農経しんぽう
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  農経しんぽう  
  平成30年10月29日発行 第3244号  
     
   
     
   
  ヤンマーの密苗が農林水産大臣賞/民間農業研究開発功績者表彰  
     
  農林水産省及び農林水産・食品産業技術振興協会はこのほど、平成30年度(第19回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」の受賞者を決定した。今年度の農林水産大臣賞は「『密苗』栽培技術による田植作業の革新的省力・低コスト化の実現」でヤンマーアグリ・伊勢村浩司、同・土井邦夫、ヤンマー・澤本和徳、ぶった農産・佛田利弘、農事組合法人アグリスターオナガ・濱田栄治の各氏が受賞した。密苗栽培の、高密度播種・育苗のソフト技術と、精密掻き取り・高精度移植のハード技術により、慣行法と大差ない管理方法で、革新的な省力化、低コスト化を実現したことが評価された。  
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  超耕速あぜぬり機の新製品・カドヌールKA4シリーズ/ササキコーポレーション  
     
  ササキコーポレーションは22日、中型トラクタに適応する「超耕速リバースあぜぬり機 カドヌールエースKA430/435DX」の販売を11月から開始すると発表した。出荷開始は来年1月末から。8月の岩手農機展会場では同シリーズのマックスハローエース、アクティブロータリーの新製品を発表しており、秋田農機ショー会場では3機種揃い踏みとなる。来春需に向け、同社は体感会を通じてその拡大にのぞむ。同機は30〜50PSトラクタに適応するハイスピード畦塗機で、超耕速シリーズの中でも“作業の速さ”がとくに目を引く機種。  
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  乾燥機遠隔確認システム「ミルもん」を発売/金子農機  
     
  金子農機は11月1日から乾燥機遠隔確認システム「ミルもん」(型式はMRU-X)を発売する。ユーザーが手持ちのスマホ、タブレット、パソコンなどの通信機器で乾燥機の稼働状況をリアルタイムで確認でき、効率的な作業計画を支援する。乾燥機1台でも複数台数(ライスセンター)でも設置は各乾燥機にWi-Fiコネクタを取り付けるだけ。複雑な配線工事は不要。10月30日から秋田市で開催される第141回秋田種苗交換会協賛農業機械化ショーの同社出展ブースで紹介する予定。  
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  苗箱洗浄機・SWシリーズをリニューアル/斎藤農機製作所  
     
  斎藤農機製作所はこのほど、サイトー苗箱洗浄機“SWシリーズ”をリニューアル、毎時能力200・300枚(切替式)の「SW-300」、同400・500枚(切替式)の「SW-500」、同700枚の「SW-700」として、来春より本格的な発売を開始する。同シリーズはいずれの型式も、同社独自の仕切り板機能(洗浄により汚れた水が入ってこないように、仕切り板でシャットアウトし、最後にキレイなシャワー水で仕上げる)により、高い洗浄力で苗箱を処理する。また、苗箱の4面の箇所に適した3種類の高級ナイロンを使用した、ストレートの毛とウェーブの毛を採用することにより、さらに洗浄精度にミガキをかけている。  
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  ドイツ・コンチネンタル社製農業タイヤ/ケービーエルが販売開始  
     
  ケービーエルはこのほど、欧州車純正装着率ナンバーワンで、世界のタイヤシェア4位のドイツ・コンチネンタル社の日本国内総代理店として農業用タイヤの販売を開始する。コンチネンタル製農業タイヤ(トラクタ)は、“N・Flex”と名付けた同社独自の新しいタイプのナイロンカーカス構造の高品質のラジアルタイヤで、高い堅牢性と形状再現性を実現。また、農業現場で求められる高い強度・耐久性に応えるため、ビート部分に農耕専用技術を採用。ビードは、単一スチールワイヤーから構成され、強化ゴムにより保護。形状変化を起こすことなく、ビードがリムに圧着し、優れた装着性と耐久性を発揮する。  
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  枝豆洗浄機の新型を秋田農機ショーに出展/マツモト  
     
