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農経しんぽう |
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平成23年2月28日発行 第2883号 |
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3月から春の農作業安全確認運動/トラクタの事故防止を重点に・農林水産省 |
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農林水産省は3月1日から3カ月間、春の農作業安全確認運動を実施する。農機メーカー、販売店、生産者団体などの協力をあおぎ、農家に重点事項の徹底を図ったり、トラクタに貼付するステッカーを配布したりして、安全意識を高める。運動の重点事項は、1.乗用型トラクタの事故防止=フレーム付きトラクタでのシートベルト着用の徹底。転落・転倒が起こり得る危険カ所の確認の徹底。圃場を出る際のブレーキペダルの連結確認の徹底、2.万一の事故に備えた「労災保険」の加入促進。運動展開に先立ち、25日、省内で関係団体が参加し「農作業安全確認運動推進会議」を開催した。
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中耕ディスクに2連タイプ追加/小橋工業 |
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小橋工業はこのほど、好評発売中のトラクタ用中耕除草作業機「コバシ中耕ディスク DC301シリーズ」に2連タイプ「DC201シリーズ」を新たに追加、5月から受注生産を開始すると発表した。またDC301にトラクタへの装着方法が日農工特殊3PのB型も追加した。コバシ中耕ディスクは、土を練らないディスク式のため水分の多い湿った土壌でも作業でき、しかも土を反転する作用が強いことから除草防除効果に優れるのが特徴。しかも作業速度が時速4〜6kmとロータリー式の約2倍の高速で、トラクタの燃料消費量も大幅に軽減する。
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新型コンバイン「ラクリード」発売/クボタ |
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クボタはこのほど、「楽刈(らくがり)」をキーワードに、使い易さを大幅に向上させた小型3条刈コンバイン「エアロスター ラクリードER320・同323」を新発売した。このクラスのコンバインを使用する農家は、小・中規模個人農家層で、高齢化が進んでいる。そのため、基本的な作業性能の充実に加え、1.取り扱いや運転操作が楽で、2.安心機能とメンテナンス性能が充実しているのが大きな特徴だ。また、従来機の基本性能を引き継ぎつつ、小型2条クラスのラクティシリーズの使い易さを取り入れ、操作性能の大幅な向上を実現している。
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草詰まりを大幅軽減/ホンダが刈払機を改良し発売 |
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本田技研工業はこのほど、世界最軽量の360度自在傾斜4ストロークエンジンを搭載した刈払機シリーズを一部改良し、全国のホンダ汎用製品特約店から販売した。年間販売計画台数はシリーズ合計で1万5000台。新型刈払機シリーズは、ホンダ4ストロークエンジン搭載による優れた燃費・環境性能はそのままに、新形状の大型ディフレクター(飛散防護カバー)を採用することで、作業中の草詰まりを大幅に軽減。また、作業者の防護エリアを拡大しながらも作業者からの刈刃視認性を高めるなど使いやすさを向上した。
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省力一貫にんにく機械化システム完成/ヤンマー |
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ヤンマーはこのほど、作付けが拡大するにんにくの植付床作りから植え付け、収穫までの一貫体系として「ヤンマーにんにく機械化システム」を完成、新発売した。平成17年に掘り取りから根切り、運搬まで行う「にんにく収穫機HZI」を発売、21年には4条の「にんにく植付機PH4R、G」を発売、これに続いて今回、乗用型にんにく植付機の性能を十分に活かすトラクタ用作業機「にんにくうね立てマルチロータリー」を発売したもので、これにより省力化・高精度作業を可能にする一貫体系を完成している。
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縦型薪割り機、薪ラックなど発売/新興和産業 |
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新興和産業はこのほど、縦型油圧式の薪割り機「X-07-SH15型」と薪関連製品として薪ラック「FR-1800型」、玉切馬「TU-300型」を新発売した。薪割り機は、ホンダ・4サイクルエンジン(5.5馬力)を搭載。長時間の薪割り作業に最適な縦型タイプで、最大550mmの長さまで処理できる。薪ラック、玉切馬は、いずれもアルミ合金製で、腐蝕性に強く、軽量で堅牢なものとなっている。薪ラックは、組立式で35束(1束約8kg)まで収納できる。
