農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成26年9月22日発行 第3051号  
     
   
     
   
  機械化関連予算を拡充/農林水産省27年度概算要求  
     
  農林水産省の平成27年度予算概算要求では、機械化関係の事業が大幅に拡充されている。機械整備に関しては、飼料用米の利用拡大に向けた畜産機械リース事業に59億円、畜産農家の収益性向上に必要な機械リース事業等に160億円など畜産関係のリース事業を強化。次世代施設園芸導入加速化支援事業を前年度の20億円から63億円、加工・業務用野菜生産基盤強化事業も10億円から20億円に大幅拡充を図るなど野菜対策も強化する。先端ロボットなど革新的技術の開発・普及には52億を新規要求。アシストスーツや無人トラクタなどロボット技術やICT技術の導入の研究開発、導入実証等を支援する。  
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  なくそう!!農作業事故/中四国農政局が標語コンテスト  
     
  農林水産省中国四国農政局は、9〜10月の「2014年秋の農作業安全確認運動」の一環として、「2014農作業安全標語コンテスト」を実施している。「なくそう!!農作業事故」をテーマに掲げ、農作業事故への注意喚起、農作業安全への意識向上、「熱中症」対策等を啓発する標語を募集している。作品は30文字以内で、テーマの趣旨を明るく簡潔に表現したもの。文字数が少ないものが望ましい。応募者の年齢や住所に制限はなく、応募点数は1人5点まで。締切は10月31日(当日消印有効)。11月に審査を行い、農政局長賞など入賞作品を決定する。  
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  農薬の安全確保と必要性紹介/農林水産省などが食品のリスクコミュニケーション  
     
  農林水産省は16日、内閣府食品安全委員会、消費者庁、厚生労働省及び環境省と合同で、合同庁舎4号館において、「食品に関するリスクコミュニケーション―知ろう、考えよう、農薬のこと―」を開催した。冒頭、山本廣基氏(大学入試センター理事長)が「農薬はどうして必要?」と題して基調講演。続いて、行政による農薬関連の規定や取り組みが紹介され、農林水産省は農薬登録と使用者への指導、厚生労働省は食品衛生法における農薬の残留基準について、内閣府食品安全委員会は農薬の食品健康影響評価について説明。さらに、様々な立場からの話題提供も行われた。  
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  多目的4輪駆動作業車「マルチ1」/長田通商  
     
  長田通商は今年から、作業機を取り換えることによって各種作業に対応できる多目的4輪駆動作業車「マルチ1」の本格販売を進めており、これからの冬場は、とくに除雪作業現場でのメリットをアピールしている。とくに20、25、28馬力エンジンを搭載しているS500、S600シリーズは、多数のアタッチメントを簡単に交換でき、作業効率と運用コストに意を置いた設計で、各種用具との組み合わせにより、農業、非農業を問わず、まさにマルチな働きぶりをみせる高機能車だ。  
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  コンパクトで高能率な「オニオン・タッピングマシン」/ニシザワ  
     
  ニシザワは「オニオン・タッピングマシン NOTM-1」を拡販する。今春、市場投入した同機は、首部に青みが残る未乾燥タマネギ(青切り出荷用タマネギ)の根と葉を自動で切断する調製装置。軽トラックに載せられる大きさと重さで、コンパクトながら高能率なのが特徴だ。今年は各地で活発に実演を展開し好感触を得ており、来春のシーズンに向けた予約も入っている。同装置は1時間に約3500個処理でき、毎時処理量が約800個の手作業に比べ効率は4倍以上と大幅に省力化できる。また屋内での定置利用だけでなく、発電機を使えば圃場内で移動しながらの作業も可能だ。  
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  農業にパワースポーター/運動科学  
     
  運動科学が農業界に普及を図っている「パワースポーター」は、押圧パッドを使った新しい作業補助具で、筋肉の加圧トレーニングに近い効果を持ち、正しい姿勢、筋力の使い方で作業ができるようになることから、これを使用しない場合に比べて疲労が軽減され、腰痛その他を緩和する効能が得られる。医療用とはまったく別のコンセプトから開発された商品だ。製品としては、「作業用 腰」「作業用 膝」があり、農林漁業それぞれの仕事場面で簡単に使える。  
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  ブルネイに新籾摺精米プラント/サタケ  
     