  マツモトは、秋田種苗交換会協賛農業機械化ショーに新型・高能率枝豆洗浄機「MS-1500」を出品、展示・実演する。同機は、1時間当たり500kg以上(最大で約1t)の枝豆洗浄が可能で、従来機に比べ大幅に能率を向上。トラクタなどによる収穫の高速化・大量化に対応するものとなっている。また、ノズルから噴射された水をかけながら同時に、回転ブラシ(ブラシ幅1500mm)により枝豆を洗浄するため、これまで取り切れなかった汚れや、葉屑が除去できる。さらに、供給機からコンベアで投入しながら連続的に洗浄するため、大量の枝豆を一挙に処理できる。発売時期は来年5月頃からの予定。  
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  Robinブランドの小型エンジンを国内販売/ETG Japan  
     
  ETG Japanは、“Robinブランド”(CC Robin・2020年10月以降はRobinを使用)の空冷4ストロークOHV単気筒ガソリンエンジン「EHシリーズ」(排気量86〜121立方cm)と「EXシリーズ」(同126〜404立方cm)の本格的な発売を開始した。同社は、SUBARUが開発した空冷4ストロークOHV単気筒ガソリンエンジンの中国における生産元である2社と総代理店契約を締結し、SUBARU・産業機器事業の終了に伴い、平成29年10月1日より「EHシリーズ」と「EXシリーズ」の日本国内での販売を進めている。併せて、2ストロークエンジン「Pシリーズ」と4ストロークエンジン「ETシリーズ」の発売も行っている。  
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  材搬出を強力に手助けする超小型のウインチ/フォレストサプライ  
     
  フォレストサプライは、昨年に引き続き今年11月18、19日に東京都あきる野市で開かれる森林・林業・環境機械展示実演会に同社取り扱い製品「フォレストウインチ」を出品する。鈴木社長自身が自家林で伐出作業に当たる中、材を引き出すほどよい機械がないことから、海外にも目を向けて探索し見出した製品。ネット販売を主体とし、口コミで顧客が増加しており、アフターメンテナンスについては同社が受け持つ。「実績全体のうち8割は林業関係、ほかは電力、船舶など一般産業界からの引き合いで、林業ユーザーの半数は林業会社や森林組合、半分は自伐で材を出している方になる」と同社長。林業機械展示会では昨年と同じく新庄自動車のブースで実演する。  
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  クイックルーフシリーズTOUGH/シナノトレーディング  
     
  シナノトレーディングが取り扱う商品がユニークだ。主に屋外でのイベントや展示会などで設置されるテント、椅子、旗、そしてパーテーションなどに特化した製品を揃える同社。特にテントは業務用ワンタッチテントの専門メーカーとして独自の進化を続けている。その原点はモータースポーツにあるという。レース会場で設置する際にテントに求められる機能は「設営・撤去の簡便性」「運搬時にコンパクトな利便性」「耐久性・耐風性」だ。そしてこれらの条件を満たすのが同社の業務用ワンタッチテントである。農業においての代表的な製品が「クイックルーフシリーズTOUGH(タフ)」だ。  
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  企業内LGBT取組みで金賞を受賞/クボタ  
     
  クボタは11日、任意団体work with Prideが策定した、企業・団体等におけるLGBTなどの性的マイノリティに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標2018」において、最高評価の「ゴールド」を受賞したことを明らかにした。クボタでは、ウェブサイトに性的指向・性自認など一人ひとりの違いを受け容れる旨を掲載、またLGBTを正しく理解するために従業員に対し研修を実施している。これらの取り組みが評価され、今回の受賞に至った。同社では、今後も引き続き、多様な人材が活躍できる職場づくりに努めるとともに、幅広い価値観を受容するダイバーシティ社会の実現に貢献していくとしている。  
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  明年1月1日付でヰセキ関東甲信越、ヰセキ関西中部が発足/井関農機  
     