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電気加熱式の洗浄機/洲本整備機製作所が発売 |
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洲本整備機製作所はこのほど、実用的で環境にやさしい電気加熱式高圧温水洗浄機「ESE-2」を開発、発売した。電気式のため有害排気物を一切出さず、火を使わないので安全性が高いうえ作業音も静かな省エネ設計のエコ洗浄機。泥が付着しやすい農機具の洗浄にも適している。10度Cから84度Cまでの湯沸かし時間は約80分と短時間。一度沸かせば80度C前後の温水で9〜10分ぐらい連続洗浄作業が行える。10分以降は緩やかに噴射温度が下がるものの、40度C程度での洗浄であれば、20〜30分休止すれば温水タンク内にためた湯温が上がり、再び温水洗浄が可能になる。
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住友化学・協友アグリが新規除草剤を発売 |
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住友化学工業と協友アグリは、新規除草剤成分プロピリスルフロンを含む水稲用除草剤が昨年12月13日に農薬登録となり、3月8日から販売を開始するに当たり、「プロピリスルフロン含有水稲用除草剤登録・上市記者会見」を22日、都内のホテルオークラ東京で開催した。今回発売される、プロピリスルフロンを含有する「ゼータワン剤」と、プロピリスルフロンと協友アグリの原体ピラクロニルを配合した2種混合剤「メガゼータ剤」は、水稲用初・中期一発処理除草剤。協友アグリからは、それぞれ「協友ゼータワン剤」、「ビクトリーZ剤」として発売される。
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シバウラ フェスト開く/IHIシバウラ |
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IHIシバウラは24、25の2日間、松本市内にあるホテル ブエナビスタと松本工場において、トラクタ・グリーン事業部、エンジン事業部、防災事業部、環境事業部の取引先のほか関係者など約300人を集めて、「IHIシバウラ フェスト」を開催した。同フェストでは、新たなビジョンが発表されるとともに、乗用グリーンモアをはじめ新製品の紹介も行われ、同社の今後に対する期待が高まる充実した内容となった。
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“情熱とチャレンジ”掲げ前進/ハスクバーナ・ゼノアが販売店会議 |
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ハスクバーナ・ゼノアは18日午後、大阪府吹田市のホテル阪急エキスポパークで、2011年度全国ハスクバーナ・ゼノア会(伊藤和義会長)の総会並びに同社販売店会議を開催。今年のキーワードには「情熱とチャレンジ」を掲げ、国内市場に向けて生・販一丸となりチェンソー、刈払機、芝刈機などのグループ商品を拡販していくことを誓い合った。また、排ガス規制対応商品となるチェンソー、刈払機など9種の新製品を発表した。
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日本製コンバイン刃の需要増/ナシモト工業 |
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ナシモト工業は、かねてより産業用機械刃物メーカーとして高い信頼を得ているが、近年、海外からの刃物類が多く輸入される中、同社製刃物の高品質・安定性が改めて評価され、需要が拡大している。同社では、あらゆる面でのコスト低減・合理化を図るとともに、さらなる品質向上を進めたことにより、各種刃物の需要が拡大。「日本製の刃物は良い」という多くのユーザーからの声に押され、国内はもとより、逆に海外からも引き合いが寄せられている。同社、コンバイン用・脱こく刃“スーパードラムカッター”シリーズは、国内の他、韓国・中国でも特許・意匠を取得、高い評価を得ている。
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ふれ愛・感謝市盛況/ヰセキ関東・茨城支社 |
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ヰセキ関東は、各支社ごとに「春のふれ愛・感謝市」として農機展示会を催しているが、18〜20日の3日間、本社脇の特設開場において茨城支社管内の展示・実演会を開催した。初日、18日の暁雨も早々に上がり、開場の9時30分前より、多くの参観者が来場。会期中、3000名余りの人出で賑わった。支社では「見て頂くだけの展示会で終わることのないよう、事前推進に力を入れた」(見永尚之・茨城支社長)とのことで、参観者は、購入希望の機械の説明を熱心に聞き入る姿が多く見られた。
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4月からフレックスタイム導入/筑水キャニコム |
