農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  令和2年11月16日発行 第3341号  
     
   
     
   
  約120機関が研究成果を発表/農林水産省・アグリビジネス創出フェア  
     
  農林水産省は11〜13の3日間、農林水産・食品産業分野の技術交流展示会である「アグリビジネス創出フェア2020」をオンラインで開催した。同フェアでは、基調講演や特別講演を実施するとともに、出展を予定している約120の機関による様々な研究成果のプレゼンテーションが行われた。基調講演は、1.「持続可能な食料供給産業の創出に向けて」=東京農工大学長・千葉一裕氏、2.「食と農と暮らしのイノベーション」=一般社団法人AgVenture Lab代表理事・荻野浩輝氏、3.「農業とサステナビリティ」=三井住友銀行専務執行役員・工藤禎子氏。出展では、宇都宮大学REAL・東京電機大学・東洋大学連携による農業ロボットの社会実装などが注目された。  
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  乗用汎用レタス移植機を発売/ヤンマーアグリ  
     
  ヤンマーアグリは乗用汎用レタス移植機のモデルチェンジを行い12月1日から発売する。近年、主産地を中心にレタスの栽培面積は増加傾向にあり、新鮮で安全・安心な国産野菜の需要が高まっている。人手不足の解消、移植作業の軽労化、規模拡大の実現に向け、乗用レタス移植機のモデルチェンジを図り、さらなる使いやすさと安心感を追求した。主な特徴は、1.機械に乗った状態でロータリーポットに苗を入れるだけ、2.「うね終い注意ランプ・ブザー」と「エンジン自動停止機構」、「緊急停止スイッチ」の追加により後ろを向いての植付け作業も安心―など。  
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  ナイロンカッター専用刈払機など2021年向け新製品を発表/やまびこ  
     
  「ECHO」「KIORITZ」「Sindaiwa」ブランドを持つやまびこはこのほど、2021年に向けた新製品として、ヘッジトリマー、ウッドチッパー、刈払機、ナイロンカッター専用刈払機、乗用溝切機、背負動噴、ロボットモアを発表した。今回は、今年11月より発売を開始するナイロンカッター専用刈払機・KIORITZ「SRE2730-N」、Shindaiwa「RA3026-N」と、来年1月より発売を開始するウッドチッパー・KIORITZ「NCM151BL」、乗用溝切機・KIORITZ「MKS4310FR」を紹介する。ナイロンカッター専用刈払機はさらに軽くなったハイトルクギアケースを採用。ウッドチッパーは油圧駆動とマイコン制御方式の送り方式によりハイパワーで作業ロスを最小限に抑える。  
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  刈込鋏と太枝切鋏のゼノアハンドツールを発売/ハスクバーナ・ゼノア  
     
  ハスクバーナ・ゼノアはこのほど、10月から発売を開始したゼノアブランドのハンドツール2種およびバッテリー充電式の「ヒートベストPro」の特徴などを明らかにした。ハンドツールは、刈込鋏2種と太枝切鋏6種。刈込鋏は刃長23cmの大型ブレードで一気に刈り込みができ、自宅の生け垣など、ちょっとした剪定作業に使う際に軽くて使いやすい製品。太枝切鋏は、高炭素鍛造合金鋼ブレードとアンビル、高周波焼き入れと精巧な研磨により、最高の刃先を実現し、大きな曲線を持ったブレードとフック(アンビル)が枝を引き込んでカットする。ゼノアバッテリーウェア「ヒートベストPro」は、T字型のバッテリー充電式電熱パッドを装着したベスト。  
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  籾ガラ散布機「まい太郎」に電動シャッター/熊谷農機  
     
  熊谷農機は、効率的に籾ガラを散布するトラクタ作業機“まい太郎”「MTシリーズ」に手元のコントローラーで籾ガラ排出シャッターを電動で開閉できるMT電動シャッター「MT-OP2」(オプション)を開発、来年より本格的な発売を開始することを明らかにした。同シャッターにより、これまでトラクタを降りて開閉していた排出作業を、トラクタ内のスイッチひとつで行え、極めて効率的な散布作業が進められる。また、同社では「MTシリーズ」に装着する、公道走行に対応できるウインカー「KW-M200」(テールランプ・ブレーキランプ・ウインカー・バックランプの4点セット)を発売。併せて、本体角度の調整が行えるるらくらくジャッキ「MT-RJ」を新型オプションとして追加した。  
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  安心・安全な除菌・消臭ミスト「マジックガード」/DISCOM  
     