  井関農機は25日開催の同社取締役会で、連結子会社であるヰセキ関東とヰセキ信越ならびにヰセキ東海とヰセキ関西の合併および存続会社の商号変更を行うことを決議した。合併の日付は来年1月1日付。新商号は「株式会社ヰセキ関東甲信越」(取締役社長は石本徳秋氏、本社所在地茨城県阿見町、資本金9000万円)、「株式会社ヰセキ関西中部」(同じく佐竹浩氏、愛知県安城市、8100万円)。経営の効率化を図るとともに、顧客ニーズへの対応力をより高めた販売サービス体制を構築するのが狙い。  
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  風土産業を基軸にシルクからワインへの変遷学ぶ/松山が文化講演会  
     
  松山の創業者松山原造翁と2代目松山篤翁の業績を記念・顕彰する公益財団法人松山記念館(松山久理事長)が主催する第27回の文化講演会が10月12日、松山本社で開催された(後援は上田市と上田市教育委員会)。今回は上田市農林部農産物マーケティング専門員の長谷川正之氏(中小企業診断士)が「風土産業が未来を創る〜シルクからワインへ」と題して講演した。冒頭挨拶した松山理事長は、同社に近い陣場地区にワイナリーが建設される運びとなった報告が寄せられたこと、また5年前の文化講演会では県果樹試験場長より2011年から「信州ワインヴァレー構想」がスタートしたという話題があったことなどを紹介し、今回はその連続性のある講演テーマであると述べ、講演に期待を寄せた。  
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  秋田農機ショーに全自動苗箱洗浄機など出展/タイガーカワシマ  
     
  タイガーカワシマは、秋田県種苗交換会農業機械化ショーにおいて、自動計量機“フレコンメイト”、自動選別計量機“パックメイト”などに加え、今春より新発売した苗箱の供給・洗浄・積み上げの作業を連結自動化した全自動苗箱洗浄機“洗ちゃん”「NBC-700SET」、米袋用昇降機“楽だ君”「LU-208DF」、また、稲こうじ・木片・切ワラなど異物を選別する粗選機“e(イー)モミ君”「EMシリーズ」などの自社製品を多数出品する。今春より本格発売を開始した全自動苗箱洗浄機「NBC-700SET」は、苗箱の供給・洗浄・積み上げを自動で行い、1時間当たり約700枚の苗箱が洗浄できる。  
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  スーパーこがる特価とキャッシュバック/ハスクバーナ・ゼノアが2つのキャンペーン  
     
  ハスクバーナ・ゼノアは現在、ゼノアチェンソーなどを対象とする2つのキャンペーンを展開中だ。1つは「スーパーこがるフィンガー大祭り」、もう1つは「ゼノア秋のチェンソー&ブロワキャッシュバックキャンペーン」。前者は小型トップハンドルソーのG2501T/G2551TフィンガーEZの後継機発売に伴い、その生産が終了となるため、限定1000台を「さよなら特価」で販売する。後者のキャッシュバックキャンペーンは、対象機種購入者が専用応募用紙に必要事項を記入し、商品説明確認書兼保証書のコピーを封入して応募すると、対象商品1点につき最大1万円のキャッシュバックが行われる。  
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  オールインワン精米機を秋田農機ショーに出品/丸七製作所  
     
  丸七製作所は、今年の夏に新発売した、多機能型精米機“MC200R”の新型、5馬力タイプ「MC200RHS-A」(三相200V、3.7kW)を、秋田種苗交換会協賛農業機械化ショーに出品、その“オールインワン”の機能を自社ブースにおいて実演・披露する。同機は、精米・石抜き・小米取り・袋詰めなど一連の精米工程を一元化。また、低温精米能力や除糠力のコアパフォーマンスを一段と向上。8月に同機を購入し、米の産直を進める天栄村ファームコンソーシアム(福島県岩瀬郡天栄村)のメンバーは「精米工程が一挙にでき、精米作業が楽しくなった」などと絶賛。全国の産直農家などから、発売当初より引き合いが多く寄せられている。  
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  オーレック九州農高川柳コンテストの表彰式を、九州農業・水産高校収穫祭2018で行う  
     
