農経しんぽう
農業並びに農業機械・施設・資材に関する行政から
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  農経しんぽう  
  平成30年9月3日発行 第3237号  
     
   
     
   
  販売価格に大きな幅/農林水産省・農業資材の供給状況に関する調査  
     
  農林水産省は8月27日、農業競争力強化支援法第16条等に基づき、国内外における農業資材の供給の状況に関する調査の結果を取りまとめ公表した。それによると、国内における農業資材(肥料、農薬、段ボール、農業機械)は、調査対象銘柄において、販売価格等に大きな幅が見られたとし、「この資料をもとに、自分が購入している価格がどの程度なのか把握してほしい」(技術普及課)と農家に呼びかけた。このうち農業機械については、主要農機メーカー4社が取り扱うトラクタ、コンバインの希望小売価格を調査。「トラクタの100〜140馬力クラスやコンバインに大きな幅がある」と指摘している。  
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  地域に合った飼料米生産を/農林水産政策研究所が農業構造への影響調査  
     
  農林水産政策研究所はこのほど、研究資料「飼料用米生産が地域農業構造に与える影響に関する調査研究」をまとめた。調査地は、青森県五所川原市、茨城県稲敷市・坂東市、岐阜県養老町、島根県出雲市、大分県宇佐市。調査の結果、1.飼料用米は外観等を問われないことから、品質基準が緩やかであり、作業適期を比較的長くとれること、2.飼料用米生産を新規に始めるにあたっては、既存の稲作用機械及び施設を用いることができることから投資が少なくて済むこと―などを示し、その地域の元々の農業構造の地域性に規定されるところも大きいことから、地域性を踏まえながらこれを推進する必要がある、としている。  
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  密苗・密播対応型の播種機「AN2」シリーズとフレコンバック排出運搬装置発売/石井製作所  
     
  石井製作所はこのほど、密苗・密播対応型播種機「AN2シリーズ」(フルオート播種機・オート播種機・播種覆土専用播種機)と、「フレコンバック排出運搬装置」(フレコンパレット・フレコンフレーム)を来春より本格的な発売を開始することを明らかにした。「AN2シリーズ」は、これまでのAN1シリーズを全面リニューアル、密苗・密播に完全対応するため、これまでオプション用ギアから、密苗用ギアを標準装備。また、自在キャスターの採用により、屋内の移動をはじめ、外部や段差の移動も簡易となった。「フレコンバック排出運搬装置」は、フレコンバックから土や籾の排出を容易にする。  
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  多機能石抜精米機の新型「MC200RHS-A」/丸七製作所  
     
  丸七製作所はこのほど、多機能型石抜精米機“MC200Rシリーズ”の新型、5馬力タイプ「MC200RHS-A」(三相200V、3.7kW)を完成、今夏より本格的な発売を開始した。同機は精米・石抜き・小米取り・袋詰めなどの一連の精米工程を一元化。また、低温精米能力や除糠力のコアパーフォーマンスを一段と向上させた。これにより、同シリーズは、主動力にIE3準拠の2.2kW=3馬力タイプの「MC200RS」、3.7kW=5馬力タイプの「同RHS」の2種類に、それぞれ自動停止機能を備えた合計4型式のラインアップとなった。8月、同機を3台購入した天栄村ファームコンソーシアム(福島県岩瀬郡天栄村)のメンバーに、新製品の魅力を取材した。  
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  次世代の大型油圧ショベル2機種を発売/キャタピラー  
     
  キャタピラーはこのほど、i-コンストラクション対応の大型・次世代型油圧ショベル「Cat 336GC」と「Cat 336」を発売した。前者はバランスを追求したモデル、後者は生産性に優れたモデルで、いずれもオフロード法2014年基準に適合。大型土木や砕石の現場での活躍が期待されている。Cat336は、Catグレード2D、グレードアシスト、Catペイロードなどの技術を標準装備し、作業効率を最大45%向上。Cat336GCは、基本機能の更なる充実、メンテナンスコスト最大15%低減、最新技術による安全性、快適な新型キャブなどの特徴を備えた使いやすくバランスのいい機械に仕上げている。  
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  ゼロアグリに高温対策制御機能を追加/ルートレック・ネットワークス  
     
  ルートレック・ネットワークスは、同社開発製品であるAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」の新機能として、施設栽培生産者の猛暑による作物の被害を軽減する、高温対策制御機能を提供開始した。ゼロアグリは、AIを使って潅水と施肥を自動化することのできるスマート農業システムだが、今回の新機能で夏の高温時には作物が水分を吸収しやすいように肥料の濃度を自動調整することが可能になる。これにより、高温ストレスを軽減し、農作物の品質低下を防止する。  
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  STIHLチェンソー使用選手がWLCで好戦績残す/スチール  
     
  スチールは、さきごろノルウェーのリレハンメルで開催された第33回世界伐木選手権(World Logging Championship)の大会4クラス(プロフェッショナルクラス・U-24クラスラス・チームクラス・レディークラス)の内、レディークラスを除く3クラスにおいて、STIHLチェンソーを使用した選手がチャンピオンに輝き、また、すべてのクラスの競技を通じて57個のメダルの中、半数を超える33個(金13個・銀11個・銅9個)のメダルをSTIHLチェンソードライバーが獲得する、見事な戦績を残したことを明らかにした。  
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  盛大に最優秀ディーラー賞通算50回記念式典/福岡九州クボタ  
     
