農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成27年9月28日発行 第3099号  
     
   
     
   
  薬剤漏れなく超微粒薬剤を散布・均一混和/松山がロータリソワーRS07シリーズ新発売  
     
  松山はこのほど、ニプロロータリーソワー「RS07シリーズ」2型式を新発売した。キャベツやはくさいなどの根こぶ病対策に施用される薬剤は、均一に土と混和することが求められ、また超微粒子状ホッパーからの漏れやシャッターからの漏れの問題があり、機械散布が難しい資材とされる。今回発売するニプロロータリーソワー「RS07シリーズ」は、この薬剤の精密な散布を可能にした。また、このロータリーソワーは、「ニプロロータリー」に装着することで、耕うんと同時に薬剤の散布が可能になる。さらに薬剤の散布ばかりでなく化成肥料の散布も可能で、作業用途が広がり、機械の効率利用にも資する。  
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  トマト洗浄機を開発/葉山ヒューテック  
     
  葉山ヒューテックは、出荷するトマトの表面に付着した汚れをふき取る「トマト洗浄機」を開発した。直径約3cmから10cmの大きさのトマトに対応する。開発した標準仕様機は長さ約220cm、幅約90cm、高さ約130cmで、直径15cmの食品衛生法に適合した全面植毛タイプの洗浄ブラシが5本ある4レーンタイプ。トマトを投入すると、細かな霧で軽く濡らしてから、やわらかく毛先の長いブラシで表面の汚れをやさしく落とす。水滴は乾燥エアーで軽く吹き飛ばし、ロール状のブラシとブラシの間のレーンに半分ほど沈みこんだトマトが、回転するブラシの間で転がりながら磨かれて出てくる仕組み。  
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  「油圧パワーパッケージ」好評/トランク  
     
  トランクは韓国製省力化機器の輸入販売にも力を入れ、油圧シリンダや油圧パワーパッケージ、排ガス規制対応汎用ディーゼルエンジンなどの産業用パーツ、アルミダイキャスト鋳物などの精密鋳造パーツを紹介し好評を得ている。油圧パワーパッケージの一つ「シリンダーパック」は油圧シリンダモーターとポンプが一体となったユニットで、ブドウ園などで使う電動棚下作業車の荷台昇降ユニットにも採用されている。  
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  稲刈りイベントに250名/ヤンマー遊悠ファームとよの  
     
  ヤンマーが大阪府豊能町高山地区に開設している会員制体験型農園「ヤンマー遊悠ファームとよの」で19、20日の両日、稲刈り体験イベントが行われた。キヌヒカリがたわわに稔った圃場には、2日間で約250名が集合、秋空の下、手刈り作業に汗を流した。5月の田植え、7月の除草、8月の案山子作りに続くイベントで、今回は、初日に会員家族20組70名が、2日目には福利厚生の一環として一般企業社員や大阪市のスポーツ少年団員180名が参加、楽しみながら農業への関心を深めた。収穫した米は10月3日、10日に試食会を経て引き渡される。  
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  台湾のコーヒーブーム支える/サタケの光選別機ピカ選α  
     
  サタケが生販する高性能光選別機「ピカ選α」が国内のみならず世界各国で順調な普及を見せている。このうち台湾では折からのコーヒーブームを背景に高品質なコーヒー豆生産分野においてピカ選αの導入が急速に進んでいる。コーヒー豆の輸出入・加工などを行うコーヒー取扱会社では、一般的なコーヒーのほか、高品質の豆を輸入しスペシャリティーコーヒー(高品質コーヒー)として消費者に提供している。高品質を確保する手段の1つとして、コーヒー豆の不良品を除去する光選別機の導入が台湾でも進んでいる。  
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  夏の作業を涼しく/エヌ・エス・ピーが空調服の拡販に意欲  
     
  エヌ・エス・ピーは今年各地で開かれた夏の農機展で、猛暑下の屋外作業を快適にする「オリジナル空調服」をアピール、普及に力を入れた。同製品は、左右の腰付近に取り付けた2基のファンで服の中に外気を取り込み、汗を蒸発させることにより気化熱で体を冷やす仕組み。暑さによる疲労の軽減、作業効率の向上、熱中症対策に効果がある。また、暑さで注意力が散漫になるようなところを解消し、作業安全の面からも有効に働く。「オリジナル空調服」には、フード付き・チタン仕様・肩袖補強あり、同補強なし、立ち襟・ポリエステル仕様・同補強なし、立ち襟・チタン仕様・肩袖補強あり、同・補強なし―の5種類がある。  
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  水稲、デコポン栽培に活用/カルテックのユーザーを訪ねて  
     
  昨年は全国的に米の販売価格が低迷し、米農家は大きな痛手を被った。生産コストを下げることと販売価格を上げることで、利益を上げていくことが必須課題といえる。この両輪を叶えるために、農作物栽培では土づくりが重要である。ラクトバチルス(乳酸菌)を用いた土づくりとカルシウム栄養を重視するカルテック農法は、前作の残渣分解・品質と収量の向上が評価されている。今回は徳島県で水稲とデコポンの栽培に取り組む事例を取材した。  
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  下期の増加予測は4割/全農機商連・動向調査  
     
