農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成21年6月27日発行 第2805号  
     
   
     
   
  施肥指導アドバイザー創設を提言/肥料高騰に対応した施肥改善等に関する検討会  
     
  農林水産省は25日、都内の日本教育会館会議室で、肥料高騰に対応した施肥改善等に関する検討会(座長=木村武・農研機構研究管理監)を開き、中間取りまとめを行った。肥料削減に向けて、地域における減肥基準策定を推進することや、「施肥指導アドバイザー」(仮称)の研修・資格制度の創設などを提言した。また、堆肥施用労力低減のため、ペレット化の推進もあげた。報告書によると、減肥基準を策定しているのは現在34県で、残り13県は未定となっており、これの策定を推進することとした。  
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  地域ビジネス支援するマネジメント法人打ち出す/農政改革特命チーム  
     
  農政改革特命チームの第12回会合が24日、東京・霞が関の中央合同庁舎4号館会議室で開かれ、農政改革の検討状況について農林水産省から報告された。このなかで、農山漁村活性化施策として「地域マネジメント法人」の考え方が打ち出され、地域資源活用ビジネスを担う母体として育成、支援する手法を検討していくことを明らかにした。地域マネジメント法人は、地域資源を活用した農林漁業、農産加工・直売、観光、介護支援など将来にわたり地域社会を維持していくための新サービスなどを展開するものとして、設立、支援する。  
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  エコトラ400シリーズにI-HMT無段変速/ヤンマー  
     
  ヤンマーはこのほどトラクタの新商品として、13〜18.5馬力の「エコトラGKシリーズ」4型式、37〜45馬力の「エコトラEG400シリーズ」5型式、48〜83馬力の「エコトラEGプロシリーズ」12型式を発表した。小型GKシリーズは使い易さ、安心・安全性、快適性の更なる向上を図り、デザインを一新。中型EG400シリーズは、大型で高い評価を得ているHMT無段変速を中型クラスにも搭載(I-HMT無段変速)。EGプロシリーズは好評のUSプロ・EG600・同700の3シリーズを統合、省エネ高効率、低振動、低騒音を高次元で融合させた。  
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  電動ミニ耕うん機/井関農機の21年度下期新商品  
     
  井関農機が17日発表した平成21年度下期新商品のうち、電動ミニ耕うん機(参考出品)、田植機の特徴などをみると、電動ミニ耕うん機「KDC20」は、C=クリーンな作業(排ガスゼロ)、S=静かな作業音(モーター駆動)、S=シンプル操作(始動・簡単スイッチ操作)の電動ミニ耕うん機を開発。機械の取り扱いが初めてのお客様でも気軽に使用できる。田植機「さなえPZ100」は、10条植をPZシリーズにモデルチェンジし豊富なバリエーションを揃え7月より発売。多目的田植機「さなえPZV60/80」はガソリン仕様の6条と8条を追加した。  
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  新世代草刈機を発表/カーツ  
     
  カーツは、17日にホテルオークラ岡山で開催した「カーツ60大会」において、今後中核事業に位置付け拡充する、次世代技術の新製品として「ワンタッチ接続型エンジン仕様の新機構草刈機」と「燃料電池ユニット」を発表、注目を集めた。草刈機は新たな発想からワンタッチ接続を可能にした。新型エンジンと本体の接合部を合わせてひねるだけで合体が完了し、クラッチケース部分の特殊機構により、スロットルワイヤやリード線も同時に接続される。来年度以降、草刈機以外のワンタッチ接続型の商品群(防除機・芝刈機等)を順次拡充する。  
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  ウイングモアーにWM624追加発売/オーレック  
     
  オーレックは自走2面あぜ草刈機ウイングモアーシリーズに、従来よりも一層、楽に草刈りができて低価格のWM624を追加し7月から発売を始める。年配の方から女性まで喜ばれるように、機能と価格を追求した。主な特徴はハンドル加重を半減させたこと、後進機能を追加したこと、低価格化も実現した。このほか、1.法面ローターがあぜ形状に合わせて0〜60度の範囲で角度を変更できるウイング機構、2.法面ローター角度調整はワンレバー、左ローターのワンタッチ引上げ装置付き―など。  
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  ブロカス、ライムソーワなど電動タイプを全面改良/IHIスター  
     
