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農経しんぽう |
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平成23年10月10日発行 第2913号 |
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農作業安全対策を実施/農林水産省・24年度概算要求 |
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農林水産省の9月1日付け組織変更で新設された生産局農産部技術普及課生産資材対策室は、平成24年度予算概算要求で、農作業安全緊急推進事業を要求し、23年度に引き続き農作業安全対策に力を入れる。産地活性化総合対策事業52億8800万円の一環として実施し、携帯電話等による転倒事故通報システムの実用化試験や安全フレーム装着トラクタへの更新の助成を継続して実施する。とくに高齢農業者等の安全意識の向上を重視し、農作業死亡事故件数を3年間で1割以上低減することを目標とする。また、施肥低減技術の導入も支援することとし、肥料混合機のレンタルへの補助などを行う。
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平成23年度環境保全型農業直接支援対策の8月末申請は7911件 |
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農林水産省は3日、8月31日現在における平成23年度環境保全型農業直接支援対策の申請状況(速報値)を発表した。それによると、今年度創設された環境保全型農業直接支払交付金の全国の申請件数は7911件、申請面積は2万866haとなった。これは化学肥料・農薬の5割低減とセットで、環境保全効果の高い営農活動に取り組む農業者に交付するもの。県別にみると、申請件数が多いのは新潟1091、北海道712、山形691など。一方、農地・水・環境保全向上対策の営農活動支援交付金の廃止に伴い、経過措置として今年度に限り交付する先進的営農活動支援交付金は、活動組織数2812組織(前年度比102減)となった。
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料理マスターズの授与式/農林水産省 |
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農林水産省は第2回「料理マスターズ」受賞者8名を決定し6日、都内のホテルオークラ東京で、授与式を行った。農林水産省「料理マスターズ」顕彰制度は、生産者や食品企業等と協働した取り組みを行い、日本の「食」の普及や「食文化」の発展に貢献した料理人を顕彰するもので、今年で2回目。全農、ヤンマーなどが協賛している。受賞者は岩手県・ロレオール・伊藤勝康氏、滋賀県・比良山荘・伊藤 剛治氏ら8名。
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2回の縦浸透法で効果/東北農政局が農地の徐塩試験で成果発表 |
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農林水産省東北農政局はこのほど、宮城県等と連携し、6月下旬〜8月下旬に実施した農地の除塩現地実証試験の結果を取りまとめて発表した。試験は宮城県内の水田及び畑の試験圃場で実施され、水田は縦浸透法による2回の除塩作業で、土壌中の塩素濃度を目標値以下に低下できた。暗渠が整備済みなど、排水条件が良好な圃場では縦浸透法で確実に除塩できることが明らかとなり、弾丸暗渠との併用がより効果的である。畑は予め耕起し、圃場の排水を良好に保つことにより、一定のかん水量で土壌中の塩素濃度を目標値以下に低下でき、降雨のみでも十分除塩できることが確認できた。
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農山村女性を特集/関東農政局・農業白書 |
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農林水産省関東農政局はこのほど、平成22年度関東食料・農業・農村情勢報告を作成、公表した。冒頭のトピックスで、1.東日本大震災の復旧・復興に向けた支援など、2.農林水産祭で天皇杯を受賞、3.戸別所得補償モデル対策の支払件数は17万件、4.農山漁村の6次産業化を推進―の4つをとりあげている。第1部の特集は「女性が見つけた農業の楽しさと農村の魅力」。農山村における女性の豊かな暮らしぶりや生きがい、農林水産業と向き合う姿などを描いている。
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電動ミニ耕うん機を開発/オカネツ工業 |
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オカネツ工業はこのほど、扱い易い電動タイプでありながらエンジン搭載機に劣らぬパワーと作業能力を備えた本格派の電動ミニ耕うん機を開発、愛称を「Curvo(くるぼ)」として来年2月1日より発売する。蓄積したノウハウを生かして自社開発した伝達効率90%の専用ミッションを採用することでパワーアップを実現。1回の充電で40分、40坪分の連続作業が可能なため、菜園ユーザーのほとんどをカバーできる。価格面でも差別化を図り、希望小売価格7万円台で提供する。目下、取扱店を募集中。
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GPSナビライナーを発売/IHIスター |
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IHIスターは、今年の4月に「GPSナビキャスタ」を発売、好評であり、このほど、培った技術を様々な作業機に応用するため、「GPSナビライナー EGL3000」を発売した。「大型マニュアスプレッダ/大型ハイドロマニュアスプレッダ」の縦軸ワイドビータタイプは広大な牧草地で堆肥の薄まき追肥作業を行う場合が多く、一度散布したところと異なるところを見つけるのに苦労することも少なくないが、このような場合に『星が導く』「GPSナビライナー」は最適。そのほか、バキュームカー、スラリースプレッダ、ブロードキャスタ、大型ジャイロテッダ、ブームスプレーヤなどの作業で、経路を誘導したい場合に有効。