  全農機商連(高橋豊会長)はこのほど、平成27年上期の販売実績と下期の販売予測等を調査し、結果を取りまとめた。それによると、上期の実績は前年同期より「増加」が14.5%、「変わらない」10.1%、「減少」75.4%となり、増加の回答が51.7ポイント減と大幅に低下したが「消費税増税の駆け込み需要による増加に対しての比較のため、想定された結果」と分析。総売上高率は87.1%で、同20.8ポイント減になった。一方、下期の予想は「増加」40.9%、「変わらない」13.6%、「減少」45.5%で、総売上高の予測は96.1%となった。慎重な見方もあるが、下期の回復に期待がかかっている。  
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  福岡で研究会開く/日農工青年経営者会  
     
  日農工青年経営者会(佐々木一仁会長)は9、10の両日、福岡県下で、第58回研究会を開催し、トヨタ自動車九州・宮田工場(宮若市)と筑水キャニコム(うきは市)を見学した。トヨタ自動車九州・宮田工場では、工場見学の後、「世界一の品質づくり」と題して、同社・総務部秘書・広報室主幹の高田辰雄氏の講演を聞いた。日農工青年経営者会は、農業機械メーカーの若手経営者が集い、研究会・視察会などの活動を続け、互いに切磋琢磨するとともに会員間の親睦融和を図っている。現在、積極的に新規会員の募集を行っている。  
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  良質乳と地域貢献/JA全農が酪農経営体験発表会  
     
  JA全農(中野吉實会長)は25日、東京都港区のコクヨホールで、第33回全農酪農経営体験発表会を開催した。体験発表を行ったのは、▽藤本保美(熊本県)=すこやかファームの看板を引き継いで目指せ理想酪農▽濱口雄一(高知県)=良質でおいしい牛乳は健康な母牛から〜地域の中にとけこんだ酪農家をめざして▽植村牧場・黒瀬礼子(奈良県)=「いちづ」に守りつづけてきた酪農〜仲間ともに働き、共にいきる▽石田牧場・石田陽一(神奈川県)=人を繋ぎ、育てる価値創造〜6次化のそ先へ▽水戸崇宏(福島県)=快適性を求めた酪農経営〜牛と人の満足度向上ために▽小川学(北海道)=地域が支え、地域を支える担い手として―の5氏。  
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  安全活用を推進/産業用無人航空機の現状と利用で研究会  
     
  日本産業用無人航空機協会(細田慶信会長)は18日、都内調布市の宇宙航空研究開発機構本社にて、第5回産業用無人航空機(UAV)の現状と利用に関する研究会を開催した。「ロボット革命」の実現に向けて(経済産業省製造産業局ロボット政策室課長補佐・平田也氏)▽無人航空機に関するルールの整備について(国土交通省航空局安全部安全企画課課長・松本大樹氏) ▽JAXA無人機研究グループにおける研究開発の方針について(JAXA航空技術部門航空技術実証研究開発ユニット無人機技術研究グループ・河野敬氏)等6つの講演が行われた。  
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  「新之助」に決定/新潟の新品種米  
     
  新潟県がコシヒカリと並ぶプレミアム米として平成20年から開発を進めてきた水稲新品種の名前が、29年秋のデビューを控えて、このほど決定、県は24日午後、東京・銀座の時事通信ホールでその名前発表会を開き、泉田裕彦県知事が「新之助(しんのすけ)」と発表するとともに、輸出も視野に当面「1万t」を目指すとし、今後ブランド力と認知の向上に努めていくと述べた。「新之助」は29年秋のデビューに向けて、新潟県が現在準備を進めており、そのプロモーション活動の一環として、最大の消費地である首都圏で発表会を開いたもの。  
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  コンテナ苗の普及拡大/林野庁が支援  
     
  林野庁森林整備部造林間伐対策室(吉村洋室長)は、森林整備の推進に力を入れるとともに、再造林に欠かせない苗木の安定供給を重視し、とりわけコンテナ苗を「低コスト造林の切り札」(同対策室)として普及を図っていく。このため、28年度予算の概算要求では、「苗木生産拡大に関する支援策」を拡充。特に苗木生産施設の整備については、新たに設ける「次世代林業基盤づくり交付金」でコンテナ苗を低コストで生産する施設の整備を盛り込むなど支援していく。  
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  架線系技能者の育成研修/フォレスト・サーベイ  
     
  架線系の技術を有する技能者育成研修が今年度から本格的に進められるが、林野庁の平成27年度事業である「架線作業システム高度技能者育成事業」の実施主体である一般社団法人フォレスト・サーベイ(東京事務所・東京都千代田区六番町)は、「県共催型」と「OJT型(職場内研修支援型)」との2パターンを用意して、対応を図っている。森林作業道作設オペレータの育成と併せて実施する。「県共催型」では、既に9月11日まで行った島根県や17日までの山口県の例はあるものの、多くはこれから実施する。  
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  新たな交付金を設立/28年度林野予算概算要求のポイント  
     