  DISCOMが販売している除菌・消臭ミスト「マジックガード」は、特殊製法で開発した“安定型次亜塩素酸ナトリウム”を使用しており、従来の次亜塩素酸の問題点をクリアし、安心・安全に使用できると注目されている。「マジックガード」は、アルコール製品では対処できない様々な細菌・ウイルスに有効で、瞬間除菌率99.99%以上でしっかり分解して除菌。環境省指定の8大悪臭をはじめ、気になる嫌な臭いも強力に瞬間消臭できる。弱アルカリ性で無揮発のため、手荒れや乾燥、痛みを伴う心配もなく、敏感肌や肌の弱い人、赤ちゃん、お年寄りでも安心して使用できる。  
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  売上高1116億円に/井関農機2020年12月期第3四半期連結業績  
     
  井関農機は12日、2020年12月期第3四半期の連結業績を発表した。それによると、売上高は1116億100万円(前年同期比7.7%減)、営業利益は31億6200万円(同30.0%減)経常利益は28億3900万円(同12.9%減)、親会社に帰属する四半期純利益は24億1800万円(同13.4%増)となった。通期の連結業績予想は売上高1445億円(前期比3.6%減)、営業利益11億円(同59.9%減)、経常利益2億円(同82.0%減)、親会社に帰属する当期純利益2億円(同72.0%減)、配当予想は「未定」としている。  
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  社長に久保氏、永尾氏は代表取締役会長/やまびこ・1月1日付役員人事  
     
  やまびこは11月11日開催の同社取締役会において代表取締役の異動について決議し、代表取締役会長執行役員に永尾慶昭氏(現・代表取締役社長執行役員)、代表取締役社長執行役員に久保浩氏(現・取締役専務執行役員)の就任を決めた。2021年1月1日を就任予定日としている。同社の代表取締役は、代表取締役副社長執行役員・田崎隆信氏との3名体制となる。久保浩氏は1962年5月15日生まれ(58歳)、東京工業大学工学部機械工学科を卒業後、三井物産に入社。2019年5月にやまびこ入社し、専務執行役員に就いていた。  
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  絆と共に、夢に向かい邁進/日本ニューホランド・創立50周年祝う  
     
  日本ニューホランドは6日、苫小牧市の同社苫小牧デポで、「おかげさまで50年 絆と共に半世紀 まだ見ぬ夢へ」をスローガンに掲げ、創立50周年記念式典並びに記念感謝祭を開催した。新型コロナ対策の1つとして式典に合わせ新たに導入したWebシステムを活かし、会場と全国の営業拠点を結んで佳節の喜びを分かち合うとともに、従業員、顧客農家の「絆」を強め、それぞれの「夢」の実現、今後の社業発展に向け、さらに力強く勢力を結集していくことを誓い合った。  
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  小型屋外作業機械が大幅に増加/やまびこ・2020年12月期第3四半期連結決算  
     
  やまびこは11日、2020年12月期第3四半期決算短信(連結)、業績予想および期末配当予想の修正、代表取締役の異動に関する発表を行った。それによると、2020年12月期第3四半期の売上高は、1040億3300万円(対前年同四半期増減率5.9%増)、営業利益97億7600万円(同36.1%増)、経常利益97億3900万円(同46.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益72億3700万円(同43.3%増)となった。1株当たり四半期純利益は、174円42銭。国内は農業用管理機械や一般産業用機械が減少したものの、小型屋外作業機械が大幅に増加して増収となった。  
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  温水除草をアピール/ケルヒャージャパンが草刈り・除草ワールドで  
     
  ケルヒャージャパンは、11〜13日の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟で開催された草刈り・除草ワールド2020に出展し、これから本格的に普及拡大を図る温水除草技術をアピールした。これは、同社の温水高圧洗浄システムをベースに、温水除草用オプションアクセサリーを装着し、雑草に高温の温水をかけていわば「雑草を茹でる状態」にし、葉や茎を枯らすもの。高温温水により、定期的に処理することで植物の根のタンパク構造を変質させ、育成障害を発生させる仕組みで、すでに道路の管理業者と現場実証を進めている。  
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  成約高、動員とも計画達成/群馬ヰセキ販売・館林営業所で展示会  
     
