農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成29年8月21日発行 第3188号  
     
   
     
   
  鉄コ直播と同時施薬、耐久性に優れる野菜移植機/クボタ・新製品  
     
  クボタが3日に発表した新製品のうち、田植機アタッチメント「土なかくん」(4条用直播同時殺虫・殺菌剤施薬機)と、全自動野菜移植機ベジータの概要を紹介する。田植機アタッチメント 土なかくん(4条用直播同時殺虫・殺菌剤施薬機)は、播種同時施薬なので煩わしい手間、人手、作業時間が軽減できる。また手散布で発生する過剰散布や散布ムラがなく薬剤を節約できる。全自動野菜移植機ベジータは、苗取り精度を向上した新形状の苗取り出し爪の採用により従来以上にきれいな植付ができる。また、高精度の植付機構により業界最速0.55m/秒を実現した。  
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  スーパーソイルに3分割折りたたみ式/IHIスターが発売  
     
  IHIスターはこのほど、ロータリ耕に比べて約3倍の高速作業によって、作業時間短縮、燃費の低減につながる全面簡易耕起・有機物混和作業機「スーパーソイル(エコプラ)FDSS131、同131F」を発売した。とくに、今回の新製品は3分割折りたたみ式とし、コンパクトでスムーズな移動を可能にしている。作業幅は4200mm、10a当たりの作業能率は2〜6分。80〜135PSのトラクタに適応する仕様になっている。今回のFDSS131、同131Fは、爪を13本として作業幅を広げ、大規模な圃場での作業効率をアップ。枕地での耕起作業も少なくなり、また、奇数ナイフの配列によって優れた直進性を発揮する。  
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  京都で夢ある“農業女子”応援プロジェクト/井関農機、ヰセキ関西  
     
  井関農機とヰセキ関西は8日、ヰセキ関西京都支社において、全国の農業女子を対象とした農業機械の取り扱いセミナー「夢ある“農業女子”応援プロジェクト・イン・近畿(京都)」を開催した。農業女子プロジェクトに関する取り組みの紹介や、耕うん機の実演、メンテナンスが催され、府内を中心に女性農業者ら12名が参加した。座学では、最初にISEKIアグリ企画推進部・藤本正人部長が耕うん機と管理機についてのセミナーを行い、機械の種類や選び方などを説明。屋外でミニ耕うん機のメンテナンスや実演など作業実習や野菜移植機の紹介が行われた。  
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  諸岡のGCF活用し楽に圃場運搬  
     
  諸岡は20年前に世界に先駆けゴムクローラフォークリフト(GCF)を開発。これまで、水田や畑作などの軟弱な農業用地、建設現場や土木現場など、タイヤ式フォークリフトが入れない不整地での荷役作業に最適な機械として全国各地で広く活用されている。また、同社ではこのほど、排気ガス規制をクリアしたエンジン(48馬力)を搭載し、さらに、高性能機となった新型のGCF「MFD-20」を完成、販売からレンタルまで幅広い拡販を開始した。“省力機械の決定版”として、高い関心が寄せられているGCFを今回、豊橋市のキャベツ栽培と茨城のハクサイ栽培の活用事例から“世界唯一の機械”の魅力に迫った。  
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  ドイツ・ファールトラクタ推進、搾乳ロボも活発に動く/コーンズ・エージー  
     
  コーンズ・エージーは、道内を中心に独・ファールトラクタの供給に力を入れ、最近は高馬力化の動きに伴って「9シリーズ」(最大出力299〜340PS)へのシフトが強まっているという。独・ファールトラクタには、6シリーズ(最大出力156〜212PS)、7シリーズ(同226、246PS)、9シリーズがあり、エンジンは排ガス処理をSCR(選択式触媒還元)およびパッシブDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)で行うTier4ファイナル対応型。他方、同社取り扱い製品で現在活発に動いているのがオランダ・レリー社製の「搾乳ロボット アストロノート」。高効率・省力化機能が、多頭飼養傾向を強める国内の酪農業界に受けている。  
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  上期の農機出荷は2041億円で2%減/日農工・動態統計  
     
  一般社団法人日本農業機械工業会(木下榮一郎会長)はこのほど、経済産業省生産動態統計に基づく農業機械生産出荷実績の平成29年1〜6月分を取りまとめて発表した。それによると、29年上半期の累計生産金額は2304億1600万円で前年同期比118.0%、累計出荷金額は2040億5800万円で同98.2%となり、生産額が2桁増になった。機種別で29年上半期の累計出荷実績をみると、トラクタは6万1029台で前年同期比88.8%、金額は1229億5400万円で同96.1%となった。動力耕うん機は9万253台(前年同期比106.8%)で97億600万円(同103.3%)。田植機は1万5932台(同102.4%)で225億3800万円(同104.5%)。コンバインは5652台(同94.2%)で264億6900万円(同98.6%)。  
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  次世代農業サミット開く/日本農業法人協会  
     
  日本農業法人協会(山田敏之会長)は17〜18の2日間、都内有明の東京ビッグサイトにて「第2回次世代農業サミット〜集まれ!ニッポンの次世代農業者たち」を開催した。農業経営の発展に意欲ある若手の次世代農業者を集めて先進的な農業の発表や講演、グループ討議を行い、課題解決を探るもので、17日は「地域農業のグループ化」、18日は「異業種からの農業参入と経営」をテーマに議論を深めた。17日の冒頭、山田会長は「全国の農業経営の生の情報を自分のものにして活用してほしい」と挨拶した。  
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  最新の林業機械化情報に触れる/各地で関連イベント  
     
