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令和8年7月6日発行 第3604号 掲載

中堅農家向け田植機など/井関農機の下期新商品

 井関農機㈱(小田切元社長)が6月11日発表した2026年度下期新商品のうち、トラクタ「BBシリーズ」、田植え機「PR3シリーズ」、2輪管理機「KSYシリーズ」、小型管理機「KSM4」、ミニ耕うん機「KSV7」、耕うん機(ガソリンティラー)「KSC8」、歩行型たまねぎ収穫機「VHU200」を紹介する。
 【ヰセキトラクタBBシリーズ】
 コンパクトで使いやすく、安全装備を充実させた小型トラクタBBシリーズを発売。本商品は、ヤンマーアグリ㈱との開発・生産分野における協業拡大のもと、共同開発した。
 《開発のねらい》
 小型トラクタの主な市場である中山間地域では、耕うんなどの作業において、狭い圃場でも扱いやすいコンパクト性と、優れた操作性、高い安全性が求められている。今回、このような要望に応える形で、小型トラクタBBシリーズを商品化した。
 〈発売型式〉BB14(14・5PS)、BB17(17・5PS)、BB19(19・5PS)
 〈主な特徴〉
 ①優れた操作性=パワーステアリングと視認性の高いメーター類を採用し、高齢者や初めて使用するユーザーでも使いやすい。
 ②コンパクト性=中山間地域の水田や小区画ほ場でも扱いやすいコンパクトな機体に、ねばり強い出力のエンジン搭載。
 ③安全機能=略
 〈発売時期〉2026年6月
 〈希望小売価格〉(税込み)
 BB14=185万5700円―227万2600円、BB17=199万3200円―232万7600円、BB19=208万6700円―254万7600円
 【ヰセキトラクタT8SN】
 大型トラクタBIG―Tシリーズ内で最大エンジン出力のクラス「8S」に改良を加えたN仕様を新たに発売。
 《開発のねらい》
 今回、T8Sシリーズ(225―305PS)の基本性能を継承しながら、より進化したT8S―Nシリーズとしてラインアップ。
 〈主な特徴〉①AGCO POWER社製ハイパワーエンジン搭載②最適な作業速度を実現するCVTミッション(V型)③機械情報を表示し設定できる「データトロニック」(X型)。
 〈希望小売価格〉
 オープン価格
 【ヰセキ田植機PR3シリーズ】
 《開発のねらい》
 担い手・中堅農家からは作業の容易化、低コスト化の要望が多くあがっている。このような担い手層、および中堅農家層に向け、従来機の優れた操作性や高い植付性能を継承し生産コストの低減をサポートする新機能を搭載した田植機PR3シリーズを投入する。
 〈発売型式〉「さなえ」PR53(5条植)、PR63(6条植)、PR73(7条植)
 〈主な特徴〉①全型式に水冷3気筒を搭載②軽い力で操作できる「さなえDXシフト」(Q型除く)、おかえリターンレール(Q型除く)③直進アシスト&旋回アシスト(Z型)④育苗のロスを削減する「苗量アジャスト」(Z型)。1反(10㌃)の施肥量を設定すると、施肥量を自動コントロール。ムラを抑えて施肥することができる「施肥料アジャスト」(ZF型)⑤マップデータ連動可変施肥が可能。
 〈希望小売価格〉(税込み)
 PR53=304万5900円―406万100円、PR63=317万1300円―508万9700円、PR73=410万3000円―552万3100円
 【ヰセキ2輪管理機KSYシリーズ】
 《開発のねらい》
 プロ農家用の管理機は年間を通じて使用するため、基本的な使いやすさをはじめ、作業に応じた最適な作業速度の設定や、細かなハンドル位置の切換などが必要とされる。今回、このようなプロ農家向けに新型管理機KSYシリーズを商品化。
 〈発売型式〉 KSY4(4・2PS)、KSY6(6・3PS)、KSY7(7・0PS)、KSY8(8・5PS)、KSY10(10・2PS)
 〈主な特徴〉
 ①高い汎用性▽多様な作物やうね形状に対応=整形機や各作業機を付け替えることで平うねから高うねまで様々な野菜用うね作りや、整形同時マルチ作業などができる。重心が低いので、機体バランスが安定しており、土質や作物に合わせた最適な作業が可能(KSY4除く)▽作業に応じた変速が可能(F6型)=土の硬さや深さ、土の量に合わせて爪軸の回転速度を正転6段・逆転4段に調節でき、作業に応じて最適な回転速度を選べる▽コンパクトな機体=中耕や牽引培土作業に適したコンパクトなボディー(KSY4)。
 ②優れた操作性▽手元集中レバー=作業に必要なレバー類を手元に集中配置しているので、オペレータはハンドルから手を離さずに操作ができる▽セルスタータ(G型)=キースイッチを回すだけで簡単にエンジンを始動できる。エンジン始動に力やコツが要らないので、高齢の方や力の弱いユーザーでも簡単にエンジンが始動。