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ドライフォグ栽培/いけうちが実用化へ |
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フォグエンジニアとして産業界に貢献するいけうちは神戸大学と神戸市、神戸ワインと共同で、「ドライフォグ(濡れない霧)」を使った世界初となる栽培システムの実用化に取り組んでいる。液肥を特殊ノズルで直径0.01mm以下の細かな粒子のドライフォグにし、植物の根を入れた装置に充満させて栽培する。水の使用量を従来の水耕栽培の10分の1以下に抑えられるほか、作物は養分を無駄なく吸収。根の発達が著しく促進し、高品質化につながる。
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キャビン仕様の細断型ホールクロップ収穫機/タカキタが開発 |
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良質な稲発酵粗飼料づくりに定評がある細断型ホールクロップ収穫機に「キャビン仕様・WB1030HC」が登場した。飼料稲の作付面積の拡大に伴いオペレータによる収穫作業の長時間化が進む中、タカキタはこのほど、全天候型で快適な空間での作業が行えるキャビン搭載仕様を開発、受注生産する。草丈150cmの長棹品種に対応できるほか、長時間作業に対応、100Lの燃料タンクを装備し約8時間連続して作業できる。また乳酸菌などの噴霧に対応した添加装置を標準装備、収穫物の流れに連動して添加量が調整される。
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明るい場所でも計測可能に/メカトロニクスのN-1非破壊糖度計 |
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メカトロニクスのN-1非破壊糖度計は発売開始から2年間で、累計販売台数は140台を突破した。同社では、従来は、明るい場所での計測は苦手としていて、薄曇りの日やビニールハウス内の計測では影を作りにくいため「露光過剰でエラーになり計測しにくい」との意見があったことから、遮光フードを開発した。今後、販売するN-1非破壊糖度計は遮光フードが付属する。初期型を使っている顧客に、有償で改造サービスも行う。
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超音波で小動物を撃退/防除研究所のスーパーハヤブサ |
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防除研究所は9月20日、超音波でネズミ、カラス、イタチ、ハクビシン、アライグマなどの小動物を撃退する「スーパーハヤブサ」を発売した。年間販売目標は3000台。有効距離の目安は、スピーカー1台当たり60度の範囲で12m、スピーカーは3台まで接続可能。3スピーカーの回転式もある。侵入防止柵やネットを設置できない農地やゴルフ場の進入路でも有効。屋外の使用に適したソーラー式も開発中。収穫時期だけ使う農業者向けに、3カ月間以上のレンタル料金も設定している。
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蓄電式のソーラー自動灌水装置/プティオ |
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プティオは、最大5aの養液土耕栽培に適した蓄電式ソーラー自動潅水システム「ソーラーパルサーE」を開発し特許を申請した。10月13日から幕張メッセで開催される第1回国際農業資材EXPOに出展し予約販売を開始する。同社は、農研機構四国農業研究センターで開発されたソーラー自動拍動潅水システム「ソーラーパルサー」を2007年から発売し、今日までに二百数十基を納入した。ソーラーパルサーは、作物へ日射量に対応する量の水を間欠的に与える装置。新開発の「ソーラーパルサーE」は、太陽光で発電した電気を蓄電池へ蓄える。電気が一定量貯まるごとに、ポンプで灌水する方式に変更した。
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ヤンマーの中央研究所がグッドデザイン賞を受賞 |
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ヤンマーはこのほど、日本デザイン振興会が主催する「2011年度グッドデザイン賞」(Gマーク)を、同社の研究開発拠点である「ヤンマー中央研究所」が受賞したことを明らかにした。受賞施設として高く評価されたのは、創業以来技術革新を重ねてきたエンジンのイメージを転化させた建物デザインと、周辺地域に環境負荷を与えない研究開発拠点として、地域の自然要素を融合した点。グッドデザイン審査委員による評価コメントには「機能的で無駄のない設計は誠実さを感じるとともに未来に向けた真摯な企業姿勢を感じる」とある。
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復興願い力作が1450点、最優秀賞に服部君(6歳)/井関農機・子ども図画コンクール |
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井関農機は4日、本社で記者会見し、小学生以下の児童・園児を対象とした恒例の「さなえ全国子ども図画コンクール」の審査結果を発表した。それによると、16回目となる今回は、3月の東日本大震災を受け、それに向かって力強い復興を願い「がんばろう日本農業!」をテーマとした。全国から約1450点の応募があった。全国最優秀賞は神奈川県の服部慶三君(幼稚園、6歳)が受賞(作品名は「おいしくおこめをつくりましょう」)、賞状と賞品(商品券5万円)が贈られた。また、全国優秀賞は青森県の森涼菜さん(保育園、5歳)はじめ5名、全国特別賞は杉野友哉君(小学2年生、7歳)はじめ10名が、それぞれ受賞した。