  サタケが、東南アジアのブルネイ・ダルサラーム国(以下ブルネイ)より受注していた籾摺精米プラントが完成し、去る8月20日、現地で同国のペヒン・ヤヒヤ産業一次資源相などが出席し開所式が執り行われた。新施設は同国の米自給率向上計画の一環として建設が進められていたもので毎時仕様能力は3.5t(籾)の最新鋭プラント。サタケは粗精選機、籾摺機、精米機、光選別機など設備一式を納入した。ブルネイ政府では将来的に大型精米プラントの建設も検討しており、サタケではこうした動きに応えて「同国の食糧計画に対し、今後も様々な形で協力・貢献させていただきたい」としている。  
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  キルギスへ、ヘーベーラなど出荷/IHIスター・JICAの公募で  
     
  IHIスターは、同社海外営業部よりキルギスへ向けて、「ディスクモーア」、「ジャイロレーキ」、「へーベーラ」を出荷した。今回の出荷は、同社提案が、国際協力事業団(JICA)の「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」の第2回公募において採択されたことによる。同社では、キルギス、カザフスタン両国に対して、「広域酪農地域向け農業機械普及促進事業」として、小型牧草機械などの農業機械の実証活動と北海道での研修活動を通じ、製品普及を図っていく。  
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  WLCで日本代表が活躍/ハスクバーナ・ゼノアが伝える  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは17日、スイスのブリエンツで10〜13日に開催された世界伐木チャンピオンシップ(WLC)の報告として、日本の代表選手4氏の活躍ぶりを伝えた。とくにアンダー24のジュニアクラスに初挑戦した千崎倫正氏(青森県・マル先千崎林業)は全種目で安定したポイントをあげ、伐倒部門では日本記録の640点をマーク。総合成績7位と、2010年以降に日本から参加した選手の中では最高位を獲得し、今後の表彰台(6位まで)ランクインに期待をつなぐ躍進を遂げた。ハスクバーナはWLCの永久スポンサー、ハスクバーナ・ゼノアはJLCのゴールドスポンサーであり、今回の代表選手のうち3氏はハスクバーナのプロソー576XPを使用した。  
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  ハウス向け断熱材や防犯関連など多彩な商品を推進/弓田建設  
     
  弓田建設は、新たな事業部門として「SaPro事業部」(セールス・プロモーション事業部)を立ち上げ、農業支援をはじめ防犯機器や除雪・融雪機器の販売、リース事業を積極的に展開している。推進商品は、既報の果樹園における盗難などを防止するための各種機器に加え、ホイールローダをベースマシンとする脱着式除雪アタッチメント、同アイスクラッシャー(狭小道路や歩道のわだち、圧雪を破砕する)、夏は草刈り、冬は除雪に使える草刈型(刈払型)除雪機、鳥獣害防止機器、移動式ミストファン、ビニールハウスなどで断熱効果を発揮する5層構造の空気断熱シート等々、多彩な品目を揃えている。  
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  高値で売れるカルテック米/カルテック農法を活用  
     
  生産コストを下げ、販売価格を上げることができたら利益は大きく拡大する。農作物栽培では土づくりを通して、この一石二鳥を実現できる。その事例として高知県高岡郡四万十町のサンビレッジ四万十、くぼかわ特栽米研究会を取材した。両者は、乳酸菌(ラクトバチルス)を用いる土づくり、そしてカルシウム栄養を重視するカルテック農法を活用して低コスト・付加価値化だけでなく、地域農業の維持にまで役立てようと、意欲的に取り組んでいた。  
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  金額ベースで生産2桁増/陸内協・上半期の陸用内燃機関の生産、輸出  
     
  日本陸用内燃機関協会(苅田広会長)はこのほど、今年上半期(1〜6月)の陸用内燃機関生産実績並びに輸出実績まとめ、公表した。それによると、ガスエンジンを除いた1〜6月の累計生産台数は、214万7738台となり前年同期に比べ92.0%にとどまっている。しかし一方、金額ベースでは2399億9766万8000円で同112.6%と二桁以上の伸びとなっている。累計生産の内訳は、ディーゼル78万1889台、ガソリン136万5849台。一方、1〜6月の輸出実績は、ガスエンジンを含め126万3802台となり、対前年同期に比べ83.3%と、海外生産シフトが加速する中、大きく減っている。  
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  会長に野口氏を再選/日本生物環境工学会が大会  
     
