農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  令和2年5月4日発行 第3315号  
     
   
     
   
  ガソリン特殊自動車の排ガス対策を強化/環境省・自動車排出ガス専門委員会  
     
  環境省は4月15日、Web会議で中央環境審議会大気・騒音振動部会自動車排出ガス専門委員会を開き、特殊自動車の排出ガス低減対策を審議し、ガソリン又はLPGを燃料とする定格出力19kW以上560kW未満(25.8〜761.4馬力)の特殊自動車についての低減対策案をまとめた。規制については、今後、同委員会の報告書として了承の後、パブリックコメントの募集などを経て9月頃には正式決定される見通し。適用時期については、既に採用されている排出ガス低減技術の実態を踏まえ、令和6年末(準備期間4年)までに開始することが望ましいとされた。  
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  農業白書の原案を審議/食料・農業・農村政策審議会企画部会  
     
  農林水産省は4月28日、第90回食料・農業・農村政策審議会企画部会を書面により開催し、令和元年度食料・農業・農村白書(案)について審議した。白書案概要をみると、令和元年度食料・農業・農村の動向では、冒頭の特集で「新たな食料・農業・農村基本計画」「輝きを増す女性農業者」の2件を紹介。さらにトピックスとして「食料・農業・農村とSDGs(持続可能な開発目標)」「日米貿易協定の発効と対策等」を取り上げた。本編は、1.食料の安定供給の確保、2.強い農業の創造、3.地域資源を活かした農村の振興・活性化、4.災害からの復旧・復興と防災・減災、国土強靱化等の4章立てとなっている。  
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  農家の87%が出荷記録を保存/農林水産省・トレーサビリティーの意識調査  
     
  農林水産省は4月17日、生産者等の食品トレーサビリティーに関する意識・意向調査の結果を取りまとめて公表した。農漁業者及び流通加工業者を対象に今年1月中旬〜2月中旬にかけて調査を実施し、農業者1477人、流通加工業者1032人などから回答を得た。それによると、出荷・販売した農畜水産物の出荷の記録について「保存している」との回答割合は農業者では86.7%、流通加工業者では83.6%となり、保存していない割合は農業者13.3%、流通加工業者は16.4%となった。出荷の記録を保存している理由は「税務・経理事務のため」が農業者66.0%、流通加工業者79.3%と最も高かった。  
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  汎用高速播種機「NSX800」(ヒカリシーダー)新発売/松山  
     
  松山は、6月から「ニプロ汎用高速播種機NSX800」(愛称は「ヒカリシーダー」)を受注生産で発売する。米の乾田直播作業、麦・大豆等の溝切り・施肥播種・播種・覆土などが高速で行え、作業速度は毎時2.0〜10kmとしているが、「条件により毎時10km以上の高速施肥・播種作業が可能」としている。適応トラクタは60〜120馬力、作業能率は3.3〜16.7分/10a。肥料300L、播種90Lの大容量ホッパーを装備しており、肥料、種の投入回数を減らすことで作業の効率化を図ることができる。  
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  「ポリッシャシリーズ」を新発売/KTC  
     
  総合ハンドツールメーカーのKTC(京都機械工具)は、このほど「ポリッシャシリーズ」を新発売した。業界初の六角軸を採用、電動工具へ確実に固定でき、動力工具を最大限の力で使えるので作業の時短に大きく貢献する。シリーズは5タイプあり、その1つ「キャリパーポリッシャ(ACP-50H)」は、ブレーキキャリパーのOリング溝清掃用のポリッシャ。2つめ「スライドピンポリッシャ(ACP-08〜14)」は、ブレーキキャリパーのスライドピンホールの清掃用ポリッシャとなる。  
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  プロ用の高機能液肥を一般向けに商品化/サカタのタネ  
     
  サカタのタネはプロの生産者向け高機能液肥を新たに一般消費者向けに商品化し、4月28日より限定販売している。いずれも家庭園芸でも使いやすい小容量ボトルで、ラインアップは「アラフェスタ攻守(こうしゅ)」(100mL、以下同)、「サカタ液肥GB攻(せめる)」、高機能ケイ酸剤として「バリカタ!守(まもる)」(いずれも100mL)の3種類。「アラフェスタ」「サカタ液肥GB」「バリカタ!」はそれぞれ光合成促進、根量増加、細胞壁の硬化などの効果があり、過酷な栽培環境に合わせた課題解決、とりわけ厳寒、猛暑、台風など天候不順の対策として高い評価を受けている。  
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  安全フレーム未装着トラクタを無料で簡易点検/ヤンマーアグリ  
     
  ヤンマーアグリは、農林水産省が推進する全国農作業安全確認運動と連携し、農作業死亡事故の占める割合が高い安全フレーム未装着トラクタを所有しているユーザーを対象に、安全に農作業を行ってもらうための農作業安全啓蒙活動と対象トラクタの簡易点検診断を無料で実施する。同社では、今回の取り組みの目的として、1.トラクタを使用する上でヘルメット、シートベルト着用など安全に農作業する上で守ってもらいたいことを啓蒙することで農作業事故を未然に防げるように推進していく、2.トラクタに不具合がないか簡易点検診断をすることで農作業事故のリスクを低減させる、の2点をあげている。  
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  組織づくりのポイントなど示す/農研機構が大規模施設園芸マニュアル  
     
