農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成25年3月11日発行 第2979号  
     
   
     
   
  汎用機の導入推進/農林水産省・平成25年の技術指針  
     
  農林水産省はこのほど、農業技術の基本指針(平成25年改定)をとりまとめ公表した。今年の指針改訂に当たっては、現場ニーズに即して農産物の高付加価値化、6次産業化等を進め、農林水産業の潜在力を引き出す「攻めの農林水産業」の実現を目指す。このうち、コストの縮減対策として、経営規模の拡大に対応した生産技術を導入・普及することとし、汎用機の導入等農業機械・施設の装備の最適化等に着目しながら、水稲直播栽培や麦・大豆の不耕起栽培、大豆「300A技術」、ばれいしょのソイルコンディショニング技術、野菜作における機械化一貫体系の導入等などを明記した。  
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  小型昇降機「美白米アッパー」発売/サタケ  
     
  サタケは、白米・玄米を搬送する農家向けの小型昇降機「美白米アッパー」(型式=BWE3A)を3月1日より発売した。同社では全国の産直農家、営農法人などへ向け、初年度500台の販売を見込んでいる。なお、同製品の出荷開始は4月初旬の予定。新製品「美白米アッパー」は、自立式スタンドを装備しており、電源を接続するだけで簡単に使用できる、設置工事不要の白米・玄米用小型昇降機。同社の小型光選別機「ピカ選mini」と接続できる専用ホッパカバーを標準装備しており、「ピカ選mini」の精品昇降機としてジャストフィットする。  
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  シャッタ開度自動の小型ブロードキャスタ/IHIスターが発売  
     
  IHIスターは、小型ブロードキャスタ「MBCシリーズ」を、昨年7月に発売開始した中型ブロードキャスタと同様に、オートアジャストコントローラ付きのオートタイプを登場させるなどのモデルチェンジを3月に行う。「MBCシリーズ」は、オートアジャストコントローラから、1.肥料粒種、2.希望散布量(kg/10a)を設定。3.散布間隔(m)、4.トラクタ走行速度(km/時)は初期根設定済で、変更も可能。レバーを「開始」側に倒すと、シャッタ開度を計算して散布を行う。開度別散布量の表からシャッタ開度を読み取る必要がなくなる。  
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  自走式草刈機用バーナイフ「ハイパースパイダー」/ツムラ  
     
  ツムラは、自走式草刈機用バーナイフの新型「ハイパースパイダー」を好評発売している。新製品は全長265mmで厚み2.8mm。刃幅は中ほどが30mm、先端部分は45mm(1段目)と50mm(2段目)の二段刃。全体を焼き入れしたあとでさらに刃先のみ衝撃焼き入れすることで、表面の硬度が非常に高くなり耐久性能や耐摩耗性を大幅に向上させるとともに、中は割れを生じない高い靭性があるため抜群の安全性を誇る。材料はSK85を使用し切れ味と長切れ、安全面に考慮した焼き入れ加工を施した。  
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  極小径チップソー「水際の達人」発売/三陽金属  
     
  三陽金属はこのほど、水田のあぜなど水際での草刈りに適した極小サイズの刈払機用チップソー「水際の達人」を発売した。水田の水際や用水路周辺、畑のうねや溝など狭い場所での草刈り作業に抜群の威力を発揮する。水際の達人は、外径が155mmと草刈りチップソーとしては最も小さい極小サイズを採用することで、水際や狭小地など微妙な操作コントロールが必要な場所でも扱いやすくした。小回りが利くことに加え、回転数が落ちたりせず、水はねが少ないのも大きな特徴。土の摩耗に強い超強靭チップを8枚だけ使用した、泥や土などに食い込みにくい形状の特殊刃で作業効率を大幅に向上させた。  
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  消音チップソーに変身する保護シート/ハートフル・ジャパンが発売  
     
  ハートフル・ジャパンは、チップソーの上にただ重ねて貼るだけで、草刈り作業中に生じる不快な金属音を大幅に軽減し、快適に効率よく作業できる草刈り用チップソー保護シート「無限大」を今月後半に本格発売する。特許出願中。同保護シートは、裏面の紙をはがしてチップソーに貼るだけで効果を発揮する。衝撃に強いポリカーボネート樹脂などの素材を採用。外径230mm用と255mm用の2種類(各2枚入り)あり、シートをあらかじめ装着した保護シート付きチップソー「超軽量 無限大」も用意した。  
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  太陽光発電事業を開始/山本製作所  
     