  群馬ヰセキ販売の館林営業所は6、7日の2日間、営業所構内で秋の展示会を開催した。通常は3月と8月に展示会を開くが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月は中止とし、8月の予定を11月に繰り下げ実施した。同営業所の小板橋所長は、「初日は来場者が少なく計画を割り込んだものの、2日目は順調に客足が伸び動員数、成約高とも計画を達成した。今年は野菜の相場が持ち直し、品質も良く時期をずらしてよかった」と話す。構内には耕うん機、小型管理機、草刈機等の小型機械からトラクタ「TJV755」「NT605」の大型機までズラリと並べられ、スマート農業を支えるドローンの展示も行われた。  
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  富山の研修会で無人散布ボートを実演/トミタモータース  
     
  トミタモータースは11日、富山県下新川郡朝日町で行われた富山県農業機械士会主催「新規開発機械等対応研修」において、同社が開発、販売している産業用無人散布ボート(除草剤散布ボート)の実演を行い、参加者の注目を集めた。今回の実演は、研修会の主催者である富山県農業機械士会の青木靖浩会長が、同社のHPを見て富山から埼玉の同社展示会に足を運ぶなどして購入したことが縁で実現。同ボートは、手元のラジコン用コントローラーでシンプルかつ簡単に操作でき、ジャイロにより直進性に優れ、水を張った2反歩圃場で約5分、1町歩で約10分ほどで農薬散布ができる。  
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  「i trike」のクリスマス・プレゼント・プロジェクトを実施/Innovation碧  
     
  Innovation碧は、国内初となる電動アシスト式三輪自転車「i trike」を今年8月に発売して以来、好評のなか売上げを伸ばしている。同社の川端代表は、「高齢者、障害者、子育て世代のユーザー層に向けて普及キャンペーン企画の販売プロジェクト『クリスマス・プレゼント・プロジェクト』を立ち上げた。プロジェクトを通じて1人でも多くのターゲットユーザーに、デザイン性の斬新なi trikeをぜひ体感してもらいたい」と力を込める。プロジェクトでは、年末にかけて通常の割引価格に加え、プラス5万円の追加割引を実施する。  
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  最新の農業技術が一堂に/アグロ・イノベーション盛況  
     
  農業生産から収穫、加工、流通までの幅広い製品・サービスが参集する展示会「アグロ・イノベーション2020」(一般社団法人日本能率協会主催)が11〜13の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟で開催された。農業資材やスマート農業、農作業負担軽減、土づくり、農産物加工・流通などに関する最新技術が発信されたほか、草刈り・除草ワールドや鳥獣対策・ジビエ利活用展、野菜・果物ワールド、フローラル・イノベーションなども同時開催され、総計625社が1074小間出展し、多くの関係者で賑わった。農機業界からも多くの企業が出展、活発な情報交換が行われた。  
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  国際連携の強化へ/国際農林水産業研究センターが50周年記念シンポジウム  
     
  国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(岩永勝理事長、国際農研・JIRCAS)は10日、今年が創立50周年に当たることを踏まえ、記念国際シンポジウム2020「ポスト・コロナ時代のグローバル・フードシステムをとりまく地球規模課題の展開と農林水産業研究における国際連携の役割」をオンラインで開催した。コロナ禍で露呈したグローバル・フードシステムの課題を含め、開発途上地域の農林水産業分野における重要研究課題や、技術開発・普及における国際連携の在り方など議論した。冒頭岩永理事長は、地球規模の課題解決のために国際連携の役割がより重要になると挨拶した。  
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  カルイが長官賞、ササキコーポレーションに発明協会会長賞/発明協会・東北地方発明表彰  
     