  現地検討会などで高性能な林業機械での施業を目にする機会は年々増えてきている。機械化促進を支える場面となっているが、この数年のあまり地域、地区単位で開催される機械展示やデモンストレーションの開催は間違いなく広がりを見せている。7月末には北海道と徳島で大規模なイベントが開かれている。ひとつはCHB北海道木質バイオマス機械協議会が北海道江別市で開いた「北海道森林・環境・バイオマス機械展」、いまひとつが徳島県の美馬森林組合(武田喜善代表理事組合長)が美馬市内で主催した「2017最新林業機械見学試乗会in美馬」だ。いずれも最新の林業機械に接し、性能を確認する格好の機会を提供している。  
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  林業機械と大径化/森林総研の研究成果発信  
     
  既報の通り、国立研究開発法人森林研究・整備機構(沢田治雄理事長)森林総合研究所が先に発刊した平成29年版研究成果選集2017の研究成果として取り上げられた「大径材生産に向けた造材機械の作業限界の解明」。現在普及している一般サイズの造林機械について、作業時の安定性及び作業能力を計測し、大径材を処理する際の作業限界をシミュレーションにより明らかにしたもので、安全作業のための機械設計や作業指針の作成などに活用できる。  
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  スピードカットシステム好調/ブラント・ジャパン  
     
  ブラント・ジャパン オレゴン・カッテイング・システムは今春、ソーチェーンとガイドバーを組み合わせた斬新な「オレゴン・スピードカットシステム」を発表、全国各地の林業・造園・緑化関係者などプロユーザーから高い評価を得ており、普及拡大が進んでいる。同システムは、すべてにおいて新設計の「スピードカットチェーン」と「スピードカットバー」により、プロの過酷で高度なニーズに応える、正確・スピーディーで効率的な鋸断性能を実現している。  
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  今年もオーレック祭り/9月23日に開催  
     
  オーレックは、9月23日(土・祝)に広川本社敷地内にて、毎年恒例の「オーレック祭り」を開催する。2011年より毎年開催し、今年で7回目を迎える本イベント。初回の来場者は約700名であったが、昨年には過去最多となる3021名が来場するなど、年々認知度が高まっている。地域の皆様にオーレックについて楽しみながら知っていただくことと、社員全員のおもてなしの心を養い「超」顧客思考を形成することを目的として、企画・運営のすべてを社員自らの手によって行っている。予定されるイベントは、スーパーボールすくい、射的などの縁日やステージイベント、工場見学や乗用草刈機ラビットモアーの試乗体験会など。  
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  インパクトレンチの下取りセール/空研が12月まで  
     
  空研は21日、中型と大型機種を対象にした「インパクトレンチ下取りセール」を始めた。対象機種を購入すると下取り値引きを12月31日まで実施する。プレゼントがもらえる特典もある。セールは、同社の25.4mm角ドライブのN型大型インパクトレンチ、同じくD型大型とその他大型レンチ、19mm角ドライブの中型レンチ全機種を対象に実施。1台あたり通常の購入価格よりN型大型レンチは1万5000円、D型とそのほかの大型レンチは1万円、中型レンチは7000円の下取り値引きをする。さらに追加特典として、期間中は同社オリジナルネックウォーマーを購入者に進呈する。  
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  汎用6ストロークエンジンを開発/埼央エンジニアリング・ところざわ自動車学校  
     
  埼央エンジニアリングは、ところざわ自動車学校と共同で、小型軽量で高トルク、多様な燃料が使える汎用スーパー6ストロークエンジンの量産試作機を開発した。このスーパー6ストロークエンジンは、排気量200〜400cc、出力約4〜7馬力。従来の4ストロークに比べて低燃費、低排出ガスで環境に優しい。4ストロークでは、クランクシャフト2回転で1回の燃焼だったところ、このスーパー6ストロークエンジンではクランクシャフト3回転で2回燃焼。そのため、トルクが向上し、エンジン回転数が落とせるため、燃費が3分の2になり、排出ガス2、3割低減の上、特殊EGR(排気再循環)により、排気ガス濃度も格段に下がっている。  
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  新鮮!岩手農機展が開幕/24〜26日、岩手産業文化センターで  
     
  8月24〜26の3日間、岩手県滝沢市の岩手産業文化センター・アピオで、「第72回岩手県全国農業機械実演展示会2017」が開催される。バラエティー豊かな県農業に即し、稲作機械はもちろん野菜作、畑作、酪農、畜産など幅広い作目に対応する機械技術が集合する。とくに今年は県主催の第1回いわてスマート農業祭(25〜26日)が併行して行われるため、例年以上に先進技術が揃うとともに、他県からの来場者を加えて賑わいもひとしおのイベントとなる。同展示会に合わせ、今週は岩手県の農業、農業機械事情をまとめた。  
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  変化に合わせ迅速に技術対応する岩手県農機流通  
     
  田植え関係の新しい取り組みで需要を掘り起こした農機市場。だが先行きは楽観できず、とくに来年の減反廃止がどのような影響を及ぼすかは不透明。今年も、それを理由とする買い控え傾向がみえる。他方、大規模対応やコスト低減を狙う新技術が各ブランドから提供され、現場普及を担う流通業界の力量がますます問われてきている。ここでは、県内農機流通のいまに焦点を当てた。  
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  岩手県が第1回いわてスマート農業祭/農業普及技術課・菊池総括課長に聞く  
     
  岩手県は25、26の両日、全国農機展会場に隣接するアピオ・アリーナ内で、「第1回いわてスマート農業祭」を開催する。これからの県農業を支える機器技術、環境制御技術、営農支援システムなど、様々なハード、ソフトを網羅した“次世代見える化展”とも位置づけられるものだ。イベントの狙いと、周辺事情を県農業普及技術課の菊池政洋総括課長に聞いた。  
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