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農経しんぽう |
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平成29年9月11日発行 第3191号 |
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成長産業化へ2兆6525億円/平成30年度農林水産予算概算要求 |
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農林水産省の平成30年度予算概算要求は2兆6525億円で、前年度予算の2兆3071億円に対し115%の増額要求となった。農林水産業の成長産業化に向け、担い手への農地集積・集約化等による構造改革の推進、水田フル活用と経営所得安定対策の着実な実施、強い農林水産業のための基盤づくり、農山漁村の活性化などを柱としている。機械化対策では、農林水産業におけるロボット技術安全性確保策検討事業、農業競争力強化プログラムの着実な実施に向けた調査のほか、新規にばれいしょ増産輪作推進事業を要求した。このほか、GAP拡大の推進、収入保険制度の実施なども新規に要求している。
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8月15日現在水稲作柄は平年並み〜やや良/農林水産省 |
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農林水産省は8月30日、平成29年産水稲の8月15日現在における作柄概況を公表した。それによると、早場地帯、遅場地帯ともに作柄は「平年並み」または「やや良」の見込みとした。東日本を中心とした早場地帯(19道県)の作柄は、「平年並み」または「やや良」と見込まれる。「やや良」は6県、「平年並み」は13道県。西日本を中心とした遅場地帯(沖縄県第二期稲を除く27都府県)の生育は、田植期以降おおむね天候に恵まれていることから、「平年並み」または「やや良」で推移している。「やや良」は17都府県、「平年並み」は10県。
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国際水準GAPを推進/農林水産省がGAP連携パートナー会 |
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農林水産省は5日、都内の中央合同庁舎4号館12階会議室にて、GAPの価値を共有するフードチェーン連携パートナー会(第1回)を開き、生産者や流通・小売業者など全国から200名以上が参集した。農林水産物の安全性や持続可能性へのニーズが高まっていることを受け、生産現場で国際水準GAPの取り組みを進めるにあたり、フードチェーン全体でGAPの価値や取り組みを共有する目的で開かれた。会議では、開催の趣旨及び国際水準GAPの推進について、農業環境対策課の及川仁課長が説明。五輪までにGAP指導員を1000人以上育成し、五輪で必要な食材量を十分供給できるGAP認証取得農産物の出荷量を確保―などが示された。
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iネットワークサポートシステムのサービス提供開始/サタケ |
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サタケはこのほど、ライスセンターなど穀物加工施設等の情報管理ができる業界初のクラウド型システム「サタケiネットワークサポートシステム」を開発、9月1日よりサービスを開始した。1.荷受データ処理システム、2.精算処理システム、3.保有米処理システム、4.施設利用予約システム、5.穀物温度モニター、6.遠隔工程監視システム―の6つのサービスをネット経由で提供するサービスでPCに専用ソフトをインストールすることなくウェブブラウザ上で利用できる。ネットに接続されている端末であればPCだけでなくタブレット端末やスマホなどのモバイル機器からも利用が可能だ。
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水田除草機「WEED MAN」発売/オーレック |
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オーレックは、業界初となる除草機構を搭載した同社初の水田除草機「WEED MAN(ウィードマン)SJ600・SJ800」を発売した。抜群の除草能力と圃場を傷めずに楽に旋回できる安心感から、大きな注目を集めている。同機は、乗用のフロント作業式水田除草機。最大の特徴は、業界初機構「回転式レーキ」と「除草刃ローター」が装備されていることである。「回転式レーキ」により稲を傷めずに、雑草根のみを掻いて除草する。「除草刃ローター」により、条間の雑草を確実に除草することができる。また、条間だけではなく、難しかった株間の除草もしっかりと行える。
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ハンディータイプ蓄電機発売/ホンダ |
