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令和8年6月1日発行 第3600号 掲載

環境展でプラスチック材質判別装置披露/山本製作所

 ㈱山本製作所(山本丈実代表取締役・本社=山形県天童市、東根事業所=山形県東根市大字東根甲5800の1)は、5月20―22日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催された「2026NEW環境展」に出展し、プラスチック材質判別装置「ぷらしる」と新製品の「ぷらしるTAct(タクト)」を出品し、多くの来場者から関心が寄せられた。
 「ぷらしるTAct」は、NEW環境展にて初披露された。
 対象物をセンサーにかざすだけで1秒以内に自動判別でき、ボタン等の操作なしでテンポのいい分別が可能。据え置き型でセンサーを持つ必要がなく、作業の流れを止めずに分別ができる。判別結果はモニターによりひと目で確認ができ、判別結果の表示方法はユーザーが作業現場に合わせて変更が可能である。
 判別可能材質は、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)、PC(ポリカーボネート)、ABS樹脂、PVC(ポリ塩化ビニル)―など。
 近赤外線分光法にて約0・6秒で判別が可能で、スーパーマーケットのセルフレジのように簡単に作業ができる。
 同社の「プラスチックの材質判定装置の開発」の業績は、令和8年度科学技術賞・技術部門の文部科学大臣表彰を受賞した。同賞は、中小企業、地場産業等において、地域経済の発展に寄与する優れた技術を開発したモノが対象となっている。
 同開発は「どこでも・誰でも・簡単に」を設計コンセプトに、リサイクル現場の課題解消と業界全体のマテリアルリサイクル率向上のほか、各方面での分別ツール利用や編成調査・環境教育場面で社会全体の環境意識向上に寄与していることが評価された。
 開発に携わった環境機器事業部技術グループの大森健司研究員は「ぷらしるTActは今回、初披露となる。素早く判別が可能で、指揮者がタクトを振るように作業ができるため命名した。来場者の関心も高く、多くの問い合わせをいただいた」と語り、手応えを感じていた。

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