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農経しんぽう |
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平成18年8月21日発行 第2671号 |
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コスト1.4%の低減/17年産米生産費 |
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農林水産省がこのほど発表した平成17年産の米生産費によると、10a当たりの、資本利子・地代全額を算入した生産費は14万6687円で前年より1.0%減少した。費用合計は12万715円で1.4%減。そのうちの農機具費については2万2385円で、0.6%減。費用全体に占める比率は18.5%で0.1ポイント上昇した。これについて、農林水産省では、全算入生産費が減少したのは、原油価格の高騰による光熱動力費の増加、作業委託の進展による賃借料及び料金の増加等があったものの、収穫時期が好天に恵まれ作業効率が向上し、労働費が減少したこと等による、としている。
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バイオマス積極活用/環境省が熱利用エコ燃料で報告書 |
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環境省のエコ燃料利用推進会議はこのほど、熱利用エコ燃料の普及拡大について報告書をまとめた。先に発表した輸送用エコ燃料の報告書に続くもので、バイオガスや木質固形燃料、バイオマスなどエコ燃料について、導入目標や課題、普及拡大のシナリオなどを示している。その中で、普及目標については、2010年に廃棄系バイオマスを中心に、その熱利用比率を現状の6%から約17%まで引き上げ、原油換算で258万kLとした。2030年までには廃棄系バイオマスの利用率を100%とし、そのうちの約半分を熱利用することを目標とする。これらにより原油換算で1260万kLが目標。
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スター農機がライムソーワをモデルチェンジ |
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スター農機はこのほど、フルモデルチェンジを行い、「ライムソーワ MLS/1580〜3081」を発売した。新製品は、肥料をのせてから楽に投入できる肥料投入台やより大きく見やすくなった肥料残量確認窓を装備、手動開閉タイプにはトラクタキャビンにあたっても逃げるフレキシブルレバーを採用し、電動開閉タイプはトラクタに座ったままでコントロールボックスから18段階に開度調整が可能など、作業に役立ち、安全・安心な機構が追加されていることから期待を集めている。
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レタス移植機など関連商品の新商品も充実/ヤンマー農機 |
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ヤンマー農機はこのほど、平成18年度下期の新商品として8機種34型式に及ぶ新商品を発表したが、農機事業本部(中根康有取締役・農機事業本部長)からは4条〜8条植え乗用田植機など主要機のほか、関連商品の新商品も多数発表された。今回はその中から、一層使いやすさが増して作業能力が向上した「クローラ運搬車MCGシリーズ」、小型特殊自動車として公道走行が可能な「乗用四輪運搬車HFG187シリーズ」、楽な操作で効率的な作業ができる「中小型除雪機Jeシリーズ」「中型除雪機YSRシリーズ」、1人でも2人でも高能率な作業が可能な「レタス移植機」―などを紹介する。
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鋤柄農機が3畦成形機を発売 |
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鋤柄農機は、専用ロータリとオートヒッチの採用で着脱が簡単で、調節が簡単な「スーパー3畦成形機 STP-R301」を発売、注目を集めている。「STP-R301」は、野菜の移植に合った畦作りに最適で、キャベツ、白菜、大根、花きなどの用途があり、農家の期待が大きい。主な特徴は、1.専用ロータリの採用により全長が短くなった、2.オートヒッチの採用でロータリの着脱が簡単にできる、3.角度調節がロータリ軸中心に動き、ハンドル操作で楽に可能、4.尾輪解除装置により作業始めから完成畦ができる―など。
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サンエーがパイプの人力曲げ加工器 |
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サンエーは、ハウスの支柱パイプを人力で曲げ加工できる「パイプベンダーGB-25」を8月下旬から発売する。これは「曲がったパイプを運搬するのが大変、現場で曲げ加工をしたい」という農家の要望をもとに開発した。パイプはボルト2本で簡単にセットでき、ストッパーにより曲げ角度は常に安定している。最大曲げ角度は100度、曲げ半径150mm。分度器が付属する。
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マルマスの乾式無洗米製造精米機が活発 |