  日本生物環境工学会(野口伸会長)は8〜11の4日間、都内千代田区の明治大学駿河台キャンパスにおいて、2014年東京大会を開催した。10日には同キャンパスリバティーホールにて同学会2014年総会が開催され、第5期役員選出などを行い、全て承認された。第5期会長には野口伸氏(北海道大学教授)が再選された。総会終了後、同ホールで公開シンポジウム「環境変動下における食料生産と生物環境工学」が開かれた。シンポジウムでは、星岳彦氏(近畿大学教授)による「ICT活用によるスマート施設園芸・植物工場の構築」など5講演と総合討論が行われた。  
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  柴田さん(秋田県)に最優秀賞/JA全農・酪農経営体験発表会  
     
  JA全農は12日、東京・品川のコクヨホールで、第32回全農酪農経営体験発表会を開いた。最優秀賞には「引き継がれていくことを願って」を発表した柴田瑞穂さん(秋田県)が選ばれた。同日の発表内容は、1.新しい力と共に歩む“絡農”経営=田中洋希(北海道)、2.沖縄の気候に合った酪農を目指して〜家族とともに歩む=高宮城実一郎(沖縄県)、3.「引き継がれていくことを願って」=柴田瑞穂(秋田県)、4.地域と共に歩む経営=河又潤(栃木県)、5.バランスを大事にする牛飼いを目指して=知久久利子(千葉県)、6.里山放牧を活用した低コスト酪農を目指して=農事組合法人日登牧場(島根県)の5氏と1法人。  
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  農ある都市の実現へ/植物工場研究会がシンポジウム  
     
  NPO法人植物工場研究会(古在豊樹理事長)は13日、千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターにて、植物工場シンポジウムを開催した。初めに、三菱総合研究所理事長・小宮山宏氏による基調講演「プラチナ社会の実現に向けて取組むべき方向性」及び、古在理事長によるテーマ講演「植物工場を核とした地域社会変革への道」が行われた。小宮山氏は21世紀は衣食住等の量的豊かさが世界の主要部分に行き渡り、今後は人生の質を実現する「プラチナ社会」の構築が重要になると述べた。そのために、ICTを用いたスマート農業及びスマート林業を推進して資源自給国家を目指すべきと語った。古在氏は、植物工場の市民生活に貢献する役割を指摘した。  
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  WLCでSTHLチェンソーの使用者が優秀な成績収める  
     
  スチールは、9月10〜13日にスイス・ブリエンツで開催された「第31回ワールド・ロギング・チャンピョンシップ」(WLC)でSTHLチェンソーの使用競技者が極めて優秀な成績を収めたことを、発表した。それによると、個人総合部門のプロフェショナルと24歳以下のジュニア部門の両方で、STIHLチェンソー使用競技者が、それぞれのクラスで金・銀・銅を独占。日本からも3名が参加。STIHL・MS460チェンソーを使用した今井陽樹氏が、初出場ながら、全くミス(ペナルティポイントなし)がなく、1478ポイントを獲得、素晴らしいパフォーマンスで日本人トップの成績を収めた。  
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  アジア最大規模のSTIHL Shopが上越にオープン/ホンダウォークが展開  
     
  スチールは、かねてより新機能の店舗づくりとして全国の代理店に対して「STIHL Shop」を提案している。国内50店舗目となり、また、アジア最大規模となるショップが新潟県上越市にオープンした。その記念式典が12日、ホンダウォーク(石塚賢一社長)・PLOW上越店の同店舗前で開催。石塚社長は「STIHL Shopは当社・新潟西店、長岡店に続く3店舗となり、旗艦店としてオープンした。これを機に、より地域に根差した活動と“屋外仕事をもっと楽しく”をテーマとした提案をしていく」と抱負を述べた。  
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  ビーバー・ビッグハンマーを新発売/山田機械工業  
     