  オーレックは10月7日、「オーレック九州農高川柳コンテスト」の表彰式を福岡市のソラリアプラザで開催された「九州農業・水産高校収穫祭2018」内で執り行った。応募総数5022句から最優秀賞に輝いた福岡県立福岡農業高校3年摂津優香さんに賞状と盾と副賞、最終選考に残った句が最も多かった学校に贈られる「学校賞」を受賞した熊本県立熊本農業高校からは代表として同校3年で優秀賞も受賞した松田蘭夢さんに賞状と盾と副賞「乗用草刈機ラビットモアー」が、今村社長より贈呈された。  
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  フレコンバック排出運搬装置を秋田農機ショーでアピール/石井製作所  
     
  石井製作所は、秋田種苗交換会協賛農業機械化ショーに、来年度より本格的な発売を開始する新製品の「フレコンバック排出運搬装置」(フレコンパレット・フレコンフレーム)を出品する。同機は、「フレコンパレット」と「フレコンフレーム」との組み合わせにより、フォークリフトによる土や籾の運搬・排出が安定して行えるもの。床土ホッパー上部にあらかじめ「フレコンフレーム」を設置し、フォークリフトに「フレコンパレット」に搭載したフレコンバックをセットすることで、床土ホッパーに安定した土入れ作業(落下方式)が行える。  
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  70周年記念に合わせ、業務連絡会を開催/オカネツ工業  
     
  オカネツ工業は19日、岡山市内で同社の70周年記念に合わせて2018年度業務連絡会を開いた。参加した取引先138社・209人を前に、グループの現状と今後の計画などを説明。同社の18年度上半期決算は売上高45億5300万円、経常利益1億7500万円となり、上半期でみると昨年の売上げ、経常利益ともに上回る結果となった。また今年の売上高の見通しとして昨年の売上高93億5000万円に対し、93億円を見込む。新製品では販売手法としては業界初となるリヤロータリーミニ耕うん機「ホルガ」を発表。完全自社開発の同製品は今年の11月にホンダパワープロダクツジャパンの全国販売店において「オカネツブランド」として発売予定で参加者の関心を集めた。  
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  子会社2社を合併し、「コベルコ建機日本」へ統合/コベルコ建機  
     
  コベルコ建機の100%子会社である東日本コベルコ建機と西日本コベルコ建機は、2019年4月1日付で合併し、「コベルコ建機日本株式会社」として経営統合を図る。経営統合(合併)の目的は、1.経営の効率化・経営資源の有効活用(共通業務の統合・再配置、共同調達の推進により、経営の効率化と経営資源の有効活用による経営強化を図る)、2.営業・サービス力の強化(両社で培ったノウハウの共有および効果的な拠点展開、要員教育の充実により、営業・サービス力を強化し、顧客満足度とプレゼンのさらなる向上を図る)、3.クレーン販売・サービス体制の強化。  
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  ツムラ角鳩製品のさらなる拡販へ/第43回ツムラ角鳩会総会開く  
     
  第43回ツムラ角鳩会総会が16日、神戸市のANAクラウンプラザホテル神戸で開かれた。各都道府県の代理店および関係者が出席、ツムラ角鳩製品のさらなる拡販と会の発展に向け一致団結した。総会では2019年度事業計画案・予算案など4議案を原案通り可決・承認。役員改選では和歌山永田(中日本ブロック長・和歌山県)が新たに副会長として選任された。また、「いまさら人に聞けない仮想通貨の話」と題した特別講演も実施され、仮想通貨に関する質疑応答が熱く交わされた。  
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  社会動向踏まえ、授産施設で里山式水耕を推進/浅間製作所  
     
