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農経しんぽう |
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平成21年9月28日発行 第2817号 |
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業界初の多目的静置型乾燥機「エフナ」発売/サタケ |
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サタケはこのほど、業界初の多目的静置型乾燥機「エフナ」を開発、全国発売に踏み切った。籾、麦、大豆、そば、菜種などの予備乾燥や仕上げ乾燥が簡便に行える多目的、低価格モデルで希望小売価格(税込み)は、15万7500円(三相200V仕様タイプ)から。同社では小規模農家から共同乾燥施設など、幅広い分野に向け年間500台の販売を見込んでいる。「エフナ」は、送風機を備えた本体の上に底面がメッシュ状のフレキシブルコンテナ(エフナバッグ)を載せ、底面より風を送ることによりバッグ内に張り込んだ穀物の乾燥を行う業界初の多目的静置型乾燥機。
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小型除雪機「ゆっきい」とイージーターン搭載型/ヤマハが発売 |
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ヤマハモーターパワープロダクツはこのほど、シンプル操作で扱いやすい軽量・小型除雪機“ヤマハスノーメイト”「YU-240」(愛称・ゆっきい)とイージーターン機構を搭載した「YS-870JT」「YS-1070T」を開発、ヤマハ発動機を通じて予約受付を開始し、YU-240は11月1日より、YS-870JT、同1070Tは10月26日より本格的な発売を開始する。YU-240は2.4馬力と2ステージオーガを採用。レバーひとつで簡単に操作できるファミリーモデル。YS-870JT、同1070Tは、簡単なスイッチ操作で方向転換できる電磁クラッチ式旋回機構を新たに採用した、シンプルでコンパクトなエントリーモデル。
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人気の木質ペレット製造機/土佐テック |
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土佐テック発売の木質ペレット製造機「ペレタイザーTSシリーズ」が、地域の多様な森林資源を効率良く木質ペレットにすることで、様々なバイオマスエネルギーとしての利用の途を拓いて注目を集めている。リグニンの少ないホワイト材やペレット化しにくい竹・ワラ等の粉砕物まで幅広くペレット化できるうえ、小型コンパクトで場所をとらず、ランニングコストも低く経済的なことから、発売以来着実に実績を伸ばしており、小型クラスのペレタイザーでは現在、国内シェアトップの確固たる地位を築いている。
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世界初の駆動機構/ホンダが新パーソナルモビリティ開発 |
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本田技研工業は24日、本社で新型パーソナルモビリティ技術発表会を開き、人との調和を目指し、人の歩行のような前後左右や斜めへの自由自在な動きと、人の両足の間に収まるコンパクトなサイズを両立したパーソナルモビリティ技術を新開発したことを明らかにし、その試作機「U3-X」を公開した。同社では、「今後は、実際の使用環境における実用性の検証を含め、研究開発を継続していく」としている。前後移動に加えて、真横や斜めにも移動できる世界初の全方位駆動車輪機構により、身体を傾け体重移動するだけで速度や方向の調整ができる。
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滑らかに段差乗り越える運搬車/筑水キャニコムが新発売 |
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筑水キャニコムは段差乗り越え時のショックを大幅に低減させた乗用型クローラ運搬車(5.7馬力、最大作業能力500kg)と、車体重量120kgと軽量・小型で取り回しが容易な歩行型クローラ運搬車(3.3馬力、同180kg)を10月1日から発売する。今回発売する乗用型クローラ運搬車BK60、61は新開発のスウィング転輪機構“天城越え”を搭載し、さらに車体全部にミッションを搭載した。空荷での斜面走行や段差乗り越え時も、より安定的な走行を実現する。歩行型クローラ運搬車「まごの手、もみじBP30」はどこへでも手軽に持ち運びできる。
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軽四用の荷役装置/極東開発工業が発売 |
