農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  令和元年9月16日発行 第3286号  
     
   
     
   
  適切な契約を目指す/農業AI契約ガイドライン検討会  
     
  農林水産省は11日、都内港区の虎ノ門SQUARE店4階会議室において、「農業分野におけるAIの利用に関する契約ガイドライン検討会(第2回)」を開催した。スマート農業の取り組みでAIを活用したサービスの開発や普及が進められているものの、権利関係の考え方が整理されておらず、また、ノウハウ流出の懸念を持つ農業者もいることから、農業AIサービス等の研究・開発及びその利用関係を適切に構築するために必要な方向性を示すガイドラインの策定に向けて、検討が行われているもの。2回目の今回は、主にガイドライン構成案について検討が行われた。  
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  農林水産大臣に江藤拓氏/第4次安倍再改造内閣が発足  
     
  第4次安倍再改造内閣が11日、発足し、農林水産大臣には、江藤拓氏(59歳、宮崎2区・衆)が就任した。経済産業大臣には菅原一秀氏(57歳、東京9区・衆)が就任した。江藤氏は、2008年、農林水産大臣政務官、2012年、自民党農林部会長、農林水産副大臣、2014年、衆議院農林水産委員長などを歴任した農政通。11日、農林水産省で就任会見した江藤大臣は、優先的課題として、東日本大震災からの復興、食料自給率向上、自給力強化、担い手育成、農林水産物輸出の拡大―をあげた。  
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  共同購入トラクタに波及効果/農林水産省が農協改革で評価  
     
  農林水産省はこのほど、農協改革の進捗状況についてをまとめた。この中で、成果のひとつとして「農業機械の競争入札」をあげ、共同購入トラクタについて「これまでよりも100万円程度引き下げ約400万円とすることを実現」と評価した。全農の共同購入トラクタについては、ヤンマーアグリが製造するものだが、クボタ、井関農機、三菱マヒンドラ農機といった「競合他3メーカーがこれに対抗し、同様の低価格トラクタの販売を開始」したとし、波及効果にも注目。「低価格モデルが年間販売台数の3分の2を占める見込み」であり、「担い手農業者の農業機械コストの低減に貢献」したと評価した。  
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  次期基本計画で国民の意見募集/農林水産省  
     
  農林水産省は、新たな食料・農業・農村基本計画に関して、国民の意見・要望の募集を開始した。募集内容は、全般/ 食料自給率・自給力、食料安全保障/ 食の安全、消費者の信頼確保/ 食育、食文化/ 地産地消、6次産業化/ 農業経営、担い手/ 農業生産(水田、畑作、畜産、園芸、特産、その他)/ 人材育成、雇用確保/ 農村振興、中山間対策/ 農地、耕作放棄地対策/ 技術、環境/ 食品産業政策/ 農林水産物・食品の輸出/ その他―についてで、200字程度で提出する。募集期間は9月6日〜令和2年2月末17時00分必着 (郵便の場合は当日消印有効)。  
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  「ギャバミル」に広島カープモデル/サタケ  
     
  サタケはこのほど、ギャバを生成できる家庭用精米機「ギャバミル」にカープデザインの「カープモデル」を追加し、9月17日より限定500台で発売することを明らかにした。サタケオンラインショップや豊栄くらすなどサタケ直営3店舗で販売する。価格はオープン価格。新商品は同社と広島東洋カープの初のコラボ商品として誕生。家庭用精米機「ギャバミル」に広島カープのマスコットキャラクターである「カープ坊や」などのデザインをあしらった限定モデル。  
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  新ニンニク調製機「ルートシェーバー」発売/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションはこのほど、モデルチェンジしたニンニク調製機「ルートシェーバー」を発表した。同機は収穫後のニンニクの茎とひげ根を調製する作業機で、処理後の長い根や茎のからみつきを低減。さらにカットした根や茎の排出性能の向上も図った。加えて新モーターの装備により駆動力がアップ、より安定した供給が行えるようになった。また、点検窓を備えたことによってメンテナンスの容易化も実現した。今回のルートシェーバーは、ニンニク関連モデルチェンジ機の第2弾に当たるもので、収穫後の調製作業で生産性向上、品質向上、省力化を図る製品。  
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  強力エンジンブロワを発売/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは9月から、背負式エンジンブロワの新製品EBZ8550を新発売した。大風量・軽量を両立させたハーフクローズドファンを搭載、風の抵抗を少なくする初のスパイラルフレキホースにさらなる改良を加えて従来機以上の風量とパワー、軽量を実現した。軽量ながら大きな風量とパワーで地面にこびりついたゴミや落ち葉を豪快に吹き飛ばし、従来にない作業性を発揮する。また、17日から12月20日までの間、ハンマナイフモアとチッパシュレッダのキャンペーンを展開。期間中の同機購入者にはナイフやカッターを贈呈する。  
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  新型汎用エンジン・iGXVツインシリーズ追加/ホンダ  
     
