オートコンバインが新登場/ヤンマーアグリ

ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリ㈱(所司ケマル社長・岡山県岡山市中区江並428)はこのほど、新製品として①自動化で負担軽減に貢献するオートコンバイン「YH1170,A」②ヤンマー独自の「密苗」技術×ICT活用により作業負担を軽減する乗用田植機「YR06」「YR08」③中山間地・畑作地などに適したコンパクトなトラクタ「NKシリーズ」(井関農機と共同開発製品)を発表した。発売は、オートコンバイン「YH1170,A」が今年6月1日、乗用田植機「YR06」「YR08」が10月1日、トラクタ「NKシリーズ」が6月1日。今回はこのうち普通形オートコンバイン「YH1170,A」、乗用田植機「YR06/YR08」の商品概要を紹介する。
普通型オートコンバイン「YH1170,A」は、近年、農地の集約化による経営規模の拡大や、就農者の減少・高齢化に伴う人手不足を背景に、特に大規模農家や農業法人などの大型クラス市場では、作業の省力化、効率化できる農業機械への需要が高まっている。同機は、オペレータが乗車した状態で、直進・隅刈り・旋回・刈高さ調整・排出移動・中割りの位置決めが自動化されることで、最短2周目から高精度な作業が可能になる。
オペレータは周囲の確認や作物の状態に合わせた操作に集中でき、オペレータの熟練度に依存せずに安定した作業ができるとともに、長時間でも負担の少ない収穫作業を実現する。
商品概要、価格、主な特徴は次の通り。
〈商品概要〉▽商品名=オートコンバイン「YH1170,A」▽発売日=2026年6月1日▽商品価格=2230万8000円―2367万2000円(税込み、メーカー希望小売価格)
〈主な特徴〉
①用途に合わせて選べる3つの自動モード。最初の1周を手動操作で刈取ることで、圃場の外形を登録した後は、圃場の条件に応じて3つの自動モードを組み合わせることで、自動操舵による効率的な作業が可能になる。
▽「オートコンバインモード」=直進・刈取昇降・隅刈り・旋回・排出移動・中割りといった刈取作業の全ての操作を自動化する。作業に不慣れなオペレータでも、熟練者と同等の精度で作業を行うことができる。隅刈りを自動化したことにより、2周目からオートコンバインモードを使用することができる。
▽「枕地直進モード」=短辺が短く、横に長い圃場の場合などに最適なモードで、旋回のみ手動で行い、直進は自動で行う。登録した圃場の外周に合わせて自動直進を行うためオペレータの負担を軽減する。
▽「直進モード」=設定した基準線に対して平行に自動直進する。大豆や子実用トウモロコシなどの畝のある作物の収穫やオートコンバインモードが使用できない複雑な形状の圃場でも、直進の自動操舵が可能。
②複雑なハンドル操作が必要な「隅刈り」の自動化を実現。複雑なハンドル操作が必要な「隅刈り」作業が自動ででき、最短2周目からオートコンバインモードの使用が可能。また、「リール下降連動」により、隅刈り時の稈こぼれを防止し、さらに刈取部の角度を自動で制御する排わら避け機能で、前工程で排出されたわらを回避する。
③高速作業でも丁寧に脱こく、ロスなく選別。脱こく時はスクリューこぎ歯で作物を傷めずに搬送することができる。ローター回転変速レバーは3段の設定(稲・麦用/子実コーン用/大豆用)が可能で、機体後方のレバーで簡単に、作物に合った回転速度に変更することができる。選別時は、2つのチャフシーブと理想的な風の流れでロスを少なくきれいな選別が行える。排わら量を検出し、チャフシーブの角度と唐箕風力を自動調整。さらに、運転席に座りながら手動でのダイヤル調整も可能になり、状況に合わせて最適な選別が可能になる。
【適応作物】オートコンバインモード・枕地直進モード=稲・麦・ソバ直進モード=稲・麦・ソバ・大豆・小豆・子実用トウモロコシ。