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本田技研工業は8月31日、本社1階のHONDA ウエルカムプラザ青山において、新型軽乗用車「N-BOX」とハンディータイプ蓄電機「LiB-AID(リベイド)E500」の発表会を行った。ハンディータイプ蓄電機「LiB-AID E500」は、ホンダ独自の正弦波インバーター技術による高品質な電気の供給が可能な最大出力500W(VA)のハンディータイプ蓄電機。家庭用コンセント、もしくは車のアクセサリーポケットから充電でき、繰り返し使えるリチウムイオン電池を搭載することで、屋内外のさまざまなシーンで活躍するポータブル電源として利用できる。また、災害時の備えとして、スマートフォンの場合約20回充電可能。
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混合燃料が容易にできるメモリ付きポリタンク/ホンダウォークが発売 |
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ホンダウォークは8月28日より、混合ガソリンを作れるメモリ付きポリタンク4タイプ(1L、縦型1L、2L、5L)を新発売した。いずれのタイプも、刈払機・チェンソー・ヘッジトリマー・ブロワーなど2サイクルエンジン搭載の作業機に欠かせない混合ガソリンを簡単に作れるタンクで、収納式の柔軟な給油ノズルを標準装備(縦型タイプを除く)しており、どんな場面でも漏れないよう給油できる。ノズルをタンク内におさめてコンパクトとなり、移動・収納も便利。
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極早生タマネギの新品種「スパート」発売/タキイ種苗 |
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タキイ種苗は2017年度の新品種で、作りやすく生育旺盛な極早生タマネギ「スパート」の種子を発売した。新品種「スパート」は極早生品種の熟期の早さや肉質のみずみずしさとともに、早生種に近い作りやすさを兼ね備えており「タマネギの生産者から家庭菜園愛好家まで、幅広い用途で使っていただける品種」(同社)。肥大性に優れ、大玉によくそろう収量性抜群の極早生品種で、暖地では4月中旬から、中間地でも4月下旬から収穫可能。草姿立性で葉折れが少なく、生育旺盛で作りやすい。
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茨城で産学官連携の農業女子プロジェクト事業/井関農機など |
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井関農機と東京農業大学及び阿見町は8月25日、茨城県阿見町の君島構造改善センターにおいて、農業女子プロジェクトで全国初の産学官連携事業として、高校・大学の女子学生を対象とした常陸秋そばの播種作業及び女性目線の商品開発に関するアイディアソンを行った。これには東京農大の女子大生7人、茨城県立江戸崎総合高校で農業を専攻する女子高生2人が参加した。女子学生らは手押し播種機及びトラクタ作業機によるそば播種作業や、農業女子トラクタ「しろプチ」や耕うん機「ちょこプチ」の実習を体験し、そば商品の企画を考え、生産から商品開発まで幅広い学びを得た。
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コーヒー豆選別関連機器など実演/サタケがSCAJ2017に出展 |
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サタケは、9月20〜22日までの3日間、都内・有明の東京ビッグサイトで開催されるアジア最大級のスペシャルティコーヒー展示会「SCAJ ワールドスペシャルティコーヒー カンファレンス アンド エキシビション 2017」にコーヒー豆の選別用光選別機などを出展する。今回の展示会でサタケでは、不良豆を選別する光選別機「ピカ選 αPLUS」(アルファ プラス)などの最新機器を展示・実演する。
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乾燥玉ねぎ調製機で栃木県フロンティア企業/スズテックが認証受ける |
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スズテックは5日、本社で記者会見し、61期(平成28年8月〜平成29年7月末)の業績と62期の見通しを発表するとともに、今年1月より本格発売を開始した乾燥玉ねぎ調製機「STC4200」が平成29年度栃木県フロンティア企業の認証商品として認証されたことを明らかにした。席上、鈴木社長は「前期は創業70周年、チャレンジの年として計画達成を目指した。結果、近年の高密度播種・移植栽培技術の普及拡大に伴い、当社メーン商品である水稲育苗用播種機が好調な動きを見せ、前年を上回る業績を残せた」と発表。フロンティア企業認証商品は、ニラ出荷調製機、全自動セルトレイ播種機に続き、3回目。
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栃木農高に野球ボール12ダースを寄贈/ヤンマーアグリジャパン・関東甲信越カンパニー |
