農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
生産・販売・技術まで、アグリビジネス全般の最新ニュースを掲載 
2万5000部発行 定期購読のお申込みは03-3815-0211
ホーム | 関連リンク集 | バックナンバー---
     
  農経しんぽう  
  平成27年4月13日発行 第3077号  
     
   
     
   
  人口減少社会を特集/平成26年度白書案  
     
  農林水産省は7日、東京・霞が関の農林水産省講堂で、食料・農業・農村政策審議会企画部会を開き、平成26年度食料・農業・農村白書(案)を承認した。今年の白書は1.人口減少社会における農村の活性化、2.新たな食料・農業・農村基本計画―の2本を特集している。また、各章では、6次産業化の推進、日本食・食文化の魅力発信と輸出の促進、生産・流通システムの革新、研究・技術開発の推進、鳥獣被害対策の推進、再生可能エネルギーの推進など、多様な視点から記述が行われている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  新たな食料・農業・農村基本計画で全国説明会/農林水産省  
     
  農林水産省は7日、省内で新たな食料・農業・農村基本計画全国説明会及び全国農林水産業・地域の活力創造協議会(第9回)合同会議を開き、新たな基本計画を説明した。開催に当たり挨拶した林農林水産大臣は、「新たな基本計画で示した施策等を着実に進めていくためには、現場とキャッチボールをしながら、基本計画の内容、考え方を現場の皆様に理解していただくことが重要」だと指摘し、「我が国の食料自給力の現状や動向についての認識を広く共有して、食料安全保障に関する国民的議論を深めていきたい」と述べ、強い農業と美しく活力ある農村の実現に向けて、基本計画に掲げる施策を総動員して、全力で取り組んでいくと語った。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  玉ねぎ調製機を発売/大竹製作所  
     
  大竹製作所は、玉ねぎ調製機「玉ねぎキリちゃん TK-1」を発表、玉ねぎ農家の期待を集めている。同機は、葉を持って投入するだけで、機械が根をそろえ、根と葉をカットする便利さが魅力。主な特徴は、1.様々な大きさ、形状、葉の太さの玉ねぎに対応が可能、2.根・葉の切断刃には、ディスクカッターを採用しているので、高耐久性で長持ちし、研磨などのメンテナンスは必要がない、3.大量の玉ねぎをどんどん投入すると、投入時の玉ねぎの高さはバラバラになりがちであるが、「TK―1」は、切る直前に位置補正をするので、いつもきれいな切断面が可能―など。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ブレーキ式刈払機を復刻/カーツ  
     
  カーツはこのほど、レバーを離すと同時に草刈刃の回転がストップするセーフティブレーキ機構を搭載した「カーツブレーキ式刈払機」を発表、今夏より国内外への販売を開始する。「刈払機により一層高い安全性を」という声に応えて“カーツブレックの復刻”を決めたもので、レバーから手を離すや否や草刈刃の回転が0.5秒以内、通常の草刈4枚刃であれば0.3秒で完全停止する。トリガー式スロットルレバーの安全性についての考え方に一石を投じた形だ。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  芝のエアレーション用電動「ネホール」発売/イガラシ機械工業  
     
  イガラシ機械工業はこのほど、市販の電気ドリルやインパクトドライバーにセットし、電動工具の要領で芝生に穴をあけ、エアーレーション作業(更新作業)ができるポール「ネホール」(特許出願)を開発、発売を開始した。同機は、立ったままの姿勢で、電気ドリル(インパクトドライバー)のレバーを握るだけで、楽々とタイン10mm径の穴を、芝に穿孔できる。深さ最大200mmまで掘れるため、極めて有効なエアーレーションが行える(ポールの長さは、身長に合わせて590〜740mm調整可能)。また、先端ドリルにより、抜き取ったコアは細かく崩れ、風化によって取り除く必要がなくなる。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  ヤンマーミュージアムの来館者が20万人を突破  
     