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スピード経営、人材育成/筑水キャニコムが下期経営方針 |
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筑水キャニコムは9月30日、取締役会・経営会議を開催し、1.スピード経営、2.次世代経営人材育成強化、3.キャニコムフィロソフィーの制定準備―からなる第57期(2011年度)下期経営方針を決定した。包行社長は、「スピード経営、スピード商品と日本速度から世界速度へチェンジしなければならない。新興国をはじめ世界の100カ国に対応できる商品、S・P・C商品(時速40km以上の高速運搬車、ディーゼル・電動モーターを搭載した製品の拡充、コスト50%削減)が急務だ」とし、中・長期テーマの早期実現に向け、スピード経営・次世代人材育成の重要性を示した。
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静かなブームの「息吹農法」/汎陽科学の土壌改良剤で |
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汎陽科学発売の機能性土壌改良剤「息吹農法グレードLD」が、作物の発根と根張りを促進し、吸肥力を高めることで生育を活性化、収量増と食味向上を実現する資材として注目を集めている。稲作、野菜、果実に使用できるが、例えば稲作では育苗箱の培土に播種時わずか15gを混ぜ込むだけ。健苗作りが行え、収量も等級も向上、何より食味が著しく良くなるのが特徴だ。そのため、直販を行いブランド化を目指す農家や、飯米用に味や安全性を追求する農家に静かなブームを巻き起こしている。
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アリスタライフサイエンスが創立10周年を祝う記念パーティー |
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生物・化学農薬をはじめ農業用資材、芝地の整備・管理用資材の製造、販売を主要業務としているアリスタライフサイエンスは5日、都内のホテルニューオータニで創立10周年記念パーティーを開催、これまでの10年を振り返るとともに、これからの10年に向け新たな一歩を踏み出した。同社は10年前にトーメンとニチメンのアグリサイエンス部門とライフサイエンス部門が統合して設立。現在、世界100カ国以上でビジネスを展開。世界中の従業員数3000人以上、総売り上げ1280億円の企業に成長している。記念パーティーではウェイン・ヒューエット代表取締役社長兼CEOが今後の成長に意欲を示した。
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中古農機展も開催/愛媛県農林水産参観デー農機展 |
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愛媛県農林水産研究所の研究成果を発表する2011年度「農林水産参観デー」が1〜2日、松山市の同研究所と同果樹研究センターで「みんなで育てよう 愛顔(えがお)あふれる愛媛ブランド」をキャッチフレーズに開かれ、農林水産研究所には4600人、果樹研究センターには6200人が詰めかけた。愛媛県農機具協会(冠眞夫会長)では恒例の協賛農業機械展「農機具まつり」を開催。目玉行事として各社合同中古農機展を昨年に続いて開催するなど参観デーを盛り上げた。
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ホンダのガスコージェネユニットなど/2011年グッドデザイン賞 |
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日本デザイン振興会はこのほど、2011年のグッドデザイン賞を発表した。業界からは、ヤンマーの中央研究所が研究開発施設として選ばれたほか、本田技研工業の家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット「MCHP1・OK2」、テイラーズ熊本のビニールハウス自動開閉装置「ハウスロボ」、長谷川工業の踏台「ハンドルステップ」、「スキットステップ」、ユーエム工業の鋸「シルキーツルギ」、リョービの電気のこぎり「ASK-1000」などが受賞した。
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概算要求は2782億円/林野庁の24年度予算 |
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林野庁が9月末にまとめ、公表した平成24年度林野庁関係予算概算要求は、公共、非公共事業とを合わせて2782億2400万円となり、平成23年度当初予算の2719億9000万円に比べ102.3%と増額している。この他、「新成長戦略、安心・安全社会の実現」や「東日本大震災からの復旧・復興対策」として346億2100万円を計上した概算要求のポイント、主要事業をみた。
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除染作業で緊急集会/日本芝草学会 |
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日本芝草学会(米山勝美会長・明治大学農学部教授)は9月30日午後、福島市内で、「緊急集会 放射性物質による緑地、芝生地の汚染メカニズムと除染対策について」を開催。県内外のゴルフ場、競技場、自治体関係者ら約200人が健全な緑の再生に関する知見を得るとともに、最良技術の確立に向けて協力していくことを確認した。汚染された芝生地を根こそぎ剥ぐことで除染としている現状に疑問を抱いた東京農大の近藤三雄教授の呼びかけで実施した催しで、徹底したサッチの除去などによって目的を果たす“造園式芝生除染・更新工法”ほか、公園緑地の除染マニュアル(1次案)を公開している。
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放射性セシウムは葉、落葉に多い/林野庁が中間とりまとめ |
