東洋農機に優良表彰/北農工が通常総会

一般社団法人北海道農業機械工業会(佐々木通彦会長)は14日、札幌市内で76回通常総会を開催した。会冒頭、議長に選出された佐々木会長は「中東問題で石油製品が入りづらくなっていることや先行きの不安がある中、当工業会としては、皆様のお話を聞きながら業界発展に寄与していく所存である。総会においても忌憚のないご意見を頂戴したい」などと挨拶した。
次いで、令和7年度農業機械出荷調査結果、令和7年度事業報告・同収支決算、令和8年度事業計画・同予算など9議案を審議し、いずれも事務局原案通り可決・承認した。
新たな正会員として㈱エイコーウェルネスが昨年7月1日付で入会。賛助会員のかるちコンサル石村と三菱農機販売㈱北海道支社がいずれも3月31日付で退会し、正会員28社、賛助会員29社の計57社となった。
役員が選任され、新理事に山田征弘氏(東洋農機㈱代表取締役社長)と亀井宏眞氏(日農機製工㈱代表取締役社長)が新理事に就任した。
第36回国際農業機械展in帯広が来年開催されるにあたり、主催団体および開催委員会役員の就任と負担金協力要請に応じることとした。
総会後、優良農業機械・施設等開発改良表彰が行われ、知事賞及び北農工会長賞を東洋農機㈱のけん引式スプレーヤBOOM3 TTS60DTV25が、北農工会長賞を㈱IHIアグリテックのコンビネーションベーラJCB1810が受賞した。
功労会員への会長感謝状贈呈では、50年正会員の㈱福地工業、北海バネ㈱、北海道ホンダ販売㈱、30年正会員のオサダ農機㈱、30年賛助会員の㈱アイデーイーシーにそれぞれ感謝状が贈られた。
会員企業の従業員功労表彰では㈱IHIアグリテックの栗原伸、同社の須藤雅勝、㈱エフ・イーの真嶋竜也、北海道ニプロ㈱折口猛、北海バネ㈱の笠井政勝の各氏が当該企業および農機業界への貢献度の高さが称えられ表彰を受けた。その後、来賓の経済産業省北海道経済産業局地域経済部の藤田真理子次長と北海道経済部産業振興局の北風浩局長が祝辞を述べた。
優良農業機械・施設等開発改良表彰を受けた東洋農機㈱山田社長と従業員功労表彰者を代表して北海バネ㈱の笠井氏がそれぞれ謝辞を述べたのち、受賞者は関係者とともに記念撮影を行った。
特別講演会では、「AIカメラの農業への応用」と題し、北海道大学大学院農学研究院ビークルロボティクス研究室の楊亮亮准教授が講演。農業機械の歴史を辿るとともに、コンピュータの登場と小型化、通信技術の進化、スマートフォンによる小型集約化等を経て、スマート農業の本格普及の土台が作られるに至った流れを説明。5GとAIを活用したスマートトラクタシステムの確立やAIによる画像認識などと、自動操舵などの既存のスマート農業技術を組み合せることで現在行われている農業用ロボットアームやカボチャ、ブドウ等の収穫実証などの研究と将来の可能性について解説した。
続いて行われた受賞祝賀会では、来賓紹介の後、佐々木会長の発声で乾杯し、和やかな雰囲気の中、参加者の交流が図られた。
本田雅義副会長(本田農機工業㈱代表取締役)の音頭による手締めで会が結ばれた。