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関東地方や南東北地方の一部では、7月から8月にかけて、高校の野球部からボールなどが盗まれる事件が相次いだ。栃木県下では7校が被害にあっており、うち栃木県立栃木農業高等学校(鈴木真之校長)では1500個の新球、練習球が盗難にあった。社員に同校出身者がいるヤンマーアグリジャパン・関東甲信越カンパニーは、地域農業を担う数多くの人材を育てている同校野球部の元気を取り戻すべく、1日午後に鈴木校長、青山一也野球部監督、上岡勇輝キャプテン(農業土木科2年生)を訪ね、校長室で高校野球練習用硬球12ダースを贈呈した。
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本岡賢二氏の黄綬褒章受章祝賀会開く |
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春の褒章で、長年にわたる農業機械の普及発展に尽くした業務精励功労がたたえられ黄綬褒章が贈られた播州農機販売前社長(3代目社長)で現会長の本岡賢二氏の受章記念祝賀会が9月3日、兵庫県小野市のうるおい交流館エクラで開かれた。加東市の安田正義市長や小野市の蓬莱務市長をはじめ行政関係者や地元選出の国会議員や県議、市議、各種関係団体や農機業界関係者など会場に集まった約150人が今後ますますの活躍と栄誉を祝った。
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鹿児島県錦江町の町おこしプロジェクトに採用/ボッシュのPlantect |
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ボッシュのスマート農業ソリューション「Plantect(プランテクト)」はこのほど、鹿児島県錦江町のスマート農業による町おこしプロジェクトに採用されることとなった。高齢化と人口減少に悩む鹿児島県錦江町(楠元忠洋町長)において、町民と共に未来づくりを推進するために公民が連携して設立した「錦江町まち・ひと・MIRAI創生協議会(宮下和久会長)」と錦江町でハウストマトを生産するフラッグシップ農業法人福岡園芸は、深刻な労働力不足などの町の課題解消のため、ITを活用したスマート農業プロジェクトに取り組むことを発表。同農園が今回使用するIOTプラットフォームやセンサー・AI等に、ボッシュの「Plantect」を採用する。
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CSR報告書2017を発行/バンドー化学 |
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バンドー化学はバンドーグループの2016年度のCSR(企業の社会的責任)活動の取り組み実績をまとめたレポート『CSR報告書2017』(A4判カラー刷り40ページ)を発行した。同報告書は、グループのCSR推進の考え方や具体的な活動を顧客や従業員、取引先、株主、投資家、地域社会などステークホールダー(利害関係者)に広く理解してもらうことを狙いに毎年発行しているもの。
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農業分野へ土づくり肥料「有機ゴールド」推進/鹿沼化成工業 |
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ゴルフ場の芝管理をメーンターゲットとして、長年完熟堆肥や土壌改良資材を供給してきた鹿沼化成工業は、日光市猪倉に設置した新工場で、完熟有機発酵肥料「土づくりの有機ゴールド2-3-2・5」の製造を順調に進めており、農業分野における実績確保に向けて、まずは東日本を主体に営業活動を展開している。「土づくりの有機ゴールド」は、フミン酸、腐植・ミネラルをたっぷり含み、完熟のボカシ肥料なので安全、有用微生物が豊富―など数多くの特徴を持っている。70度C以上の高温で発酵させるため、植物の生長に害のある物質は分解され、雑菌も死滅している。
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山形農機展が盛況/省力化、低コストに注目 |
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第67回山形県農林水産祭の一環として、「第94回山形農業まつり農機ショー」が、山形県農機協会の主催、山形県、山形市、中山町の後援により、9月2〜4日の3日間、東村山郡中山町長崎にある最上川中山緑地公園内で開催された。これまでの農機ショーの中でも、多くの来場者が注目してきた商品説明会は、今年も2、3の2日間、各日3回行われ、ヰセキ東北、三菱農機販売、南東北クボタ、ヤンマーアグリジャパンが参加。商品説明と実演を行い、各社とも低コスト化、省力化を実現する最新鋭の製品を実機を使用してわかりやすく紹介した。
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農機用油の規格化へ/日農工が5回目の油脂技術交流会 |