  林野庁が8月31日に公表した平成28年度の「林野庁関係予算概算要求」。公共と非公共を合わせ総額で3429億1900万円、平成27年度の当初予算に比べ118.1%という規模。公共事業費2230億9900万円、同116.3%、非公共事業費1198億2000万円、同121.6%の内訳となっており、林業の成長産業化と森林吸収源対策の推進を図っていくため「山から木を伐り出していく」予算と位置付けている。ポイントをみた。  
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  建機・農機向け油圧ポンプ/川崎重工が新発売  
     
  川崎重工業は、新開発のロータリ部品により作業効率を高めた建設機械・農業機械向け油圧ポンプ「KSVLSシリーズ」を10月1日より新発売する。新シリーズは、航空機や鉄道車両などの開発で培った流体解析技術や、油圧機器の開発を通じて確立した高精度な計測技術などを駆使して新開発したロータリ部品を適用したもので、低・中圧域でも優れたポンプ効率を実現する。また押しのけ容積は、従来機と比べポンプ質量を約15%削減、出力密度比を約8%アップするなど、産業車両で必要とされる軽量・小型化を実現し、本機への搭載性や燃費の改善に大きく貢献している。  
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  全国でラジコン草刈機を実演/サンエイ工業  
     
  サンエイ工業は、斜面対応ロータリーグラスチョッパー「スパイダー・ミニ」と、プロが選ぶ力強い作業性の「スパイダー・プロ」の草刈り用機械として2機種を輸入販売しているが、全国各地域で実演を行うなどのPR活動で普及浸透を図っている。農機販売店の展示会でも好評であり、草刈り作業を効率化する機械とさらに普及に拍車がかかりそうだ。「スパイダー・ミニ」は、最大斜面30度でも安全に作業ができるように開発されており、「スパイダー・プロ」は、40度(ILD01)、41度(ILD02)でも作業が可能という傾斜地対応得力が大きな特徴。標準装備のウインチを利用することにより55度でも安全に作業ができる。  
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  林機展に新機種/松本システムエンジニアリング  
     
  松本システムエンジニアリングは、10月11、12の両日、岐阜県高山市で開催される「2015森林・林業・環境機械展示実演会」に出展、フェラーバンチャザウルスロボ、ウルトラザウルスロボ、ウインチロボなどの好評フォレストロボシリーズのほか、今年も新製品の出展を予定、林業関係者に同社の独自技術を披露する。毎年、独自発想の新規林業機械を展示し、林業関係者に大きな期待感を抱かせている同社。今回は林野庁の開発事業で生み出した架線系機械・荷下ろし用の便利マシーンなどを展示実演する予定で、注目を集めることは間違いない。  
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  四国農業の発展に期待する/四国農機展特集  
     
  自然豊かな大地の恩恵を受け、魅力あふれる数多くの農作物を育む四国農業を農業機械で応援する大型農機展示会が、実りの秋を迎えた10月に今年も愛媛、高知の両県で相次いで開かれる。愛媛農林水産参観デー協賛「農機具まつり」は10月1、2の両日、同県松山市上難波(旧北条市)の県農林水産研究所(旧農業試験場)と同市下伊台町の同果樹研究センター(旧果樹試験場)を会場に、第24回高知県農業振興フェア「農機具まつり」は10月9、10両日に同県南国市廿枝の県農業技術センターで盛大に開催される。いずれも毎年、大勢の来場者が詰めかける恒例行事だ。  
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  個性豊かな四国農業を機械で応援  
     
  温暖な気候など恵まれた地の利を活かし、バラエティー豊かな農作物を生産している四国農業を、多彩な農業機械で応援する大展示会が今年も10月に相次いで催される。愛媛農林水産参観デー協賛農機展は10月1〜2日、松山市上難波の県農林水産研究所と同市下伊台の同研究所果樹研究センターで、また高知県農業振興フェア農機具まつりは同9〜10日、同県南国市の県農業技術センターで開かれる。野菜や果樹から米まで様々な農作物の栽培を支える最新鋭の機械や資材を集結し、地元農業の振興を願って大勢の来場者を待ち受ける。  
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  果樹栽培での省力化技術導入に期待  
     
  果樹生産は、管理、収穫など、機械化が難しい作業が多く、農家の高齢化に伴い、生産力の低下が懸念されている。一方、果実の供給純食料は、ほぼ横ばいで推移。生鮮果実の購入数量が減少する一方で、加工品の購入数量が増加しているものと推測。また、果実は輸出戦略品目としての需要拡大が期待されており、生産の省力化を図る革新技術の導入が求められている。残された機械化の課題は多い。果樹をめぐる動向をみる。  
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