農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成18年4月10日発行 第2654号  
     
   
     
   
  国際戦略構築と国内農業の強化/農政改革本部が21世紀新農政2006を決定  
     
  政府の食料・農業・農村政策推進本部は4日、「21世紀新農政2006」を決定した。「攻めの農政」の視点に立った国際戦略の構築と、国内農業の体質強化に向けた取り組みを、スピード感を持って推進するための今後の農政の展開を示したもので、農林水産物の輸出を平成21年に6000億円に拡大することや、低廉な生産資材の供給などにより、食料供給コストを5年間で2割削減するなどの目標を掲げた。  
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  新研究機構が発足/理事長に堀江氏  
     
  独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、農業工学研究所、食品総合研究所、農業者大学校が統合し4月1日付で「独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構」として新たに発足した。理事長には堀江武氏(京都大学大学院農学研究科教授)が就任した。また、機械化担当理事には大森昭彦氏に代わり、北陸農政局次長で、生産資材課長などを歴任した竹原敏郎氏が就いた。堀江氏はヤンマー学生懸賞論文・作文募集最終審査委員を務めている。  
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  次世代緊プロの参画企業決まる  
     
  農林水産省と生研センターはこのほど、18年度から新たに実施する「次世代農業機械等緊急開発事業」(=次世代緊プロ)の4課題について、その参画企業を決定し、発表した。▽高精度中耕除草機=井関農機、小橋工業▽イチゴ収穫ロボット=エスアイ精工、前川製作所、ロボス、AAIジャパン▽果樹用薬液飛散制御型防除機=ヤマホ工業、丸山製作所▽てん菜の高精度直播技術=サークル鉄工、東洋農機  
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  死亡事故は398件に/15年の農作業事故  
     
  農林水産省はこのほど、平成15年における農作業事故発生状況の概要を発表した。それによると、死亡事故は398件で、前年より14件増えた。事故区分別には、農業機械作業によるものが282件(71%)と農作業死亡事故の大宗を占めており、その他、農業用施設作業によるものが24件(6%)、機械・施設以外の作業によるものが92件(23%)となっている。機種別事故では乗用型トラクタ、農用運搬車(動力運搬車、農業用トラック、トレーラー)及び歩行型トラクタに係る事故が圧倒的に多く212件。これら3機種で機械全体の75%となっている。  
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  ニッカリが刈払機SXDシリーズ、NBD2600発売  
     
  ニッカリはこのほど、軽さ・パワー・機能性・耐久性など刈払機に必要なすべての要素をバランスよく組み込んだ刈払機の新シリーズ「ニッカリ刈払機新SXDシリーズ」を開発、新発売した。また、背負式「NBD2600」も併せて新発売する。いずれも新型エンジン「TBシリーズ」を搭載、新型ハウジングで振動を一層低減しているほか、エンジン始動が容易なミラクルスタートを採用している。  
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  キンボシが手動芝刈機「バーディーモアー」発売  
     
  キンボシはこのほど、面倒な刃調整の手間を省いた手動芝刈機「バーディーモアー(GSB-2000)」を発売した。人気の高いゴールデンスター芝刈機シリーズの新製品。常に一定の力で受刃(固定刃)とリール式回転刃(5枚刃)がすり合う特殊機構(特許出願中)を採用し、刃調整を不要にした。「バーディーモアー」は刈り幅20cmで、刈り高さは1cm、1.5cm、2cm、2.5cmの4段階に調節。刈込能力は1時間当たり120平方m。回転刃と受刃がハサミ状になって芝を刈るため、刈り口がハサミで切ったように美しく、低刈りも簡単かつきれいに行える。  
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  抗ストレス剤「レボ」をトモグリーン・ケミカルが発売  
     
