各地で進むオーガニックビレッジ/関東農政局がみどり戦略勉強会

関東農政局は1日、第46回みどりの食料システム戦略勉強会をオンラインで開催した。
これは同戦略に関係するテーマについて毎月オンラインで学ぶ勉強会で、今回は「有機農業の現場の取組について」が主題。
全国各地で進むオーガニックビレッジの活動で、「オーガニックプロデューサー」として、地域での相互理解・合意形成を軸に、生産体制から販売拡大までを伴走支援した㈲コートヤード代表取締役の新田美砂子氏が「オーガニックビレッジ事業の鍵~地域活性×農業の視点」と題して講演した。これには全国から自治体・行政関係者をはじめ、約200名の農業関係者が参集した。
新田氏は自己紹介の後、オーガニックビレッジ事業について説明。農林水産省は「有機農業の生産から消費まで一貫し、農業者のみならず事業者や地域内外の住民を巻き込んだ地域ぐるみの取り組みを進める市町村」をオーガニックビレッジとして順次創出し、先進的なモデル地区として横展開を図っていると述べた。そして、同事業は単なる農業政策ではなく、地域政策も絡んでおり、持続可能な農と食を創る地域作りの取り組みであることが特徴だとした。
同事業には①生産者・行政一体型②生産者主導型③行政主導型─の3パターンがあるものの、地域によって環境保全型農業への取り組み方の歴史・背景・状況がそれぞれ異なることから、単に成功事例の横展開をすれば上手くいくとは限らないと説明。さらにかつての農業を中心とした地域共同体が希薄化し、地域内のつながりが薄れ、孤立化が進んでいるという。
そこで、オーガニックビレッジを地域ぐるみの事業として進め、生産・流通・消費の連携基盤作りを通して、地域内の新しいつながりを構築していくことが必要になるなどと強調した。