  農研機構はこのほど、全国6カ所の次世代施設園芸拠点で栽培技術と労働生産性の向上に取り組んだ研究成果を取りまとめた「大規模施設園芸マニュアル」をホームページで公表した。農林水産省の「革新的技術開発・緊急展開事業」(うち経営体強化プロジェクト)における研究課題「作業管理システム及び生育予測を核とした大規模施設園芸発展スキームの構築」において、北海道・宮城・埼玉・富山・大分・宮崎の6カ所の次世代施設園芸拠点でトマト・イチゴ・パプリカ・キュウリ・ピーマンの栽培技術と労働生産性の向上に取り組んだ結果から、人的資源管理施策について解説したマニュアルと、地域の特徴を踏まえて重要な項目を取り上げたマニュアルを作成したもの。  
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  農業法人への就職斡旋を開始/日本農業法人協会  
     
  農業法人の全国組織である公益社団法人日本農業法人協会(山田敏之会長)はこのほど、農業法人への就職希望者を広く募集し、会員企業である農業法人に取次・紹介を行う就職斡旋を開始した。新型コロナウイルスの感染症拡大が続く中、農業生産を縮小しつつ最少人数で凌いでいる農業法人も多く、また、新型コロナ禍の影響により職を探している人もいることから、マッチングをスタートした。対象は農業法人への就職希望者であれば誰でも可能で、当面の数カ月のみや時間限定で求職している人も対象としている。  
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  ユーロティア2020をハノーバーで11月に開催/ドイツ農業協会  
     
  ドイツ農業協会はこのほど、11月17〜20日の4日間、ハノーバー国際見本市会場で「ユーロティア2020」を開催すると公表した。“ファーミング・イン・ザ・フードチェーン”をテーマとし、61カ国から約2500の出展者が新製品・イノベーションを発表するほか、4年ぶりに開かれるワールドポートリーショーをはじめさまざまなテクニカル・プログラムを企画している。畜産生産に関する世界トップクラスのトレードフェアとなる同展には、種畜、繁殖プログラム、繁殖技術、飼料関連生産資材、同貯蔵関連技術、家畜管理・給餌技術、搾乳・冷却技術などさまざまな先進技術が集合する。  
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  高性能林業機械による作業体系が浸透/平成30年度森林組合統計  
     
  林野庁がまとめた「平成30年度森林組合統計」によると、平成31年3月31日現在の森林組合数は617で、前年度より4組合減少しており、引き続き広域化、集約化が進んでいることが分かった。また、生産森林組合数は2844で、この結果、森林組合と生産森林組合とを合わせた総数は3461となった。都道府県別の森林組合数では、北海道の79が最も多く、次いで高知23、新潟22が続いている。また、高性能林業機械を中心とした作業体系が浸透、普及していることも分かった。  
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  チェンソーの反復練習用テキスト/全国林業改良普及協会が発行  
     
  一般社団法人全国林業改良普及協会(西場信行会長)はこのほど、「安全で正確な伐木のために チェーンソーの操作技能 基本トレーニングテキスト」として「指導者用」と「受験者用」を制作、現在、無料で公開している。林野庁の補助事業である「現場技能者キャリアアップ・林業労働安全対策」の一環として取り組んだ。テキストは、安全・確実な伐木作業に寄与することを目的としたもので、正確なチェンソー操作技術を見につけ、向上させるためのトレーニング方法を解説したもの。  
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  全国15地域で検証/「地域内のエコシステム」構築事業  
     
  各地域でどのように木質バイオマスによる熱利用、熱電供給をどう浸透させていくのか、林野庁では2019年度の木材需要の創出・輸出力強化対策事業の一環として「『地域内エコシステム』構築事業」を全国15地域を採択して実施し、地域内エコシステムの構築に向けて課題や可能性を探った。2月12日に行われた成果報告会では、大規模チップ工場からの燃料調達をはじめ、地域の事業者を中心とした人づくりなどの実績の発表が行われた。  
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  上期に推進、買う気そそる優良機器/紙上展示会  
     
  新型コロナウイルス禍で世界が揺れている。わが国でも緊急事態宣言は全国に及び、生活、ビジネス全般に不自由を強いられている。農業機械業界では3月以降、大方のイベントが開催自粛に舵を切ったことで、年間の市場を見通す、農家の意向を確かめる重要な機会を逸した。こうした時勢に鑑み、本紙は今回、第1回の紙上展示会を開催した。日本の農林業の振興に不可欠な機械化技術、その将来を支える先進技術をメーカーに出展頂き、特徴、仕様などを紙面で紹介する。加えて今回は、機械の作業状況が分かる動画の閲覧、あるいは各企業の動きを確認できるよう、製品や出展企業にリンクするQRコードをひとコマごとに付した。農業生産者への技術提案、また、技術理解を深める一助として頂きたい。  
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  山田氏(日本農業法人協会会長)が黄綬/春の褒章  
     
  政府が発令した令和2年春の褒章において、業務精励(農業)により、こと京都社長で公益社団法人日本農業法人協会会長の山田敏之氏が黄綬褒章を受章した。  
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  上田氏、清塚氏が旭日双光章、太田氏(オリオン機械社長)が旭日双光章/春の叙勲  
     
  政府は4月29日、令和2年春の叙勲を発令した。経済産業省推薦では、オリオン機械代表取締役社長の太田哲郎氏が旭日双光章を受章。農林水産省推薦では、農業振興功労により、富山県農機商組理事長の上田峻氏が旭日双光章、新潟県農機商組理事長の清塚長徳氏が旭日双光章、元全国農業協同組合中央会会長の萬歳章氏が旭日重光章、元関東農政局長の松本有幸氏が瑞宝中綬章、元大臣官房技術総括審議官の吉田岳志氏が瑞宝中綬章、元森林総合研修所長の須崎幸男氏が瑞宝小綬章、元中部森林管理局次長の中山義治氏が瑞宝小綬章を受章した。文部科学省推薦では、元協同組合日本製パン製菓機械工業会理事長でカジワラ会長の梶原徳二氏が発明考案功労により旭日小綬章を受章した。  
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