  福岡九州クボタは8月28日午後、福岡市内のヒルトン福岡シーホークで、最優秀ディーラー賞通算50回受賞記念パーティーを盛大に開催した。これには社員とOB社員含め約600名のほか、クボタから木股昌俊社長ら、取引先の関連商品メーカートップなど約100名が来賓として出席、前人未到の快挙を祝った。挨拶に立った手嶌社長は、担い手、法人に対応するためにM7トラクタ、ICT・無人トラクタ・コンバイン・田植機、KSAS、ドローンなどを最重点機種に位置づけ新たな需要を創造していく挑戦を訴えた。  
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  創立70周年で盛大に記念式典/鈴木油脂工業  
     
  鈴木油脂工業は8月23日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル光琳の間で創立70周年記念式典と祝賀会を盛大に開催した。同社は工業用手洗い洗剤のシェア日本一など、化学品総合メーカーとして着実に躍進を遂げてきた。式典では、得意先や仕入れ先、社員など全国各地から多数の関係者が出席し同社の記念すべき日を祝福した。冒頭、鈴木社長は、「今年度も順調なすべり出しをみせている。今期は5億円アップの20億円の売上げを目指す気持ちで、代理店さんと力を合わせてやっていきたい。商売とは人間関係が何より大事。次の記念式典までに皆さん元気で、お互いに商売に励んでいきましょう」と力強く挨拶した。  
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  新技術施肥機へ期待/クバナランド・ニューベネップ社のトーレンホウト氏に聞く  
     
  7月に北海道帯広市で開催された国際農機展には、いま最も先端的な技術が勢揃いし、今後のわが国における機械化農業の姿を表した。このコーナーでは、同展の会場で集めた内外の農業と機械化の話題を紹介していく。1回目は、ビコンジャパン(千歳市)のブースでインタビューしたクバナランド・ニューベネップ社のクロップケアグループプロダクトマネージャー、イヨルン・トーレンホウト氏が話す日本市場への思い。トーレンホウト氏はワイドスプレッダーについて、より精密に肥料を撒くことができ、期待も大きいと語った。  
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  林産物を活用した香りビジネスの可能性/日本特用林産振興会が基礎調査  
     
  日本特用林産振興会(小渕優子会長)はこのほど、林野庁から委託を受けて平成29年度事業として実施した「日本の林産物を活用した香りビジネス展開に関する基礎調査業務」の結果を報告書としてとりまとめた。同振興会のホームページにもアップし、幅広く活用できるようにしている。報告書は、樹木精油の生産・販売などを行っている我が国の「香りビジネス」の実態把握ととともに今後の発展の可能性や課題について整理しており、今後、期待される分野として介護、医療、ヘルスケアなどをあげて、これらをマーケットとして捉えた製品開発が望まれる、と対応を要請している。  
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  9自治体で集材機研修、架線技能者を育成/フォレスト・サーベイ  
     
  一般社団法人フォレスト・サーベイ(東京分室・千代田区六番町)は、林野庁の委託を受けて今年度も「森林作業システム高度技能者育成」としてタワーヤーダ研修とともに、指導的立場となるためのリーダーシップを有した高度架線技能者の育成を目的とした集材機研修を実施する。特に集材機研修では、素材生産や造材・保育を効率的に進めるための路網整備と、その路網を活かした作業システムの実践が必要不可欠となる中、路網を活用した低コストで高効率な作業システムの構築、架線技術を習得した現場技能者の育成を図る。研修を行うのは、共催型、直営型を含め8月21日現在、9自治体。  
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  施業の変化の影響も/在来型機械の保有台数  
     
  林野庁技術開発推進室(河合正宏室長)がまとめた平成28年度末(平成29年3月31日現在)の林業機械保有台数調査のうち、在来型機械の民有林における機械保有状況から、今回は、保有台数のボリュームとして1、2を争う手持ち機械である刈払機、チェンソーの動きを追ってみた。刈払機やチェンソーの民有林における稼働台数は、年々減少しており、高性能林業機械導入による作業体系の変化や森林施業のあり方などの影響を受けている。  
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  山形から最新技術発信する、農業まつり農機ショー  
     
  第68回山形県農林水産祭の一環として「第95回山形農業まつり農機ショー」が、9月1〜3の3日間、東村山郡中山町長崎の最上川中山緑地公園内において、山形県農機協会、山形県農業機械工業協同組合、山形県農業機械商業協同組合の主催、山形県、山形市、中山町の後援により開催される。今年も、農林水産業を食料、生活資源の供給のみならず、人間や動物がが生存していくための生活環境の源を提供する「貴重な産業」として大きくアピールし、農業機械や関連技術の提供を通じて山形・東北地域の活性化を目指す。  
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  安全とおいしさを消費者に提供する山形の農家  
     
  山形県は、「元気な農業経営による所得1.3倍プロジェクト事業」や「山形県元気な6次産業化ステップアップ支援事業」など、多様で豊富な農林水産物を活かし、女性や若者等の新たなチャレンジによって、付加価値や雇用を産み出す地域内起業を支援。同県ならではの「6次産業化」を推進し、「食産業」全体の振興を図ることによって、国内外を先導する「食産業王国やまがた」の実現を目指している。山形ブランドを農の面から支えているのが、高い技術力と農産物への熱い思いを持った前向きで真摯な生産者。今回は、多くの消費者に安心で安全な米や果物を届けている4農家を訪問。農作業のポイントや農業現場での農機の活躍ぶりなど、山形農業の今を取材した。  
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