農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成23年9月26日発行 第2911号  
     
   
     
   
  切断の確実さを増した新しいベールカッタ登場/IHIスター  
     
  IHIスターは、「ベールカッタ」のフルモデルチェンジを行い、「FRBC-100MS/120MS/120TS2/120TS4」の4型式を発表した。今回の新製品は、床面の傾斜角度が10度と緩やかになったので、わらの送り込みがよりスムーズといったように作業性、確実性などを向上させた。主な特徴は、1.切断の長さは、2、6、8、14、20cmの5段階にピン差し換えによって調整可能。牧草や稲わら梱包の細断に最適、2.ナイフ動作部に引き出し防止プレートを取り付けることができ、わらを引っ張って長さが固定できない現象を解消、3.傾斜付き床面及びベール間欠搬送によって、ベールを確実に切断部へと送る―など。  
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  獣おどし用LEDライト/シンワが発売  
     
  シンワは、獣おどし用LEDライト「ビーストアウト」を発売した。夜行性の獣が嫌がる、青色の高輝度発光ダイオード6個を採用した。200m離れても見えて、広範囲に威力を発揮する。10a当たり4個設置が目安。昼夜センサー付きで暗くなると発光するので、電池は長持ち。電源は単3アルカリ乾電池3本で、4カ月間使える。LEDは、点滅する間隔がランダムなだけでなく、光り続ける時間の長さもランダムなので威嚇効果が持続する。  
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  ヘビーカルチをモデルチェンジ/石村鉄工  
     
  石村鉄工は、理想的な播種床を造成する「ヘビーカルチ」をモデルチェンジして新たに発売した。透水性、保水性、通気性が高く、養分供給能力、養分保持能力、有機物分解能力、微生物活性力に優れた「活力ある土づくり」に貢献することから、期待を集めている。「ヘビーカルチ」は、フレームとタインという極めて簡単な構造のため、ロータリーハローに比較して経済的。タインは特殊なバネ鋼であるため、硬い耕地や石の多い耕地でも、シェアボルトなしで作業ができる。  
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  ダンプ仕様フォワーダ/IHI建機が開発  
     
  IHI建機はこのほど、木材搬出をスピーディーにこなす「F801型フォワーダ」を開発、8、9日に都内の豊洲IHIビルで開催したIHIフォーラム2011の会場で公表した。F801型フォワーダは、国産の木材搬出用高性能機械として、今後の普及拡大が期待されているもので、軟弱地や不整地でも高い走行性能を発揮する。同機にダンプ機能を付与することにより、即座に積み下ろしが可能となり、使用範囲が一層広がった。今回のダンプ式フォワーダは、東日本大震災の災害復旧でガレキ撤去の手助けとなる機械の開発が急がれることから、製品化したもの。1台でガレキの積み込み・運搬・積み下ろしができる。  
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  イチゴを高精度選別するコンピュータ式重量選別機/横崎製作所が発売  
     
  横崎製作所は、イチゴを高精度で選別するコンピュータ式重量選別機「DLF1700」を発売した。トレーにスポンジのクッション材を敷くとともに傾斜を緩やかにして落差を最小限にし、繊細なイチゴにやさしいソフトタッチの選別を実現した。1時間当たり7200個処理できる。コンピュータを搭載しているため高度な選別が正確に行える。AC100V電源を使用し、選別範囲は2g〜200g。重量設定は0.1g単位で行え、7ランクに選別できる。選別アイテムは6品目で多品種にも対応。選別精度はプラスマイナス0.4g。  
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  楽に草刈る3Dチップソー「ザッカル荒地刈」/三陽金属が発売  
     
  三陽金属はこのほど、凸型形状の強靭な台金を採用して耐久性と作業性を格段に高めた刈払機用チップソー「zackal(ザッカル)荒地刈」を発売した。一部地域で5月から先行発売していたが好評のため全国販売を開始した。新製品「ザッカル荒地刈」は、中央部分が盛り上がった凸型形状の3D(立体)台金が特徴。強靭な台金と、小石などの障害物からチップを保護するコブ付き刃型で衝撃に強く、「造園業プロも納得する超耐久力を実現した」(同社)という。一般草刈りはもちろん、障害物の多い荒れ地での作業にも適している。  
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  精米機「BX-5型」を新発売/マルマス機械  
     