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極東開発工業は、軽トラックの荷役作業を省力化する「パワーゲート・ミニ」を10月1日から発売する。同装置のリフト能力は最大100kg。テーブルは小型耕うん機や草刈機などを固定するための車輪止めと補助バーを装備している。テーブルは、電動油圧シリンダで荷台より最大約33cm高く上昇する。これは米袋やコンテナの2〜3段目の高さになり、袋やコンテナの積み重ねをサポートする機能。装置は軽トラックに簡単に取り付けができ、取り外しは各部品単位で可能だ。
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高級フリースプレゼントキャンペーン/スチールが12月31日まで |
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スチールは、9月1日から12月31日までの4カ月間、スチールチェンソー「MS192C」、「MC211C」、「MC230C」の3モデル、いずれか1つを購入したユーザーに対して、オリジナル高級フリースをもれなくプレゼントする“高級フリースプレゼントキャンペーン”を実施している。今回のキャンペーンは、スチールが提案する“環境”と“安全”に対する取り組みを、よりユーザーにその認識を深めてもらうため、モデルを厳選して実施。いずれのモデルも、クリーンな排ガスエンジン、低振動、始動性の良さを実現している。
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畜産用など引き合い増加/森下機械の高品質おが粉の製造機 |
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森下機械は10月4、5の両日、長崎県島原市で開かれる「2009森林・林業・環境機械展示実演会」に、粒子形状に優れた高品質おが粉を製造する「ウグランマシン」を出展する。実演を行い、間伐材など木質資源を有効活用して良質な畜産敷料用などのおが粉を安定供給できる同機をアピールする。同機の納入実績は累計1200台以上。近年は大型機の需要が増加。特に畜産分野からの引き合いが増えており、ユーザーも北海道や九州など畜産の盛んな地域に目立つ。木質ペレット製造工程での乾燥歩留まりや成型効率にも優れ、木質燃料用途での利用も拡大している。
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バイオマス乾燥炉が稼働/吉永商会のリサクルセンターで |
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吉永商会は同社リサイクルセンターに木質チップ燃料を1日6t使うバイオマス乾燥炉を導入し、8月10日から稼働を始めた。熊本県芦北町の同センターは1日64.5立方mの木くず、有機性汚泥、動物の糞尿、動植物性残渣、廃酸(焼酎蒸留粕)などを原料として受け入れ、バーク堆肥「ハートアース生地」、焼酎蒸留粕配合のバーク堆肥「ハートアース元気くん」を製造している。この乾燥炉を開発したゼロム環境エンジニアリングは、木質バイオマス燃料を利用する実証プラントの見学に応じている。
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刈払機、チェンソー作業を安全に/リーガルが防護用品を拡充 |
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リーガルコーポレーションは、刈払機やチェンソーを使う作業時の安全用具として、各種防護商品を揃え市場浸透を図っている。「トップウエイ」ブランドですでに林業機械展では知名度を高めており、今年、長崎県で開催される同展では従来以上に商品点数を増やしてその普及拡大に力を入れる。同社の防護用品は、特殊なアラミド繊維の採用で高い防護性能を実現しており、技術的に難しいといわれてきた刈払機にも対応、来春には鋸刃、笹刃にもOKという新製品を発売する。
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米粉製粉機など出展/フードシステムソリューション展開く |
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学校給食、病院・福祉食、フードサービス関連の調理機器・技術・資材の総合展である「フードシステムソリューション2009」が24〜26の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。これにはサタケ、静岡製機などが米粉製粉機を出展し、普及が拡大している米粉への農機業界の対応をアピールした。今回は、米穀安定供給確保支援機構等による「米粉普及パビリオン」特設ゾーンが設けられ、業界団体、米粉製粉関係機械メーカー、食品メーカー、製パンメーカーがコラボレートし、製造から製品にいたる多彩なメニューを発信した。
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優れた酪農経営/JA全農が体験発表会 |