  本田技研工業は、独自の回転数電子制御技術を採用した汎用エンジン「iGX」に新型のV型2気筒(Vツイン)シリーズ4モデル、iGX800(ホリゾンタル型、総排気量779立方cm、最大出力25.3PS)/iGXV800(バーチカル型)/iGX700(ホリゾンタル型、総排気量688立方cm、最大出力22.4PS)/iGXV700(バーチカル型)を追加した。ECU(電子制御ユニット)がスロットル開度を常に制御することで回転数を正確に保持する回転数電子制御技術「電子ガバナー(STRガバナー)」やFI(電子制御燃料噴射)システムに加え、リモート制御も可能なDBWなどを採用することでより複雑で高度な用途に対応するとともに、優れた燃費性能と高い作業効率を実現している。  
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  農薬散布ドローンの粒剤散布装置発売/フライト  
     
  ドローン総合サービス事業を行うフライトは、農薬散布ドローン「FLIGHTS-AG(フライトエージー)」の粒剤散布装置を、9月99日より販売開始した。本年3月の発売以来、「フライトエージー」は、多くの農家や農薬散布事業者に導入されている。これまで液剤散布のみ対応していたが、粒剤散布の要望が多く、開発を進めていた。併せて、散布時期や用途によって、1台のドローンで装置を付け替えて使用したいという要望に応え、液剤散布装置と粒剤散布装置がセットになった「フライトエージー・ダブルパッケージ」も同時発売する。これにより農薬散布はもちろん、除草剤散布、追肥や播種と用途も広がる。  
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  人工筋肉搭載の腰サポーター「腰助くん」/NKEが新発売  
     
  NKEはこのほど、人工筋肉を装備した腰サポーター「腰助(ようすけ)くん」を開発、新発売した。主力の産業用自動化機械から生まれたエア駆動技術を活用、伝統の組み紐技術と組み合わせ、人にやさしく強力な腰サポーターを作り上げたもので、中腰の作業が多い農林業分野、介護・医療分野などから早くも引き合いが相次いでいる。高性能人工筋肉は、同社が企業のモノ作り現場に提供するエア駆動技術を中核として考案されたもので、これに京都の伝統産業である組み紐の技術を組み合わせ、しなやかで強力、軽量な人工筋肉(特許取得)としている。  
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  農作業用長靴「ノーカーズ♯2」を発売/福山ゴム工業  
     
  福山ゴム工業は農業機械部門においてコンバイン用のゴムクローラおよび歩行用・乗用田植機に使用される水田車輪を開発・製造している。履物部門では1947年の創業当時からゴム草履・ゴム靴・樹脂製靴・布靴を開発、販売。農家から特に支持され続けているのが地面をしっかりとつかみ、靴底に土・泥が詰まりにくいと好評の「ノーカーズシリーズ」だ。長年愛用されている同シリーズにこの度「ノーカーズ♯2」がラインアップに加わった。ノーカーズ♯2は履き口を通常より約20cm開くことができるため、厚い素材の作業着でも余裕をもって楽に履くことができる。  
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  ハウスの統合環境制御盤「ハウスナビ・アドバンス」/ニッポー  
     
  ニッポーの統合環境制御盤「ハウスナビ・アドバンス」は、パソコンを使わず簡単設定でハウス内の統合環境制御ができ、ハウス環境管理の効率化・省力化につながると注目されている。ハウス内外に設置した温度・湿度・CO2・土壌水分・日射・雨などのセンサーで計測したデータをもとに自動で制御し、パソコンとつないで環境データを収集し、数値、グラフ化して見ることができる。また、クラウドサービス「アイファームクラウド」を利用することで、いつでもどこからでも携帯端末機器を使いハウスの状況管理ができるとともに、ハウスに設置された機器を遠隔操作が可能となるため、ハウスに行く時間や手間が大幅に削減できる。  
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  オランダのワーヘニンゲン大学にサテライトオフィス/クボタ  
     
