農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成28年10月3日発行 第3147号  
     
   
     
   
  耐久性2倍の農機やぶどう箱詰めロボットなど/戦略的研究開発で農林水産省が課題候補  
     
  農林水産省は9月29日、東京・霞が関の本省講堂で、戦略的研究開発推進に係る全国説明会を開き、平成28年度補正予算で実施する革新的技術開発・緊急展開事業の公募に関する説明を行い、この中で、耐久性が2倍の農業機械の開発、50万円程度の除草ロボットやAIを活用したぶどうの箱詰めロボット、トマト収穫ロボットなどの研究課題候補を示した。同プロジェクトで公募を検討している課題の候補を素案として示したもの。  
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  標準化やシンプル仕様機/資材価格ヒアリングで説明  
     
  政府の第2回未来投資会議構造改革徹底推進会合「ローカルアベノミクスの深化」会合・第3回規制改革推進会議農業ワーキング・グループ合同会合が9月29日開かれ、生産資材価格形成の仕組みの見直しなどについて、関係企業からヒアリングを行った。農機業界では井関農機が聴取を受け、日農工における標準化の取り組みや、自社のシンプル仕様機の紹介などを行った。標準化の取り組みでは、トラクタと作業機間の通信制御規格の共通化、トラクタメーカー共通で利用できる油脂の規格化などを説明した。シンプル機については、標準仕様のTJV3シリーズに対しシンプル仕様のTJXシリーズは142万円(16%)安いことなどを紹介した。  
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  チェンソー・こがるminiを2機種発表/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアはこのほど、枝打ちや間伐、植木・果樹管理に最適な最小・最軽量のゼノアチェンソー「こがるmini」の新モデル2機種を発表、併せて10月1日から新発売記念キャンペーンを展開することを明らかにした。加えて今秋は、「2016年フラッグシップチェンソーキャンペーン」を推進。ハスクバーナ製品4型式、ゼノア製品2型式を対象に、購入者には5種類のアクセサリーから希望の1点をもれなくプレゼントする。新発売したこがるminiは、G2100T(ペットネーム=スゴラク)、G2200T(同=スゴキレ)の2機種。  
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  第21回さなえ全国子ども図画コンクールの審査結果発表/井関農機  
     
  井関農機は9月28日午後、本社で会見し21回目を迎えた小学生以下の児童・園児を対象とした恒例の「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表した。それによると、全国最優秀賞は栗山遼祐さん(佐賀県、小6、作品名は「じいちゃんがんばって!」)が受賞した。さなえ全国子ども図画コンクールは、同社が日頃の愛顧に応えるために将来を担う子ども(小学生以下)を対象として、「農業で働く家族」をテーマに平成8年から実施している。今回は約1700作品が寄せられた。応募作品は累計で約2万5000点に及ぶ。  
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  各地から3000名来場/第6回オーレック祭り  
     
  オーレックは9月22日。「第6回オーレック祭り」を開催し、地元住民および顧客3021名(昨年は2161名)の来場があった。当日は小雨が降る生憎の天気であったが、来場者は過去最高となった。普段は顧客に接する機会がない同社工場関係者もスタッフとして活躍し、笑顔が多く見られる楽しいイベントとなった。同社のヒット製品のゴーカートタイプの乗用草刈機の走行試乗は、オンロードコースとオフロードコースの双方を用意。実際に乗った子供からは、「ゴーカートに乗りながら草を刈れるなんて面白い」と楽しんでる様子が多く見られた。  
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  玄米パスタ麺をクックパッドに掲載/中九州クボタ  
     
  クボタのグループ販売会社である中九州クボタは9月26日、同日から国内最大のレシピの投稿・検索サービスである「クックパッド」に、同社のグループ会社・熊本玄米研究所が製造販売する玄米パスタ麺を使ったレシピを掲載すると発表した。玄米パスタ麺の美味しさを理解してもらう機会を増やすとともに、日本の米の消費拡大を支援する。取り組みの内容は、料理サイト「クックパッド」に玄米パスタ麺を使ったレシピを掲載し、さらにタイアップ企画として「つくれぽ」(該当レシピを作った感想など)をクックパッドユーザーから募集する。掲載期間は9月26日から10月24日まで。  
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  中国・蘇州市に統合拠点を開設し開業式/ヤハタ  
     