  マルマス機械は10月末から、精米機「BX-5型」を新発売する。同機は、昨秋発売し好評の石抜精米機「BXP-5型」の石抜機と昇降機を外したもので、精米プラントへの組み込み用精米機本体として販売する。精米本体は3.7kWモーターを内蔵、また圧送・吸引ファンにはクラス最大級の単独0.2kWモーターを採用している。毎時能力は玄米270〜288kg。主な特徴は、1.このクラス最大級の圧送・吸引ファン、除糠と低温精米の向上、2.残米ゼロ、3.玄米排出機構=玄米に付着したゴミやほこりを撹拌吸引除去し排出する。玄米食ファンに好評―など。  
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  台湾・三久股●有限公司(●はニンベンに分ける)が被災地支援/静岡製機に寄付金託す  
     
  静岡製機は16日、福島県の東日本大震災・災害本部が置かれている本庁舎自治会館において、1000万円の寄付金目録を福島県生活環境部・小野和彦政策監に手渡した。同社と三十余年にわたって業務提携を続けている台湾・三久股●有限公司(●はニンベンに分ける)から同社に寄託した、総額50万USドルの寄付金の中から、とくに福島県内で活用してほしいとの思いを込めて贈呈したもので、鈴木直二郎社長自ら福島県に赴き、その意図を伝えた。  
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  2011酒まつりにサタケが参加  
     
  サタケは、10月8日、9日の2日間、東広島市西条町で開催される「2011酒まつり」に今年も企業参加し本社ショールームの公開や各種イベントを実施する。今年創業115周年の記念イヤーを迎えている同社では、サタケ会場をより多くの来場者に楽しんでもらえるよう充実したイベント内容を企画し来場者を受け入れる予定。  
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  有機栽培の茶園・一心園が筑水キャニコムの乗用草刈機「F1まさお」を採用  
     
  宮崎県西臼杵郡日之影町の甲斐鉄也さん(41歳)は、茶園の草刈り作業に筑水キャニコムの乗用草刈機「F1まさお」CMX227を採用した。甲斐さんは父親の一心さん(67歳)と、茶の生産から加工、販売まで手がける「一心園」を営む。栽培面積4町6反がすべて有機栽培。これまでの草刈り作業は刈払機と歩行型ハンマーナイフモアを使っていたが、「茶畑の回りの通路を刈るだけでも1日で1カ所が限界」だった。「スピードが速く、走破性もいいので4カ所の草刈りが1日で終わりそうだ」と評価し、その場で購入を決定した。  
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  前田金属工業が115機種対象に下取りセール  
     
  前田金属工業は、数量限定・期間限定の「2011年下取りセール」を9月1日から10月31日まで行っている。同セールは、対象機種1台購入につき、手持ちのレンチ1台を高額で下取りするというもの。下取り対象品はシヤーレンチなどの電動レンチおよびパワーレンチで、メーカーを問わず、壊れていても差し支えないという。ただし、インパクトレンチおよび部品のみは対象から外している。また下取り価格は購入機種によって異なる。セール対象は、シヤーレンチ▽トルシャット▽Uリブランナー、▽電動パワーデジトルク▽電動パワーレンチなど計115機種。  
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  農業製品事業の世界戦略/デュポン・ミラープレジデントが来日会見  
     
  デュポンは、14日午前に都内のANAインターコンチネンタルホテル東京において、アメリカデュポン社農業製品事業プレジデントに就任したリック L ミラー氏の来日に際して、「増加する食糧需要という世界的メガトレンドに即したデュポン社農業用製品の世界戦略について」をテーマに記者会見を行った。ミラー氏は、「農業・栄養、産業用バイオテクノロジー、最先端資材が戦略の三つの柱である」と力強く話し、その上で、「農業には人類の課題を解決する力があり、それを支えていくのがデュポン社の使命である」と語った。  
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  諸岡が竜ヶ崎に技術研修センター  
     