  IHIスターはこのほど、「小型ブロードカスタ」、「化成混合散布機」、「有機肥料散布機」、「ライムソーワ」に関して、電動タイプを全面的に改良し、発売した。新しい電動タイプの主な特徴は、1.トラクタのキャビン内からでもシャッタの開閉を行うことができ、スイッチ操作ひとつで散布から散布停止ができ、旋回時などにも楽、2.開度の設定も行うことができる、3.「コントロールボックス」の表示のデジタル化を行ったので、設定開度及びシャッタの開閉状態が見やすくなった―など。  
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  保冷庫シリーズをモデルチェンジ/日立建機ティエラ  
     
  日立建機ティエラは、今シーズンから保冷庫の各シリーズをモデルチェンジして発売した。玄米専用ハイグレード型HTR-DHシリーズは、ドアの引き手に落し込み型大型抗菌ハンドルを採用。デザイン性と強度を兼ね備えた衛生的な仕様となった。玄米・野菜用ハイブリッド型HTRV-FFシリーズのうちデラックスタイプは、高さ調節式の便利棚2枚を標準装備。玄米用プレハブ型HTR-EDシリーズと玄米・野菜用ハイブリッドプレハブ型HTRV-EDシリーズは、断熱パネルに環境に優しいノンフロンパネルを新採用。また衛生的な抗菌ハンドルを採用している。  
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  井関農機が三菱重工業とディーゼルエンジンで協業  
     
  井関農機は19日、ディーゼルエンジン事業に関して、三菱重工業と協業することで基本合意し、覚書を取り交わして協議を開始したと発表した。対象エンジンは0.7〜3.4Lまでの汎用ディーゼルエンジンで、このうち小型機種を井関農機(製造子会社の井関松山製造所)が生産し三菱重工に、反対に大型機種は三菱重工が生産し井関農機に、それぞれ供給する。また、農機用に関するアプリケーション(適応)は井関農機が担当する。9月30日をメドに正式合意を目指す。  
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  今年も草刈りボランティア/筑水キャニコム  
     
  筑水キャニコムは24日午後、神奈川県横浜市港北区新吉田町にある財団法人日本盲導犬協会・神奈川訓練センターにおいて、毎年恒例の「草刈りボランティア」を行った。施設内の草刈りを行うことで、社会的に貢献するとともに、急斜面の場所で作業することにより、製品の開発・向上につながり、社員の研修にもなることから、今回で6回目を迎えた。同協会の期待も大きく、職員が手作業でやるのではなく、機械で一気に作業を行ってしまうために、喜ばれている。  
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  ヤマダコーポレーション発売の各機器に食品業界から期待  
     
  ヤマダコーポレーションは、「2009国際食品工業展」に、「ホースリールシリーズ」、「ポータブルユニット」、「ハイバキュームシステム」などを出展、食品業界関係者から期待を集めていた。「ホースリールシリーズ」は、使用用途によりバリエーションがあり、目的や取付場所などにて選択が可能。スプリング式の自動巻き取りなので作業終了時は簡単に整頓ができる。「ハイバキュームシステム」は、粉体、粉粒の移送・回収はもちろん、工場内の清掃用として活躍する。  
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  高知にフレールモア使った農地再生のモデル/ササオカ  
     
  ササオカは草刈り用ハンマーナイフの国内シェアNo1企業として、地元高知の耕作放棄地を対象に、ハンマーナイフ装着の歩行型・乗用型フレールモアなどによる除草・再生作業に着手、実作業を通じて農地再生が意外に速く、効率的に行えることを実証して注目を集めている。再生作業を見ようと中土佐町の現場に集まった集落の農家は、「トラクタに乗ったまま除草作業ができるこういう機械(フレールモア)があるとは知らなかった」「うちの土地も管理して欲しい」と機械の威力に改めて驚いているという。  
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  1級が上昇、合格率57%に/農機整備技能検定  
     
  全農機商連(松田一郎会長)はこのほど、平成20年度の農業機械整備技能検定試験の合格状況をまとめた。それによると、1、2級を合わせた受検者は1830人で前年より6.5%減少した。合格者は1024人で同23.5%の増。合格率は56.0%となり、13.7ポイント上昇した。このうち1級は、受検者が1028人(2.6%減)、合格者586人(69.4%増)、合格率57.0%(24.2ポイント上昇)。2級は、受検者が802人(11.2%減)、合格者438人(9.3%減)、合格率54.6%(1.1ポイント上昇)。  
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  機械化研修を充実/全国農業機械化研修連絡協議会が総会  
     
