること」と激励した。  
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  陸用エンジンの国内・海外生産は前年比102.7%の増加予測/陸内協  
     
  一般社団法人日本陸用内燃機関協会(苅田広会長)はこのほど、平成28年度陸用内燃機関生産(国内、海外)・輸出当初見通しをまとめた。それによると、28年度は、国内の空冷ガソリン機関、水冷ディーゼル機関、海外の4サイクルガソリン機関の増加により、国内、海外ともに生産台数は増加する見通しで、陸用内燃機関全体の28年度の国内・海外生産合計台数は、前年比102.7%の1616万7000台の見通しとした。このうちディーゼル機関の国内生産は前年比101%の133万台、海外生産は100.2%の47万台の見通し。  
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  人工光型植物工場191カ所に/施設園芸協が次世代施設園芸導入加速化支援事業で報告書  
     
  一般社団法人日本施設園芸協会(篠原温会長)はこのほど、平成27年度「次世代施設園芸導入加速化支援事業(全国推進事業)」について、平成28年3月現在における事業報告書を取りまとめた。次世代施設園芸拠点10拠点の運営状況や、全国の代表的な植物工場を対象とした実態調査、施設・設備の標準化及び各種指標等の検討内容などについてまとめられている。報告書によると、業務委託先の三菱総合研究所が実施した全国の植物工場実態調査の結果、2016年2月時点における国内の植物工場数は人工光型は191カ所(前年3月比6カ所増)、太陽光人工光併用型は36カ所(同3カ所増)、太陽光利用型が79カ所となった。  
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  ロボット、ICTで野口氏に農学賞/日本農学会が大会  
     
  日本農学会(三輪睿太郎会長)は5日、都内の東京大学山上会館にて、平成28年度(第87回)農学大会を開催した。日本農学賞ならびに読売農学賞に選ばれた7名の受賞者に対して賞状・副賞が授与され、受賞者講演、パネルディスカッションが行われた。農機・林業関連では、「ロボットとICTによる次世代農業の基盤技術」で北海道大学大学院農学研究院教授・野口伸氏、「新規セルロースナノファイバー製造技術の開発とその応用に関する研究」で東京大学大学院農学生命科学研究科教授・磯貝明氏が栄えある賞に輝いた。  
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  JLCのプラチナスポンサーに/スチール  
     
  スチールはこのほど、5月21、22日に青森市のモヤヒルズで開催される第2回JLC(日本伐木チャンピオンシップ)のプラチナスポンサーになったことを明らかにするとともに、同社アンバサダーとして昨年1月から活躍している今井陽樹氏が今回も出場するとし、上位入賞に期待を寄せている。今井氏は群馬県の多野東部森林組合に所属、前回のWLCでは日本人選手の最高位を獲得した。これまでスチールWLCアンバサダーとしてスチール製品の魅力を伝えてきており、その後も練習を積んで今大会に万全の備え。再び優秀な成績が期待されている。  
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  多彩な刈払機アタッチ/アイデックが拡販  
     
  アイデックが製造販売する「刈払機アタッチメント」が、除草管理のサポートに貢献し注目を集めている。刈払機に取り付けることで、これまで困難だった作業を可能にした。「逆回転ハサミ刈り」で草刈りの安全性を高めた「スーパーカルマーPRO」や、畑の雑草を根元から粉砕する「うね草取りまー」は発売開始からロングヒットを続け、同社の看板製品に成長。さらにここ数年で、水田の除草が可能な「水草取りまー」や草削りと撹拌ができる「ウィードシェーバー」などを追加しラインアップを充実、刈払機を多用途に活用できる。  
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  樹木管理のガイドライン/ゴルフ緑化促進会が作成  
     