  ヤンマーが、創業100周年記念事業の一環として平成25年3月、創業者生誕地である滋賀県長浜市に建設した企業ミュージアム「ヤンマーミュージアム」が、開館約2年にして累計の来館者数がついに20万人を突破、話題を呼んでいる。2年という短期間での20万人は、地方にある企業ミュージアムとしては異例のことで、同館ではこれを記念して4月18、19の両日、「20万人達成ありがとうイベント」を催す。同ミュージアムは開館以来、エンターテインメントと学習が融合した新しい形の企業ミュージアムとして人気を呼び、来館者は11カ月で10万人を突破していた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  富山、福井近畿クボタが統合し、北陸近畿クボタが発足  
     
  クボタ農機国内営業本部は3月31日、本年4月1日付をもって、中期構想の一環として進めてきた富山クボタと福井近畿クボタの経営統合を実現、北陸と一部近畿地域の1府4県をカバーする広域販売会社として新生「株式会社北陸近畿クボタ」を新たに発足させたと発表した。2社の統合の狙いは、広域化・規模拡大により販売力の強化と経営効率の向上を図ること。統合日は平成27年4月1日。会社名は「株式会社北陸近畿クボタ」。代表取締役会長に松田一郎氏(旧福井近畿クボタ社長)が、代表取締役社長に上田峻氏(旧富山クボタ社長)が就任した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  伊関商会が滋賀県彦根市でマックスハローの実演会  
     
  伊関商会は4日、彦根市肥田町の圃場で、ササキコーポレーションの「超耕速代かき機 マックスハローACE(エース)」の実演試乗会を開催した。併せて5月の発売に先がけ、ヤンマープレミアムトラクタ「YT」シリーズを県内でいち早く披露、90馬力の「YT490」(デルタ仕様)の実演試乗も実施。彦根市内や犬上、愛知両郡、東近江市の一部から参加した担い手農家約50人に最新機能をアピール、提案した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ニチノーグループ農機展が盛況/日農機  
     
  日農機は、河東郡音更町の十勝農協連家畜共進会場「アグリアリーナ」において、3月30、31の2日間、「ニチノーグループ農業機械展」を開催した。今回は、「草刈るチ」と「草刈るチJr.(じゅにあ)」の中間機種として新発売した「みらくる 草刈るチmid.(みどる)」をはじめ、ワンタッチカッティング機構を搭載した「全自動ポテトカッティングプランター(トカチiPA-2、トカチiPA-4)」、一体型ダブルタンクを搭載した「プランター(タバタTJEBS-4UR)」などをアピール。今年も春の幸先の良いスタートダッシュとなり、今後が期待できる展示会となった。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  塗装ラインなどを新設/東洋農機の工場増築が完了  
     
  東洋農機は、昨年の秋よりスタートした工場の増築がこのほど完了し、新しいラインでの生産を開始した。今回の工場の増築は、北海道内の農家に高性能な大型機械の導入が進展していることから、大型機械の生産が可能な設備が必要となったためで、従来の工場1万坪にプラスして、今回、天井までの高さが10mある建物5000平方mを拡張したもの。組み立てライン、塗装ライン、製品検査場が新たに増設され、すでに3月末から「けん引スプレーヤ」などの生産に利用されている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  「トルクチェッカー発売記念」キャンペーン/TONE  
     
  TONEは「トルクチェッカー発売記念」キャンペーンを今月1日にスタート、5月30日まで実施する。トルクチェッカーは、簡単にトルクレンチの始業前・終業時の日常点検や定期点検ができるコンパクトな簡易型トルク測定器で全3種類ある。キャンペーンは、期間中に対象製品のトルクチェッカーを購入すると、もれなく購入製品に合わせて「トルクレンチ」もしくは「アクティブキャビン」がもらえる特典付きで、製品と一緒に梱包されているプレゼント応募案内状に記載のURLからアンケートに回答した人が対象になる。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  国際土壌年によせて土と肥料の講演会を開催/日本土壌肥料学会  
     