  クボタは10日、同社の欧州におけるオープンイノベーション推進部門「クボタイノベーションセンターヨーロッパ」のサテライトオフィスを、オランダのワーヘニンゲン大学構内に設立すると発表した。オフィスは2020年に完成予定の同大学構内の産学連携施設に入居する予定。同社は、これにより農学研究の世界的権威である「ワーヘニンゲン大学リサーチセンター」との協力関係を一層進め、同大学やオランダ国内のみならず、EU域内のスマート農業関連の最先端の技術情報の収集を行うとともに、農作業の自動化や農業データの有効活用等の各種研究プロジェクトに参画することで、スマート農業関連の研究開発を推進していく。  
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  ライスジュレが優秀食品素材賞受賞/ヤンマー  
     
  ヤンマーが販売する米由来の食品素材「ライスジュレ」が、日本食糧新聞社が制定する「第22回日食優秀食品素材賞」を受賞した。この賞は、技術革新で食品産業の発展を支えた製品を対象に表彰するもの。今回の「ライスジュレ」の受賞においては、国内での米離れが加速する中、米の新たな価値提案に向けて取り組んでいる点などが評価された。同社は、表彰を受けて「今後も、米の需要開拓で生産者を支援していくとともに、安心して食の恵みを享受できる社会の実現と、安心・安全な食の提供を目指してまいります」としている。  
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  片倉機器が事業撤退へ、来年3月解散・清算  
     
  片倉機器工業の親会社である片倉工業は、8月26日開催の取締役会で、片倉機器工業の事業撤退を決議した。撤退の理由として同社は、「当社グループが中期経営計画『カタクラ2021』の達成に向け、構造改革を推進する中で、農業用機械事業は2020年度での黒字化が見込めず、安定した収益構造への転換が困難と判断した」としている。事業撤退日は2019年12月31日。2020年3月末をもって解散・清算する予定。なお、片倉機器工業では受注活動は9月末まで続け、12月末までに出荷する、としている。  
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  トラクタなどでの不備を指摘/日農機協・ベテラン農機点検で報告書  
     
  一般社団法人日本農業機械化協会(雨宮宏司会長)はこのほど、平成30年度農作業安全総合対策推進事業で実施した「高齢者所有の農業機械の総点検―ベテラン農業機械点検―」の結果報告書をまとめた。それによると、トラクタでは297台を対象とし、オイル・冷却水で「不足」など14%に問題がみられ、ベルト張り・摩耗では約15%に問題があり、問題箇所は、ファンベルトの張り不足や摩耗がほとんどであったたが、一部でエアコンベルトの張り不足、張り過ぎがあった。タイヤでは20%が空気圧不足、16%が摩耗状態だった。PTO軸周りの防護カバーは欠損等が多くみられた。  
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  SDGsなどテーマに/農業食料工学会・農業施設学会・国際農業工学会第6部会合同国際大会  
     
  2019年農業食料工学会(近藤直会長)・農業施設学会・国際農業工学会第6部会合同国際大会が3〜6の4日間、札幌市の北海道大学農学部で開催され、「持続可能な開発目標(SDGs) のためのロバストな(Robust:安定した力強い)農業・食料生産」をテーマとしたシンポジウムやAI、ロボット化など他分野にわたるオーガナイズドセッションなどが行われ、農業・食料分野の幅広い研究発表が行われた。シンポジウムは、SDGsにある「飢餓をゼロに」を達成するため、強靭な農業・食料生産システムの構築が不可欠との観点から、学術交流を行った。  
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  盛大に食の専門展示会/フードシステムソリューションなど6展示会を開催  
     
  食品に特化した6つの専門展示会(フードシステムソリューション、フードセーフティジャパン、フードファクトリー、フードディストリビューション、フードeコマース、SOUZAI JAPAN)が11〜13の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟において合同開催された。それぞれ食の調理や安全・安心、食品工場の改善、物流、EC及び弁当・惣菜製造にフォーカスした専門展となっており、これには国内外から食の関係者4万人以上が来場。さらにスマートフードチェーン課題解決に向けた「農×食」商談展である「アグリ・ビジネス・ジャパン2019」なども同時開催され、活発な情報交換が行われた。  
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  10月29日から4日間JAPAN PACK2019/日本包装機械工業会が記者発表会  
     