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筑水キャニコムは、4月1日より海外営業・国内営業・サービス・パーツ部門にフレックスタイムを導入し、始業は午前6時58分、終業は午後3時58分とする。農家は春から夏にかけて、涼しい早朝から仕事を始める。機械トラブルが早朝に発生すると部品や製品の発注、内容確認などができず、農作業を長時間ストップせざるをえなくなる。そこで迅速に対応するために、営業窓口の時間帯を広げて「朝めし前営業」を行うこととした。また海外の顧客、取引先へのサービスを向上させるために、早朝より夜までのフレックスタイム制とした。
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コフナ農法普及協議会が平成23年通常総会を開催 |
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コフナ農法普及協議会は18、19の2日間、都内において「平成23年通常総会」を開催した。「コフナ」は、フランス・パスツール研究所で開発された微生物群と有機物100%で構成された土壌改良材。同協議会は、「コフナ」の普及拡大を図ることを目標にしている。初日の18日は、冒頭に同会の漆眞下喜蔵会長とニチモウの田部昇取締役が挨拶を行い、平成22年事業報告と会計報告及び監査報告、平成23年事業計画及び予算などを審議、承認した。
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組織強化など重点に/全農機商連・通常総会 |
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全農機商連(松田一郎会長)は25日、東京・芝公園のメルパルク東京で、第55回通常総会を開き、平成23年度事業計画案並びに収支予算案などすべての議案を事務局原案どおり承認した。任期満了に伴う役員の改選では、松田一郎会長を再任した。23年度事業としては、1.行政との連携強化のための情報交換、2.魅力ある組織作りと活動の展開、3.組合組織の強化と福利厚生関係事業の拡充、4.ブロック推進委員のリーダーシップによる共同購買事業の計画的推進、5.整備事業の付加価値の向上、6.整備技能士会活動の活性化に向けた支援の強化、7.農作業事故防止運動の推進、8.新鮮で有用な情報の迅速な提供―に取り組む。
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整備事業の充実図る/全国農機整備技能士会が総会 |
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全国農業機械整備技能士会(松田一郎会長)は24日、東京・芝公園のメルパルク東京で、第29回通常総会を開き、平成23年度事業計画並びに収支予算案など一連の議案を事務局原案通り承認した。23年度は、「有資格者による、有資格工場における、有責任修理」を基本姿勢とし、整備部門の充実強化を図るとともに、農林水産省の農作業安全確認運動への協力などを重点取り組み事項とした。24年度の創立30周年記念事業については、小関邦夫副会長を委員長とする実行委員会の設置を決めた。また、優良技能士受賞者表彰式が行われた。
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講演や成績検討会/新稲作研究会 |
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農業技術協会(藤巻宏会長)は24日、都内芝公園のメルパルク東京にて、平成22年度新稲作研究会成績検討会等を開催した。午前中は開会式に続いて、農研機構畜産草地研究所飼料調整給与研究チーム長の野中和久氏による「耕畜連携による飼料稲生産・給与の拡大」などの講演が行われた。午後からは分科会に分かれて成績検討が行われた。第1分科会では大規模水田営農を支える省力・低コスト技術の確立についての成果報告を実施。HMT無段変速トラクタではオペレータに疲労軽減傾向が見られ、労働負担軽減がみられたことなどが報告された。
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バイオディーゼル燃料を普及/日農機協がフォーラム |
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日本農業機械化協会(染英昭会長)は23日、都内の機械振興会館で平成22年度「バイオディーゼル燃料普及・調査事業」全国検討会(フォーラム)を開催した。第1部「地産地消型バイオディーゼル燃料の農業機械長期・安定利用技術に関するガイドライン」の報告、第2部・現地事例発表「BDF製造副産物の農業的利活用技術」、第3部・講演「BDFの品質向上と品質確認制度について」が行われた。ガイドラインは、同協会が3年間取り組んだ集大成としてまとめたもの。1.菜種生産技術、2.搾油技術、3.廃食用油の回収、4.BDFの製造・品質・供給、5.BDFの農業機械利用技術―などについて指針を示した。
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地域の魅力高める/地産地消フォーラム開く |