  一般社団法人日本土壌肥料学会(間藤徹会長)は4日、都内の東京大学山上会館で「土と肥料」の講演会を開催した。同講演会は同学会通常総会の特別企画として開催され、国連が定めた国際土壌年にあたる今回は、「国際土壌年によせて」をテーマに掲げ、小崎隆氏(首都大学東京大学院都市環境化学研究科教授)による「国際土壌年によせて―私たちは土壌劣化から何を学んだか―」及び伊藤治氏(国連大学サステイナビリティ高等研究所シニアリサーチフェロー)による「アフリカサバンナにおける農業開発―土壌肥料的観点からみた現状と問題点―」の2講演が行われた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  JA全中・萬歳会長が辞意表明  
     
  JA全中の萬歳章会長は9日の定例記者会見で、辞意を表明した。後任の会長人事は今のところ未定で、5月の理事会で今後の会長選任のスケジュールを決定し、8月上旬にも開催予定の臨時総会で、正式に選任する。萬歳会長は、「農協改革法案が閣議決定されたことをひとつの節目として」辞意を固めた。今後は「新たな会長の下で新たな組織改革を進めていってほしい」と退任の弁を述べた。後任については、「自己改革を成し遂げていける方が選任されるだろう」と自己改革の継続に期待した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  燃料利用やシステム/木質バイオマスのエネルギー利用  
     
  「木質バイオマスエネルギー利用元年」といわれる今年。FIT制度(電力固定価格買取制度)の導入に伴い各地で木質バイオマスを利用した発電施設の稼働が本格化しており、また、小規模施設での調達価格も決まるなど、運用条件も着々と整いつつある。この先、エネルギー利用をより広範に、裾野を広げていく上では関連技術の成熟、新規分野を開拓する新技術の開発が待たれている。現状はどうなのか、技術開発事業の成果からみた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  次世代の架線系機械/開発担当企業が成果報告書  
     
  林野庁の平成26年度の委託事業である「次世代架線系高性能林業機械等開発推進事業」の開発担当企業はこのほど、この1年の事業成果を報告書としてまとめ、提出した。報告したのは、委託先として指名され、それぞれの開発課題に取り組んだ一般社団法人林業機械化協会(南星機械、イワフジ工業)、前田製作所、松本システムエンジニアリングで、事業で取り組んだ開発内容をはじめ、開発機械の概要、試験結果そして今後の課題をレポートしている。26年度は、4つ企業が4つの開発課題にそれぞれ取り組み、これからの架線技術、作業体系を組み立てていく上で欠かせない集材機、高出力型自走式搬器、高性能タワーヤーダ、架線作業用器具を試作、実証した。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  チェンソーの新テキスト頒売/林業・木材製造業労働災害防止協会  
     
  林業・木材製造業労働災害防止協会(佐藤重芳会長)はこのほど、伐木造材業務従事者向けの安全衛生教育用テキストとして「上級チェーンソー作業者の安全ガイド―伐木造材業務スキルアップ教材」を発刊、頒売を開始した。平成26年度の厚生労働省の補助事業として、チェンソー作業者を対象に47都道府県で「新時代に即応した安全な林業作業に関する集団指導会」を実施。テキストとして使用した「チェーンソー作業の安全ナビ(安衛則第36条第8号に掲げる業務特別教育用テキスト伐木造材作業者用)」をベースに、その後の関係法令の追加・変更、作業方法の変化などに対応した内容。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  クオリティー高める芝管理  
     