  全国農業機械化研修連絡協議会(岡山健夫会長)は22日、都内の馬事畜産会館で第42回通常総会を開き、20年度事業報告・収支決算、21年度事業計画・収支予算案など一連の議案を審議、原案通り可決。また、新役員を選出し、会長に加甲友秋氏(広島県立農業技術大学校校長)が就任した。議事に先立ち、第36回農業機械化技能者養成関係功労者表彰を行い、総会終了後は農業機械化研修担当者研究会を実施。議事では、岡山会長を議長に一連の議案を審議。可決した。  
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  農機操作の技能検定/日本農業技術検定協会が実施へ  
     
  今年度から、農業機械の技能を評価する「農業技術検定・技術能力評価制度(農業機械)」がスタートする。22日に開催された農業機械化研修担当者研究会で、日農機協の石川文武氏は、同協会が受託した技術能力評価試験の試行について説明。近く農業機械の1級、2級の実技試験が行われる見通しであると語った。同検定を実施している日本農業技術検定協会によると、試験は10月以降に実施。試験の内容は、1級が乗用トラクタによる耕うん、2級は歩行型トラクタ(培土、畝立て)、刈払機(組作業)、圃場内運搬車(コンテナの積み込み・積み下ろし)、背負式動力噴霧機(条散布)の予定。  
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  リールモアと乗用スイーパを発表/HIシバウラ  
     
  IHIシバウラのトラクタ・グリーン事業部は、フェアウエイ・アプローチ・ラフなど多目的に使え、美しい刈込みのニューモデル「乗用4輪3連リールモア SR370」と、吸込み能力の向上に加えて大容量ホッパーで作業能力がアップした「乗用スイーパ SS1700」を発表した。「乗用4輪3連リールモア SR370」は、アンジュレーションにおいてもアームが伸びて上下動するため、凹凸部でも芝を傷めない高いリール追従性能を有し、それに加えて、最小のリール間ピッチにより曲線状に刈り込む場合にも、前後リールのピッチ幅による刈り残しの心配がない。  
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  長野、岩手で伐倒・造材講習/スチール  
     
  スチールは、このほどニュージーランドのチェンソー・プロトレーナー、ウェイン・ジョーンズ氏を日本に招き、23日に長野県・八千穂高原、25日に岩手県・西和賀において、“フォレストリー・フェスティバル”を開催。ジョーンズ氏による伐倒・造材講習、枝払い実演、また、参観者による玉切り重量当てコンテスト、チェーン脱着競争などのイベントを催した。また、新製品ピコデュロチェーンなど、スチール製品の展示・実演を行った。両会場共、参観者は熱心にプロの実演、講義を見聞した。  
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  小型スイーパーを市場投入/ブリッグス&ストラットンジャパン  
     
  ブリッグス&ストラットンジャパンはこのほど、グリーン関連事業の一環として、小型で安価な「バキュームスイーパーSV25650B」を市場投入する。63.5cmの吸引口をもち、5段階に高さ調整できる。公園、学校、工場、病院、宿泊施設、保養所、ゴルフ場などの落ち葉拾いやゴミ収集などに好適なほかテーマパークや競技場などでも威力を発揮する。小型ながら182Lの大容量バッグを装備、耐久性の良いスチールハウジングが特徴。  
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  安定供給目指し対応/日本木質ペレット協会が総会  
     
  日本木質ペレット協会(熊崎實会長)は22日、都内のホテルグランドヒル市ヶ谷で平成21年度通常総会を開催し、20年度事業報告並びに収支決算報告、21年度事業計画並びに収支予算について事務局原案通り、可決、承認するとともに、任期満了に伴う役員改選では熊崎会長を再任し、引き続き、生産量がこの数年で格段に伸長している木質ペレット市場の形成と普及拡大に取り組むこととなった。挨拶に立った熊崎会長は、世界的に木質ペレット需要が広がっている現状を紹介し、日本は「かなりの勢いで拡張していく可能性を踏めている」と強調した。  
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  新会長に宮崎繁則氏/全国森林組合連合会総会  
     
