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令和8年6月1日発行 第3600号 掲載

密苗とICT活用の田植機/ヤンマーアグリ

 同社は、ヤンマー独自の「密苗」技術×ICT活用により、作業負担の軽減と高精度・高効率な植付けを実現する乗用田植機「YR06」「YR08」を、今年10月1日に発売する。
     ◇
 近年、就農者の減少・高齢化に伴う担い手不足の進行、農地の集約による経営規模の拡大などを背景に、大規模農家や農業法人などの大型クラス市場を中心に、省力化・効率化に貢献する農業機械へのニーズが高まっている。
 乗用田植機「YR0シリーズ」は、ヤンマー独自の「密苗」技術により、苗箱数を最大3分の1に低減することで、資材費や作業時間の削減など、省力化と低コスト化に貢献する。また、ICT技術を活用した各種アシスト機能(直進アシスト、苗量アシスト、施肥量アシスト、感度アシスト)により操作の負担を軽減し、オペレータの経験に左右されない高精度・高効率で安定した移植作業を実現する。
 他にも、カラーディスプレイやリバーサーレバーの採用により、操作性と快適性が大きく向上し、長時間の作業でもストレスを感じさせない快適な作業環境でオペレータの負担や疲労の軽減にも貢献する。
 商品概要、価格、主な特徴などは次の通り。
 ▽商品名=乗用田植機YR06/YR08▽発売日=2026年10月1日▽メーカー希望小売価格=382万8000円―711万9200円(税込み)
 〈主な特徴〉
 ①苗箱数を減らし省力化・低コスト化を実現する密苗技術(T仕様)=密苗技術は、苗箱数を最大3分の1に低減し、播種・苗運搬時間を最大3分の1に削減、育苗資材費を最大2分の1に削減することができる。苗箱や培土などの資材費や播種や苗運びにかかる時間・人件費の削減、重労働による身体的負担の軽減など、大幅な省力化・低コスト化・労力軽減などを実現することができる。
 密苗仕様(T仕様)は縦取量5―14㍉と従来機と比較して最大縦取量が2㍉アップしたことで、10㌃当たりの使用苗枚数の適応範囲が拡大、品種の異なる苗や使用苗枚数の違いにも柔軟に対応できるようになった。
 ②湿田走破性が向上した高馬力ディーゼルエンジン=従来機から約10%出力アップした23・4PSの「3TNV76」を搭載。「メカ式」「HST」、2つのミッションの長所を兼ね備えて伝達効率のよさと操作のしやすさを両立したヤンマー独自のトランスミッション「HMT」により、馬力ロスも少なく、余裕を持って田植え作業が行える。
 ③高精度な作業と旋回を自動化するRTKアップグレードキット(G仕様ディーラーオプション)=直進アシスト仕様(G仕様)にRTKアップグレードキットを取り付けることで高精度な位置情報の取得が可能になり、誤差±2―3㌢の作業精度を実現する。さらに、旋回アシストにより、旋回を手放しで行え、神経を使う旋回時の条合わせも自動化され、オペレータの負担を軽減する。Uターン旋回、Rターン旋回に対応し、外周作業以外のほぼすべての工程がハンドル操作不要で行える。

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