  公益社団法人発明協会(野間口有会長)はこのほど、令和2年度の東北地方発明表彰受賞者を発表した。農業関係では、中小企業長官賞に「着脱自在可能な送り歯を有する送りローラー」でカルイ営業部技術開発課主任・渋江雄一氏、実施功績賞に同社代表取締役・高橋和成氏が選ばれた。また、発明協会会長賞に「自走式作業機」でササキコーポレーション技術開発部部長・甲地重春、同社同部第一開発チーム・梅田洵平、同社同部第二開発チーム・田中健の3氏、ならびに実施功績賞に同社代表取締役社長・佐々木一仁氏が選出された。  
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  浅草寺で虫供養/農薬工業会  
     
  農薬工業会(小池好智会長)は11日、東京都台東区の金龍山浅草寺本堂にて、恒例の虫供養を行った。虫供養は、病害虫防除実施により殺滅した昆虫(法名:蟲之霊位)の冥福を祈念し、併せて業界発展を祈願するもの。同会設立(昭和28年4月1日)直後の昭和30年に開始し、昭和31年を除く毎年実施しており、今年で65回目を迎えた。例年、農林水産省等の官庁関係者、植物防疫団体等の業界関係者及び農薬工業会会員、役員等約80人が参列しているが、今年は新型コロナ感染拡大防止のため、小池好智会長をはじめ副会長・事務局員約10名が参列し執り行われた。  
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  新型のナイロンコード式バッテリー刈払機/スチールが発売  
     
  スチールは、ナイロンコードアタッメントを標準装備したバッテリー刈払機「STIHL FSA57」を11月16日より新発売した。同機は、質量がバッテリーとカッテイングアタッチメントを含めて3.5kgと極めて軽量。操作ハンドルは、柔らかく滑りにくい素材でコーティングされているため、手でしっかりと握ることができ、手軽にフェンスや道路極に生えた草や、庭木周りの芝生などを刈り整えられる。また、オプションとして、プラスチック製ブレードのカッティングアタッチメントを用意。作業状況に応じて、工具なしで簡単にプラスチック製ブレードに交換することができる。  
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  様々な草刈り現場に対応する充実のラインアップ/津村鋼業  
     
  ツムラの草刈刃製造元の津村鋼業が製造する刈払機用のチップソーと刈刃は「角鳩印ブランド」として知られ、農林業の従事者のみならず一般の使用者にも好んで使われている。数多ある同社のロングセラー製品に加え、昨今はバッテリー式刈払機にも対応した「ハイブリッドカッターW型」が好評だ。超軽量なうえ、L形チップと三日月刃のダブル効果で抜群の切れ味をみせる同品は、三木市より2019年度の三木金物ニューハードウェア賞を受賞し話題を呼んだ。また、モア刃「ハイパーフリーシリーズ」もチップソーと並んで売り上げを順調に伸ばしている。  
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  パワードウエアで過『荷』重労働解消キャンペーン/ATOUN  
     
  着用型ロボットを開発販売するATOUN(アトウン)は、今月9日から「過『荷』重労働解消キャンペーン」を実施中。キャンペーン期間中に同社のパワードウエア「ATOUN MODEL Y」を購入すると、専用ベルト一式が追加でプレゼントされる。これは、厚生労働省が毎年11月に実施している長時間労働の削減などを推進する「過重労働解消キャンペーン」にひっかけたもので、労働環境を改善すべくパワードウエアの活用提案などに力を入れる。プレゼントの専用ベルト一式は「対策への意識を引き締める」という意識共有と、洗い替えなどで使い回し、清潔で快適な現場作りに役立ててほしいという意味を込めている。  
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  最新の機器・技術情報/草刈り・除草ワールドが開催  
     
  最新の草刈り用機械や除草の最新技術を集めた「草刈り・除草ワールド2020」が11〜13の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で開かれた。同展示会の開催は昨年に続き2度目。会場には、草刈り作業の生産性向上、安全作業の実現を目指す事業者、生産者らを中心として多くの関係者が来場し、ラジコン式やロボット芝刈機などの最新鋭機、傾斜地対応に優れた新機種、新たなコンセプトを取り入れた除草のあり方などの新技術情報に接した。また、安全な草刈りを実現する各種インプルメント類も展示されるなど、これからの作業の方向性を提案し、ユーザーの「省力」、「安全」への要請に応えた。  
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  造林の省力化目指す/国有林野事業業務研究発表会を開催  
     