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一般社団法人日本農業機械工業会(木下榮一郎会長)は8月30日、都内の機械振興会館で、第5回農業機械油脂技術交流会を開催し、農機およびディーゼルエンジンオイルの規格などについて情報を交換した。会場には、同会会員のほか、石油会社、添加剤メーカー関係者ら約50人が参加した。冒頭あいさつした油脂技術分科会の妹尾常次良分科会長は、農機用油脂には専門性が必要だが、規格の形が見えてきていると述べ、この1年の間の活動内容を紹介すると交流会の意義を示した。プレゼンテーションは、国内小型トラクタの市場要求について(井関農機・藤田武利氏)など5題が行われた。
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ニッカリに農林水産技術会議会長賞/農林水産・食品産業技術振興協会・民間の農林研究開発功績 |
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農林水産省及び農林水産・食品産業技術振興協会は4日、平成29年度(第18回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」の受賞者を決定のうえ発表した。農機業界からは、農林水産技術会議会長賞に「腕上げ作業補助器具“腕楽っく”の商品化」でニッカリの保田将史氏及び元ニッカリの大西久雄氏が選ばれた。受賞の業績紹介では棚果樹栽培での作業者の負担を軽減するため、腕上げ作業を補助する器具を開発したとし、「本機は、動力を必要とせず、1.8kgと軽量で、任意の高さで腕を支えることができる。農業分野だけではなく、腕を上げた状態での作業が想定される造船、電力、建築等他産業への適用も可能」と高く評価されている。
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野菜シンポジウムが盛況/野菜需給協議会、農畜産業振興機構 |
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野菜需給協議会及び農畜産業振興機構は8月31日、「やさいの日」にちなみ、都内のイイノカンファレンスセンターで「野菜シンポジウム」を開催した。野菜をもっと知ってもらい、たくさん食べてもらう目的で毎年開催されているもので、今年は「美味しい野菜は活力源」をテーマに、2講演が行われた。開会挨拶した同機構理事長の宮坂亘氏は「野菜消費は家庭によるホール野菜から、中食・外食による加工野菜へシフトしており、今後も後者が増えていくだろう。それに伴い美味しい野菜を見極める目を養う機会が減っており、家庭による野菜消費が今後の健康生活にも重要となる」と語った。
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林業成長産業化総合対策打ち出す/平成30年林野予算概算要求 |
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林野庁は8月末、平成30年度林野庁関係予算概算要求の概要をまとめ、公表した。それによると、平成30年度の概算要求額は、公共事業、非公共事業とを合わせ3566億1000万円となり、平成29年度の当初予算額に比べて120.7%となった。林業の成長産業化と森林資源の適切な管理を実現する予算との位置づけで、政府が今年6月に閣議決定した「未来投資戦略2017」で示された対策を具体化するための新施策として、総額300億円にのぼる「林業成長産業化総合対策」を打ち出したのが大きな特徴。路網整備・機械導入の集中的な実施や主伐・再造林の一貫作業の推進などの取り組みを支援する内容となっている。
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28年の木質ペレット生産量は12万t/林野庁まとめ |
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林野庁は8月28日、「平成28年における木質粒状燃料(ペレット)の生産動向について」まとめ、公表した。それによると、平成28年における木質ペレットの生産量は12.0万tとなり、前年から0.1万tの増加。対前年比で100.5%の微増だった。一方で平成28年の木質ペレットの輸入量は前年比49%増の34.7万tに急伸、この結果、木質ペレットの自給率は平成27年の34.0%から8.3ポイントも減少し、25.7%へ下落している。主にカナダ、ベトナムからの輸入が増加したためだ。
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直接出荷の割合上昇/木材流通構造から見た林業 |
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自給率がかつての底から年々上昇している国産材など木材の流通はどのように変化してきているのだろうか。農林水産省大臣官房統計部ではこのほど、「平成28年木材流通構造調査」で現状を明らかにした。その結果、国産材、製材品、合板及び集成材は、供給サイドから需要者への直接出荷の割合が上昇しているなど変化してきていることが分かった。前回の調査である平成23年に比べ「製材工場等へ」の直接出荷が国産材では41.8%と0.4ポイント上昇した。
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防護服シリーズを刷新、女性用小サイズも/ハスクバーナ・ゼノア |