  日本包装機械工業会(大森利夫会長)は12日、都内中央区の包装機械会館において、10月29日から4日間、幕張メッセにて開催される「JAPAN PACK2019(日本包装産業展)」の実施概要記者発表会を行った。冒頭挨拶に亀田稔実行委員長が登壇。前回の展示会名称だった「日本国際包装機械展」を今回から「日本包装産業展」に変更し、新規出展社138社(全出展社の約30%)を迎えたことや、これまでの開催場所であった東京ビッグサイトから、幕張メッセに場所を移しての開催であることなど、新たな局面を迎えた展示会であることを印象付けた。今回の展示会のテーマは「きっとみつかる、あなたの『包』定式(ほうていしき)」。  
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  STIHL販売店で製品レンタルを開始/スチール  
     
  スチールは今夏より、全国のSTIHL販売店において、軽量・コンパクトタイプのバッテリーツール、チェンソー「MSA120C-B」、ヘッジトリマー「HSA56」、ブロワー「BGA56」、刈払機「FSA56」、ガーデンバリカン「HSA25」の5製品5モデルを製品レンタルする“STIHL製品レンタル”を開始した。ユーザーから「ちょっとした庭の手入れに便利」、「1泊2000円から借りられるので、手頃な価格」と言った声が多く寄せられ、好評を博している。また、取扱店からも「借りたユーザーは、ほぼ購入してくれる」と、ウイン・ウインの結果をもたらしている。  
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  北海道で実機研修会、25社が機械化情報を発信/コベルコ建機  
     
  サンエイ緑化、奥原商会、コベルコ建機日本は6、7の両日、北海道幕別町忠類東宝のサンエイ緑化社有林で、2019年高性能林業機械実機研修会を開催、予想を上回る177社・526人の参観を得て賑わいをみせた。関係者は林業への追い風を改めて感じ取り、幅広い機械化ニーズへの対応力強化に向け、さらに力を傾けていく意志を固めた。また、会場では造林機械化、木質バイオマスに関するセミナーを実施、参加者は新しい情報提供に熱心に聞き入った。会場には協賛メーカー、試験研究機関など25社がブースを構え、それぞれの最新技術をアピール。入り口わきには実演会場が設けられた。  
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  動力付きアシストスーツ発売、月額定額など使いやすく/ユーピーアール  
     
  ユーピーアールは10日、都内新橋の第一ホテル東京において、アシストスーツ「サポートジャケットEp+ROBO」の新製品発表を行った。同社は、物流現場で使われるパレットや物流機器のレンタルや販売を行う会社。物流現場の身体的負担軽減のため、アシストスーツ事業に参入した。今回発売の製品は動力内蔵タイプ。腰に付いたモーターが左右別々に動くことで、縦、横、斜めの動きをアシスト。最大常時10kgf(アシスト時)の補助力を発揮する。バッテリー込みの重さで3.4kgと軽量。販売価格はオープン価格だが、デイリーレンタル、月額定額サービスを用意、気軽に試用できる。  
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  安全強化モデル順調、林業向けグラップル機も/古河ユニック  
     
  古河ユニックは、昨年10月以降、小・中・大型トラック向けユニッククレーンを皮切りに、超大型クレーン、ミニ・クローラクレーン、小型トラック荷台内架装用クレーンと、厚労省の移動式クレーン構造規格の一部改正に対応した安全強化モデルを順次発売、フルラインアップ化を完了した。こうした中、林業分野に浸透している同社製品が「グラップルローダシリーズ」。パワフルなUF-35、スピーディーな同32、スタンダードの同30で構成。アウターブームの伸縮シリンダに増速バルブを搭載し、軽負荷時の伸長スピードは最速レベルを実現しつつ、高負荷時には安全な速度に自動減速して作業性と安全性を両立している。  
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  伐木チャンピオンシップを、11月に鳥取で開催  
     
  各種イベントでのデモンストレーションや2014年の開催以来3回の開催と伐木チャンピオンシップに対する認識、認知がともに高まる中、西日本で初のチェンソーの操作技術を競う競技大会が「日本伐木チャンピオンシップin鳥取」と銘打って開かれる。11月9、10の両日、鳥取市福部町の鳥取砂丘オアシス広場を会場に開催。競技大会としてチェンソーの操作技術面の向上はもちろん、子供たちに対しても、のこぎりで丸太を決められた重さに切ってもらうなどのキッズチャレンジコーナーや地元の食材を使ったグルメコーナーそして林業で使用する機械を展示するコーナーなどを用意。一般市民にも門戸を広げて多くの人に林業のことを広く発信、啓発する狙いを込めて開催準備を進めている。  
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  国産材の出荷量が増加/農林水産省・木材流通構造調査  
     
