農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成23年9月5日発行 第2908号  
     
   
     
   
  3年で農地を復旧/農林水産省が復興マスタープラン  
     
  農林水産省はこのほど、農業・農村分野の復興に向けた「農業・農村の復興マスタープラン」を策定した。農地の復旧スケジュールと復旧までに必要な措置を明確化。おおむね、3年間での復旧を目指し、 東北を新たな食料供給基地として復興することを目的としている。平成24年度までに営農再開(作付け)が見込まれる農地は岩手、宮城、福島の3県で51%となる見込みを併せて示した。この復興スケジュールは、沿岸部の津波被害を対象としたもので、福島の原子力事故の影響を受けている5460haは含んでいない。  
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  生産資材対策室を設置/農林水産省が組織再編  
     
  農林水産省は9月1日付で、本省及び地方農政局等の組織再編を行った。農業機械化対策は、新設の生産局農産部技術普及課生産資材対策室(小川祥直室長)が所管する。局では、総合食料局を食料産業局に再編し、農山漁村・農林漁業の6次産業化等に向けて、生産・加工・販売一体化の支援、知的財産、地域ブランド化、地産地消、輸出促進、バイオマス、食品産業政策等を担当する。これに伴い、米麦政策(水田活用交付金、米麦の需給対策等)を含めた農畜産物に係る生産・流通政策を生産局が一元的に担当。戸別所得補償の本格実施に伴う交付金と制度全体の総括を経営局が担当する。  
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  新規参入が3%増/平成22年新規就農者調査  
     
  農林水産省はこのほど、平成22年新規就農者調査結果の概要をまとめた。それによると、22年の新規就農者は5万4570人で、前年に比べ1万2250人(18.3%)減少した。就農形態別にみると、新規自営農業就農者は4万4800人で22.0%の減少に対して、新規雇用就農者は8040人で6.2%、新規参入者は1730人で3.0%と、それぞれ増加した。新規雇用就農者を年齢別にみると、39歳以下は4850人、40〜59歳は2370人、60歳以上は810人となっている。  
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  ピカ選GRANDを拡充、「連結モデル」と「エアユニット」発売/サタケ  
     
  サタケは、光選別機「ピカ選GRAND」(ES-1)のシリーズとして大型精米工場などに対応する2〜5台を連結した「連結モデル(ES-02〜05)」と共同乾燥調製施設での設置・移設を容易にしたユニットタイプの「エアユニット(ES-02U)」を追加、8月22日より発売したことを明らかにした。今回発売された新シリーズは、大型精米工場や共乾施設向けの新製品でピカ選GRAND(ES-01)の特徴を保持しながら、処理能力や利用価値を向上させ、ラインアップの拡充を図ったもの。  
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  耕うん爪「快適プラスワン」シリーズ発表/小橋工業  
     
  小橋工業はこのほど、従来の「快適爪」と比べ大幅に耐久性、反転・すき込み性、砕土性を増した、丈夫で長持ちする究極の耕うん爪として「快適プラスワン」シリーズを開発、本年10月より新発売する。広い爪幅ながら耕うん爪の先端部を球面にし、土の流れをスムーズにすることで長寿命と合わせて低燃費を実現したもので、経営面積拡大の時代にふさわしい耕うん爪の“名刀”へ進化を遂げている。代表型式はKQ2525、KQ2545、KQ2745の3型式。  
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  自走式薪割機を新発売/新宮商行  
     
  新宮商行はかねてより開発を進めていた、自走式薪割機「PPS26M」を完成、9月1日より本格的な発売を開始した。同機は、ダブルステージオイルポンプにより破砕能力9t、最大処理径450mmと、強力な威力を誇る薪割機「PS26K」を最大登坂能力15度、不整地・悪路などにもスムーズな走行が可能なゴムクローラ運搬車に搭載。自走移動により、場所を選ばずに薪割り作業が行える。また、絶妙なバランス設計のため、軽トラックへの積み込みも安心。このため、リースやレンタル用としても最適な自走式薪割機となっている。  
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  精米機と揚穀式石抜機/カンリウ工業が新発売  
     