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マルマス機械が先に発売した乾式無洗米製造精米機「マルマスターNXP-33EA型」(2.2kWモートル内蔵)と「同55EA型」(3.7kWモート内蔵)が活発な動きをみせている。搗精室のメンテナンスが工具不要でできるほか、作業環境を常に清潔に保ち続けるために新たに精米中の圧送吸引ファンへの新鮮な外気取り入れ吸引口を設けたのが特徴だ。
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畑作農家に人気/ササオカの「菜さく」全6型式 |
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ササオカが新発売した新型ロータリー管理機「菜さく」シリーズ(全6型式)が注目を集めている。野菜作の作業性向上を徹底して追及したプロユースの管理機で、ハンドル高さの3段階調節や作業精度を向上させるロータリーのシャフトドライブ機構など、充実した機能を装備。オプションギヤの組替えで用途に応じたロータリー回転数を選べるなど、野菜作りの多様化に応えたシリーズとなっている。また、作業機メーカーとしての強みを活かし、溝上げ・荒起こしから畝整形、同時マルチに至るまで、多彩で安価な「本機と作業機のセット」を18種類も取り揃えている。
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金子農機の熱風式乾燥機が快走 |
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金子農機はこのほど、同社が今シーズンから投入した低コストタイプの熱風型循環乾燥機「熱風スーパエイトEST/FST/GST/LST」の販売状況を明らかにした。それによると、開発の狙いとして掲げた「高品質・高信頼性」かつ「低価格」というテーマを、経営努力によって高次元で両立させたことが、顧客の高い評価を得て、「供給が追いつかないほど快走している」(営業本部)という。
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ホンダ除雪機の合同入魂式/小出農機 |
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ヤンマー・三菱の特約店として知られる小出農機が、またまたこの夏、サプライズを起こし、話題を呼んでいる。8月10日、富山空港近くの拠点(テクノサイドKOIDE)を会場に、60名の購入者出席のもと、「ホンダ除雪機88台の合同入魂式」をとり行ったのだ。「夏場に除雪機が売れた?」「除雪機だけで合同入魂式を挙行した?」という二つの意外性に地元マスコミも反応。3つのテレビ局と2つの新聞社が取材に駆けつけその模様を報道した。
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佐藤農機鋳造のブルーベリー選果機が、ブルーベリーin木更津で高い評価 |
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佐藤農機鋳造では、さきに新発売したブルーベリー自動選果機ASF-202型が導入したブルーベリー栽培農家から高い評価を得ていることから、積極的な普及活動に乗り出した。同社では、さる8月4、5日の両日、千葉県木更津市のアカデミアホールで行われた日本ブルーベリー協会・第12回全国産地シンポジウム「2006ブルーベリー イン木更津」に併せて、開催された関連資機材の展示会に出展し、来場者に広くアピールした。同社の小間には、ほとんどの参加者が訪れ、選別作業の実演を興味深く見学、性能や価格などを詳しく質問する光景が見受けられ、関心の高さを見せた。
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果樹栽培でリサール酵産のカルスNC-Rが効果 |
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果樹栽培は気候・土壌条件によって、品質が大きく左右される。味覚・糖度・形状を高いレベルに保つには土づくりが欠かせない。リサール酵産が製造販売する嫌気性複合微生物資材“カルスNC-R”(乳酸菌・酵母菌などを主体として有効菌数を1g中5億以上含有)を活用して、毎年、高品質な果樹を安定して栽培している農家が増えている。その中の一人、秋田県天王町で梨園1.2ha、ぶどう園1.1haを栽培している加賀谷さんも5年前から“カルスNC-R”を使い、大きな成果を上げている。
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穀類搬送機“アト夢”好調/齋藤農機製作所 |
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齋藤農機製作所は、このほど新発売した穀類搬送機・メッシュコンテナ“アト夢”の新型「KD-2000シリーズ」を山形農機展を始め、各地で開催されている展示会に出展し、積極的な販売活動を展開している。いずれの展示会においても「組み立て・収納作業が極めて短時間(約5分ほど)に、しかも工具なしで簡単に行える」として人気を博し、受注増に拍車がかかっている。同シリーズは、これまで30分以上かかっていた組み立て・収納作業を、新機構のビームワンタッチ着脱方式(固定ピンなども使わない工具なしの組み付け)の採用により、5分以内で行える斬新なコンテナ。
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デュポン米国本社のコリンズ社長が会見し日本での展開等を説明 |