  山田機械工業はこのほど、獣害侵入防止柵や花卉・野菜用支柱の設置などに威力を発揮する小型杭打機の新型「ビーバー・ビッグハンマー」を開発、新発売した。この2年間で3倍増の売れ行きを示す「マジックハンマー」をスケールアップしたもので、1回の打撃力を2.5倍の2tへパワーアップすることで、杭打ち作業の更なる省力化・効率化を実現している。排気量41.5ccの2サイクルエンジンを搭載、1分当たり5500回の打撃数で径60mmまでの木杭や鉄パイプ・C型鋼等を打つことができる。  
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  47都道府県でチェンソー研修/林業・木材製造業労働災害防止協会  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(佐藤重好会長)が今年度の厚生労働省の補助事業の実施主体として行う「新時代に即応した安全な林業作業に関する集団指導会」がスタート、これから11月にかけてチェンソーの正しい使い方を再確認する研修が各都道府県で開催される。チェンソーの正しい使い方、危険な使い方を周知徹底することで、伐木造材作業における事故や怪我を減らすのが狙い。一部の自治体では既に指導会を修了したところもあるが、多くはこれからで、チェンソーを用いた作業全般に関する基礎知識を復習していく。同協会では、職場から労働災害を出さないためにも多くの参加を、と呼びかけている。  
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  「生しいたけ」「えのきたけ」前年並み/平成25年特用林産物の生産量  
     
  林野庁は11日、平成25年特用林産物の生産量(速報・主要品目)をまとめ、公表した。速報値は、特用林産の主要品目について、食用、非食用とに分けてとりまとめたもの。それによると、食用のきのこ類については、「生しいたけ」「えのきたけ」は前年並み、「ひらたけ」「まいたけ」「エリンギ」と「まつたけ」は増加している。これに対し、「乾しいたけ」「なめこ」「ぶなしめじ」は減少した。生産量の最も多いのは「えのきたけ」の13万3554tで前年比99.6%。次いで「ぶなしめじ」の11万7154t、同95.8%という結果。しいたけでは、生が前年比101.9%の6万7760t、乾は、3498t、同94.4%。  
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  27年度の林業機械化関連予算/林機協が今年1回目の機械化研究会  
     
  一般社団法人林業機械化協会(伴次雄会長)は17日、東京都文京区後楽の林友ビル内の会議室で今年第1回目となる林業機械化研究会を開催した。今回は「平成27年度林野庁予算概算要求の概要について」で林野庁技術術開発推進室の大政康史室長が講師として説明にあたった。林野庁予算のうち林業機械関係を抽出し、事業のポイントや林業機械との関連などを話した。出席した協会会員は、来年度に取り組む林業機械化の予算について耳を傾けた。  
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  四国農業の躍進に期待/10月に愛媛、高知で農機展  
     
  豊かな自然と大地の恵みのもとで個性あふれる多様な農作物を育む四国農業を農業機械で応援する大型農機展示会が、今年も実りの秋を迎えた10月に愛媛、高知両県で相次いで開かれる。愛媛農林水産参観デー協賛「農機具まつり」は10月1、2の両日、同県松山市上難波甲(旧北条市)の県農林水産研究所(旧農業試験場)と同果樹研究センター(旧果樹試験場)を会場に、第23回高知県農業振興フェア「農機具まつり」は10月10、11両日に同県南国市廿枝の県農業技術センターで盛大に開かれる。ともに毎年、大勢の人が詰めかける恒例行事だ。  
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  地域の支え手が前向きに農業を展開/四国  
     
  海・山・川・里のあふれるほどの恩恵を受け、数々の農水産物を育む四国。ここには、多彩な営農を繰り広げる、誠に個性豊かで魅力に富む多様な農業の担い手、支え手がいる。人は「食」なしに生きてゆけず、農業には食を守り命をつなぐ重要な役割がある。また環境を守り、自然災害を防ぎ、景観や国土保全など農業・農村から生みだされる多面的な価値は計り知れず、農業と日々向き合う農業者の役割も果てしなく大きい。経営規模や栽培品目、経営形態どはさまざまだが、前を向き、農業という仕事に誇りを持ち、懸命に営農に励む生産者の姿を愛媛、高知両県内で追った。  
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  多岐にわたる果樹機械の需要  
     
  現在、果樹栽培で導入されている主な機械を列挙してみると、単軌条運搬車のモノレールや動力運搬車、SSをはじめとする防除機、刈払機など草刈機、肥料散布機、電動剪定はさみや選果機、さらには剪定した枝を処理するチッパー、6次産業化関連として乾燥機やスライサー、チップ化する破砕機などもある。近年、需要が増加傾向にあるのが、収穫・剪定作業など高い所で作業を行う際に必要な高所作業車。安全性と機能性が向上、操作性もアップしている。また乗用草刈機も下草刈りの軽労化商品として導入が進み、小型製品では電動剪定はさみの人気が高まっている。  
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