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JA全農は18日、東京・品川のコクヨホールで、第27回全農酪農経営体験発表会を開いた。最優秀賞には、ふん尿堆肥化と相まった牧草地における自給飼料生産に取り組み、1頭当たり年間乳量9500kgを達成している岩手県の小松郁人さんが選ばれた。地域において先駆けて、低コストフリーストールパーラー方式を導入し、労働力軽減・作業効率化に取り組み、先見性・堅実性に優れている点などが評価された。
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優れた作業能力発揮するチェンソー |
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急峻な作業現場の多い日本の林業地にあって優れた操作性と機動性とがあいまって主要なポジションを占めるチェンソー。伐倒から玉切り、枝払いを行う高性能林業機械が登場し、普及している今でもその役割は変わりない。林業現場にとって、また、林業従事者にとってコンパクトながら高性能なチェンソーは欠かせない機械のひとつである。
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日本林業を力強くリード/10月4、5日に2009森林・林業・環境機械展示実演会 |
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日本の林業生産を牽引する高性能林業機械から手持ちのチェンソー、さらには木質バイオマス資源の有効活用に欠かせない環境機械まで一堂に揃う「2009森林・林業・環境機械展示実演会」が10月4、5の両日、長崎県島原市平成町地内「安徳海岸埋立地」で開かれる。林業機械化協会(伴次雄会長)と長崎県が共催するこの実演展示会には今回51企業・団体が小間を設け、最新の林業機械はもとより、作業システムなどの新技術情報を提供、低コスト生産や効率的な作業を追求している林業事業体など関係者に日本林業のリード役を果たす「機械化林業」のポテンシャルを強く発信していく。
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役割高まる高性能林業機械/出展メーカーインタビュー |
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国の施策や外国産材の価格の高騰などの要因により、林業や木材産業の再生が図られているとともに、地球温暖化防止といった環境面に関しても森林の重要性が増し、バイオマスに関連した取り組みも年々活発になってきていている。そうした状況下、高性能林業機械は、昨年と比較すると、金融危機以降の景気の悪化の影響は受けて需要の低迷が見られる面もあるが、これまで以上に役割は高まっている。ここでは、高性能林業機械をメーンとして取り扱う企業に展示会の見どころや市場の展望、営業戦略などを伺った。
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国産材50%目指す/次世代林業システム |
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日本林業の新たな可能性を切り開こうとする取り組みが始動した。経済界の政策提言機関である日本プロジェクト産業協議会(三村明夫会長)に設立された森林再生事業化研究会(主査・米田雅子慶応大学教授)がこのほどコンセプトを示した「次世代林業システム」がそれだ。国産材の50%利用を掲げ、森林再生を目指す取り組みとして具体化していくとともに、従来の枠組みを超えたナショナルプロジェクトとして関係省庁に提言した。実現に向け動き出した次世代林業システムの概要をみた。
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林業機械化の現状と課題/林野庁技術開発推進室・渕上和之室長に聞く |
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本格導入が始まって20年以上が経過した高性能林業機械。平成19年度末(平成20年3月31日)現在で3500台近くが現場に普及しており、この間、作業システムの確立はもちろん、日本の林地に適した機械開発などの各種の事業が進められ、かなりの進展をみている。これからの日本林業の活性化を考える上で、大きなテーマとなっていく高性能林業機械を核とした「機械化林業」のこれからについて、林野庁技術開発推進室の渕上和之室長に展望してもらった。
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2ブランドを推進/スクバーナ・ゼノア・秋吉秀雄国内営業本部長に聞く |
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ゼノア、ハスクバーナ両銘柄の営業本部を埼玉県川越市の本社に統合して約1年が経過したハスクバーナ・ゼノア。実績はここまで順調に推移し、今後はさらに両ブランドの総合力を活かして幅広く国内需要を掘り起こしていく構えだ。森林・林業・環境機械展示実演会への出展を前に、秋吉秀雄国内営業本部長に営業方針、同展でのアピールポイントなどを聞いた。
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