  初期投資の少ない水耕栽培システム「里山式水耕栽培」の普及に力を入れている浅間製作所は、一般農家や企業の農業参入に加え、授産施設からの関心が高まっていることから、「農福連携の観点で、そちらへのアプローチをもっと強めていきたい」(鉄林社長)方針だ。授産施設への水耕システム導入は、すでに九州地方などで実績を上げており、青森県下では近く増設を行う施設もある。同社長は、「口コミで広がり、施設関係者がわが社に見学にみえる機会が増えた。水耕で野菜を育てることが障害者にとってプラスに働く面もあり、期待感は大きい」とし、事業拡大を図る計画を示した。  
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  農業資材・農機分野に進出/貿易商社のニック  
     
  貿易商社のニックは、数年前から農業資材、農業機械の取り扱いを始め、オリジナル商品などで固定客を確保し着実に業績を伸ばしている。同社が独自開発したビニールハウス用パイプが農業関係者に大きな反響を呼び、農業分野進出への貴重な嚆矢となった。農業資材分野への進出と並行し、農業機械の取り扱いも拡大。貿易商社の強みである海外ネットワークを活かし、日本にはないヨーロッパの優れた農業機械を取り扱っている。ユーザーの要望に応じたカスタムメイドで製品を設計し生産効率向上の提案を行う。現在、同社ではイタリアのホーテック社とアグリコッラ・イタリアーナ社の代理店となり、販売に力を入れている。  
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  秋のふれ愛感謝市を盛況下に開催/ヰセキ関東  
     
  ヰセキ関東は19〜21の3日間、同社特設会場で「秋のふれ愛感謝市―ALL JAPAN FES.―」を開催した。期間中は県下一円から目標の3000人を大きく上回る農家を集め、充実のラインアップで農機を提案。事前の推進活動を含め契約目標5億円達成に全力を傾けた。会場には、Japanシリーズをはじめ、トラクタ、田植機、コンバイン、耕うん機、管理機、作業機、乾燥機、保冷庫などを取りそろえ、体感試乗コーナーや実演・デモンストレーションなどで来場者に直接アピールした。その他、オークションや産直コーナーなど直接参加できる催しも行われ、地域の農家への日頃の感謝を込めたイベントとなった。  
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  子実とうもろこし用コンバインなど検討/新稲作研究会・中間検討会  
     
  農林水産・食品産業技術振興協会は17日、茨城県つくば市の筑波産学連携支援センターで、新稲作研究会(三輪睿太郎会長)平成30年度中間検討会(筑波地域)を開き、子実とうもろこし用コンバインなど機械化体系と栽培技術について検討した。今後の大規模耕種農業経営における子実とうもろこしの生産性向上技術の必要性が確認された。検討会では、水田転作における子実用トウモロコシ栽培の現状と試験研究課題(農研機構畜産研究部門・森田総一郎氏)、汎用コンバインにおける子実用トウモロコシとオオムギ二毛作体系における自給濃厚飼料生産技術の確立(群馬県畜産試験場・関野凱一氏)―などの発表があった。  
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  IoT、ICTテーマに農業電化シンポジウム/農業電化協会  
     
  農業電化協会(田澤信二代表)は12日午後、東大弥生講堂で第3回農業電化シンポジウムを開催した。テーマは「最新のスマート農業におけるIoT、AIの応用」で、農業機械あるいは施設園芸、鳥獣害対策におけるICT技術やロボットの活用について知識を深めた。講演の中で施設園芸におけるIoT、AI、ロボット活用について話した革新工学センターの内藤裕貴研究員は、各技術の現状を説明し、施設内の電力化、通信化への期待はますます高まっているとしながら、有用データを収集・分析し生産現場へフィードバックするIoT、AI,ロボット技術の開発が望まれると指摘した。  
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  河島農具製作所に中国経済産業局長賞、北海コーキ、コーンズ、アクトなど/地方発明表彰  
     