  公益社団法人ゴルフ緑化促進会(大西久光理事長)はこのほど、「ゴルフ場の樹木ガイドライン」を作成、ゴルフ場の樹木の機能をはじめとして、樹木管理の現状、樹木管理の実際について解説し、今後のコース管理に活用してもらう。平成27年に実施した「ゴルフ場の樹木管理アンケート結果報告書」を踏まえ取り組んだもので、樹木の管理でガイドラインを示したのは初めて。プレーエリアの樹木を管理するために、「計画をつくる」「実行する」「進捗を確認する」「見直す」要領を具体的に解説している。サブタイトルに「樹木管理技術を地域の環境づくりに役立てる」と謳っているように、ゴルフ場はもちろん、地域の公園などでも応用できる内容となっている。  
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  緑の雇用の実績活かす/森林利用学会が林業労働教育でシンポジウム  
     
  既報の通り、3月30日に神奈川県藤沢市の日本大学生物資源科学部で総会並びにシンポジムを開催した森林利用学会(後藤純一会長・高知大学教授)。午前中の総会後に行われたシンポジウムでは、「林業労働者教育(フォレストワーカー)の現状と課題」をテーマに取り上げて、活力ある林業を築き上げていく上でも重要なポイントとなってくる人材育成、とりわけ現場の技術者養成に焦点を当てて課題を洗い出しながら、今後の方向性を掘り下げた。  
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  芝草・緑化の機器活かし適正管理  
     
  日本の芝地管理は、精緻な管理が求められるゴルフ場を先導役として前進してきた。最近では、ゴルフ場で培われた技術をベースに野球場やサッカー・ラグビーなどのスポーツフィールドから、面積的に充実してきている公園・公共緑地、そしてノウハウが蓄積され始めている校庭芝生化にも活かされており、施設数そのものの増加とともに、レベルアップを果たしており、快適で美しい緑空間の提供に大きく貢献している。特に、効率作業の面から、各種管理機器を有効活用する作業システムも定着してきており、芝草管理機器資機材の最大のマーケットであるゴルフ場市場こそ、更新主体に変わってきてはいるものの、それ以外の分野では、管理する面積、施設の増加で新たな需要を生んできている。  
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  芝地管理技術の向上で質の高い芝地空間広がる  
     
  より美しく、快適な芝地空間の創出に向けて管理技術のレベルアップが図られようとしている。ゴルフ場が牽引役となって向上してきた我が国の芝地管理技術は、芝草管理技術者や緑の安全管理士の資格認定で底上げされる一方、東京の芝生応援団にみられるような官民一体となった取り組みや芝草学会での各種部会活動による普及、啓蒙などもあって全国レベルで浸透、芝地の広がりを実現させている。特に最近では、最高位にランクされるゴルフ場にも負けないサッカー場や野球場などが建設されており、芝のある空間を増やしている。質の高い芝施設の拡大を目指す様々な取り組みを見ながら今後の展開、可能性を展望してみる。  
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  バリエーション活かし草刈機・刈払機の需要つかむ  
     
  刈払機に代表される草刈り用機械商戦が幕を開けた。昨年下半期からの不需要期商戦を経て、作業開始を目前に控え、これまで進めてきた提案、販売促進の成果を実販という果実に替えていくシーズンを迎える。最近の草刈り用機械市場は、刈払機にあっては安全作業実現を視野に入れた新機能の装備をはじめとして、より使いやすく、作業効率の高い機種が次々に投入されており、効果的に作業を済ませたいというユーザーの購買意欲を刺激、需要を獲得している。特に、農村市場での規模拡大や水田の大型化、都市部での緑地面積の増大など、市場構造の変化とともに新たなニーズも生んでおり、市場そのものを活性化させている。  
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  様々な刺激と発見/松山・塚本氏の欧州農機視察レポート  
     
  FIMAの視察では、予想はしていましたが、会場はものすごい人で騒がしく、まるでお祭りのようでした。作業機に関しては、モア、牽引型作業機、シーダー関係の出展が多かったように感じます。プラウに関しては、思ったよりも少ないように感じました。現状はディスクがあって、下から土をひっくり返すものが多いそうです。必要なスペックは日本と変わらないなと感じつつも、造りそのものは非常に簡素だったり、日本では考えられないような板厚の部品を組み付けていたりと、作業の仕方が日本と大きく違うのか、安全率の取り方が違うのか等、日本の作業機と比較して、コストに対する考え方が大きく違うのだろうと感じさせられました。  
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