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全国地産地消推進協議会(小泉武夫会長)は22日、全国地産地消推進フォーラム2011〜地域の魅力と魅力を高める、地産地消の広がり〜を開き、地産地消優良表彰式や活動内容紹介などを行った。冒頭、あいさつに立った小泉会長は「国を愛する食生活、国を愛する農業を実現していかなければ、国を愛する国民がいなくなってしまう」と危機感を募らせ、地産地消の取り組みに期待した。来賓として、篠原孝農林水産副大臣があいさつし、「食とは本来、旬の穫れたてのものをその場でいただくもの」と「旬産旬消」も提案した。
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森林作業道と林業専用道/路網整備の新作成指針 |
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林業機械化の普及・定着と密接な関わりを持つ路網整備の進め方に新たな考えが導入された。10年後の木材自給率50%を目標に掲げた森林・林業再生プランを具体化するため設置された「路網・作業システム検討委員会」(座長・酒井秀夫東京大学大学院教授)の最終とりまとめを受けて「林業専用道作設指針」「森林作業道作設指針」が定められたからだ。以下、ポイントをみる。
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レンタルのニッケンと連携し、リース・レンタルに取り組む/全森連系統事業部・竹内部長に聞く |
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全国森林組合連合会(林正博代表理事会長)は、レンタルのニッケンと連携し、高性能林業機械のリース・レンタル事業をスタートさせる。現在、本格始動に向けて準備を進めているが、取り組もうとするリース・レンタル事業はどのような仕組みで、狙いは何か。系統事業部の竹内幸己部長に聞いた。
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環境・緑化機器のバラエティーに富んだ市場が拡大 |
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芝地管理用機械に代表される、環境・緑化管理機械は近年、業務用ユースを中心にして市場を広げている。効率的な作業を進める上で欠かせない機械のラインアップが充実していることに加えて、各作業ごとに使われる製品開発が進んでいるためだ。また、作業現場も業務用の代表的事例となるゴルフ場をはじめとして、公園、公共緑地、サッカー場や競技場のスポーツフィールド、そしてこれからの普及が期待される校庭緑化などバラエティに富んでおり、製品的なレベルアップと稼働面積の広がりとがあいまって機器市場として一分野を形成しつつある。
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高性能林業機械の導入加速へ諸条件揃う |
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ハーベスタやフォワーダなどの高性能林業機械に注がれる視線が以前にもまして熱を帯びてきた。現在、林野庁が目標として掲げている10年後の木材自給率50%以上を達成するためにも、また、活力のある林業現場を実現していく上でも林業機械の適切な導入、活用が不可欠だからだ。このため森林所有者、森林組合、素材生産業者らの林業事業体では、作業現場に適した林業機械、作業システムに高い関心を寄せており、政府が音頭を採って進めている国産材振興に向けての取り組み強化や森林・林業再生プランの実践などの追い風に乗って、積極的な対応をみせている。
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SIMAなど参観/第64次欧州農機事情視察団が帰国 |
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第64次農経しんぽう欧州農機事情視察団一行29名が、ドイツ、イタリア、フランスなど3カ国6都市を歴訪、10日間の日程を終了して24日、無事成田へ帰国した。一行はミュンヘン郊外のクラインガルテン(市民農園)を皮切りに農協と似た事業を行う組合商社バウア社や、加工事業やレストランなど6次産業化した酪農経営のベルグホフ農場を訪問。イタリアでは作業機メーカー2社(ベロナのストリティ社、ボローニャのノビリ社)を視察後、パリに入り第74回を迎えたSIMA2011を訪れ、欧州農業、農機事情の新しい潮流にふれた。
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高騰する穀物価格/世界の食料情勢をみる |
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ロシアの小麦の輸出禁止がエジプトのデモを引き起こしたといわれるように、このところの食料の高騰が世界に異変をもたらしている。こうしたことから、この6月にはG20農相会議も開かれる予定で、食料価格の安定、食料安全保障の確保はいまや喫緊の課題に浮上した。そうした最近の世界の食料事情について、農林水産省大臣官房食料安全保障課がまとめた飼料等から動向をみた。
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