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林野庁は9月30日、森林総研が実施した森林内の放射性物質の分布状況及び分析結果について(中間とりまとめ)を発表した。それによると、森林内の放射性セシウムの分布を計算すると、葉に38%、落葉に33%と多く分布していることがわかった。また、現時点においては、木材として利用される樹木の辺材・心材部分には放射性セシウムがほとんど含まれていないことがわかった。森林総研では、現在、福島県内の3カ所の国有林で森林内の放射性物質の汚染実態の調査を進めており、スギ林の調査結果では、放射性セシウム濃度は、土壌を覆う落葉が一番高く、次いで葉の部分が高くなっている。
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生椎茸、エノキなど伸長/22年特用林産物の生産量 |
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林野庁は3日、平成22年特用林産物の生産量(速報・主要品目)についてまとめ、公表した。今回は、宮城、茨城両県の実績を含まない45都道府県の速報値となっており、参考値として21年実績から2県を除いた生産量を基にした対前年比を載せている。それによると、乾しいたけの生産量は3459t(21年実績3597t)で参考値の対前年比は99%。また、生しいたけは原木、菌床合わせて7万4488t、同103%と増えている。うち原木栽培が1万1267t(同91%)、菌床栽培6万3222t(同106%)という結果となった。また、前年との比較で上回っているのは、まつたけ、えのきたけ、なめこなど。
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林業機械の専用車体/イワフジ工業が発売 |
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イワフジ工業はこのほど、新しい林業機械専用車体「CT-500B」の発売を開始した。今回の新製品は、林業現場に適した車幅1.96mの小型ボディーに、12t油圧ショベル級のハイパワーエンジンを搭載した間伐対応マシン。基本コンセプトの「小型ハイパワー」はもちろん、作業性、安全性、メンテナンス性といったあらゆる性能の熟成と見直しを図った。主な特徴は、1.環境に配慮した特定特殊自動車排出ガス適合エンジンを採用し、CANコントロールによる電子制御、2.エンジン出力を向上し、定格出力67kW(従来比プラス5kW)、3.フォワーダや4t車への積載を楽にこなすロングブーム―など。
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国際農業資材EXPOが開催/10月13〜15日、幕張メッセで |
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「第1回国際農業資材EXPO(AGRITECH-アグリテック)」が13から15の3日間、千葉県千葉市にある幕張メッセにおいて、ほかの4つの展示会とともに、リード エグジビション ジャパンの主催により開催される。同EXPOを含む5展の同時開催により、25カ国1440社が出展する大規模なもので、農家・農協をはじめ農業関係者が多数することが来場が予想されている。第1回国際農業資材EXPOでは、施設園芸ゾーン、農業機械ゾーン、土・肥料・土壌改良材ゾーン、農薬ゾーン、包装・物流ゾーン、植物工場ゾーン、野菜・果樹・水稲種苗ゾーン、関連資材・技術ゾーンが設けられ、最新の技術、機械、資材が並ぶ。
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農業、園芸の生産性を高める新技術を国際農業資材EXPOで発信 |
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「第1回国際農業資材EXPO(AGRITECH―アグリテック)」が13から15の3日間、千葉県千葉市の幕張メッセにおいて開催される。今、農業に高付加価値化が求められ、その実現の有力な手段に施設園芸や植物工場が位置づけられている。この展示会では、この分野に向けた最新の技術情報が発信されるものと期待されており、多数の来場者が見込まれている。今回は、国際農業資材EXPOの開催に合わせ、付加価値を高める農業を特集した。
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新しい農業経営の取り組み広がり、地域活性化 |
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農林水産省がこのほど発表した平成24年度農林水産予算概算要求の概要によると、農政の重点事項に掲げられている「農山漁村の6次産業化」には、計323億円の予算が盛り込まれた。その内訳は、1.農林漁業成長産業化ファンド(仮称)の創設に200億円、2.農林漁業の成長産業化の実現に108億円、3.食と地域の交流促進対策交付金に15億円となっている。こうした支援の下、農商工連携や地場農産物のブランド化、伝統農産物を使った農産物加工など、さまざまな先進的な取り組みがなされている。進化しつつある新しい農業への支援体制と、それらを実践している取り組み事例の一部を紹介する。
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24年度農林水産予算概算要求の主な事業をみる |
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農林水産省の平成24年度予算概算要求がまとまった。来年度は、震災復興と農地・農業の再生、産地活性化などを主軸に対策を組む。本格実施から2年目の農業者戸別所得補償制度は、昨年と同額を要求し、事業を継続する。被災地の生産力回復のために、共同乾燥施設の再編や、稲・麦・大豆等の播種機など共同利用機械のリース導入など機械化対策のメニューもある。主な事業をみる。
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