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ハスクバーナ・ゼノアはこのほど、チェンソー作業に欠かせない防護服シリーズのモデルチェンジ製品およびラインアップ追加商品、また、エンジンソー向けとバッテリーチェンソー専用のカービングバー(チェンソーアートに使用)を発表した。防護服シリーズについては、安全性とともに快適性を高め、小柄な女性向けサイズ、夏用ジャケット、吊りズボンタイプを加えるなど、商品の幅を一段と広げている。
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芝草のストレスを軽減する「ターフビガー936エコノ」/バイケミックジャパン |
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バイケミックジャパンの芝生用・有効微生物植物活力剤「ターフビガー936エコノ」は、芝のストレスを和らげ、美観に優れた健全な生育をもたらすと高い評価を得ている。特に、ベントグリーンの夏越しに最適であり、過酷な高温ストレスにおいて根量や芽数の減少を防ぎ、免疫力を上げ耐病性を高める。同製品は、特許を有する高性能菌種とバイオ生理活性剤及び主要三要素、微量要素を組み合わせ一体化し、温度乾燥、物理的損傷、その他の環境条件に関連する芝草のストレス耐性を高めるよう設計されている。
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キャニコムの企業戦略、理念を包行会長に聞く |
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キャニコムは農業・土木建設用機械、林業用運搬車・草刈り作業車、産業用機械などを製造販売している。商社には頼らず、社員を世界各国に派遣し、その土地に合わせた商品の開発・提案を行うなど、海外にも積極的に展開する。2020年の新工場完成に向けて、新たに組織を改編した包行均会長に、組織改編の背景、人事戦略や今後の会社の方向性などを伺った。
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水田フル活用に貢献するトラクタ・作業機 |
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水稲は、早いところでは収穫が始まっている。農機市場は農閑期の商戦に入っていくが、年間を通して圃場で活躍するのがトラクタ・作業機。近年では、水田フル活用の政策のもと、麦、大豆作の高品質、省力化に各種のトラクタ・作業機が活用されている。また、国産野菜へのニーズが高まり、加工・業務用などの規模拡大が進み、従来より大型の機種が野菜作に導入されるケースも増えてきた。農家の高齢化や女性農業者への対応として、安全性の向上も大きな課題だ。トラクタ関連の話題を拾った。
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美味しい米の品質守る米関連機器新技術 |
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各地で米の新品種が続々とデビューし、ポストコシヒカリを狙うブランド米競争が加速している。近年発表されただけでも、新潟県の「新之助」や岩手県の「金色の風」、富山県の「富富富(ふふふ)」、福井県の「いちほまれ」、石川県の「ひゃくまん穀」、来年デビューする山形県の「雪若丸」など、片手に余るほどの銘柄がある。各県とも自治体をあげて美味しいブランド米をPRしており、消費者は自らの好みや気分で銘柄を選べるようになった。間もなく新米が店頭に並ぶ季節、いろいろな銘柄を食べ比べて楽しむ人も多いだろう。活気に満ちる米関連の話題を拾った。
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秋商戦を迎え宮崎県市場が活性化 |
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宮崎県は九州の東部に位置し、総面積の7735平方kmのうち、農地は679平方kmで8.8%を占める。「日本のひなた宮崎県」に象徴されるように平均気温が高く、温暖な気候に恵まれ、日照時間・快晴日数は全国トップクラスにあるなど優れた自然条件を有しており、農産物の生育に適している。農機市場に目を向ければ、昨年度は排ガス規制の反動により、トラクタ・コンバインの販売台数が減少したが、今年度に入って回復傾向にある。秋商戦を迎え農機市場が活性化する宮崎県を取材した。
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ロボトラなど体験/南相馬市で先端技術フェア |
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経産省、農林水産省、福島県は8月27日、南相馬市の福島県立テクノアカデミー浜で、土地利用型農業を主対象とする「先端農業技術体験フェア〜日本の農業の最先進地域『浜通り』を目指して〜」を開催した。東日本大震災及び原発事故で失われた浜通り地域などの産業基盤の再構築を目指す福島イノベーションコースト(国際研究産業都市)構想を基とし、先端技術を活用した農林水産業の再生を目的にしたイベントだ。
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