  ヤハタはこのほど、中国に展開する八幡機械(蘇州)有限公司と雅哈達(ヤハタ)金属(上海)有限公司蘇州分公司、並びに勝浦倉庫を1カ所に統合した新拠点を開設、これを記念して9月7日、地元行政高官をはじめ内外の主要得意先や協力会社、金融機関など約420名を蘇州のホテルに招き新拠点開業式を開催した。鉄筋コンクリート造り5階建ての新社屋は蘇州市中区にあり、総床面積は2万2400平方mに及ぶ。開業式では初めに出席者を新拠点の見学会に案内し、ヤハタの海外拠点5カ国のマザー工場として「QCD」の更なる充実と顧客満足度の向上を目指す方針説明を述べ、理解と協力を仰いだ。  
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  林業機械展で新たな話題提供/レンタルのニッケン  
     
  レンタルのニッケンは、毎年「林業展」で新たな話題提供を行っている。今年の京都府福知山市で開催される「2016森林・林業・環境機械展示実演会」では、国内、海外の製造メーカーの新商品の発表をする。同社は高性能林業機械のレンタルのみならず、林業業界が直面している課題、問題を解決するために、様々な活動を行っており、毎年コンセプトを明確にした出展を意識している。今年は、1.次世代型森林施業システム、2.林業業界の安心・安全―をテーマに、様々な商品の出展を予定している。実演では、「ロングリーチグラップル」によるかかり木処理、「ロングリーチグラップルソー」による伐倒、「8WDホイル式フォワーダ」による高速運搬―などを行う。  
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  低価格機や共同利用/JA全農が資材価格対策示す  
     
  JA全農(中野吉實会長)は9月27日、「経済事業に関わる魅力増す農業・農村」の実現に向けたJAグループの取り組みと提案〜「1円でも多く生産者手取りを確保し、1円でも安く良い資材を供給する」ために〜」を発表した。農業機械については、1.機能を絞った低価格モデルの開発促進、2.所有から共同利用への転換、3.中古農機の流通促進、4.大規模法人等のセルフメンテナンス支援、5.地域の受託組織と連携による農作業―などの対策を示した。  
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  クボタ、ヤンマー、共栄社がグッドデザイン賞  
     
  公益財団法人日本デザイン振興会は9月29日、2016年度のグッドデザイン賞を発表した。また、併せてグッドデザイン大賞の候補と「グッドデザイン・ベスト100」を発表した。業界からは、クボタの畑作用トラクタ「M7シリーズ」、ヤンマーのトラクタ「YT3シリーズ」、ヤンマーミュージアム、共栄社のバロネス乗用5連リールモア「LM2710」がグッドデザインの選定を受けた。このうち、ヤンマーのYT3シリーズ」はベスト100に選ばれるとともに、グッドデザイン大賞の候補にもなった。また、共栄社のリールモア「LM2710」もベスト100に選ばれた。  
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  進む空の産業革命/機械振興協がドローンでセミナー  
     
  一般財団法人機械振興協会は9月27日、都内港区の機械振興会館で「ドローン 空の産業革命」と題したセミナーを開催した。ドローン(無人航空機)技術の推移や現状、活用への取り組みなどをテーマに4講演が行われ、メーカー関係者など約200名が参集した。そのうち「日本・世界のドローン市場の未来を語る」について講演した産業技術総合研究所主任研究員・岩田拡也氏は、ドローンの歴史や現状、今後の方向や需要予測まで網羅的に解説。農業分野でも複数ドローンを活用した圃場の見回りや遠隔・精密農業が可能になるなどと語った。  
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  クボタなど出展/計量計測展が開催  
     
  国内最大規模の計量計測機器の総合展示会「第27回計量計測展/INTERMEASURE2016」が9月28〜30の3日間、都内有明の東京ビッグサイトで開催された。「はかる技術が明日を創る」をテーマに掲げ、最新の計量計測機器や技術成果を展示した。農業関連企業による展示をみると、クボタは樹脂コンパウンドの生産プロセス全体をタブレット等の見やすい画面で遠隔監視できるソフトウェア「CraftPat」などを出展。一方、同会場では大量調理向け厨房設備機器、食の安全・安心及び食品工場の設備改善をテーマにした「フードシステムソリューション」等が同時開催され、活況を呈した。マックス、イシダなどが紙針ホッチキスや品質管理システムなどを提案していた。  
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  オーストリアのリー氏招きティンバースポーツ/スチール  
     
  スチールは、10月9、10日に京都府福知山市で開催される「2016森林・林業・環境機械展示実演会」の自社ブースにおいて、2015年世界大会の国別団体戦で2連覇を達成したオーストリアチームのブレント・リー氏を招き“STIHL ティンバースポーツ”を開催する。同氏はアンダーハンドチョップ技術を得意とし、エキサイティングなパフォーマンスを披露する。同社では、迫力満点の実演を間近に見られる観覧席を用意、多くの参観者に小間に訪れて欲しいと話している。また、同ブースでは、強力にアップグレードしたチェンソー「MS261シリーズ」などを出品する。  
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  ハーベスタヘッド「H6」アピール/新宮商行  
     
