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令和8年6月1日発行 第3600号 掲載

タイショー:土作り支えるブレンド施肥/野菜・畑作関連機器特集

 ㈱タイショー(小薗井正美社長・茨城県水戸市元吉田町1027)が今年2月から発売している肥料散布機「ブレンド散布機ライトBL―210」は同社の見込み通りに動き、今後のさらなる需要確保に期待は大きい。同社は、すでに25―100PSトラクタ対応のブレンド散布機BLDシリーズによる〝ブレンド散布〟で現場からの支持を得、BL―210は、そうした機能を小型トラクタでも、という現場の声に応えて開発した。散布可能肥料は、粒状、砂状、鶏ふん、有機ペレット米ぬか、魚粉・骨粉(乾燥したもの)、菜種油粕で、多種類の肥料を同時に混合し効率的に散布作業が進められるのが魅力。
 現場では、大規模農家でも中古のトラクタに同機を装着し、施肥専用機として活用しているケースがあり(同社・荻沼巧営業部長)、需要先は中小規模農家には限らないとのこと。また、地元の関東地域はもとより、中四国や九州など西日本からの引き合いも多いという。さらに、畑作主流の需要先を設定していたのに加え、BLDシリーズでは田の秋起こし時に同機による施肥を進めるユーザーもあり、異常気象が常態化する中、安定した収量や品質維持・向上に結びつく土づくり意識が浸透・拡大しているのは確かだ。
 米価格の上昇で、関連機器に対する引き合いは活況が続いており、苗箱並べ機「ベルノ」やスチーム発芽器といった春物はもとより、秋商品の穀類搬送機(コンテナ)の生産・出荷にも追われている状況。ただ、「今後の米事情について楽観はできない。従来以上に畑作・野菜作における施肥機関係の需要掘り起こしに努めたい」(荻沼部長)と話す。
 そのため、新しい取り組みとして、「グランドソワーセレクション」と銘打ち、肥料散布機本体部、薬剤散布機本体部、コントローラーキット、フレームキットそれぞれのラインアップから各農家の営農に適したものをチョイスし、オリジナルの肥料散布機(薬剤同時散布機)を組み上げる提案を進めている。
 他方、すでに所有するグランドソワーについて、チェックリストに基づいた点検を促し、機械の延命化を図るとともに、使いやすい新型機への買い替え誘導を意識した取り組みにも注力する考え。
 農家のメリット追求はもちろん、農機販売店の実績づくりに寄与する提案として、地元の関東から全国展開へと拡大していく。

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