  カンリウ工業はこのほど、新製品として一回通し型精米機「SR456E」(玄米タンク容量15kg)と「SR456DE」(同30kg)の2型式と、揚穀式石抜機「BST100」を発表した。一回通し型精米機「SR456E」は、好評のSR455Eをモデルチェンジしたもので、台所でも使えるコンパクトサイズ、糠処理の簡単さ、詰まりにくい搗精機構の採用、併せて電源部、電送部の見直しにより、よりパワーアップした精米機とした。また、「SR456DE」は多くの要望があった30kgタイプとして新たに発売する。一方、揚穀装置付き石抜機は、揚穀装置にバケット方式を採用した。  
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  ポータブル電源を発表/日立工機  
     
  日立工機は8月24日、本社において記者会見を行い、大容量の日立ポータブル電源「EH400D形」“アイボックス・ジャンボ”を発表、9月1日より本格的な発売を開始することを明らかにした。同機は今年3月、業界初のコード式工具用のハイブリッド電源(AC100V)「EH400形」“アイボックス”を発表。今回、大容量蓄電池を組み合わせることで、長時間の使用と、多様な電気製品(園芸工具・電動工具・照明・テレビ・パソコン・扇風機など家庭用電気製品やレジスターなど業務用電気製品)の使用を可能にした。  
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  がれきや廃木材などの破砕処理に二軸破砕機を新発売/大橋  
     
  大橋は8月1日、ガレキや建築廃材などが処理できる二軸破砕機11型式の販売を開始した。7.5〜10馬力のOH2048は、毎時処理能力150〜500kg。125〜200馬力のOH58120は、毎時3〜5t処理。75〜125馬力のOH40150とOH45100は、広い投入口で破砕物の投入が容易にできる。60馬力のOHPR40100は、農業用ビニールの処理に最適な型式で毎時1.2〜2t処理。粉砕物の材質に合わせて、ナイフは硬質材用と軟質材用の2種類。粉砕サイズに合わせて、2枚刃、3枚刃(標準)、4枚刃など選択できる。  
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  農業用バギーに新タイプ/シージェー・ビート  
     
  シージェー・ビートは、かねてより積極的に四輪バギー車を農業用として拡販しているが、このほど新タイプ農業用バギー「GY-ボクサー」(排気量49cc)を新発売した。今回新発売した「GY-ボクサー」は、全く新しい4ストローク横型単気筒エンジンを搭載。Vベルト式無段変速機構により、ハンドルアクセルとブレーキレバー操作(スークターと同様)で簡単に走行できる。この新エンジン搭載により、これまでの50ccクラスATVでは、1.足元が狭い、2.ギヤチェンジが面倒くさい、3.登板能力が小さい―などといった不評を全て解消した。  
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  シティクリーナーなど発表/ケルヒャージャパンが事業戦略説明会  
     
  ケルヒャージャパンは8月24日午後、埼玉県さいたま市にある東京支店において、「ケルヒャージャパン事業戦略説明会」を、佐藤八郎代表取締役社長らが出席して開催した。会の冒頭、佐藤社長は、挨拶と上半期売上げ概況などに関して発表を行い、東日本大震災などに触れた後に、「今年の1月から7月までの売上げは、東日本大震災で大変であった3月も含めて、毎月昨年の実績を上回り、対前年比25%アップと順調に推移している」と力強く話した。また、「立ち乗り床洗浄機」「シティクリーナーMC50」などの新製品の説明が行われた。  
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  除雪機で販売店会議/和同産業  
     
  和同産業は8月25、26の両日、花巻温泉で販売店会議を開催し、今冬向けの新型除雪機を発表するとともに、これからの同社の除雪機開発方針、市場対応戦略などを明らかにした。こうした会議を開くのは4年ぶりで、流通関係者との親交を深めつつ、販売前線との情報交換によって、同社の開発にも大きなプラスとなることから、今後は毎年定期的に実施していく可能性を示唆した。会議では、新製品を中心に、その特徴やセールスポイント、また、需要掘り起こしのための営業対策、販売店支援策を説明。この冬の除雪機拡販に向け、積極的なところをアピールした。  
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  粉末食品加工システムができる製粉機と電動フルイ機が受注増/丸七製作所  
     