  発明協会はこのほど、平成30年度の北海道・中国・九州の地方発明表彰受賞者を発表した。業界関係では、北海道では北海道経済産業局長賞に「簡易補助暗渠成形方法および施工機の開発」で北海コーキ代表取締役・後藤幸輝、コーンズ・エージー・常田大輔氏ら、日本弁理士会会長賞に「寒冷地対応環境配慮型車両消毒装置」でアクト代表取締役・内海洋氏、北海道発明協会会長賞に「災害避難所で快適に過ごせるバイオトイレ」で正和電工代表取締役社長・橘井敏弘氏が選ばれた。中国では、中国経済産業局長賞に「農業用運搬車の前後進切り換え装置」で河島農具製作所代表取締役社長・河島隆則氏が選出された。また、島根県知事賞に「トラクタの走行・作業操作具配置構造」で三菱マヒンドラ農機、岡山県知事賞に「静電噴霧装置の漏電防止制御」でみのる産業、広島県知事賞に「籾すり機のサポート情報管理システム」でサタケ、山口県知事賞に「にんにくの茎自動切断装置」で木原製作所がそれぞれ選ばれた。  
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  機械軸に食農の未来広げる/10月30日から秋田県農業機械化ショー  
     
  「先人に学び農業の未来をひらく―秋田から広がる食農 つながる」を総合テーマに掲げた「第141回秋田県種苗交換会」の協賛行事である第70回秋田県農業機械化ショー(主催=秋田県農業機械化協会・白石光弘会長)が県都秋田市沿岸部の新屋町割山にある「旧秋田空港跡地」で10月30日から11月5日までの1週間の日程で開催される。東北の大型展示会の掉尾を飾る農業機械展として知られる同ショーは今回、26の会員企業・団体が稲作ばかりでなく県が振興に力を注いでいる野菜、園芸、畑作用の最新鋭機械から食と農に関連する各種の営農技術情報とともにICT時代を切り開く最新鋭機などを幅広く発信し、来春に向けての購買意欲を刺激し、農業機械市場の新たな可能性を提案、提供していく。  
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  米+複合経営化が進む/第3期ビジョンにみる秋田の農業  
     
  これまで「米単作」などと揶揄されてきた秋田の農業が変貌を遂げようとしている。日本の有数の米どころであるという、得難いストロングポイントをそのままに活かして、枝豆やネギ、さらには花き、きのこまで産地としてのポジションを確立。県がこれまで標榜してきた複合栽培化が根を張りつつあるとともに、生産振興のために力を注いだメガ団地育成や生産日本一などの施策が実を結びつつある。このため県では今年、秋田県農林水産業・農山漁村振興基本計画、いわゆる「第3期ふるさと秋田農林水産ビジョン」を作成し、これから目指す秋田農業の骨格を示した。新ビジョンに見える新農業像をフィーチャーしてみた。  
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  秋田の大地とともに、今こそ豊かな実り/農家ルポ  
     
  米を基幹作物とする農業が営まれてきた秋田にとって、国主導による生産数量目標の配分廃止、いわゆる減反政策が終わりを告げた平成30年度は、エッポックメークングの年として記憶されるだろう。しかしと同時に、生産者にとっても主体的な取り組みがより求められようになっていく中、生産現場は時流の変化を受け止めながら力強い営農を実践しようと、これまで培った米作りをベースとしながら、より足腰の強い産地形成に工夫を凝らしている。個人としてあるいは法人、集落営農としてなど、経営形態こそ違うものの、秋田の大地で豊かな実りを獲得しようと奮闘しており、地域農業を牽引している。機械化営農で新たな可能性を開こうとする生産者、農業事業体を取材した。  
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  多様な食のニーズに応える6次産業化関連機器  
     
  食欲の秋が到来し、今年も新米のシーズンがやってきた。新米炊きたてご飯は香りも味もピカイチで、今年も新米を届けてくれた自然の恵みや生産者の努力に感謝したい。国内消費量が減少し続けている米だが、昨今は中食や外食の需要が増加。そうしたニーズの多様化に応えて、美味しいご飯を大量に炊ける業務用炊飯機の技術が進展している。また、多様化する食のニーズに合わせ、農産加工を行い、商品の付加価値をアップする6次産業化の取り組みも全国で盛んとなっている。今回は米・6次産業化の分野で邁進する3社の取り組みを取り上げた。  
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