  諸岡はこのほど、国道6号線に面した竜ヶ崎市庄兵衛新田275の1に「モロオカ技術研修センター」を開設。来年度の新入社員の会社説明会などに利用を開始した。同社ではかねてより、高性能林業機械、建機・農機など機械技術の研修が行える施設を物色していた。今回、本社近郊の竜ヶ崎市と牛久市の境に位置する交通が利便な場所に、最適な物件が出たことから研修センター用に購入。鉄筋2階建てで、2階の講習会場には30名が有に入れる。  
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  排ガス対策の最新技術/陸内協・第11回技術フォーラム  
     
  日本陸用内燃機関協会(菱川明会長)は21日、東京都目黒区大岡山の東京工業大学デジタル多目的ホールで第11回技術フォーラム2011を開催し、現在エンジン開発の大命題のひとつである排出ガス規制対策技術や最新の排ガス計測技術に焦点を当てて技術動向について報告を受けるとともにフォーラムで扱う場面の少なかった携帯機械用2ストロークエンジンの排出ガス対応技術や過酷な振動条件下で使用されるランマー専用ガソリンエンジンの開発内容を取り上げ、エンジンを取り巻く様々な技術動向の共有化を図った。さらに講演終了後の全体討論会で問題意識を深めるとともに、これからの課題、対応策などを展望した。  
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  出荷は4544億円/日農工・22年実績確定値  
     
  日農工(蒲生誠一郎会長)はこのほど、平成22年の農業機械生産、出荷、在庫実績の確定値を発表した。経産省の動態統計をベースとしたもので、それによると生産は4558億8700万円、対前年比100.2%、出荷は4544億4400万円、同102.6%となった。当初発表の生産4572億300万円から13億1600万円減少し、比率も100.5%から0.3ポイント低下した。出荷は当初の4553億4300万円から8億9900万円減少し、同0.3ポイント低下した。主要機の出荷では、トラクタが16万8376台、115.8%。田植機は4万3690台104.0%。コンバインは2万3831台、96.5%だった。  
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  生研センターがプラウでの除染試験  
     
  生研センターは20日、放射性物質除染のためのプラウによる圃場表層土の埋没試験によるプラウ耕の耕深と表層土の埋没深さの関係を明らかにした。それによると、表層土の埋没深さは、プラウの耕深にほぼ比例して深くなり、耕起された土が耕起前の状態まで沈下した後の表層土の平均埋没深さ(推定値)は、耕深約22cmで13cm程度、耕深約28cmで19cm程度、耕深約42cmで27cm程度、耕深約45cmで34cm程度となった。農地土壌等における放射性物質除去技術について、表層土除去以外の方法として、プラウによる表土の埋没による除染の可能性を検討するため、スガノ農機と共同で試験を行ったもの。  
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  持続的生産をテーマに/日本農業工学会などがCIGR2011を開催  
     
  日本学術会議、日本農業工学会及び国際農業工学会は19〜23の5日間、都内江戸川区のタワーホール船堀で「CIGR(国際農業工学会)国際シンポジウム2011」を開催した。「持続的生物生産―水、エネルギー、食料―」をテーマに、農業生産に関する農作業や機械化、IT、農業用ロボットなどにおけるイノベーション技術の研究発表やシンポジウム、記念講演などを世界各国の研究者や一般市民の参加のもとに実施し、21世紀の世界農業を模索した。20日9時からは大ホールにて、オープニングセレモニーを開催。終了後は基調講演が行われた。  
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  植物工場の最新動向/CIGR国際シンポジウム  
     
  CIGR(国際農業工学会)国際シンポジウム2011「植物工場における基礎技術の最新動向」が21日、都内船堀のタワーホール船堀で開かれた。今回のシンポジウムは、光環境制御技術と光を活用する植物生産▽高度化された植物生産環境における根の生育と機能▽イオン濃度制御法による培養液管理▽工業化のための植物バイオテクノロジーなどの演目で進行。このうち、光環境制御技術と光を活用する植物生産に関して講演した千葉大学の後藤英司教授は今後の人工光型植物工場について、機能性食品などに向けた需要の形成に期待を示した。  
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  リース助成の実践事例/全国木材協同組合連合会が作成  
     