  トモグリーン・ケミカルは、芝生抗ストレス剤「REVO(レボ)」を発売、ゴルフ場などから注目を集めている。「REVO(レボ)」は、根圏環境をコントロールすることで各種のストレスから芝生を守り、健全な生育をもたらすための、これまで前例のないエッセンシャルなツール。特殊な分子構造で、土壌粒子表面に薄い水の膜(フィルム)を形成して、土壌中の空気と水のバランスをコントロール。性状は、無〜淡黄色のやや粘性を有する透明な液体。成分は、非イオン界面活性剤。  
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  ロールクリエートがカーフフィーダー用生ミルク加熱装置を発売  
     
  ロールクリエートは、「カーフフィーダー」のパウダー専用機用オプションパーツとして、「生ミルク加熱装置VEW1-30-2」を発売、注目を集めている。同装置は、これまで同社で販売してきたパウダー専用機の「カーフフィーダー」に取り付けることにより、簡易に生ミルクを子牛に飲ませることができるため、生乳に余剰感があり、廃棄処分を行っている最近のニーズに最適。「カーフフィーダー」以外の機械にも取り付けられるようになっているため、酪農家はじめ関係者など幅広い分野から期待が大きい。  
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  ドリフトが少ないゴールデンノズル/ロイヤル・グリーン・メンテナンス  
     
  ロイヤル・グリーン・メンテナンスは、内部羽根式円形全面型スプレーパターンの「ゴールデンノズル」を発売、画期的な薬剤散布用ノズルとして、ゴルフ場や管理作業者などから幅広く注目されている。特に、「ゴールデンノズル」は、ドリフトが非常に少ないため、5月末からのポジティブリスト制度の施行を控えて期待が高まっている。主な特徴は、1.ドリフトが非常に少ない、2.散布液は常に均一流量分布、3.散布粒度は薬剤散布に最適、4.チップ(3.8mm)とスプレー角度(27度)が一定で、誰が撒いても同じスプレーパターンと効果(実用新案登録願済)――など。  
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  深く穿孔し芝地を改良/岩本製作所のグリーンドリール  
     
  岩本製作所は、「オート・グリーンドリール GD-6HDR」を発売、ゴルフ場などから好評である。同機は、より深く穿孔し、肥料を施し、目土をすることが可能なため、美しいコースづくりに貢献している。操作関係は、全てボタンスイッチにより簡単に可能。制御部には、電気制御回路が組み込まれ、従来の油圧シーケンス制御より格段に応答が速い。油圧による動力伝達機構により、自在に調節可能となりあらゆる条件に対応できる。  
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  新しい農業へ対応を強化/静岡製機が特約店会議開く  
     
  静岡製機は5、6の両日、浜松グランドホテル及び同社浅羽工場において特約店200名を招き「平成18年全国シズオカ特約店会議」並びに「全国シズオカ会」を開催。鈴木社長は、新農政に対応して、収穫・乾燥以後の調製にこれまで以上に付加価値が求められるとして、ポストハーベストメーカーならではの切り口で、1.玄米保冷庫・白米保冷庫・業務用精米機などの調製機器の品揃えの充実、2.新型の色彩選別機や生産者向け小型精米システムの充実、3.大型乾燥機(500石)の開発など担い手農家向けに推進するとともに、自給的農家に向け、多機能乾燥機SAC「ドライゴン」、汎用小型貯蔵庫「ARシリーズ」などの積極的な展開を進めると発表した。  
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  日農機が十勝で春の展示会開催  
     
  日農機は3月29、30の2日間、十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」において、ニチノーグループ「2006農業機械展」を開催した。参考出品された異次元鎮圧ローラー「まんべんローラー」といった新製品をはじめ、「草刈るチ」専用の全年式対応自動畦追従型強力除草アタッチメント「中・後期用m・AROTリーナ」、ビートハーベスタ「ピタROW(ろう)くん」などの人気商品を期待して、初日には春の大雪となったが、多数の農家が来場した。  
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  三ツ星ベルトが中国・蘇州市に工場開業  
     