  丸七製作所が生販する「製粉機」と「電動フルイ機」の組み合わせによる食品加工システムが、穀類を始め乾燥野菜・海産物などを効率的かつ経済的に粉砕・製粉・選別できる粉末食品加工機として注目を集めている。農水産物の付加価値を高め、また、農業の6次産業化にも即した機械である「製粉機」「電動フルイ機」が、農家・加工業者などから人気を博し、受注が増加している。  
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  高級油、特産物、量産品、研究用にハンダー油機の小型搾油機が活躍  
     
  ハンダー油機の小型搾油機が、各地で農産加工に貢献している。昨年3月以降の納入実績は、NPO法人エコライフ・西都(宮崎県西都市)がヒマワリの搾油用途にH-54型搾油機を採用した。ヒマワリを、化石燃料の代替品として評価することが目的。三重県伊賀市(内保博仁市長)の菜種油等搾油施設「菜の舎なのくら」は、H-54型とS-52型を各1台を導入した。H-54型は、焙煎したナタネを絞り油を量産し普及品として販売する。S-52型では、ナタネの生絞りを行って高級品として販売している。  
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  米の品種鑑定などでISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得/サタケ  
     
  サタケはこのほど、「米のDNA品種鑑定(定量分析)」および「包装米飯の微生物試験(無菌試験)」について財団法人日本適合性認定協会(JAB)よりISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得したことを明らかにした。試験所認定とは、分析試験を実施する事業者が、高精度で公正かつ信頼性の高い分析を実施する能力を持つことを、権威ある認定機関が審査し認定するもの。同社では、既に2006年5月に「米に含まれるカドミウムの定量分析」においてISO/IEC17025に基づく試験所認定を取得しており、今回の2件を含め3つの分析分野における認定を受けたことになる。  
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  共に岩手農業育む/小岩井農場で第66回岩手県全国農業機械実演展示会  
     
  岩手県農業機械協会(高橋豊会長)は8月26〜28の3日間、雫石町の小岩井農場まきば園の駐車場特設会場で、第66回岩手県全国農業機械実演展示会を開催、およそ3万3000人の来場者に最新の農業機械情報を提供した。今回のテーマは、「がんばろう!岩手の農業〜いっしょに育む希望卿いわて〜」。3月に発生した東日本大震災によって、多くの農家、また業界関係者も被害を蒙った状況下、一日も早い復旧、復興を願い、農機業界が一丸となって農業確立へ力を込めていく姿勢を鮮明に表した。  
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  未来への架橋、主役は農業/第88回山形農業まつり農機ショー  
     
  第61回山形県農林水産祭の一環として、「第88回山形農業まつり農機ショー」が、3から5までの3日間、東村山郡中山町長崎の最上川中山緑地公園内で、山形県農機協会、山形市、中山町の主催、山形県の後援により開催される。9月の第一日曜日をはさむ3日間に固定することに日程が決定してから、今年で4年目。この時期は気候的に屋外で活動するのに最適なことから、収穫のシーズンを大いに盛り上げ、豊穣の秋を期待する農家が多数来場することが予想されている。  
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  山形ブランド支える生産者/農家ルポ  
     
  山形県は、豊かな食材に恵まれ、生産、加工された食料品が「山形ブランド」として高い評価を受けている。そのうち、サクランボ、米、スイカなどの農産物は「山形セレクション」として認定、県独自の「山形基準(高い品質、安全性・安心感への配慮、山形の自然・歴史・文化の継承、山形の技術・技法の伝承、環境への配慮)」に基づき厳選され、消費者からの信頼が高い。そういった山形の「農」と「食」を支えているのが、高い技術力を持ち、積極的で真摯な農家。そこで今回も4軒の農家を訪問、農作業上のキーポイントや、農業現場での農機の活躍ぶりなどをルポした。  
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