  新宮商行は、かねてよりフィンランド・ポンセ社の日本総代理店として13t以上のベースマシン用ハーベスタヘッド「H6」を販売し、高精度・高耐久性・高信頼性などの高性能な特徴が、各地の林業関係者から好評を博している。特に、プロセッサナイフ(標準装備)は、多くのポンセユーザーから作業性が極めて高いと絶賛されている。今回、そのハーベスタヘッド「H6」を10月9、10日の両日、京都府福知山市で開催される「2016森林・林業・環境機械展示実演会」の同社ブースにおいて、実演・展示し、より多くの林業関係者へPRを進める。  
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  チェンソー防護衣に女性用「ミスフォレスト」/マックス  
     
  マックスが売り出している、欧州の安全性基準EN381-5のクラス1(チェーン速度20m毎秒)規格にも適合したチェンソー作業用防護衣「Mr.FOREST(ミスターフォレスト)」シリーズに、新たに女性用「Miss FOREST(ミスフォレスト)」が登場した。作業ズボンの外側に付けるチャップスや防護ズボン、ジャケットがある。チャップスと防護ズボンには優れた切創防止機能があり、チェンソーが万一接触した際には内包した特殊繊維が内側から引き出され、チェーンに絡みついて瞬時に停止させる仕組み。一方、ジャケットはストレッチ性と撥水機能を兼ね備えた素材を使用するなど、軽くて快適な着心地と高い作業性を実現した。  
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  林業機械化の今とこれから/林野庁技術開発推進室・川浪室長に聞く  
     
  いまや林業の現場にとって必要不可欠となっている高性能林業機械を軸とした機械作業システム。近年とりわけ、川上での素材生産活動の活発化に伴い、林業事業体のアプローチも積極的になっており、ソフトとハードとが相まって、また、対応が迫られていた架線系への技術的対応も進み、現場ではよりレベルの高い作業体系が構築されつつある。また、5月に改訂された新たな森林・林業基本計画では、これからの機械化のあり方も示されるなど、また新たなステップを踏もうとしている。そこで今回は林野庁技術開発推進室の川浪亜紀子室長に登場願い、林業機械化の今とこれからの展開を、林野庁の機械開発関連事業という視点から語ってもらった。  
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  先進の機械化体系示す/10月9、10日に森林・林業・環境機械展示実演会  
     
  一般社団法人林業機械化協会(伴次雄会長)と京都府の共催による「2016森林・林業・環境機械展示実演会」が10月9、10の両日、京都府福知山市三和町の長田野工業団地「アネックス京都三和」で開かれる。第40回全国育樹祭の記念行事で、国土緑化推進機構の平成28年度の「緑と水の森林ファンド」事業の助成事業として行われるこの展示・実演会には、昨年と同じ65の企業、団体が最新の高性能林業機械をはじめとして、林業現場を革新する各種の新鋭機、新製品を展示し、現場の機械化意欲を盛り上げる。特に最近の特徴である、機械の展示・実演にはじまり現場の作業体系の提案、ICTなどの情報管理機器商品まで、バリエーションに富んだ内容を前面に、国産材の利用拡大で活性化する林業現場の生産体制に刺激を与えていく。  
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  先進技術で林業現場支える林業機械  
     
  林業現場の生産性向上、コスト低減に欠かせない高性能林業機械。ここでは、日本市場に優良マシーンを供給するメーカー、商社が掲げる営業方針などをみる。質問項目は、1.展示会でとくにPRしたい機種、2.その特徴、3.自社ブースの展示・実演で力を入れるところ、4.国内市場における製品動向と見通し、5.営業方針・重点対策。  
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  全国2位の農業県・茨城を農機が支える  
     
  平成27年9月の関東・東北豪雨で鬼怒川が決壊し、米どころの県西で大きな被害を受けた。県のまとめによると、水稲は3600ha、約27億円、その他を含めると被害面積5111ha、総額およそ32億円もの農作物が被害を受けた。また、農業用施設や農業機械も被害に遭い、農業用機械(トラクタ等)は約28億円、共同利用施設は約5億2000万円の損害を被り、県の総被害額はおよそ120億円にものぼった。農機流通各社は、豪雨災害直後から現地入りし、農機の整備や修理などの復旧に尽力してきた。しかし、家屋・農場の被災により、離農せざるを得なかった方々も少なくない。離農や集約が進む中、県内の農業の形態も変わりつつある。農業産出額全国2位を誇る茨城県の農機流通業界を取材した。  
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