  三ツ星ベルトは、2004年7月、中国蘇州市に新工場「蘇州三之星机帯科技有限公司」を建設し、4月18日現地で開業式を開催する。開業式には、蘇州市人民政府関係者、関係省庁(招商局・経済発展局・国税分局など)、金融関係、近隣日系企業など多数の来賓を招待するほか、日本から代理店などを含め100人、合計約250名が参加する。「蘇州三之星机帯科技有限公司」は原材料の配合から生産・仕上げまで全工程の設備を備え、一貫した生産を行う。  
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  排水性を改善し増収に貢献/川辺農研のバイブロ・スーパー・ソイラー  
     
  川辺農研産業が開発した振動式サブソイラー「カワベ・バイブロ・スーパーソイラー」が、硬盤破砕、弾丸暗渠などの同時作業で排水性を大幅に改善でき、超湿田・湿田を始め、転作田においても「増収・品質向上につながる新技術」として全国各地で注目を集めている。同社では、各地の農業改良普及センター、生産組合などからの実演要請に積極的に応え、スパーソイラーによる「増収技術」の普及・拡大を図っている。  
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  バンドー化学が19年に本社を移転  
     
  バンドー化学はこのほど、神戸市所在のポートアイランド(2期)用地に本社事務所を移転すること明らかにした。移転先は兵庫県神戸市中央区港島南町4の6の6。移転時期は平成19年7月の予定。創業100周年を迎えるのを機に、次世代の技術開発を担うR&Dセンターおよび生産技術センターを移転するため、昨年用地を取得、研究開発との連携強化を目的として、本社事務所を同時に移転することにしたもの。  
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  「価値創造」ものづくり本部など設置/筑水キャニコム  
     
  筑水キャニコムは4月1日付で機構改革と人事異動を行い、機構改革では、開発・製造・購買・品質保証の各部門を「価値創造」ものづくり本部として統合。営業部門では国内・海外営業部と分かれていたものを一本化し「お客様広報」営業本部とした。今回の組織改編の目的は、IT環境を充実させ、国内外からの受注・問い合わせに24時間対応した新しいサービスを提供する、世界市場に今までにない新しい価値を創造、提供することなど。ものづくり本部長には、専務取締役の包行義郎氏が就任。営業本部長は、執行役員で現国内営業部長の若井光浩氏が就任した。  
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  南関東オリオン販売を設立/オリオン機械  
     
  オリオン機械は4月1日付で、南関東オリオン販売を設立した。これは南関東地区における酪農関連の営業及びサービス体制を充実・強化するため、従来の千葉県代理店である房総オリオンと神奈川県代理店である神奈川畜産機械販売を業務統合したもの。新たに発足した南関東オリオン販売は、本社の他に、千葉・神奈川県内に各々千葉支店、安房営業所、神奈川支店を配置し、総勢20名となる。  
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  農機教育でセミナー/農機学会  
     
  農機学会(梅田幹雄会長)は4日、都内の東京大学で農業機械学会教育セミナーを開催した。講演では、岐阜大学教授の後藤清和氏が「会員の期待に応える農業機械学会とは?―SEAMEDアンケートから見えるもの」、志賀徹氏が「農業工学関連分野における技術者教育」、サタケ人事部部長の木谷博郁氏が「我が社の求める人材」、井関農機開発推進部部長の名畑悟氏が「企業が望むこと」と題して語った。  
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  5JAと一体運営/JA全農岩手が発足式  
     
  JA全農いわては4日、花巻市の同会農機事業改革推進室で、「JAいわてグループ農機事業協同運営発足式」を開催、新たな同県系統農機事業のスタートを切った。組合員農家への安定的・持続的なサービス提供と、農機事業の経営・運営の改善、事業の競争力強化を目的に、同会と県内の5JA(盛岡市、みやこ、きたかみ、西和賀、江刺市)が一体運営を行うもので、当日は各JA担当理事、農機センター長、県本部の小林英男本部長、県本部関係職員のほか、全国本部からは生産資材部の関根芳朗次長らが出席、これからの推進活動に意志を結集した。  
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  19年5月に緑の環境技術展/JGMが開催  
     