  全国森林組合連合会は23日、都内のコープビルで第99回通常総会および森連代表者会議を開催、20年度決算関係、21年度事業計画など計12の議案を審議し、可決、決定するとともに、任期満了に伴う役員改選では、理事16名、監事3名を選出。総会後の理事会において、佐賀県森連の宮崎繁則氏を新代表理事会長に選任した。副会長理事は、林正博(北海道森連)、矢口貢男(岐阜県森連)の両氏が就いた。この他、CI活動にかかるロゴマーク「JForest」および森林組合綱領(案)を承認し、秋の全国森林組合大会で推進決議することなどが決まった。  
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  林災防が17年間の変化分析/林内作業車の変遷  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(國井常夫会長)は、平成20年度から「林内作業車の作業手順に関する調査研究」を開始した。現在の林内作業車の諸規定が平成3年当時の機械や使用実態を念頭に置いて作成されたものであること加え、現在使われている機種とは大きく変化していることから実態を探ったものだ。このほどまとまった初年度の報告書から実態をまとめてみた。  
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  7月10、11日にホワイト農場で北海道土を考える会  
     
  「第32回北海道土を考える会 夏期研修会」が7月10、11の2日間、空知郡上富良野町のホワイト農場・土の館で、「高コスト時代到来!今こそ技術革新の時!」をテーマに開催される。食の安心・安全が脅かされる一方で、燃料や肥料の高騰、100年に1度といわれる金融危機と世界的な不況が農業経営者にも降りかかる状況下、同研修会は、「日本の食料基地」であり、安全安心な食を安定供給して貢献する北海道農業を盛り上げていくことを目的に、今年は「技術革新」などを中心に開かれる。  
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  機械導入意欲強まり北海道農機市場に活気  
     
  昨年は水田・畑作経営所得安定対策(旧品目横断的経営安定対策)などの影響により、依然として北海道の農業界及び農機業界に沈滞ムードが漂っていたが、今年は「食料供給力向上緊急機械リース支援事業」により、例年と違った動きがあり、商品の販売がペンディングとなっている面もあるが、これから来年の3月までに関しては、売上げが伸びると期待が高まっている。中古農機展を含めて展示会に来場する農家は多く、農家の機械導入意欲は強まっていくことは間違いないと予測されている。  
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  助成充実し乾燥機の導入気運高まる  
     
  20年度補正予算で実施された農業機械の緊急リース事業で、遠赤外線乾燥機(穀物遠赤外線乾燥機及びその付帯施設=籾の乾燥から精米、選別までを自動で行う装置を含み、基本方針に則して実用化されたものに限る)が補助対象となり、さらに21年度補正でもリース対象機となることが見込まれ、導入機運が高まっている。乾燥調製も規模拡大、集約化が進みつつあり、大型機によるボリュームアップが期待される。  
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  地道な提案営業で需要喚起を図る滋賀、京都の農機流通  
     
  集落営農数が約800で全国最多の滋賀県と同192で全国26位の京都府。農業産出額の内訳をみると滋賀は「米」、京都は「野菜」の割合が高く、同じ近畿でもそれぞれ特徴のある農業を展開している。農機需要も個人のプロ農家と営農集団に集約が進む滋賀では機械も大型が中心、京都では一般個人農家向け小型機が主力だ。市場変化に応じた組織再編もみられ、春商戦から秋商戦へと舞台を移した麦秋の両農機市場は総訪問や機械の持込実演、地道な提案営業で需要喚起に励んでいる。  
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  田中直行氏を祝福/受章祝賀会  
     
  田中直行氏旭日小綬章受章祝賀会が25日、山口県周南市の遠石会館に関係者201名が参集し盛大に開催された。祝賀会では県農機商工協組・金子哲博副理事長が開会の辞を述べたあと、西村修代表理事が発起人代表の挨拶。続いて来賓祝辞に移り、それぞれの立場から氏の功績やリーダーシップを称えた。謝辞に立った氏は「すべては皆様の支えのお蔭です。特に関係団体、クボタ、我が社の社員、県商工協組の皆様、そして妻(悦子夫人)にも感謝を申し上げたい」とお礼の言葉を述べた。  
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