  高性能林業機械のリースによる導入支援を内容とする林野庁の補助事業「がんばれ!地域林業サポート事業」の実施主体である全国木材協同組合連合会(吉条良明会長)はこのほど、この事業を通じて高性能林業機械を導入した事業体等の利用状況を分かり易く紹介した「林業機械利用事例集」をWeb上に作成し、初期投資を抑える事業のメリット、成果とともに機械化対応の導入効果を発信している。同協会では、今回の事例集について「これを参考に今後さらに高性能林業機械の導入の進展と林業・木材産業の再生の基礎となれば」と活用に期待を寄せている。  
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  生産性向上に期待/現場のみる先進林業機械  
     
  現在、国の事業として11の林業事業体を対象にとして進められている「先進林業機械改良・新作業システム開発事業」。森林・林業再生実践プランを具体化する取り組みとしてスタートしており、機械の開発・改良、現場での実証が本格化している。事業の実施主体となる自然産業研究所が3月開催の林業機械化推進シンポジウムの会場で実施した参加者アンケートから関係者のみる先進林業機械像をみた。  
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  林業就業支援の講習会の内容充実  
     
  全国森林組合連合会(林正博代表理事会長)、全国林業労働力確保支援センターは、国の支援を得て林業への就業希望者を対象とした「林業就業支援講習」を実施しているが、今年度は林内作業車安全教育、小型車両系建設機械運転特別教育を加えるなど講習内容を拡充、林業の基本を学ぶには格好の場となっている。特にこれから年末にかけては、全国各地で講習会が予定されており、受講への参加を呼びかけている。同講習は、林業への就業を希望する人に対し、基本的な知識を講義と実習とで学んでもらおうというもの。転職、就職の足がかりと位置付けており、20日間程度の講習が行われ、受講料は無料。  
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  四国農業の成長を応援/四国農機展特集  
     
  豊かな自然の恩恵のもと、魅力的な農産物を育む四国農業を農業機械で応援する大型農機展示会が10月に相次いで開かれる。2011年度愛媛農林水産参観デー協賛農機展は10月1〜2日、同県松山市の県農林水産研究所と同果樹研究センターで、第20回高知県農業振興フェアは10月7〜8日、同県南国市の県農業技術センターで盛大に開催される。大勢の来場者で毎年にぎわう恒例の行事だ。最先端の機械や技術、情報が一堂に会する両展を機に、さらなる四国農業の成長が期待される。  
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  個性豊かで魅力的、元気はつらつ四国農業  
     
  自然と大地の恵みを豊富に受け、多彩な農業が繰り広げられている四国。ここには、規模や栽培品目、経営形態などは様々だが、個性豊かで魅力あふれる農業の担い手、支え手たちがいる。命をつないでいく農業という仕事に誇りを持ち、農作業に日々いそしむ人々。生きてゆくのに欠かせない食や健康を守り、国土保全や自然災害の防止、環境保護や景観保全など農業から生み出される多面的な価値は誠に大きく、農業と真剣に向き合う生産者の果たす役割もまた計り知れないものがある。前向きに将来を展望し、生きいきと営農に励む生産者の姿を愛媛、高知両県内でみた。  
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  果樹栽培の多様化で新しい機械需要  
     
  わが国の果樹産業をめぐる情勢は、担い手の高齢化、栽培面積の減少など多くの困難な問題に直面している。近年の為替の円高もその一つで、国内果実は輸入果実との厳しい競争にさらされ、低コスト化をいかに達成するかが重要な課題となっている。とはいえ、わが国の果実栽培は零細な経営規模が多く、コスト視点だけから輸入果実に対抗することは困難であり、低コスト化と同時に味・香り・色彩・形状等、製品に差別化、高品質化、安全性の向上を図ることが不可欠となっている。そのためには果樹農業全体の体質強化が必要であり、この点でも機械が果たす役割は大きい。  
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