  日本環境緑地機械協会(JGM 小菅定雄会長)は、来年5月22〜25の4日間、東京都江東区にある東京ビッグサイト・東館において、「2007 Green Technica(緑の環境技術展)」を開催することにしており、緑化管理業界、造園業界、スポーツグラウンド業界、農業界、林業界など幅広い分野から注目を集めている。3月末には、出展者募集のパンフレットも完成し、本格的な展示会への活動を開始する。同展の実行委員会の担当者は、「種子や肥料などの資材を含めて、緑に関係するものを全て集めた総合環境技術展を目指しており、多数の参加を期待している」と話している。  
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  林業労働災害でシンポジウム/森林利用学会  
     
  森林利用学会(小林洋司会長)は4日、東京都世田谷区の東京農業大学で平成18年度総会とともに「安全な林業作業を目指して―林業における労働災害の現状と今後の対策」をテーマにしたシンポジウムを開催し、高性能林業機械を駆使しての機械化林業や新規就労者の参入が進む中、林業労働安全対策のあり方や今後の取り組みの方向性などを協議した。  
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  バッテリー式刈払機など/林災防17年度事業  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(飯塚昌男会長)は3日、平成17年度林業労働災害防止機械・器具等開発改良事業の成果をまとめ、公表した。それによると、平成17年度は、「多孔質ゼオライトを改良したヤマヒル忌避資材」(開発担当企業・ゼオテック、環境文化創造研究所、佐々木製材所)、「折畳み式・丸鋸モータ部角度調整型バッテリー式電動刈払機」(林業機械化協会、コスモメカニクス)、「作業員位置無線管理システム」(スタンダード、NTTドコモ)、「チェンソー等運搬用マルチキャリー」(谷沢製作所)の4課題について開発・改良が行われた。  
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  緑の管理に機械活用  
     
  我が国の芝生を取り巻く環境は、この10年あまりで、大きな変貌を遂げた。面積的な広がりに加えて、技術的にもエバーグリーンの確立、日本の気候風土に適した新品種の開発、管理を担うキーパーらの資格制度の定着など、あらゆる面でレベルアップを果たしており、潤いある緑空間の創出に貢献している。しかも市場的にはゴルフ場をメーンしつつも、競技施設から校庭までターゲットは確実に広がっており、年々バリエーションを増やしてきている。このため芝地の管理用機械のマーケットも多様化し、さらに厚味を加えている。  
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  早めの仕掛けで需要掘り起こす刈払機・草刈機  
     
  草刈りの本格シーズンを直前に控え、これから市場の購買ムードを更に高めていきたい刈払機・草刈機。当用志向と効率化志向の高まりによって、販売戦略もよりきめ細かな対応を迫られてくるが、要は市場のニーズを的確に把握するとともに、ユーザーにフィットする製品供給を速やかに勧めることができる備え、体制整備が問われることとなる。生産者や業者にとっては省力かつ効率的な作業を進める上で必要不可欠な機械で、更新意識も強いだけに、尚更、販売サイドからの積極的なアプローチ、市場を掘り起こすアクション求められてくる。  
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  耕うん爪に見る欧州農機/欧州視察団印象記(太陽・山崎泰幸)  
     
  今回の視察には、私なりに課題を持って参加した。それは、1.ロータリ耕及び耕耘爪の現況確認、2.欧州における野菜作用作業機の実情確認――の2項目である。まず、ロータリ耕は日本では当たり前のことだが、プラウ耕を中心に行っているといわれている欧州ではどうかと思い、大変興味を持っていた。ところが、展示されている大型の機械をみてその大きさに圧倒され、プラウ耕のすごさを改めて思い知らされた。それでも、展示場の一角で、ロータリを発見できたときは本当に嬉しくなった。欧州においては、ロータリ耕が行われているのはほんの一部と思われるが、必要とされている作業があることも分かった。  
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