コマツ:ハーベスタとフォワーダで生産性の向上図る/林業機械特集

コマツ(今吉琢也社長・東京都港区海岸1の2の20)は、林業機械事業を建設機械、鉱山機械に続く「第3の柱」と位置づけている。国内需要は安定的に推移しており、成長事業の一つとして捉えている。
昨年5月からは、100%子会社で林業機械の製造販売を行うスウェーデン・コマツフォレストABの製品を用いて、日本現場でCTL工法のトライアル導入を開始。
CTL工法とは、欧州などで一般的な林業の工法で、林地内でタイヤ式ハーベスタが立木の伐倒と枝払いを行い、長さを揃えてタイヤ式フォワーダが搬出。この2機種を使って、日本の従来工法よりも少ない人数かつ少ない機種で木材生産の一連のプロセスを行う。
日本は林業先進国である北欧諸国に並ぶ広い森林面積を有し、木材生産において高いポテンシャルがある。ただ、油圧ショベルをベースとした機械が主流で、生産プロセスごとに数種類の機械を用いる工法が一般的であり、急峻な地形が多い日本の山林では海外製のタイヤ式の適用が難しいと考えられていた。
一方、昨今では林業従事者の減少や人手不足の課題を背景に、機械化工法への注目が高まっている。CTL工法は木材生産における生産性・安全性の向上、コスト低減の効果が期待できる。
また、機械から得られる位置情報や生産計画・実績などのデータと、現場の樹種の分布情報を可視化。伐採や搬出時の最短ルートを解析する森林管理ソリューションを組み合わせ、効率的な施業管理による生産性の向上を目指している。
今年1月から、伐倒・枝払い・玉切りを行うハーベスターヘッドを装着した「PC138US―11ハーベスタS92仕様」及び「PC138US―11ハーベスタC93仕様(モデルチェンジ)」の販売を開始した。