  農林水産省大臣官房統計部はこのほど、平成30年木材流通構造調査の結果を公表した。それによると、素材の出荷先別出荷割合は、「製材工場等へ」が38.6%で前回調査の平成28年に比べ3.8ポイント、また、「木材市売市場等へ」は33.7%で前回調査に比べて0.4ポイントそれぞれ低下したのに対し、「木材販売業者へ」は27.7%で平成28年に比べて4.2ポイント上昇、出荷の流れが少し変わりつつあることが分かった。素材供給者(国産材は素材生産業者、輸入材は総合商社及びその他)における国産材の出荷量は2596万9000立方mで前回調査に比べて11.9%増加、輸入材の出荷量は737万3000立方mで同じく13.5%増加した。  
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  7地域で実践対策/取り組み進むスマート林業  
     
  林野庁は現在、地理空間情報やICT、ロボットなどの先端技術を活用した「スマート林業」の実現に向けた対応を強化、令和2年度林野関係予算で林業成長産業化総合対策のうち新たに林業イノベーション推進総合対策を要求、森林資源デジタル管理推進対策をはじめ、ICT生産管理推進対策、革新的林業実践対策を柱に、スマート林業の更なるレベルアップを図り、定着への足掛かりを確固たるものにしようとしている。実現に向けた取り組みをみた。  
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  商品揃え広い需要に応えるチェンソー  
     
  9月の声を聞くとチェンソー商戦も活発化していく。市場の裾野広がりに伴い、すっかり周年化した商品となったチェンソーだが、これから年末にかけてどれだけ積み上げていくかの重要性は依然として変わりない。特に主要マーケットである林業の素材生産が引き続き好調に推移しているだけに、ボリュームゾーンでの需要獲得を図るとともに、更新需要の喚起を図る対応が必要となっている。と同時に今年のチェンソー商戦にあっては、厚生労働省の安全衛生規則の省令改正に伴う、下肢の切創防止用防護衣の着用義務化を受けて安全作業への意識も高まりを見せている。こうした機運を捉えて本機のチェンソーばかりでなくプラスαとしての安全関連商品を上手に活かした市場活性化策も求められてきている。  
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  野菜・畑作に技術で効率作業を支援  
     
  強力な台風や豪雨、猛暑など異常気象が日常化している日本列島だが、今夏も相次ぐ天候不順に野菜の生育が左右されている。農林水産省によると、今夏の野菜の生育状況は葉茎菜類等の一部で生育遅延や品質不良が発生。8月にホウレンソウやレタスなどで価格が上昇していたが、9月以降は生育が回復し、野菜全般で出荷数量は平年並みやそれを上回る見込み。天候による価格騰落は野菜に付き物といえるものの、変わりやすい天候だからこそ適期を見極めたスピーディーな作業が必須となり、機械や技術を用いた効率的な作業が重要になろう。野菜・畑作関連の話題をみる。  
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  地域環境活かした栽培支援を進める広島県農機流通  
     
  夏の全国高校野球大会では15年ぶり23回目の出場となった広島商は惜しくも2回戦で敗退し「優勝」の文字は広島東洋カープにと沸く広島県。他県同様、農家の高齢化や後継者不足が叫ばれる。一方、北は中国山地、南は四国山地に挟まれた広島県は季節風の影響を受けにくく、年間の降雨量・降雪量ともに比較的少なく温暖だが、北部は積雪になるなど地域によって気候差がある。この自然環境を活かした野菜と果樹の栽培、畜産が盛んなため、県は他県からの新規就農者への支援を進め、農機市場では地域に合った農機の提案を行い農業を盛り上げている。  
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  農業成長産業化へ/令和2年度農林水産予算概算要求をみる  
     
  農林水産省の令和2年度予算概算要求は2兆7307億円、前年度比118.2%の要求となった。農林水産業の成長産業化に向け「スマート農業」の実現と強い農業のための基盤づくりを柱立てし、重点項目として要求。前年度から継続でスマート農業総合推進対策事業を盛り込んだほか、新規に100億円の挑戦的農林水産研究開発事業も要求した。概算要求の主な内容をみる。  
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