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デュポンでは、7日午後に同社会議室において、デュポン米国本社・農業用製品事業担当社長のジェームスC・コリンズ・ジュニア氏が記者会見を行った。今回の記者会見は、IUPAC農業化学国際会議で基調講演を行った内容を中心に、今後の事業展望や日本での展開などに関して話したもの。コリンズ・ジュニア社長は、「日本は成長のチャンスの多い市場であり、農業分野のイノベーションの第一人者として、展開を行っていきたい」などと説明。その上で、開発を進めている新製品で、今回の学会で公表された新規殺虫剤「リナキシピル」を発表した。
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鈴木油脂の「ホット&クール」人気 |
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鈴木油脂工業が売り出している、冷やしてタオルと一緒に首にまいたり帽子の中に入れてかぶるとひんやりと心地よい「HOT&COOL(ホット&クール)」が人気を呼んでいる。炎天下での農作業にも携帯しておけば重宝する。ホット&クールは幅約8cm、長さ約25cmのジェル状のパッドで、冷やしても温めても使える。冷凍庫に入れておいてもかちかちに凍らず、首や頭、手足などに柔らかくフィットする。高吸水性ポリマーとプロピレングリコールが成分で効果が長持ちし、繰り返し何回でも使えるため経済的。
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出荷は5221億3500万円/日農工17年農機実績確定値 |
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日農工(幡掛大輔会長)はこのほど、平成17年農業機械生産、出荷、在庫実績の確定値を発表した。出荷額は5221億3500万円で、前年比4.3%増となった。速報ベースでの出荷額は5222億800万円、前年比4.3%増だった。生産額の確定値は5354億6200万円で、前年比4.7%増。出荷額を機種別にみると、乗用トラクタは2515億7300万円、前年比4.3%増。田植機は455億2800万円で、前年比4.3%増。コンバインは980億9200万円で前年比13.6%増と2ケタの伸びとなり好調だった。
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新時代へ機械化提案/岩手県全国農機実演展示会 |
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岩手県農業機械協会(高橋豊会長)は25〜27の3日間、滝沢村の岩手産業文化センターで、「第61回岩手県全国農業機械実演展示会」を開催。同協会の会員企業を中心に、幅の広い農業が営まれている同県農業を支えるにふさわしい多様な機器・装置類を並べる。農政変革の過渡期、農業現場ではいまだ確たる新・農業の姿がみえず、農機市場にも不透明な空気が漂っているが、県内は懐の深いマーケット基盤によって比較的安定感の高い推移をみせている。秋商戦の動向を占う意味で注目される岩手農機展に合わせ、同県農業、農機事情を特集した。
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「農業力」高める機械化技術/岩手展で麦・大豆の研修会 |
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岩手県は、全国農業機械展示会の会期中、機械化指導に当たる関係者らを対象に毎年研修会を実施している。今年は、19年度から始まる品目横断的経営安定対策により、麦・大豆の生産者については適正な機械・施設の導入によるさらなる省力化・軽労化、あるいは水田の有効活用による大規模化によって従来以上の生産性向上が必要となっていること、また、ポジティブリスト制度の施行に伴う農薬の適正使用が一層重要となっていることなどから、麦・大豆栽培を中心とした生産技術や機械の情報を広く提供することを目的に「いわて麦・大豆省力機械化研修会」を開催する。
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「農家本位」基本に市場対応する岩手県 |
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安定した需要動向をみせる岩手県。しかし、新しい農業政策が進行する中、今後を楽観はできない。流通業界各社は、顧客本位の考え方をさらに徹底し、農家に役立つ資機材提供で実績アップを図るとともに、厳しい局面を乗り切れる体質づくりに一層の力を傾けている。秋商戦本番を控える県内農機市場を歩いた。
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「現場で使える技術」を追求/岩手県農研センター・太田義信所長に聞く |
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“純情”ブランドで消費者の心をつかむ岩手県生まれの農畜産物。産地間競争が激化する中、“純情農業”のさらなるパワーアップには、研究機関と農業現場との連携強化が欠かせない。ここでは、体制整備がいち早く行われた岩手県農業研究センターのいまを、太田義信所長にうかがった。同氏は、分かりやすい情報提供で現場との関係深化を図るとともに、センター内での横断的な研究推進、時代対応の大切さなどを強調した。
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