ショベルの取説検索アプリ開発/住友建機

住友建機㈱(三觜勇社長)と住友重機械工業㈱(渡部敏朗社長)はこのほど、油圧ショベル向け取扱説明書検索アプリ「InCab@Nav(インキャブナビ)」を共同開発した。
オペレータがスマートフォンやタブレットに向かって質問をすることで、質問に対応する取扱説明書の内容を検索し、要約して提示。これにより、油圧ショベルの機能活用や使いやすさの向上、現場における疑問の自己解決など新たなユーザーサポートを実現する。
【開発の背景】
近年、油圧ショベルをはじめとした建設機械では高度化・多機能化が進み、現場で活用できる情報や機能の幅が大きく広がっている。
一方で、現場環境や作業内容、人員構成の多様化から、経験値の異なるオペレータが同じ建設機械を扱うケースが増えている。
こうした現状を踏まえ、作業中に必要な建設機械の情報を、紙や画面で探すことなく、よりスムーズに確認できる環境づくりが重要になっている。
その課題に対応するために、住友建機と住友重機械は、生成AIおよび自然言語技術を活用し、建設機械のユーザーが聞きたいことをその場で、様々な国の言語でも簡単に質問できる新しい情報アクセス手段として、アプリの開発に着手した。
【概要と特徴】
油圧ショベルの取扱説明書内の必要な情報への直感的かつ迅速なアクセスを可能とする、スマートフォン・タブレット向けの自然言語に対応するアプリ。油圧ショベルの活用価値を最大限に引き出すとともに、オペレータの作業中断時間の低減や油圧ショベル導入初期教育の負担減などにも貢献する。
①オペレータから自然な言葉で質問を受け、必要な情報を要約して画面上に表示
②油圧ショベルの操作方法や機能に関する疑問のその場での自己解決を支援
③経験の浅いオペレータでも使いやすい設計
④多言語対応により、様々な国籍の人が働く現場でも使用可能
【仕組み】
①音声またはテキストで質問(例「操作方式の切り替え方を教えて 」「シートの高さはどうやって調整する?」など)
②アプリが入力内容を解析し、取扱説明書のデータベースから該当情報を検索
③該当箇所を要約・抽出し、関連する画像とセットで分かりやすく画面表示する。取扱説明書のページをめくることなく、必要な情報に素早くアクセスすることが可能。
住友建機および住友重機械は、今後も建設機械の使いやすさ向上と、建設現場の生産性・満足度向上に貢献する技術・サービスの開発を進めていく。