  山本製作所は2月26日、東北電力と太陽光発電について合意し、地球貢献を目指して、太陽光発電事業を開始することを明らかにした。太陽光発電設備は同社敷地内に設置し、年間発電量は約50万kwh。一般住宅の約140戸分の年間消費電力を賄う。設備工事の着工は4月に開始、7月完成予定。本格稼働は8月以降より行い、見学者を受け入れ、地域市民の環境教育にも貢献したいとしている。  
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  レアアースを再利用/ホンダが栃木で環境新技術説明会  
     
  本田技研工業は3日午前、栃木県茂木町のツインリンクもてぎ内のホテルで環境新技術と社会活動に関する説明会を開催した。環境新技術では、ハイブリッド車用ニッケル水素バッテリから抽出したレアアースを、ニッケル水素バッテリーの材料として再利用する仕組みを、世界で初めて確立した、と発表した。このレアアースは、ニッケル水素バッテリーに使用する負極材(水素吸蔵合金)として、日本重化学工業から電池メーカーに3月初旬より供給され、ハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーとして再利用される。  
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  福井熱処理の「亥旦停止」で復興農地の鹿害防止  
     
  東日本大震災による被災地の復興農地で、いま頭が痛い問題は鹿や猪による食害である。電気柵やネットで囲っても簡単に踏み破って侵入し、植え付けを台なしにする。こうした現状に一筋の光を当てているのが、福井熱処理が製造販売する侵入防止シート「亥旦停止」(いったんていし)だ。電気柵との併用で、侵入阻止に大きな効果が上がることが実証されている。岩手県陸前高田市上長部集落の鹿害の状況と、これを解決した侵入防止シートの効果を、先頭に立って支援に当たったNPO法人遠野まごころネットの斎藤正宏理事に聞いた。  
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  Curvoを2校へ寄贈/オカネツ工業  
     
  オカネツ工業は、昨年2月より販売を開始した電動ミニ耕うん機「Curvo(くるぼ)」の販売500台達成を記念して、このほど、岡山市内の支援学校2校に同機2台を寄贈した。岡山のモノづくり企業として創業65周年に行う地域への社会的貢献の一環という意味もある。寄贈先は岡山県立の瀬戸高等支援学校と岡山東支援学校。寄贈式はともに、2月13日午後1時半より、瀬戸高等支援学校内で両校の校長、教頭、事務局と一部生徒が、同社からは和田社長、松坂取締役、森販売推進部長、森安人事勤労部長が出席して行われた。  
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  春の展示会で勢い/ホソダ  
     
  ホソダは2、3の両日、同本社で「春のきらめきクボタの日展示商談会」を開催、本社テリトリーを中心に、羽生営業所、岩井支店管内の顧客農家を含め1300人を超える来場者で賑わいをみせた。社名を細田農機からホソダへ変更して丸2年、現在所へ本社を移してちょうど1年が経過したことから、日頃の感謝の意を示し、また、新たな同社の姿を見てもらおうとの目的で、2月以降、積極的に勧誘活動を推進。会場には、クボタをはじめ27のメーカー協力を得て、トラ・コン・田・管理機、作業機、乾燥機、防除機などの新製品を揃えたほか、道路を挟んだ向かいの会場ではミニ耕うん機の実演会場を設けた。  
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  国内向けは391億円/日農工・24年作業機実績  
     
  日農工(益本康男会長)作業機部会(鈴木康夫部会長)はこのほど、平成24年1〜12月の作業機の生産・出荷・輸出入実績を取りまとめて発表した。それによると、平成24年における作業機の生産金額は307億2888万円で、前年に比べ106.9%に回復した。国内向け出荷金額は390億5325万円で前年比114.6%、輸出向け出荷金額は11億6491万円で同110.1%となり、どちらも大幅に増加した。輸入は48億2945万円で同98.0%と前年並みだった。国内出荷を機種別でみると、水田用ハロー、畦塗機、ブロードキャスタなどが2桁増となった。  
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  農業用生分解性資材研究会が普及セミナー  
     
  農業用生分解性資材研究会(坂井久純会長)は4日、東京都墨田区横網のKFCビルにおいて「農業用生分解性資材普及セミナー2013」を開き、農業関連の団体や企業の担当者などが参加して生分解性資材の活用技術を検討した。今回のセミナーでは農業用生分解性資材の市場動向や生分解性マルチの圃場展張試験結果のほか、廃プラ処理の動き▽分解酵素による生分解性樹脂の分解特性▽生分解性樹脂の陸上養殖水処理技術への適用▽植物プランクトンから生分解性樹脂を取り出すイオン液などについて話題提供した。  
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  オーレックのラビットモアー活躍/福岡県の綾戸さん  
     