  あるゴルフ場運営事業を行っている会社では、2月の営業収益、来場者数ともに、昨年を3割以上上回っており、降雪に悩まされた昨年と比較すると、今年は、3月までのところ順調なペースで推移しており、ゴルフ場の経営が天候によっていかに大きく左右されるのかが示された年となっている。また、ゴルフ場の管理作業にしても、人員は減らされ、管理費用は削られてきたが、やはり質の高いコースでプレーをしたいというゴルファーは多く、クオリティーの維持のために各ゴルフ場は注力し続け、春を迎えてさらに活発化している。今年は、10月に「ジャパンターフショー」が開催さることから、ゴルフ場の管理作業への関心が一層高まっている。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  芝管理・緑化資機材の先進の技術で美しい緑空間維持  
     
  美しく維持された芝地空間を有するゴルフ場。「緑のじゅうたん」を提供していくため、これまで先人が築き上げてきた管理技術、ノウハウをフル活用し、発揮させていくとともに、最新の技術を採り入れるなど、絶え間ない努力と研鑽とで実現している。特に経営環境が目まぐるしく変動しているゴルフ場では、より効率的な管理が求められており、先進の管理技術や作業能力に優れた管理用機械を駆使し、省力かつ合理的な作業を実践している。今週は、春恒例の「芝草緑化管理機材特集」として、ゴルフ場の緑地管理の現場を訪ねて現状を確認するとともに、芝草管理に関連した技術的な動向、業界の対応など様々な話題を集め、掘り下げた。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  ユーザーの選択の幅広げる刈払機・草刈  
     
  草刈り用機械は、用途、場所、作業者などの各条件に応じて最適な機種が選べるよう品揃えが充実、ユーザーの選択の幅を広げている。手持ち用機械として適応性に優れた刈払機を軸にしながら、最近は、自走式、乗用式、インプルメント型と厚みを増しており、また、ここにきて新たな開発コンセプトを取り入れたロボット式などの投入も進んで、一段とバラエティに富んできている。今週はロボット式や自走式機械の動向に焦点を当てながら「刈払機・草刈機」を特集した。  
  ホームに戻る  
     
   
     
   
  農業の将来像見る/新潟クボタ・中野氏の欧州農機視察レポート  
     
  9日間の視察を経て、私が一番強く感じたのは、欧州の農業、農業機械業界共に非常に高い熱気の中で、国際競争力の市場原理の中において着実に進化を続けていたことです。ベルギーの農機ディーラーのマテルマコ社は、クボタのガーデン用トラクタを年間350台販売し、担当者よりクボタを販売する理由は日本製品の品質の高さと信頼性だと聞いた時は、遠方の地で情熱を持って日夜販売している社員の姿に感謝しなければならないし、国内市場はこれらの人達への製品提供のマザー市場である事を改めて認識させられました。私はこの欧州視察で世界の最前線を見させていただきました。日本の力を世界にぶつけて大きくシェアを伸ばしていただきたいと思います。  
  ホームに戻る  
 
 
     
   
  故吉田一夫氏(前新潟クボタ社長)のお別れの会  
     
  去る2月22日、89歳で逝去した前新潟クボタ代表取締役社長・吉田一夫氏のお別れの会が8日午前、新潟市中央区川端町のホテルオークラ新潟で執り行われた。これにはクボタの木股昌俊社長ら関係者など総勢約1000名が参列、献花を行い故人の遺徳を偲んだ。吉田社長夫妻、故人の令夫人が参列者を迎え丁重に謝意を表した。木股社長は「追悼のことば」を寄せ、その中で特別優秀ディーラー賞を通算35回も受賞し全国屈指の販社に育て上げたと経営手腕を称えるとともに生前の労苦をねぎらいつつ、最後に「吉田さん、好きな音楽を聴きながら新潟のおいしいお酒を思う存分召し上がってください」と結んでいる。  
  ホームに戻る  
 
 
     
     
お問合せ:株式会社 農経新報社 TEL:03-3815-0211 FAX:03-3815-0265  MAIL:info@n-simpo.co.jp
Copyright(c) 2003 Nokei-simpo CO.,Ltd. All Rights Reserved  当サイト内容の無断転載・引用を禁じます。