 ③高い安全性▽ロータリバックけん制=ハンドルが正位置の状態で後進しようとすると、ロータリが止まるので、オペレータがロータリへ巻き込まれるのを防ぐ▽始動安全装置=主クラッチが「入」状態でセルを回したりリコイルを引いたりしても、エンジンが始動しないので、不意の飛び出しを防ぎ安全。
 〈発売時期〉
 KSY4=2026年5月、KSY6、KSY7=2026年2月、KSY8、KSY10=2026年3月
 〈希望小売価格〉(税込み)
 KSY4=20万5700円、KSY6=33万5500円―47万5200円、KSY7=34万7600円―48万7300円、KSY8=46万2000円―59万6200円、KSY10=48万9500円―61万4900円 【ヰセキ小型管理機KSM4】
 《開発のねらい》
 キャベツなどの栽培では、作物に干渉しにくい小型管理機で牽引式の作業で雑草処理を行う。このような作業には小型で扱いやすい管理機が要望される。
 〈発売型式〉=KSM4(4・2PS)〈主な特徴〉①軽量コンパクト②4・2PSアシストリコイルの採用。
 〈発売時期〉2026年5月
 〈希望小売価格〉(税込み)
 19万2500円―21万3400円
 【ヰセキミニ耕うん機KSV7】
 《開発のねらい》
 国内の管理機・耕うん機の販売台数の多くは一般家庭での家庭菜園や農家の自家用野菜栽培に用いるミニ耕うん機・車軸管理機が大きなウエートを占めている。このような用途では扱いやすく、安全なミニ耕うん機が求められている。そのような要望に応えて商品化した。
 〈発売型式〉KSV7(7・0PS)
 〈主な特徴〉①セルスタータ採用②レバーやスイッチ類を手元に配置。主クラッチが「入」の状態でセルを回したりリコイルを引いたりしてもエンジンが始動しない安全機構。
 〈発売時期〉2026年6月
 〈希望小売価格〉(税込み)=45万2100円―50万6000円
 【ヰセキ耕うん機(ガソリンティラー)KSC8】
 《開発のねらい》
 農道が狭くトラクタが入れないような中山間地域や、段々畑の点在する山間地域の圃場では耕うん機により作業が行われている。このような地域では農業が主産業となっており、農業経営を維持するためにも耕うん機は必要な機械となっている。
 〈発売型式〉KSC8(6・7PS)
 〈主な特徴〉①軽量な機械②優れた操作性③高い安全性=ロータリバック牽制など。
 〈発売時期〉2026年6月
 〈希望小売価格〉(税込み)60万6100円―71万8300円
 【ヰセキ歩行型たまねぎ収穫機VHU200】《開発のねらい》
 北海道以外のタマネギ産地では、大型収穫機の導入は難しいため、手作業での収穫も多く行われている。一方で、農家の高齢化や就労者不足により、小・中区画圃場での収穫も機械で行いたいという要望に応えた。
 〈発売型式〉VHU200
 〈主な特徴〉①人手での収穫は、掘り取り後のタマネギを適した葉長に切断し圃場に整列するため多くの人手を必要とした。タマネギ収穫機では掘り取りから整列まで1工程でしかも一人で行えるため作業効率向上と省力化を実現②マルチフィルムの裾をマルチ剥がしソイラで起こしながら、掘取刃で1工程2条分のタマネギを引き抜く。
 〈発売時期〉2026年4月
 〈希望小売価格〉(税込み)175万5600円―198万3300円
スマートコーシンシリーズ100万台突破/工進
 ㈱工進(小原英一社長・京都府長岡京市神足上八ノ坪12)が展開する充電式ガーデンツール「スマートコーシン」シリーズの累計販売台数が、2026年6月に100万台を突破した。草刈機、ヘッジトリマー、噴霧機、チェンソーなど、庭の管理や農作業に欠かせない機器を共通バッテリーで動かせる点が特徴で、環境負荷の低い充電式ツールへの需要拡大やガーデニング需要の高まりなどを背景に幅広い層から支持を集めてきた。
 同シリーズの特徴は3点。
 ①バッテリーを使い回せる「バッテリー共通システム」。18Vと36Vの2種を展開②エンジン式のような燃料準備や始動作業が不要で、差し込みとスイッチ操作だけで使用できる③静音性に優れ、住宅街や早朝の作業でも周囲に配慮しやすい―など。
 同シリーズを販売する販売会社の社長は「口コミで評判が広がって、新製品が発売されるとすぐに注文が入る。バッテリー式なので、エンジンをかけることが難しくなってきた年配のお客様にも評判だ」と人気の背景を説明する。
 工進では誰でも手軽に安全に使えるツールを掲げ、改良を重ねてきた。「ご愛顧いただいたお客様に感謝するとともに、今後も快適な作業を支える製品開発に努める」としている。

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