  オーレックは、ゴーカートタイプ(刈取部ミッドマウント方式)の乗用草刈機ラビットモアーを1992年、日本で初めて商品化し草刈り作業の省力化に多大な貢献をしてきた。福岡県広川町でブドウ150aと米1haを経営している綾戸陸夫さん(61歳)・和美さん夫妻は、同機の開発時から発売を心待ちにしていた農家だった。ラビットモアーは更新を重ねて今は3台目を使用中で、4台目の機種選定も済ませた。「草刈り作業が楽になったおかげで、体重64kgだったのが83kgに増えた」と爆笑する綾戸陸夫さんに取材した。  
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  機械開発課題を例示/林野庁・先進林業機械開発促進事  
     
  林野庁技術開発推進室(中村道人室長)は、平成25年度の林業機械開発事業として前年度にスタートさせた補助事業「先進林業機械開発促進事業」を継続実施する。既に、開発課題の公募を開始しているが、今回、林野庁として推奨する林業機械の開発課題を例示し、広く応募しやすくした。先月26日、都内で開催した平成24年度の林業機械化推進シンポジウムで「林野庁の林業機械開発関連予算の概要」について話題提供した中村室長が説明した。同室長は、架線系林業機械、車両系林業機械、その他に分けて例示し、「日本にない林業機械で機能向上、多機能化などが見込めるアイデアなどの応募を期待している」と積極的な対応を参加企業に要請した。  
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  今年も緑のカーテン大作戦/家庭園芸普及協会が希望校・園を募集  
     
  「緑のカーテン作りに挑戦しませんか?」―公益社団法人日本家庭園芸普及協会(羽田光一会長)は今年も苗と資材を無償で提供し、子供達にガーデニングに親しんでもらいつつ、身近な環境問題に関心を持ってもらおうという「にっぽん緑のカーテン大作戦」を実施、4月10日必着で参加者の募集を始めた。ホームページ上にアップし、広く参加者を募っている。今年も、日本全国の小学校・幼稚園・保育園の30校(園)程度を募集対象、幅65cm程度のプランター10個はじめ、ネット(1.8m×3.6m)5枚と苗、肥料を配布するとともに、協会が認定する園芸の指導者である「グルーンアドバイザー」を派遣し、栽培指導する。  
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  製品力前面に刈払機・草刈機の購買ムード喚起  
     
  草刈り用機械の販売が本格化するシーズンが到来した。刈払機をはじめとして、市場形成が進む自走式草刈機から乗用草刈機、さらにはインプルメント型と用途、条件に応じて販売できるラインアップとなっており、より間口が広がっている。中でも最も販売台数の多い刈払機は、昨年、反転攻勢が期待されたものの、やや停滞感もあっただけに今年は安定需要という強みを活かし活性化を図りたいところだ。特に今年は、排ガス規制適合エンジン搭載機による環境対応商品の販売や新型スロットル搭載など、各企業がリードしてきた取り組みも市場に浸透し始めている実績を活かし、拡販に結び付けたい。  
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  アグロテクノロジーの時代へ/SIMA技術顧問のフレデリック・ヴィジェ氏に聞く  
     
  世界最大規模の国際農業機械国際見本市・パリSIMA展。その専門技術顧問であり、技術奨励賞(イノーベイション賞)の審査委員のひとりであるフレデリック・ヴィジェ氏は、フランス農業学士院会員・IRSTEA(前セマグレフ)の価値化委員を務める有識者だ。前任のモンタレスコウ氏の後を継ぎ、昨年、その任に就いた。「21世紀はアグロテクノロジーの時代」として、長年、農業機械のコミュニケーションシステムに携わってきた。今回のSIMA展で金賞を受賞した新技術を中心に、これからの農業のあり方、テクノロジーの方向を聞いた。  
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  新鮮な感動覚えた欧州農機・農業/視察団員の感想  
     
  第66次農経しんぽう欧州農機事情視察団一行41名が帰国した。今次はドイツ・ミュンヘン郊外のトラクタメーカー、フェント社、バイエルン州で最も美しいといわれるクラインガルテン(市民農園)、イタリア・ローマ郊外で農産物の生産・直売、レストランまで営む多角化経営農家・ヤッケッリ農場、農機販売店のアグリテクニカ・サッケティ社、フランス・パリで開催された農業機械の国債見本市、SIMA展を視察した。欧州地区の農機事情は、世界的な穀物価格の高騰を背景に活況を呈し、多くのメーカーが2桁台の伸びを見せている。また、農家も大規模化・多角化を図るなど「21紀は農業の時代」を体感した。その感想文を団員から頂いた。  
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