  林野庁国有林野部業務課は5日、都内霞が関の本庁内で令和2年度国有林野事業業務研究発表会を初めてWeb上のオンライン利用形式で開催した。同研究発表会は、国有林での日常業務の中で取り組んでいる技術開発、実証などの成果を報告し、その後の事業展開に活かしてため行われているもので、森林技術、森林保全、森林ふれあい・地域連携の3部門で実施。令和2年度は、森林技術部門9課題、森林保全部門8課題、そして森林ふれあい・地域連携部門4課題の合計21の取り組み成果報告が行われた。  
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  作業システムを考慮/これからの路網整備  
     
  先月27日に第4回の会合を開いた「今後の路網整備のあり方検討会」(座長・酒井秀夫東京大学名誉教授)。これまで話し合ってきた論点を整理しながら、森林・林業土木技術者の人材不足への対応の論議とともに、路網整備水準の適切な指標・目標のあり方を話し合った。11月下旬に予定されている検討会としての取りまとめに向けて意見の集約を図っている。取りまとめでは、これまでの論議を整理し、今後の路網整備の方針の提言を行っていく。  
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  満足度高める農機整備事業へ  
     
  農機整備は、販売店にとってベースとなる事業であり、そのウエートのかけ方、ボリュームが農機ビジネスを左右するといってもよい。各社、その付加価値向上や生産性向上に努めており、最近は整備しなくてはならない農業機械の大型化・高性能化に併せて整備施設や工具・システムの更新、新設を図ったり、ネットを活用した農機見守りサービスなど新たな展開を図ったりして、ユーザーの利便性・満足度の向上を目指している。農機整備用工具や施設、部品等とともに、ますます重要となる農機整備にスポットを当てた。  
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  6次産業化により生産物の価値高め所得を向上  
     
  農林漁業者が生産だけでなく、食品加工や流通・販売にも事業を展開して、生産物の価値と農家所得を向上させる6次産業化の取り組みが拡大している。6次産業化の市場規模は緩やかに拡大しており、農林水産省はこれをさらに推進するべく、令和3年度予算概算要求で95億3400万円の内数をあてる要求をし、新商品開発や販路開拓、加工・販売施設等の整備、農林漁業者等の育成、外食・中食等における国産食材の活用を支援する。コロナ禍の下、生産物の価値を高め、販路を拡大して所得を確保する6次産業化の取り組みはさらに重要性を増していくだろう。  
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  地域に合った技術を提案する群馬県農機流通  
     
  大消費地の東京から100km圏という有利な立地と、標高10〜1400mに広がる耕地を活かして、標高差を利用した多彩な農産物を生産している群馬県農業。野菜と畜産物の合計が農業産出額の8割を占め、米は1割にも満たないが、地域ごとで農業が大きく異なっているのが特徴だ。嬬恋キャベツを中心に全国有数の高原野菜産地である吾妻地域、コンニャクの一大産地である利根沼田地域、下仁田ネギに代表される露地野菜生産が盛んな西部地域など、各地でバラエティーに富んだ農作物の生産が行われている。コロナ禍もあるが、県内農家の営農意欲や機械化への関心は衰えず、各社は各地域ニーズに合った技術の提案に力を入れている。  
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  農家に寄り添い困難解決を図る山口県農機流通  
     
  古くから九州と中央を結ぶ海上交通の要衝であった山口県。室町時代から戦国時代にはフランシスコ・サビエルや雪舟など多くの偉人が山口に滞在し、大内文化が開花、「西の京」とまで呼ばれた。農業は長州藩時代の四白政以来、伝統的に米作りが旺盛である。そのため米は農業産出額の40%を占める。今年は新型コロナに加え、甚大なウンカ被害にあった農機市場を歩いた。  
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  緊急インタビュー/井関農機・縄田営業本部長  
     
  緊急インタビュー「トラクタメーカー営業本部長に聞く」の第3回目は井関農機の縄田幸夫取締役常務執行役員営業本部長である。同本部長は、バーチャル実演会、YouTubeでの新商品紹介の反響を紹介したあと、今回のコロナ禍を契機に、消費者の「食」への意識が変わり、食料自給率の向上が重視されているとし、ISEKIグループとして「信頼営業」「タフな営業」を掲げ、農業を支える使命を果たしていくと強調した。  
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